医学生の一日@オンラインイベント
2021年1月12日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大森医院, 医学教育
筑波大学医学群医学類6年の木塚です。先日開催された“地域医療を語ろう~地域医療ってそもそも何?~”というオンラインイベントの模様を紹介させていただきます。
もともと地域医療について語るイベントは、筑波大学の医学生を対象に筑波大学附属病院 総合診療科の有志の先生方が開催してくださっていました。しかし、現在はコロナ禍のために対面で話を伺う機会をつくることは難しく、かつ「もっと全国の医療系学生に地域医療を身近に感じてもらいたい」という思いがありました。そこで今回はこのイベントを全国の医療系学生を対象にオンラインで開催する運びとなりました。はじめての試みではありましたが、北は青森、南は長崎まで全国から30名を超える方にご参加いただきました。
イベントの第一部では「地域医療ってなに?」をテーマにグループディスカッションをしました。各参加者の地域医療に対するイメージを共有し、地域医療の定義を考えてみました。地域医療を言語化して説明することは難しかったですが、参加者同士で意見を共有することで“理解を深めることが出来た”、“視野が広がった”、“改めて地域医療について真剣に考える良い機会になった”というご感想をいただきました。
第二部では「これが俺の地域医療だ!」をテーマに木村先生と橋本先生が実践されている“地域医療”を熱く語っていただきました。リアルで心温まるエピソードに参加者全員、“”全集中!”で耳を傾けました。医療という既存の枠に縛られることなく患者さんやそのご家族に介入されている先生方の姿が目から鱗だった参加者も多かったようです。
またイベント終了後には懇親会を行いました。橋本先生力作の“地域医療双六”で盛り上がったグループもあれば、各参加者の地域のお正月あるあるで盛り上がったグループもあり、地域医療に興味を持つ医療系学生の交流を深めることできました。
全国の医療系学生の皆さんと交流できたことは私にとって貴重な機会となりました。最高学年として参加したものの参加者の皆さんのレベルの高さに圧倒されました。inputで理解したつもりになっていた知識を対話を通してoutputしてみると、想像以上に上手くいかず“思ったよりも地域医療を理解していない⁈”と感じる場面が私自身多くあったので、もっと知識も経験も今後積んでいきたいです。
次回、さらにパワーアップしたイベントを開催したいと考えておりますので、興味のある方は是非ご参加していただければ幸いです。
最後にこのイベントの開催にあたりご協力くださいました、前野先生、小曽根先生、高木先生、木村先生、橋本先生そして学生運営スタッフの皆さん、この場をお借りして感謝申し上げます。
【市民公開講座】終活フェス2020 開催のお知らせ
2020年11月24日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育
2020年12月2日23時47分追記ここから
【終活フェス2020延期のお知らせ】
全国および茨城県内の感染拡大状況を踏まえ、病院が主催するイベントという文脈を鑑み、
これまで、無観客で開催する選択肢も含め、慎重に検討を重ねてまいりました。
結果、今回の開催を延期することといたしました。
多数のお申し込みをいただいており、楽しみにしていただいている方が大勢いらっしゃるかと存じ上げますが、
どうぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
1年以上前から準備を進め、演劇のシナリオを地元中学生の演劇部員が製作し、日々困難な状況の中、練習に励んでくれていました。その他の多くのご関係者の方々も様々な形で、準備を進めてくれていました。
何らかの形で開催ができればと考えております。
皆様、どうぞご自愛ください。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
再開の見通しが立ち次第、再びお知らせいたします。
引き続き応援の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーーーーー(追記ここまで)ーーーーーーーーーー
人生の最期にどうありたいかを語ることは、
今をどう生きたいかを語ることでもあるのです。
この時期だからこそ、家族で今を大切に過ごすために、
話し合うきっかけにしていただければ幸いです。
日時:2020年12月5日(土)13時00分~17時30分
会場:かみす防災アリーナ
公式ホームページ:https://shukatsufes.xyz/
昨年度も【終活フェス】と題して、神栖市市民公開講座においてACP(人生会議)の普及を目的とした催しを開催致しました。
おかげさまで市民の皆様より、高いご評価をいただき、300名規模を動員するイベンにまで成長いたしました。そして、今年は、済生会本部より開催の依頼を受けるまでになりました。
3回目を迎える今年は、新型コロナウイルス感染症の流行状況を鑑みて、YouTubeでの同時ライブ配信も行い、会場内は政府の感染対策マニュアルに沿った措置を施した上で、開催いたします。
前回に引き続き、地元の中学・高校(清真学園)の演劇部と共にACP(人生会議)に関する演劇を創り、分かりやすい構成を心掛けました。
さらに、
地元の弁護士 安重洋介 氏による遺産や法律に関する講演、
地元の住職 吉本 栄昶(南夢明) 氏のご尽力により、
あの国民的喜劇俳優の大村 崑氏による講演も決定しました!
さらにすごいことに、
大物喜劇俳優、僧侶、弁護士、医師が一堂に会し、
あるゲームをします。
そのゲームの名は、『もしバナゲーム』
(iACPがCoda Allianceの許可を得て、翻訳・制作・出版しています)
人生の最期にどう在りたいか。
そんな難しい話題を考えたり話し合うことを助けてくれるカードなのです。
重病のときや死の間際に「大事なこと」として人がよく口にする言葉が書いてあります。
たとえば、「どのようにケアして欲しいか」、「誰にそばにいて欲しいか」、そして「自分にとって何が大事か」、という内容が各カードに記載されています。
この「もしばなゲーム」を国民的喜劇俳優、僧侶、弁護士、医師というメンバーが、生中継で意見交換をしながら進め、医師による解説を交え、開催予定です。
このように、豪華な内容でありながら、地元の人たちと共に作り上げた
アットホームなイベントになるのではないかと思っています。
人生の最期にどうありたいかを語ることは、
今をどう生きたいかを語ることでもあるのです。
この時期だからこそ、家族で今を大切に過ごすために、
話し合うきっかけにしていただければ幸いです。
開場に足を運ぶのは難しいかもしれません。
ぜひ、YouTubeでの同時ライブ配信をお見逃しなく!
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運営メンバー
第3回 終活フェス 〜神栖ココでずっと暮らすために〜
人生の最終段階の医療・ケアについて考える実行委員会
代表 細井 崇弘(1、2、3)
メンバー
海老原 稔(1、2)
高橋 弘樹(1、2)
佐藤 瑠美(1、2)
阪本 直人(1、2、4)
1:筑波大学総合診療科
2:神栖済生会病院 総合診療科
3:筑波大学 医学医療系 神栖地域医療教育センター 助教
4:筑波大学 医学医療系 地域医療教育学 講師
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【昨年度の内容はこちら】
開催報告『終活フェス 〜神栖ココでずっと暮らすために〜』 (2019年12月3日)
県立八重山病院とつくば総診をつないで、ヘルスプロモーション会議
2020年11月19日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育
沖縄県立八重山病院 総合診療科の酒井先生から「石垣島のヘルスケアをより良くしたい!」
という熱いラブコールを受け、県立八重山病院(沖縄県石垣市)とつくば総診(茨城県)をつないだ
Zoomミーティングが、本日実現しました。
未来医療GP『ヘルスプロモーション・コース』を見てくださったのがきっかけでした。
(恐れ入りますが、現在は新規募集を行っておりません)
阪本からは、神栖市での地域診断をはじめとしたヘルスプロモーションの取り組み(1)などをご紹介し、
今後、石垣島での住民と協同したヘルスプロモーションをどのように進めてゆけば良いか
というテーマで議論しました。
実は、私達つくば総診は、沖縄県立八重山病院の皆様には、普段からお世話になっているのです。
長年、筑波大学の医学生(5-6年生)の選択実習で、受け入れていただいていたり、
また、私の前職(亀田ファミリークリニック館山)の後輩達が、八重山病院 総合診療科での勤務をしていたことがあったりと、何かと繋がりがあります。
さて、今回は記念すべき第1回ということで、ミーティングの最後に写真を撮ろうという話になり、
普通のバージョンと、特別バージョンを撮ってみました。
「何か、いいポーズはないですか?」と酒井先生に伺ったところ、シーサーポーズがありますよ
ということで、シーサーポーズでお別れの挨拶をしました。
これが、新種の「さよならシーサーポーズ」です。
気に入ってくださった方は、ご採用ください。全国で流行るかもしれません。
今後も何らかの形で協働してゆきたいと考えています。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
【参考情報】
1)神栖市でのヘルスプロモーションの取り組み
・医学生による地域診断の取り組み
https://www.pcmed-tsukuba.jp/area/kamisu/case/community/diagnosis.php
・医療職100名が集まって開催:カミス『ココ』でずっと会議
https://soshin.pcmed-tsukuba.jp/wp/archives/4661
https://soshin.pcmed-tsukuba.jp/wp/archives/4818
https://soshin.pcmed-tsukuba.jp/wp/archives/4962
・終活フェス2020
https://shukatsufes.xyz/
オンライン教育カンファ、はじめました
2020年9月22日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 未来医療GP, 医学教育
(オンラインで集まってカンファレンスをしています)
今年度より月1回の教育カンファが始まりました!
新・家庭医療専門医の研修の一環として、今年度から月1回教育目的のカンファレンスをはじめました。それぞれ離れた場所で研修していてもカンファレンスに参加できるよう、オンライン開催となりました。
今年度は後期研修3,4年目のレジデントから、1,2年目のレジデントに向けて研修のためになるレクチャーを行っています。
これまでの発表内容は以下のとおりです。
5月 ポートフォリオの作り方+家族志向のケア
6月 小児思春期のケア
7月 プロフェッショナリズム
8月 研究
それぞれのレクチャーはわかりやすく、後期3年目の私としても改めて勉強になる内容であり、学年が近い先生によるレクチャーであるためお互いいい影響を受けながら研修をしていると実感しています。
今回はその中でも8月の研究の教育カンファについてご報告いたします。
8月の教育カンファでは「研究」というテーマで佐藤瑠美先生(後期3年目)にレクチャーを行っていただきました。
まず学会発表/Case reportにする症例選びについて、その後指導医の先生のコメントをいただきながら研究の種探しについてお話いただきました。
私自身は学会発表は何回か経験はありますが、研究はまだしたことがないので、勉強になりました。
今後自分自身も発表する機会があるため、しっかり準備をしていきたいと思います。
(後期研修3年目 海老澤由香)
プログラム説明会を開催しました
2020年8月31日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 未来医療GP
(参加者の皆さんありがとうございました!)
8月1日に当科のプログラム説明会がありました。私も研修についてのプレゼンを行いましたのでご報告いたします。
始めに前野先生より研修についてのお話をいただいた後、2名のレジデント、1名のスタッフの先生より実際の研修についてのプレゼンを行いました。その後懇親会としてブレークアウトセッションを数名単位で行いました。
私はなぜ筑波総診を選んだか、ということを中心にお話しました。
私は学生のころは小児科医になろうと思っていたのですが、筑波大学の病院見学の際に総合診療科に見学させていただいたのがきっかけで興味をもちました。初期研修医のときには大学の小児科、水戸協同病院の総合診療科をローテーションし、どちらにするか迷っていました。そこでそのときの感情を整理したところ、将来は地域で働きたいという思い、小児も高齢者もどちらも好きだという思いを踏まえ、小児科ではなく総合診療科を選びました。
実際に入局してみたところ、小児も高齢者もどちらも診れて楽しく、先生たちがやさしくて働きやすいところが多いと感じています。また、研修を送る上でレジデントデイがすごい大事だと思います。レジデントデイというのは、2か月に1回同期で集まって今の研修状況について話し合う場のことで、今の悩みなどもここで相談でき、非常に勉強になる場です。
入局してみて、鑑別診断はもちろん、診察の姿勢など医師としての基本となることを学びました。また、いわゆる難しい患者さんとも接していけるようになり、また、レクチャーも研修医の時よりスキルアップできていると感じています。
以上から、筑波大の総合診療科に入ることで成長することができたので、入局してよかったと思っています。
みなさんも、一緒に働いてみませんか?筑波でお待ちしています!
専攻医3年目 海老澤由香
【家庭医療学夏期セミナー】意思決定支援セッション
2020年8月26日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育
(セッションタイトルです)
(参加者の皆さん、ありがとうございました!)
こんにちは。専攻医1年目の村田俊介です。
8月9~10日に第32回学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナーが開催されました。
私たちもそこでセッションを出させていただいたのでご報告いたします。
「あなたならどうする?~家族がたべられなくなったとき」というタイトルで、大切な家族が年をとり病気になることで口から食事をとれなくなったときについて考えていただくセッションを行いました。
私は初めての参加で、しかも今回は新型コロナウイルス感染症の影響で初のZOOM開催になるということで、いったいどのような形になるのか不安もありつつ、ZOOMならではの方法で伝えられないか考えて参りました。
今回、21人の学生・研修医のみなさんが参加してくださいました。
当日の流れはまず、具体的な症例に関して数人のグループに分かれて話し合っていただき、その後、経口摂取について(村田)、経鼻・胃ろう栄養について(鈴木李理先生)、経静脈栄養について(関先生)の講義を行い、そのうえ再度グループで話あっていただくというものでした。最後に海老澤先生より意思決定支援の講義を行い終了となりました。
ZOOM開催ということで参加者の反応がわかりづらいということやなかなかスムーズにいかないこともありました。しかし、私が担当したグループの参加者からは「本人と意思疎通できなくてもできる限り本人の希望を尊重したい」「できる限り誤嚥をしないで栄養を摂取できないか」など患者さん自身に対する意見はもちろん、「ご家族が自宅で介護するのが難しい状況で、施設に入所するとなるとこの栄養方法がいいと思う」など患者さんのご家族にまで考えている意見がでておりました。とても有意義なディスカッションであり、大盛況のうちに終了しました。
参加してくださった学生・研修医のみなさん、ありがとうございました。なかなか大学の授業等では考える機会がない内容ですが、実臨床では度々ぶつかる大きな問題なので、その時に少しでも生かせるような内容であったらいいなと思います。
また、自分自身としても再度考えるきっかけとなり、大変勉強となりました。
また、来年以降もよりよいセッションができればと考えております。
今回一緒に参加し指導して下さった海老澤先生、木村先生、鈴木李理先生、関先生、改めてこの場をお借りしてお礼申し上げます。
専攻医1年目 村田俊介
【オンライン開催】交流会を兼ねたリアル産業医勉強会(第3弾)
2020年7月17日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育
皆様、お待たせいたしました。本企画の開催日時が決定いたしました!
【開催日時】2020年10月3日(土)
17時〜18時:勉強会
18時〜19時:懇親会
【勉強会の概要】
・360度動画・写真を用いた巡視クイズ(テーマ:環境測定と巡視の仕方)など
※本勉強会のコンテンツにつきましては、特性上、録画・撮影を禁止とさせていただいております。
コンテンツ内容は、変更になる場合もあります。あらかじめご了承ください。
※参加には事前登録が必要です。(2020年7月20日朝8時より、無料参加証の発行を開始いたします!)
★本イベントには、単位認定はありません。あらかじめご了承ください。
【主催】
詳細は、下記アイコンより上位ページをご覧ください。
つくば総診では、総合診療医のトレーニングを積みながら、日本有数の鹿島臨海工業地帯で勤務する
産業衛生学会の指導医が在籍する現場でも研修が可能です。
現在、日医認定産業医資格取得支援プログラムが稼働中です。
下記も併せてご覧ください。
『つくば家庭医・病院総合医プログラムでは、産業医の研修も受けられます。』
大子町の中学校で健康授業を行いました
2020年7月13日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
7月7日(火)に、大子町にある南中学校で健康授業を行いました。
「食事と健康のはなし」と題して、朝食をとることや、運動前後にとるべき食事、またコンビニの食事について話をしました。
1~3年生の生徒が体育館に集まり、距離をとったうえで、授業を行いました。
朝食をとることがどんなことを意味するのか、またコンビニで売っている食品のカロリーや糖質の量についてクイズをまじえながら話をさせていただきました。生徒の皆さんは、時折メモをとりながら、熱心に話を聞いてくださいました。自分で食事のことについて考えてみるきっかけになったとしたらありがたいです。
地域総合診療医学講座 片岡 義裕
第2回!オンラインプログラム説明会のご案内
2020年6月14日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP
皆さんこんにちは。
じめじめとした日々が続いていますね。
8月1日(土)に、第2回のプログラム説明会を開催いたします。
家庭医(総合診療医)、病院総合医、緩和ケアに興味があるという方は学生、医師を問わずどなたでも参加いただけます。
先日第1回を開催し、たくさんの方々に参加いただきました。 これまで興味はあったけれど遠方で来れなかった方、仕事で一部しか参加できない方や、 前回は参加出来なかった方もお気軽にご参加ください。病院見学にも行きにくい状況かと思いますで、進路選択の参考にしていただければ幸いです。
説明会の終了後には、当グループのレジデントやスタッフも交え、小グループでの懇親会も予定しています。皆の前では質問しにくいという場合でも話しやすい雰囲気となっておりますので、よろしければ合わせてご参加ください。
また、さらに懇親会終了後には個別相談の時間も設けますので、個人的に話が聞きたい、相談したいという場合は是非ご活用ください。
日時:8月1日(土) 14時~16時
懇親会 16時~17時半(途中退室可能)
内容:プログラム全般、新家庭医療専門医などについての説明
現役専攻医の体験談
質問タイム など
*web会議システムを利用いたします。パソコンやスマートフォンなどのご用意をお願いいたします。
*参加方法については、お申し込みいただいた後に個別に連絡いたします。
*申し込みは以下のフォームからお願いします。
https://forms.gle/7yVbwicJbYTzRccw9
第2回もたくさんの方の参加をお待ちしています!
オンラインプログラム説明会のご案内
2020年5月13日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育
第1回 つくば家庭医・病院総合医プログラムオンライン説明会のお知らせ
皆さんこんにちは。
新型コロナウィルスの感染拡大で、落ち着かない日々が続いていますね。
当グループでは今年もプログラム説明会を開催いたします。
家庭医(総合診療医)、病院総合医、緩和ケアに興味があるという方は学生、医師を問わずどなたでも参加いただけます。
今年はオンラインで開催いたしますので、これまでは興味はあったけれど遠方で来れなかった方、仕事で一部しか参加できない方などもお気軽にご参加ください。病院見学にも行きにくい状況かと思いますで、進路選択の参考にしていただければ幸いです。
説明会の終了後には、個別相談の時間も設けますので、個人的に話が聞きたい、相談したいという場合は是非ご活用ください。
日時:6月6日(土) 14時~16時
内容:プログラム全般、新家庭医療専門医などについての説明
現役専攻医の体験談
質問タイム など
*web会議システムを利用いたします。パソコンやスマートフォンなどのご用意をお願いいたします。
*参加方法については、お申し込みいただいた後に個別に連絡いたします。
*申し込みは以下のフォームからお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdV0XfOJc1W9CIWkazWTO8fh1ALzVruW8AOyME8ixDYsxCXQA/viewform?usp=sf_link
たくさんの方の参加をお待ちしています!
(文責)総合診療科 山本由布
ウェルカムセミナーWeb開催のご報告
2020年5月4日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学
(Zoomでディスカッションしました)
(画面共有を利用して施設紹介をしました)
新S2の鈴木です。
4月19日のウェルカムセミナーの様子をご報告します。
今回は新型コロナウイルスの影響で、初のzoomでの開催となりました。
今年は新S1として、鈴木潤一先生、関智弘先生、村田俊介先生の3名をお迎えしました。
はじめにクイズを通して、新S1の先生方にご挨拶をいただきました。大学で町興しボランティアに参加していた鈴木先生、趣味の図鑑集めに関して冬虫夏草の図鑑を紹介してくれた関先生、最近見た映画から地元埼玉の良さをお話してくれた村田先生、それぞれに個性あふれる自己紹介でした。
前野教授からは、総合診療専門医・家庭医およびつくばの研修プログラムについてお話をいただきました。そのあとレジデントは施設紹介、スタッフの先生は指導医FDへと分かれ、半日の日程で会は終了となりました。
今回は初めてのWeb開催となりましたが、参加された皆様はいかがでしたでしょうか。
私は運営側として大学から参加していましたが、画面越しであっても皆様からチャットや通話でコメントをいただけたので、短い時間ではありましたが充実した会となったと思います。
新後期研修医の先生方、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
(後期研修医2年目 鈴木)
水戸葵陵高校での講演のご報告
2020年4月2日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 水戸, 笠間, 医学教育
(発表者の久野先生)
(地域医療・総合診療についての講演でした)
(クイズ形式で考えてもらいました)
2020年2月6日水戸葵陵高校で「地域医療と総合診療医」について講演を行いましたのでご報告します。
医歯薬コースの高校1・2年生の皆さんに、前半では、茨城県の地域医療の現状や地域における総合診療医の役割についてレクチャーを行い、後半では在宅医療の症例のグループワークを行いました。
レクチャーでは、総合診療科は何科なのか?どんな人をケアするのか?などクイズ形式で考えてもらい、
「病気を治す」から「健康を守る」へ医療の方向性が変わる今後の日本では、
多くの診療領域をカバーする総合診療医が地域で必要とされることをお伝えしました。
グループワープでは、実際に私が訪問診療を行っている患者さんにご協力いただいて撮影した在宅療養の様子の写真を見てもらい、疾患も生活状況も違う患者さんについて「どんな生活をされている人か?」を考えてもらいました。
どのグループも活発に意見を交換しており、ワークを通して医療者に必要とされる観察力、想像力の大切さを感じてもらえた様子でした。
講演後は、「総合診療医になるにはどうすればいいのか」などのたくさんの質問をいただき、総合診療、在宅医療に興味を持ってもらえたことをとても嬉しく思いました。
私自身、高校時代に地元の病院で医師の体験実習を受けたことが医師を目指すきっかけとなりました。
現役の医療者から仕事やキャリアについて聴ける機会は、医療現場にとっても、進路に悩む中高生にとっても貴重な場だと感じました。
最後になりますが、高校の先生方のサポートのおかげで、実りのある講演となりましたこと、感謝申し上げます。
筑波大学医学医療系 地域総合診療医学
笠間市立病院
久野 遥加
神栖市における医学生実習の特集ページが本日公開
2020年3月31日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育
神栖市における医学生実習(M5-M6: 医学生の5−6年生対象)の特集ページが、
本日公開となりましたので、お知らせいたします。
【神栖市における医学生実習特集ページ】
https://www.pcmed-tsukuba.jp/area/kamisu/case/
上位のページはこちらです。↓
神栖市における地域医療教育
https://www.pcmed-tsukuba.jp/area/kamisu/case.php
将来の医師の育成のため、作り上げてきた本プログラムは、
その目的のために熱心に参画してくださった素晴らしい地域の市民と企業の方々と共に作り上げてきたものです。
私たちが神栖市で行ってきた医療支援活動・医学生教育を約12年に渡って行ってきた軌跡がまた1つ結晶となったものだと感じております。
医学生の実習に参画くださっておられる市民の方々そして産業医の方には、
インタビュー動画収録の際には、お忙しい中お時間を作ってくだり、
医学生実習を通して経験された貴重な内容をお話くださいまして、
誠にありがとうございました。
なお、神栖市での本実習プログラムは、
英国の医学生教育で実践されている社会学を学ぶコア・カリキュラム(下記参照)
にも匹敵する内容になりつつある思っています。(手前味噌ですが)
日本でも同様に医学教育に求められているものの、実現できているとは言い難い現状において、
本プログラムは、人類学・社会学的視点で実践する医学教育の実現に向けたチャレンジの1つであり、
全国の医学教育のモデルケースの1つとなるプログラムでもあると考えております。
英国の医学部卒前教育における社会学のコア・カリキュラム(神栖実習特集ページ内)
https://www.pcmed-tsukuba.jp/area/kamisu/case/besst/
これは、ひとえに神栖市の皆様の熱意に溢れた協働によって生み出されたものであり、心より感謝しております。
現状はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)のことで、難しい時期にありますが、
こちらも、皆様と協同して乗り切ってゆきたいと考えております。
文責:地域医療教育学 講師 阪本直人
キーワード:健康の社会的決定要因、SDH(Social Determinants of Health)、地域医療診断、住民体験実習、異業種帯同実習、社会学、人類学
大学院修了プレゼン
2020年3月29日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学
(梶川先生、渡邊先生、お疲れさまでした!)
(大学院の皆さんです!)
大学院D1の川田です。
先日、筑波大学大学院人間総合科学研究科 地域医療教育学分野の修了生2名(梶川奈月さん、渡邊久実さん)による修了プレゼンが行われました。
【学位論文タイトル】
梶川奈月さん:
プライマリ・ケアにおける65歳以上の受診患者のインフルエンザワクチン接種要因の探索
渡邊久実さん:
地域在住高齢者の社会関係が手段的日常生活動作(IADL)及び生命予後に与える効果の検討
この4年間を振り返り、様々な紆余曲折があった中での「今」、そして「未来」について語って頂きました。一つの論文を書き上げるプロセスには、それぞれの物語がある。科学とはそんな物語の結晶でもあることを改めて実感しました。
私たち在学生も先輩方に続いて邁進して参ります!
筑波大学大学院人間総合科学研究科
川田 尚吾
CSAの振り返り
2020年3月17日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP
専攻医4年目の竹内です。
先日,大学のオフィスで,卒業セミナー(報告:その①,その②)で実施されたCSA(Clinical Skills Assessment)の振り返りをして頂きました。
つくば総診のレジデントは全員,毎年卒業セミナーで模擬患者さんを相手にCSAを受けられます。
専門医試験と同じく6ステーション構成で,年に1回自分の診療技術を振り返る貴重な機会にもなっています。
4年前の自分と比較すると,毎年何かしらの課題は見つかりますが,自信をもってできた部分も増えたと思います。
いよいよ4年間の研修も終わりが近づいてきました。
ポートフォリオ提出も大変でしたが,7月の試験まであと少し頑張ろうと思います!
大森先生の地域医療への思い その2
2020年3月15日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大森医院, 未来医療GP, 地域包括ケア
(ひたち太田家庭医療診療所集合写真です)
先日の記事に引き続き、第2回と第3回のインタビュー記事が掲載されました。
過疎医療は面白い!「人生の後半を家庭医として働く」という生き方‐大森英俊・大森医院長に聞く◆Vol.2
https://www.m3.com/news/kisokoza/731786
過疎地の医療が100年続く仕組みを作りたい‐大森英俊・大森医院長に聞く◆Vol.3
https://www.m3.com/news/kisokoza/731787
(どちらもM3.comへのログインが必要です)
第1回の記事では大森医院のこれまでと現状の話が主でしたが
第2回では大森先生の教育への思い
第3回ではこれからの過疎医療をどうしていくか
といった話題へと発展していきます。
地域医療に興味のある方はぜひご覧ください!
木村紀志(大森医院/ひたち太田家庭医療診療所)
卒業セミナーのご報告 その2
2020年2月29日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育
(卒業生のみなさんです)
(懇親会も盛り上がりました!)
こんにちわ。
北茨城市民病院内科で研修中のC1 宮本卓です。
今年も卒業セミナーの季節がやってきました。
レジデント最終学年の先生方が研修発表を行い、例年多くのレジデントおよび指導医が参加する総合診療グループの一大イベントです。
2月15日(土)、16日(日)に開催され、任明夏先生、坂倉明恵先生、竹内優都先生、中野寛也先生の4名のレジデントの先生方がご卒業されました。
1日目は昼より開始でした。
前野先生のご講演に始まり、ポートフォリオ供覧、坂倉先生の卒業プレゼンを経て、総合診療グループの卒業生である大塚貴博先生より講演がありました。
テーマは継承開業とキャリア形成。地域で五代続く医院家業を、突然引き継がれた大塚先生の苦労が凝縮された内容で、大変興味深かったです。
夜は筑波山ホテル青木屋で懇親会・宿泊がありましたが、私は参加していないです。来年度総合診療グループに入局予定の先生方も参加されたようで、大変盛り上がったようでした。
2日目は終日の開催でした。
午前中は任先生、竹内先生、中野先生の卒業プレゼン、全体写真撮影から昼食となり、午後はレジデント対象のCSA、臨床推論テストでした。
CSAに関しては、年々緊張しなくなっているのですが、自分の臨床に自信が持てているからと楽観的に解釈しています。口頭ですがフィードバックが頂けて大変参考になる時間でした。
今回ご卒業された先生方は、直接ご指導いただいた先生方ばかりで例年になく感慨深いものがありました。今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。
宮本卓(北茨城市民病院内科)
注1:CSA Clinical Skills Assesment, 実際の診療を想定した実技試験
卒業セミナーのご報告 その1
2020年2月29日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 筑波メディカルセンター病院, 未来医療GP
(ポートフォリオ発表会の様子)
(修了発表の様子)
筑波メディカルセンター病院総合診療科で研修中のS2植松洋です。
また卒業セミナーの季節がやってきました。セミナーに参加するのは2回目ですが、普段お会いすることができない県内各所で勤務されている先生方とまたお会いできるので、楽しみにしていました。
毎年卒業セミナーの初日は、その年卒業されるC2の先生方のポートフォリオ供覧会が行われます。先輩方のポートフォリオを読むことができる他、指導医の先生方とともに改善点や優れている部分について議論をすることができるため、非常に貴重な機会と言えます。今年私は中野先生と竹内先生のポートフォリオ発表を拝見させていただきましたが、先生方が診療やポートフォリオ作成で苦労された点や工夫された点を共有でき、大変参考になったと感じています。
また、初日には大塚貴博先生による開業医としてのキャリア形成について講演が開催されました。実際に開業をされている先生の、診療所経営やチームビルディングについてのお話を伺える機会は滅多になく、来年度以降もこのような公演の開催が継続されてほしいと考えています。
2日目は様々な背景、課題に対する医療面接を行うCSA(Clinical Skills Assessment)が開催されました。自身の医療面接を指導医に評価していただく機会はジュニアレジデント以降では滅多になく、単に専門医試験の練習に留まらず、自身の診療スタイルを見直すチャンスでもあります。私は2回目の参加であり、昨年度の課題を意識して臨みました。新たな改善点も見つかりましたが、自身の強みに対してもフィードバックしてもらえるので、励みとなったレジデントも多いのではないでしょうか。
今回は来年度からシニアレジデントになる研修医の先生や総合診療グループに所属されていない先生も参加、見学されとても賑やかで張り合いのあるものとなりました。今回CSA初参加にも関わらず最優秀賞を獲得された鈴木李理先生、本当におめでとうございます!
とても充実した2日間であり、来年の開催を楽しみにしています。最後になりましたが、今年ご卒業される先生方におかれましては、今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。
後期研修医2年目 植松洋
家庭医療学冬期セミナーに行ってきました!
2020年2月23日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 未来医療GP
(たくさんの先生にお集まりいただきました)
(トークで話したことを共有してもらいました)
ブログ更新担当の木村です。
が、今回はJPCA専攻医部会ネットワーク事業代表として家庭医療学冬期セミナーに参加してきました。冬期セミナーは専攻医・若手医師向けに家庭医療に関する様々なセッションが開催される2日間の企画です。
私が主催したセッションは「全国専攻医つながるプロジェクト2020」。
全国様々な施設から専攻医の集まる冬期セミナーで専攻医同士での交流、情報交換をしようという企画です。当日は30名ほどの専攻医、初期研修医の先生に参加いただき、教育、生涯学習、キャリアなど6つのテーマでフリートークを行いました。
時間が足りなくなるほどの予想以上の盛り上がりでした!
来年も(たぶん)開催します!
研修医・専攻医の先生方、ぜひご参加ください!
木村紀志(ひたち太田家庭医療診療所)