ちいここ合宿 in かみす2024 ~その1:地域診断の学びと気づき~
2025年3月30日テーマ:総合診療塾, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育
地域診断の学びと気づき
かみす合宿の1-2ヶ月前、私たちは「地域診断」をテーマにしたオンライン事前学習に取り組みました。
このワークショップの目的は、神栖市を実際に訪問する前に統計資料などを活用し、まちの姿をどれだけ想像できるかを体験することでした。
学習を進める中で、神栖市の人口動態や経済指標などの統計データを分析した結果、「神栖市は豊かな街で、人口も多く、特に問題がないのではないか」という意見が学生から出てきました。しかし、この認識は統計データだけに基づいた一面的な理解でした。
より深い洞察を得るため、勉強会には地元の方々にも参加していただき、神栖市の歴史や市民の視点から見た地域の実情について貴重なお話を伺いました。阪本医師と地元の方々がファシリテーターとなり、学生たちとの議論を促進してくださったことで、私たちの理解はより立体的なものへと深まっていきました。
このプロセスを通して最も重要な学びとなったのは、立場によって解釈や地域の捉え方に大きな違いが生じることでした。私たち外部の人間と地元の方々が、それぞれの視点から見える風景を共有し意見交換することで、統計データだけでは決して見えてこない地域の実情や課題が浮き彫りになりました。この経験から、地域を理解するためには数値だけでなく、現地での対話や直接的な観察が不可欠であることを改めて実感しました。
地域診断とは・・・
対象となる地域について客観的指標と多角的な観察を通して、その地域特有の問題や特徴を把握するプロセスです。「鳥の目」で全体を俯瞰し、「虫の目」で細部を観察し、「魚の目」で時間的な流れを捉えるという多層的なアプローチにより、地域の健康課題を理解するための基盤を築きます。
筑波大学では、医学部(医学群医学類)の実習で、この地域診断を泊まり込み型地域医療実習に取り入れたプログラムを長年実施しています。
特に「ちいここ合宿」では、医療系学生たちが継続的に神栖市に関わることで、地元の方々との信頼関係を構築し、共同作業を通じて、より実践的な取り組みへと深めています。
活動の中核となるのは、医療系学生による幅広い視点でのフィールドワークです。彼らはまちなかでインタビューを実施したり、様々な職業の方々に帯同したり、地域の日常的な作業を実際に体験したりします。これらの活動を通じて、地元の方々の何気ない言葉や思いを丁寧に拾い集めていくのです。
このような活動を通じて、文化人類学的な視点からコミュニティの特性を観察することで、人々の生活習慣や文化、健康観などが健康課題とどのように関わっているかを深く理解しようと試みます。最終的には、健康の社会的決定要因を探るための洞察を得ることを目指しています。
このような実践的な学びのプロセスを通じて、将来の医療従事者たちは純粋な医学的知識だけでなく、地域社会という広い文脈の中で健康を総合的に捉える視点を養うことができます。これは、地域に根ざした医療を提供する上で不可欠な能力となるのです。
<ちいここ合宿 in かみす2024>の全体のスケジュールはこちら
さらに詳しく知りたい方は、
筑波大学 神栖 地域医療実習 特設サイト ~かみすでの、地域医療実習~
(地域診断の資料がダウンロードできます)
https://www.pcmed-tsukuba.jp/area/kamisu/case/community/diagnosis.php
編集担当:山本司(医学生6年)/監修:阪本直人(総診スタッフ)
【参加者募集】第1回総合診療塾(5月20日 総合診療/家庭医療とは 2025)
2025年3月29日テーマ:総合診療塾, 筑波総合診療グループ, 医学教育
【第1回総合診療塾のお知らせ】
当科では毎月全国の医学生を対象にzoomで総合診療に関する基礎知識のレクチャーを行っています。
今回のテーマ は「総合診療/家庭医療とは 2025」です。
今回は現地参加もあります!
皆さんは総合診療/家庭医療と聞いてどのようなイメージを持ちますか?
医療の急速な進歩は、私たちに大きな恩恵をもたらしましたが、一方で医療の専門細分化が進みました。
その結果、健康上の困りごとに対して
「何科にかかっていいのかわからない」
「○○科だと思って受診したら、専門外といわれて診てもらえなかった」
「複数の体の不調をまとめて相談したいのに、その医師の専門領域しか話を聞いてもらえない」
といったケースも数多くみられるようになりました。
また、生活習慣病が増え、病気になる前からの予防・健康増進の重要性がクローズアップされていますが、「病気にならないと診てもらえない」という状況も生じています。
このような状況において、健康問題をトータルでとらえ、なんでも幅広く対応する総合診療医の存在は、地域医療の担い手として、社会的にも大きな注目を集めています。
また地域医療だけでなく病院の中で活躍する病院総合医としての役割もあります。
今回は、総合診療塾の初回導入スペシャルとして、いわゆる「患者さんをまるごと診る専門医」である総合診療について、たっぷりその内容をお伝えする回です。
少しでも総合診療/家庭医療に興味がある方はぜひご参加ください!
会場参加 or 「無料オンライン」開催 もあります!場所にとらわれず、全国どこからでも参加可能です。
主な対象者: 全国の医学生(低学年~高学年)
日 時: 令和 7年 5月 20日(火) 19:00 ~ 20 : 00
講 師:筑波大学地域医療教育学/筑波大学附属病院副病院長 前野哲博 先生
【オンライン参加の方】30分前になりましたらイベントページよりZoomに入室が可能となります
【会場参加の方】筑波大学地域医療システム研究棟1F シミュレーションラボ事務室
申し込みはこちらから。
たくさんの方のご参加をお待ちしております!
【ちいここ合宿 in かみす2024】参加者レポート・シリーズ開始のお知らせ
2025年3月29日テーマ:総合診療塾, 筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア
はじめに
全国学生団体「ちいここ」×つくば総診かみすチームによるコラボ企画が、今回で3回目を迎え、下記の日程で開催されました!
この企画は、医療系学生が地元の企業や産業で働く人々に帯同しながら、くらしへの理解を深め、コミュニティの魅力と関わり方を模索するという特色ある合宿です。神栖市を舞台に、参加学生たちが地元の方々との継続的な関わりや対話を通して、学びを深めてゆく貴重な機会となっています。
【2024年のスケジュール】
今回の合宿には6名もの参加者が神栖市に集まり、これまでにない賑やかな雰囲気となりました。参加者は地元茨城県出身の学生をはじめ、東京からの参加にも関わらず、今回で3回目のリピーターとなる学生、さらには青森県から遠路遙々「ココキャン」のメンバーも加わるなど、出身地も学年も参加のきっかけも様々な顔ぶれが揃いました。このように多様なバックグラウンドを持つ学生たちが和気あいあいとした雰囲気の中で交流し、充実した時間を過ごしました。
本シリーズでは、この多彩なメンバーによる「ちいここ」合宿 in かみす2024の経験を臨場感たっぷりにお届けします。
どうぞよろしくお願いいたします。
ちいこことは・・・
『ちいここ〜地域と医療のすべてがここにある〜』は、地域医療に関心のある100名以上の医療系学生が日本全国から集うオンラインコミュニティです。地域医療の最前線の現場を生で体感することができる合宿企画「ちいここ合宿」や不定期でコミュニティメンバーが学んだことやそれぞれの活動について共有をしたり、交流できる場をオンラインで設けています。
【公式ホームページ】
https://chiicoco.com/about/
ココキャンとは・・・
NPO法人ココキャンは弘前市を拠点に地域課題解決、学生の医療参加促進、ボランティア活動を行う医学生主体の団体である。
主な活動内容は、医学生と話せるカフェ「医Café SUP?」、高校生への進路支援を行う「進路塾」、総合診療医と学生、地域の交流を目的にした学習会「総診×医カフェ」、市内の子どもたちに遊び場を作り学習支援する「ココラボ」などである。
現在では青森県や弘前市から委託を受け、医学生への教育事業などを手がけている。
【公式ホームページ】
https://sup-icafe.com/
編集担当:山本司(医学生6年)/監修:阪本直人(総診スタッフ)
当科のブログが他サイトで紹介されました
2025年3月9日テーマ:筑波総合診療グループ
レバレジーズ株式会社が運営するmikaruにて、当科のブログ「ひたちおおみや楽市xつくば総診コラボ企画を開催しました!」をご紹介いただきました。
記事は以下よりご覧ください。
・ご紹介記事:mikaruおすすめブログ紹介_vol.7
・mikaru公式サイト:https://mikaru.jp/
・mikaru求人一覧:https://mikaru.jp/offer/
mikaruについて
『いい仕事、いい未来、ミツカル』
転職・求人メディア「mikaru」では、医療・福祉領域の全国の求人をまとめて掲載。医療福祉領域で働く方に向けて役立つ情報もお届けしています。
「巡回診療を知ろう@北茨城」を開催しました
2025年3月7日テーマ:筑波総合診療グループ, 北茨城
北茨城市民病院では茨城県の僻地医療対策事業として、北茨城市の小川地区への巡回診療、水沼診療所への医師派遣を行っています。小川地区は2024年12月時点で人口12世帯32人の無医地区です。
「巡回診療について知ろう」という目的の元、2月12日に北茨城市民病院附属家庭医療センターで現地+Zoomで勉強会を開催しました。
週1回の巡回診療しか医療資源がない地域で展開される医療について、その変遷や、実際に巡回診療を担当していた医師から経験談を共有しました。
行ったことがない人には未知の医療現場を知る機会となり、経験者には他の人の気づきを通して自分の経験の省察を深める機会となったと思います。
病棟、外来、訪問では経験できない学びを経験できる非常に貴重な機会ですので、ぜひ見学・実習・研修にいらしてください(申し込みはこちらから、北茨城市民病院附属家庭医療センター見学希望と入力してください)。
写真は2023年に取り壊された小川田園都市センター(公民館)です。この公民館に地域の人が集まって診察をしていました。

【参加者募集】第10回総合診療塾(3月17日 臨床推論の基本的な考え方 -全身倦怠感-)
2025年2月21日テーマ:総合診療塾, 筑波総合診療グループ
【第10回総合診療塾のお知らせ】
当科では毎月全国の医学生を対象にzoomで総合診療に関する基礎知識のレクチャーを行っています。
今回のテーマ は「臨床推論の基本的な考え方 -全身倦怠感-」です。
「体がだるい」と言っても、貧血や不眠などをはじめ、原因はさまざまあげられます。
症状を訴える患者さんに対して、効果的に病歴を集め、過不足なく鑑別診断を挙げて、診断を絞り込んで次のアクションにつなげていく。
この一連の臨床推論のプロセスについて、具体的なアプローチのしかたを学びます。
「無料オンライン」開催!場所にとらわれず、全国どこからでも参加可能です。
主な対象者: 全国の医学生(低学年~高学年)
日 時: 令和 7年 3月 17日(月) 18:00 ~ 19 : 30
講 師: 筑波大学附属病院 総合診療科 前野 哲博 先生
申し込みはこちらから。
たくさんの方のご参加をお待ちしております!
2024年12月つくば総診忘年会を行いました!
2025年3月1日テーマ:筑波総合診療グループ
皆さんこんにちは。専攻医2年目の森井です。
水戸協同病院で勤務開始して3か月、千波湖で趣味のジョギングを行いつつ研修する日々を過ごしております。
さて世間は2025年を突き進んでいる最中かと思いますが、ここで2024年に少し立ち返って忘年会の報告をさせていただこうと思います。
12月21日は毎年恒例、総診忘年会でした。
今年は忘年会隊長小野先生のナイスなチョイスもあり、新しい会場でとっても素敵な会場と激ウマなお食事に囲まれての開催でした。前野先生の挨拶から始まり、1年目の先生の出し物では、忙しい合間を縫って準備してくれた大谷選手とジェスチャーゲームで大盛り上がりです。
ジェスチャーゲームは、参加された先生方でジェスチャーを行い、お子さんたちが回答を行いました。普段はスマートに仕事をされている先生方の「パパ」な一面も見られて、とてもほっこりした企画でした。景品のサインボール、参加していた子どもたちは大喜び!?でした(笑)
そして企画②は専攻医4年目石塚先生・川瀬先生のミニ演奏会でした。お子さんたちの心を鷲掴みにするメドレーで凄かったです。先生方は一体どこまで多才なのでしょうかと感嘆してしまいます。と、いうか総診に多才な方多いですよねと事あるごとに感じる日々であります。
そして毎年恒例サンタから子どもたちへのプレゼント、指導医劉先生による手品、筑波総診の魂である秘書の谷さんのご挨拶にてお時間となり、横谷先生より締めの挨拶をしていただき終了となりました。
私自身レク係でありながら水戸協同での勤務ということに甘えてあまり準備には参加できませんでしたが、楽しむことだけはしっかりやらせていただきました。
また、今回は来年度につくば総診へ加入を決めてくれた先生方にもご参加いただき、総診の雰囲気をちょっと感じていただけたのではないかと思います。
朗らかなムードの中で終了した2024年の忘年会。来年も素敵な会を企画をできるようレク係一同頑張ろうと思います。
専攻医2年 森井 貫
JPCA関東甲信越ブロック主催 専攻医継続支援企画で発表しました
2025年2月8日テーマ:学術活動(学会発表・論文・書籍), 筑波総合診療グループ
皆さん、こんにちは!つくば総診専攻医 2 年目の松田貴洲です。今回は、先日2025年 1月26日に開催されたJPCA関東甲信越ブロック主催 2024年度第4回専攻医継続支援企画で発表者の1人として参加したため、当日の雰囲気や参加した感想を皆様に共有したいと思います。
そもそも本企画は、専攻医が家庭医療の基本を学び、臨床で実践するための糸口やポートフォリオを作成するためのポイントを知ることを目的とした、JPCA関東甲信越ブロックによる定期的な勉強会です。今回は、我々つくば総診が月1回行っているポートフォリオ勉強会の形式を採用して「未分化な健康問題」に関するレクチャーを行いました。まず、前半で当科指導医の木村先生から未分化な健康問題に関する解説があり、後半で私が経験した症例のポートフォリオを提示してディスカッションを行いました。普段つくば総診内で開催する時は科内の専攻医や指導医からの質問やフィードバックのみですが、今回の勉強会では関東を中心に様々なプログラムから専攻医・指導医の先生が参加して下さり普段よりも多様なメンバーで議論出来たため、今までに無い新たな視点のコメントを頂けて自身のポートフォリオの更なる向上に繋げることが出来ました。また中にはお褒めのコメントもあり外部の先生から客観的に良いご評価を頂けたことは、今後の自身の診療やポートフォリオ作成に対して僅かながら自信を持つきっかけにもなったと感じています。
(指導医レクチャーのスライドの写真です)
そして今回ディスカッションの際にgoogle documentに質問やコメントを書き込む形を取りましたが、参加者全員が匿名で記入出来たことで普段の勉強会と比べて意見しやすくなり、先生方の発言をその場で流さずに記録として残せたため、思いの外議論を活発にする要因にもなりました。その上、私自身も後日google documentで議論を見返すことが出来たため、ポートフォリオをブラッシュアップする上で非常にありがたいと感じています。引き続き科内で勉強会を行う際にも、同様の形式を採用出来たらと考えています。
改めましてこの度は、当科に勉強会を任せて下さったJPCA関東甲信越ブロック主催者の皆様、そして当日ご参加頂いた先生方、本当にありがとうございました。今後とも我々つくば総診をよろしくお願いします!
専攻医2年目 松田貴洲
【参加者募集】第9回総合診療塾(2月18日 感染症診療の基本+誤嚥性肺炎)
2025年1月14日テーマ:筑波総合診療グループ, 医学教育
【第9回総合診療塾のお知らせ】
当科では毎月全国の医学生を対象にzoomで総合診療に関する基礎知識のレクチャーを行っています。
今回のテーマ は「感染症診療の基本 +誤嚥性肺炎」です。
感染症を診る力は、皆さんにとって必須科目です。
なぜなら、感染症は非常に頻度が高い疾患であり、同時に致死的となりうる疾患だからです。
感染症学は病原微生物や感染臓器、治療薬など、膨大な学問ですが、基本はシンプルです。
①どんな患者さんの、
②どんな臓器に、
③どんな微生物がいる(いそう)だから、
④この治療法を選択する、です。
皆さんが研修医になったら必ず診る誤嚥性肺炎を例に、感染症の基本を勉強しましょう。
この膨大な領域をこのあとどう学んでいけば良いか、ロードマップもご紹介します。
受講して頂くことで、皆さんは感染症の診かたの基本(診断から治療までの流れ)と
継続的かつ実践的な学び方が分かるようになります。
皆さんの実習や研修で必ず役立つ内容をてんこ盛りでお待ちしています!
「無料オンライン」開催!場所にとらわれず、全国どこからでも参加可能です。
主な対象者: 全国の医学生(低学年~高学年)
日 時: 令和 7年 2月 18日(火) 18:00 ~ 19 : 30
講 師: 筑波大学附属病院 総合診療科 橋本 恵太郎 先生
申し込みはこちらから。
たくさんの方のご参加をお待ちしております!
なお、総合診療塾は1年を通して複数回行っています。もし今回都合が悪い方でも別の機会にぜひご参加ください。
<令和6年度スケジュール一覧>
第 9回 2月 18日(火) 感染症診療の基本+誤嚥性肺炎
第10回 3月 17日(月) 臨床推論の基本的な考え方(全身倦怠感編)
CFMDレジデンシー東京との交流会 Day 1
2025年1月10日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ
みなさんこんにちは。つくば家庭医・病院総合医プログラム専攻医1年目の福地晴彦と申します。2024年11月3日に日本医療福祉生協連合会「家庭医療学開発センター(Centre for Family Medicine Development:CFMD)レジデンシー・東京/近畿」と交流会を行いました。
今回交流会を行ったCFMDレジデンシー東京は東京、神奈川、埼玉3都県にまたがった研修ができる後期研修プログラムで、都市部の診療所を起点としているプログラムです。つくば総診の研修先の一つである水戸協同病院が共通の研修先となっており、私もCFMD所属の専攻医の先生と一緒に働く機会がありました。CFMDでは毎年、全国の家庭医療プログラムと交流するリトリートを実施されており、今回CFMDレジデンシー東京からお誘いがあり、筑波大学でつくば総診・CFMDリトリートを開催することになりました。
当日はCFMDから16名(うち専攻医7名+レジデンシー近畿の専攻医1名)の方がお越しになり、つくば総診からは26名(うち専攻医8名)が参加しました。お互いの施設紹介から始まり、双方の研修施設の特色やその地域ならではの医療的な課題など学ぶことができました。都市部と地方とでそこに住む人々の生活のスタイルや住居環境が大きく異なるため、必然的に生じる健康問題も異なることを改めて認識しました。
次に各プログラム1名ずつ専攻医が実際に経験した症例について発表し、専攻医が直面した課題や問題点について議論を行いました。つくば総診からは私が経験した、退院にむけて在宅調整の対応に苦慮した症例を発表させていただきました。ありがたいことに大変議論が盛り上がり、多くの先生方に質問やコメントをいただきました。他の先生方が経験した同様のケースについて話していただいたり、うまくいった対応例を教えていただいたり、あるいは私がどうして困難を感じたのか、私自身が認識していなかったような背景についてご指摘いただいたり、大変学びの多い時間を頂きました。CFMDの専攻医の方は聾唖の団地住まいの独居の高齢者の症例について発表されました。聾啞の方が認知症を発症したことで手話や筆談がうまくいかずに社会的孤立が加速してしまったケースであり、福祉や医療の観点から茨城では中々経験できない大変興味深い症例でした。
その後専攻医と指導医に分かれて交流会を行いました。どのような研修をしているのか、どういう将来を目指しているのか、研修している場所は違うものの目指すべき家庭医という目標は同じであり、志を同じくする仲間との交流を深めることができました。
今回の交流会を通じて、地域ごとの医療の差(格差ではなく差異という意味で)を学びました。はじめは都市部の方が地方と比べて多くの医療機関があり、交通機関も発達しているため、医療へのアクセスという点は優れていると考えておりました。しかしながら、今回の症例のように金銭的な余裕がないためサービスが利用できない、身体が不自由のため自宅から出られないといった方々も多くいることがわかり、一概に医療アクセスが良好とは言えないと感じました。一方茨城県はというと、山間部の集落ではふもとの医療機関に受診するために時間がかかる、県北や鹿行地域では夜間救急対応可能な医療機関の数が限られているといった医療アクセスの問題があります。医療アクセスの問題という括りでは地方も都市部も同じですが、その本質は地域によって異なっていることを改めて認識しました。他の地域の特性や健康問題について学ぶことでその差異を認識することができ、結果として自分の住む地域を客観的に理解することに繋がると思いました。
大変学びの多い素晴らしい交流会でした。今回の交流会を企画して頂いたCFMDレジデンシー東京の関係者の皆様、ご指導いただいた先生方にこの場を借りてお礼を申し上げます。
専攻医1年 福地晴彦
Tsukuba Soshin Academic Caféに参加しました
2024年12月29日テーマ:学術活動(学会発表・論文・書籍), 筑波総合診療グループ, 大学
2024年10月19日に今年初の試みであるTsukuba Soshin Academic Café(TSAC)に参加しました。つくば総診の学術活動の活性化を目的として企画されたものです。お茶やお菓子を食べながら、今年の学会発表の症例や今後発表しようと考えている症例、活動報告など内容は盛りだくさんでした。
発表してくださった先生方は緊張されたと思いますが、終始リラックスした状態で質疑応答や意見交換があり、堅苦しい、批判的な会ではなくとても教育的な配慮のあるつくば総診の教育力というものを実感した会でした。レジデントにとっては研修終了要項で必要ではあるものの、いきなりの学会発表のようなアカデミックな活動は敷居が高く腰が引けてしまうところです。今回のような場を設けていただいたことで、アカデミックな活動への動機付けや今後の活動へのステップアップになったと思います。
今回私は参加のみでしたが来年度は発表できるように日々の診療にちりばめられたアカデミック活動の種にアンテナを張っていきたいとおもっています。
専攻医2年 久田和佳
2025年1月プログラム説明会開催します!
2024年12月10日テーマ:リクルート・広報, 筑波総合診療グループ
こんにちは。つくば総診広報チームです。
2025年1月つくば家庭医・病院総合医プログラム説明会のお知らせです。
これまで、プログラム説明会は夏のみでしたが、
今回、新たに冬にも開催することとなりました。
日時:2025年1月26日(日) 16時~18時
現地・オンラインのハイブリッド開催です。途中参加、途中退室も可能です。
前野教授によるプログラム説明や、専攻医・指導医との交流会を行います。
終了後、筑波大学周辺で懇親会を予定しております。
つくば総診は関連施設も多く、指導医・専攻医の数も多いことが特徴です。
☑ 家庭医もしくは病院総合医になりたい
☑ 地域で働きたい
☑ 充実した指導を受けたい
☑ 多くの仲間と多くの経験を受けたい
人にお勧めです。
また、つくば総診では、総合診療専門医・家庭医療専門医試験の合格率は100%であることが特徴です。
専門医取得に向け多くのサポートを行っていきます。
「将来何科に進もうか迷っている…」という人も是非、お気軽に先輩専攻医たちに相談しに来てください。
参加申し込みはこちらからお願いいたします。
たくさんの方のご参加をお待ちしております!
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ひたちおおみや楽市xつくば総診コラボ企画を開催しました!
2024年11月29日テーマ:常陸大宮, 筑波総合診療グループ
2024年10月26日,夢のコラボが実現しました.
志村大宮病院を母体とする志村フロイデグループの多職種で構成された地域活性化プロフジェクトチーム『フロイデDAN』は,常陸大宮市を拠点に「歩いて楽しく暮らせるまち」の実現に向けて活動されています.
今回,その活動の一つである”ひたちおおみや楽市”に,地域の方々と総合診療医とのかかわりの場を提供できる機会をいただきました.
お貸しいただいたスペースは,なんと,旧銀行を再利用した1階フロア全て!この貴重な機会を活用すべく,つくば総診の若手6人が手を挙げました.
まちのハロウィン企画との合同開催ということで,小学生とその保護者を対象に,健康に関する企画を考えました.元気な子供たちと子育て世代に思いをはせると,おや?日常診療ではなかなか関わる機会のない集団であることに気が付き,たくさんのアイデアが浮かんでは消え,議論に揉まれ,そしてついに,3つのコーナーを準備することになりました.
初の試みに,お客さんは目の前を通り過ぎていくだけなのではないか,純粋無垢な子供たちに「つまんない!」と言わせてしまわないか,などと不安が溢れましたが,しかし,それは杞憂に終わりました.
館内をめぐって探す冒険型クイズラリーは,健康に関するクイズを探しながらなぞ解きをするという大人も子供も楽しめるコーナーで,景品にはオリジナルステッカーをプレゼントしました.楽しく学ぶミニゲームコーナーでは,細菌の絵を狙って倒すシューティングや臓器の影絵で神経衰弱など,体を動かしながら学べる工夫をちりばめました.そして,大人の休憩のために用意したカフェブースでは,カフェバンホフからご提供いただいたドリンクを無料で配布しながら,健康に関するアンケートを行いました.
(専攻医がデザインしたステッカーです)
当日の運営もフロイデDANの方々を中心に多くの方々にご協力いただき,大勢の家族連れが訪れ,休憩もままならないほどに,にぎやかな1日となりました.
子どもたちから元気をもらい,自身の体力のなさと加齢に嘆き,そして,若い世代の健康への関心についての新たな気づきを得て,各々帰路につきました.今後の診療にもきっと活きることでしょう.
お忙しい中,貴重な機会のご提供と手厚いご支援をしてくださったフロイデDANの皆様にこの場を借りて御礼申し上げます.
日常診療から少し離れて,地域を見てみる.改めてこの価値を実感できた気がします.
専攻医4年 石塚大暉
【参加者募集】第7回総合診療塾(12月10日 プライマリケアでみる糖尿病)
2024年11月9日テーマ:筑波総合診療グループ
【第7回総合診療塾のお知らせ】
当科では毎月全国の医学生を対象にzoomで総合診療に関する基礎知識のレクチャーを行っています。
今回のテーマ は「プライマリケアでみる糖尿病」です。
予備軍も含めると糖尿病患者は2000万人を超えるとされています。
つまり6人に1人が糖尿病(+予備軍)ということになり、将来何科に進もうとも、ほぼほぼ必ずあなたの目の前に現れるはずです。
これだけの患者を全て専門医が診るのは非現実的であり、目の前の糖尿病患者にどうアプローチしていいのか分からない・・・ ということのないように解説をします。
また上手くいかないときにどう考えていったらいいか、についても触れたいと思います。
題して「総合診療医が語る糖尿病患者のみかた」です。お楽しみに!
「無料オンライン」開催!場所にとらわれず、全国どこからでも参加可能です。
主な対象者: 全国の医学生(低学年~高学年)
日 時: 令和 6年 12月 10日(火) 18:00 ~ 19 : 30
講 師: 筑波大学附属病院 総合診療科 鈴木 將玄 先生
申し込みはこちらから。
たくさんの方のご参加をお待ちしております!
なお、総合診療塾は1年を通して複数回行っています。もし今回都合が悪い方でも別の機会にぜひご参加ください。
<令和6年度スケジュール一覧>
第 7回 12月10日(火) プライマリケアでみる糖尿病
第 8回 1月 17日(金) 臨床推論の基本的な考え方(しびれ編)
第 9回 2月 18日(火) 感染症診療の基本+誤嚥性肺炎
第10回 3月 17日(月) 臨床推論の基本的な考え方(全身倦怠感編)
CFMDレジデンシー東京との交流会 Day 2(笠間市立病院)
2025年1月17日テーマ:筑波総合診療グループ, 笠間
専攻医3年目の今川優です。11月4日に家庭医療学開発センター(Centre for Family Medicine Development:CFMD)東京との交流企画の一環として、現在私が研修を行っている笠間市立病院の見学にお越しいただきました。
病院の隣に行政棟があり、現在はこども政策課を中心とした行政との連携が取りやすいのも笠間市立病院の特徴です。幼児健診をはじめとして児童福祉施策や母子保健事業などを協力して行っています。
まず行政棟にお集まりいただき、副院長の稲葉先生より笠間の地域の特徴や笠間市立病院の紹介が行われました。笠間市は山に囲まれた盆地であり山里の風景といった自然が楽しめることが市の持つ魅力の1つです。栗の生産が全国一位であり、古い歴史に育まれてきた伝統のある笠間焼も有名です。
笠間市立病院の特徴として、入院から在宅まで同一の医師がシームレスに診療を行うことができる点が挙げられます。外来で診ている患者さんや訪問診療を行っている患者さんが入院が必要になった際に、そのまま病院でも同じ医師が主治医として診療を行っています。診療の場にかかわらず患者さんと今までの顔が見える関係のまま携わることができ、その時々に応じた総合診療医としての力をつけることができると私も日々の研修の中で実感しています。
大きい病院ではありませんが、病棟での栄養管理やリハビリにも力を入れており、内視鏡やCTといった設備もあります。院内に訪問看護ステーションもあり、訪問看護・訪問リハビリとも密に連携が取っています。病院の向かいには特別養護老人ホームもあり、専攻医も施設嘱託医として診療を行っています。
CFMDの皆様には行政棟から病棟、リハビリ室、外来、内視鏡室およびCT室、向かいの特別養護老人ホームまで余すことなく見学いただきました!「市内の訪問看護はどれくらいあるのか」、「どのように市内の他医療機関と連携を取っているのか」など地域の医療資源に関する質問などをいただきながら、地域の健康を支える笠間市立病院のことを知っていただきました。
なかなか他プログラムの先生がつくば総診の研修施設まで見学に来てくださることは多くなく、私にとっても改めて笠間の魅力を再確認できる非常に有意義な時間となりました。今度は私達が見学に伺う形でこのような素敵な交流の機会を継続できると良いなと感じました。
笠間に興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら、是非とも一度見学にお越しください!
専攻医3年目 今川優
水戸市の小学校でがん予防教室を行いました
2024年11月2日テーマ:筑波総合診療グループ, 水戸
みなさんこんにちは。つくば家庭医・病院総合医プログラム専攻医1年目の福地晴彦と申します。今回私は水戸市で10月15日に小学生を対象としたがん予防教室を担当させていただきました。
指導医の久野先生のご指導のもと準備を行い、小学生にとってはあまり馴染みのないがんという病気を説明するため、なるべくわかりやすく、そして興味を持っていただけるように工夫を凝らしました。当日は5年生6年生合わせて60名近くの生徒さんが集まり、さらに保護者の方や先生方も合わせて70名近い方々に参加していただきました。早速がんについてどんなイメージがあるか一人の生徒さんに質問してみたところ、「がんは細胞分裂の異常によっておこる病気だと思います」と100点満点の回答が返ってきて驚きました。○×クイズ形式による参加型のスタイルで授業を行いましたが、塩分過剰摂取や野菜不足とがんとの関連や、飲酒や喫煙の発がんリスクについてほぼ全員が正答できました。規則正しい食生活の重要性や、過量飲酒や喫煙の危険性についてこれまでの授業でよく習っていることが伺えました。
授業終了後はたくさんの生徒さんから質問をいただき、「辛い物や酸っぱい物は大丈夫ですか」、「キムチが好きなんですけど食べない方がいいですか」、「運動が苦手だけど大丈夫ですか」、などなど小学生の純粋な質問に対して、自分自身も明確な答えを出すことが難しいと感じました。授業で用いたワークシートの感想欄には「大人になってもタバコは絶対に吸わない!」「なにもなくてもがん検診を受ける!」とほとんどの方が記載していました。タバコの危険性については一番伝えたかった部分でしたので、多くの人が覚えてくれたのはとても嬉しかったです。学校教育の大切さや教えることの喜びを実感しました。
今回自分にとっては初めての講演の場でありましたが、指導医の久野先生の丁寧なご指導のおかげで何とか無事にやり遂げることができました。大変学びの多い素晴らしい機会をいただきました。水戸市健康づくり課の皆様、新荘小学校の先生保護者の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
今後も地域の皆様に貢献できるような医師になるべく研鑽に励んでまいります。
専攻医1年目 福地晴彦
ひたちおおみや楽市に参加しませんか?
2024年10月23日テーマ:常陸大宮, 筑波総合診療グループ
常陸大宮市で行われているまちづくり活動の一つである「ひたちおおみや楽市」につくば総診メンバーが参加します!
公式Instagramができました!
2024年10月13日テーマ:リクルート・広報, 筑波総合診療グループ
【参加者募集】第6回総合診療塾(11月11日 臨床推論の基本的な考え方 めまい編)
2024年10月12日テーマ:筑波総合診療グループ
【第6回総合診療塾のお知らせ】
当科では毎月全国の医学生を対象にzoomで総合診療に関する基礎知識のレクチャーを行っています。
今回のテーマ は「臨床推論の基本的な考え方(めまい編)」です。
「めまいがひどくて困っているんです……」
もしそんな相談をされたら、あなたはどうしますか?
めまいの患者さんに出会ったときに、何を聞けばいいのかわからない、そんなお悩みをお持ちではないでしょうか。
一口にめまいと言っても良性発作性頭位めまい症から小脳梗塞まで原因は様々です。
すぐに画像検査をした方が良い?このまま様子を見るのが良い?
どうやって判断すればよいのでしょうか。
そんな皆さんの疑問にお答えすべく、今回のセッションでは「めまい」の臨床推論の考え方について症例を交えて解説します。
ポイントを抑えた問診と身体診察でめまいの原因を特定する方法を学びましょう。
「無料オンライン」開催!場所にとらわれず、全国どこからでも参加可能です。
主な対象者: 全国の医学生(低学年~高学年)
日 時: 令和 6年 11月 11日(月) 18:00 ~ 19 : 30
講 師: 筑波大学附属病院 総合診療科 木村 紀志 先生
申し込みはこちらから。
たくさんの方のご参加をお待ちしております!
なお、総合診療塾は1年を通して複数回行っています。もし今回都合が悪い方でも別の機会にぜひご参加ください。
<令和6年度スケジュール一覧>
第 6回 11月11日(月) 臨床推論の基本的な考え方(めまい編)
第 7回 12月10日(火) プライマリケアでみる糖尿病
第 8回 1月 17日(金) 臨床推論の基本的な考え方(しびれ編)
第 9回 2月 18日(火) 感染症診療の基本+誤嚥性肺炎
第10回 3月 17日(月) 臨床推論の基本的な考え方(全身倦怠感編)
研修施設のご紹介:セントラル総合クリニック(茨城県牛久市)
2024年10月5日テーマ:牛久, サイトビジット, 筑波総合診療グループ, セントラル総合クリニック, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)
専攻医2年の大堀です。
2024年4月から9月までの半年間在籍した、茨城県牛久市にあるセントラル総合クリニックでの研修内容や施設のご紹介をいたします。

セントラル総合クリニック 公式webサイトより
病院はひたち野うしく駅と牛久駅の真ん中あたりに位置します。後述する訪問診療では牛久をはじめ龍ヶ崎や稲敷エリアのお宅に伺う機会も多く、都市部から自然豊かな田園エリアまで牛久市の色々な表情を見ることができます。
業務としては主に外来診療と訪問診療を担当し、外来は総合診療科・内科・小児科・発熱外来と幅広い年代、疾患を経験できるのが特徴です。
内科外来、総合診療科外来では初回や生活習慣病の定期受診、健康診断異常、他科や他院からのご紹介など様々な主訴で受診される患者さんを診察します。小児科外来では、成人診療と内容が異なることも多く、小児科指導医のもと診療にあたっています。

ある日の訪問診療
訪問診療では、ご自宅や施設への定期訪問、急変時の往診対応を行なっています。疾患としては、癌終末期や心不全・慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの慢性疾患、認知症・パーキンソン病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの神経変性疾患など多岐にわたります。
訪問診療は病棟や外来業務と異なる点が多く、当初は戸惑うことも多くありました。使用できる薬剤やデバイスに制限があること、患者さん本人またはご家族が使用しやすい処方内容にすること、輸液製剤やポンプなどの使用物品を事前に用意し持参が必要なこと、等々・・・。また、在宅医療の仕組みや介護保険制度、レセプト関連についても指導医やメディカルスタッフに指導いただきながら、少しずつ理解を深めています。
医学教育については、指導医との振り返りや症例検討を定期的に行い、困難事例や治療方針を相談。症例検討と並行し、なるべくオンゴーイングでポートフォリオ作成ができるよう努めました。
また、一ヶ月間メンターとして臨床研修医の指導も担当し、自身の成長にもつながりました。
その他、「うしくかっぱつ体操*」の普及員の皆さん向けの養成講座で「高齢者生理とリスク管理」についての講演を行いました。健康意識の高い皆さんの質問に答えながら、自身の勉強にもつながりました。
*うしくかっぱつ体操:牛久市で考案された転倒予防のための体操
長いようであっという間の研修期間でしたが、患者さんをはじめ指導医やメディカルスタッフに支えていただき、とても有意義な研修となりました。
こちらでの経験を糧とし、今後も日々成長していければと思います。ありがとうございました。

令和6年度うしくかっぱつ体操普及員養成講座
文責:専攻医2年 大堀 葉子
※各お写真は被写体の方々の同意を得て撮影・掲載しています。