ちいここ合宿 in かみす2024 ~その1:地域診断の学びと気づき~
2025年3月30日テーマ:総合診療塾, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育
地域診断の学びと気づき
かみす合宿の1-2ヶ月前、私たちは「地域診断」をテーマにしたオンライン事前学習に取り組みました。
このワークショップの目的は、神栖市を実際に訪問する前に統計資料などを活用し、まちの姿をどれだけ想像できるかを体験することでした。
学習を進める中で、神栖市の人口動態や経済指標などの統計データを分析した結果、「神栖市は豊かな街で、人口も多く、特に問題がないのではないか」という意見が学生から出てきました。しかし、この認識は統計データだけに基づいた一面的な理解でした。
より深い洞察を得るため、勉強会には地元の方々にも参加していただき、神栖市の歴史や市民の視点から見た地域の実情について貴重なお話を伺いました。阪本医師と地元の方々がファシリテーターとなり、学生たちとの議論を促進してくださったことで、私たちの理解はより立体的なものへと深まっていきました。
このプロセスを通して最も重要な学びとなったのは、立場によって解釈や地域の捉え方に大きな違いが生じることでした。私たち外部の人間と地元の方々が、それぞれの視点から見える風景を共有し意見交換することで、統計データだけでは決して見えてこない地域の実情や課題が浮き彫りになりました。この経験から、地域を理解するためには数値だけでなく、現地での対話や直接的な観察が不可欠であることを改めて実感しました。
地域診断とは・・・
対象となる地域について客観的指標と多角的な観察を通して、その地域特有の問題や特徴を把握するプロセスです。「鳥の目」で全体を俯瞰し、「虫の目」で細部を観察し、「魚の目」で時間的な流れを捉えるという多層的なアプローチにより、地域の健康課題を理解するための基盤を築きます。
筑波大学では、医学部(医学群医学類)の実習で、この地域診断を泊まり込み型地域医療実習に取り入れたプログラムを長年実施しています。
特に「ちいここ合宿」では、医療系学生たちが継続的に神栖市に関わることで、地元の方々との信頼関係を構築し、共同作業を通じて、より実践的な取り組みへと深めています。
活動の中核となるのは、医療系学生による幅広い視点でのフィールドワークです。彼らはまちなかでインタビューを実施したり、様々な職業の方々に帯同したり、地域の日常的な作業を実際に体験したりします。これらの活動を通じて、地元の方々の何気ない言葉や思いを丁寧に拾い集めていくのです。
このような活動を通じて、文化人類学的な視点からコミュニティの特性を観察することで、人々の生活習慣や文化、健康観などが健康課題とどのように関わっているかを深く理解しようと試みます。最終的には、健康の社会的決定要因を探るための洞察を得ることを目指しています。
このような実践的な学びのプロセスを通じて、将来の医療従事者たちは純粋な医学的知識だけでなく、地域社会という広い文脈の中で健康を総合的に捉える視点を養うことができます。これは、地域に根ざした医療を提供する上で不可欠な能力となるのです。
<ちいここ合宿 in かみす2024>の全体のスケジュールはこちら
さらに詳しく知りたい方は、
筑波大学 神栖 地域医療実習 特設サイト ~かみすでの、地域医療実習~
(地域診断の資料がダウンロードできます)
https://www.pcmed-tsukuba.jp/area/kamisu/case/community/diagnosis.php
編集担当:山本司(医学生6年)/監修:阪本直人(総診スタッフ)
ウェルカムセミナー2024を開催しました
2024年5月18日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 未来医療GP





専攻医の研修施設見学 その1:利根町国保診療所
2024年1月30日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 利根町, レジデントの1日(施設紹介)
先日、つくば総診の研修施設を訪問しましたので2本立てでご報告いたします。
今回は利根町国保診療所についてご紹介します。
初めての訪問でしたが、利根川に囲まれた自然豊かな地域で、茨城県ご出身の中澤所長に地域の特性を伺いながらの訪問診療を中心に学びの多い一日となりました。
同診療所は、茨城県最南端で千葉県との境の利根町に位置する無床診療所です。
つくば総診のプログラムでは、地域での診療所研修として、外来診療、在宅診療を中心とした家庭医療を学びます。
受診される患者さんは乳幼児から高齢者まで幅広く、急性・慢性疾患、外科、皮膚科と出会う疾患も様々。大学病院のように大きな設備ではないもののレントゲン、超音波、上部消化管内視鏡、心電図と院内設備は充実していて、役所の方も勤務される「町の診療所」。
そして、利根町国保診療所の特徴は、なんといっても所長である中澤義明先生の存在。
歴代のレジデントから「家庭医のロールモデル」と伺っていましたが、実際にお会いし、先生の訪問診療の様子を見学してその意味を体感しました。
特に、診療に向かう途中、ウォーキング中の患者さんがとても嬉しそうに先生にお声かけされていた姿が印象的でした。
また、診療中に患者さんご本人だけではなく、ご家族の体調やお悩みにも丁寧に回答されていて、生物心理社会モデルを用いた多面的・包括的なアプローチだと感じました。
「町のお医者さん」として、診療所だけにとどまらず学校保健・産業医活動など地域をまるごと診ている先生の姿は家庭医を目指す者にとってのロールモデルそのもの。
ぜひ一度見学されることをお勧めします。
おまけ: 利根町の主農産物はコシヒカリをはじめとしたお米。コンビニで利根町産の米菓が販売されていました。お土産に米菓を購入し、実りある一日を終えました。
中澤先生
小曽根先生と診療所で
▼利根町診療所についてはこちらも併せてご覧ください。
https://soshin.pcmed-tsukuba.jp/training/facilities/tone-town
https://www.pcmed-tsukuba.jp/area/ibaraki/introduction/tone-town.php
次回は桜川市にある関連施設、大和クリニックについてご紹介します!
大和クリニックについての詳細はこちらをご覧ください。
https://soshin.pcmed-tsukuba.jp/training/facilities/yamato/
文責:専攻医1年 大堀 葉子
2023年4月 ウェルカムセミナーが開催されました
2023年5月3日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 未来医療GP
つくば家庭医・病院総合医プログラムでは、毎年春に、新・専攻医を迎えてウェルカムセミナーを開催しています。
今回は、8名の専攻医を迎えることが出来ました。

【集合写真】(撮影時のみマスクを外しています)
多数の先輩専攻医や教育スタッフが参加し、新専攻医たちの創意工夫が光る『新専攻医クイズ』や、先輩専攻医からのプログラムや施設紹介、そして懇親会などを通じて、メンバー同士が交流を深めました。
【新専攻医からの声】

【新専攻医クイズ】
【コンテンツ概要】
現地・オンラインのハイブリッド開催
<午前>
オリエンテーション
新専攻医クイズ、自己紹介・プレゼンテーション
新スタッフから自己紹介・プレゼンテーション
記念品贈呈
委員会活動報告
学会発表のすすめ、学会ポスターウォーク・ツアー(学会のポスター会場を一緒に回る)など
前野教授から総合診療の重要性と役割、将来予想図など
<午後> 一部、専攻医と指導医に別れて同時開催
指導医:指導医FD(ファカルティ・ディベロップメント)
専攻医:施設紹介、プログラム企画、おすす
懇親会
ウェルカムセミナーやレジデントCSA、教育カンファレンスなど、
Off the job training(診療現場以外の教育)についてお知りになりたい方は、
こちらをご覧下さい。
無印良品で「ハッチポッチカフェ」開催@2023年4月8日(土)
2023年4月7日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)
(ハッチポッチ・・・ごちゃ混ぜという意味)
明日の開催に向けて現地で準備をしてくれました。




場所:無印良品 オークビレッジかみす茨城県神栖市大野原4丁目8番71-5号
日程:2023年4月8日(土)時間帯:11時~16時
<同時出展>
神栖市の障がい者就労支援事業所 Kichi-Kuro【キチクロ】を運営する一般社団法人O.K.factory(オーケー・ファクトリー)さんとコラボし、お母さん・お父さんも安心して健康相談ができるよう、子供たちが遊んで過ごせる場も当日提供します。
ハーブティー以外にも、こころと体を元気にしてくれる、美味しいものやカワイイものを集めたセレクトショップも開催予定
●場づくりを通して、感じよい暮らしのプロデュースに役立ちたい!
この場を通して、無印良品が大切にしているテーマである“感じよい暮らし”をみなでつくり、生活者同士が交流し、互いに支え合う関係性も醸成してゆきたいと考えています。
つくば家庭医・病院総合医プログラム 指導医
阪本直人より
2022年度卒業セミナー 1日目
2023年2月24日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 大森医院, 利根町, 大和クリニック, セントラル総合クリニック, 霞ヶ浦医療センター, 未来医療GP, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)
総合診療科専攻医1年鈴木綾香です。
はやいもので、卒業セミナーの季節となりました。
今年度は、2月18日(土)・19日(日)の2日間にわたって開催されました。
3年ぶりの現地開催が実現し、オンライン配信のハイブリッドでしたが、多くの先生方がお忙しい中にも関わらず、現地に集まりました。

今年度は、佐藤瑠美先生、鈴木李理先生、幸田千佳先生の3名の専攻医が卒業しました。
1日目は、前野先生の講演から始まり、卒業生のポートフォリオ発表会を経て、木澤義之先生の講演がありました。
木澤義之先生は、日本緩和医療学会理事長でもあり、筑波大学卒業生、そして前野先生の同級生でもあるのです。
前野先生からは、今後のつくば総診の発展や展望を含めた話があり、総合診療医を目指すものとして兜の緒を締める気持ちとなりました。
ポートフォリオ発表では、先輩方がどのように臨床で苦労され、解決されたのかを聞くことができ、大変勉強になりました。
木澤先生のご講演では、他では聞けないであろう、日本の緩和医療の歴史や将来、緩和医療と総合診療医の親和性、先生が取り組んでいる研究など、とても興味深い内容でした。
さて、今回ご卒業された先生方、本当におめでとうございます。
お忙しい中講演してくださいました木澤先生、前野先生、そして、当日来場された先生方に改めてお礼申し上げます。
先生方の今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。
2日目の卒業セミナーの様子は専攻医1年の都田先生の投稿をご覧ください。
専攻医1年 鈴木綾香
2022年度 卒業セミナー(2日目)
2023年2月24日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 大森医院, 利根町, 大和クリニック, セントラル総合クリニック, 霞ヶ浦医療センター, 未来医療GP, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)
筑波大学総合診療科で研修をさせていただいております、S1の都田佑樹です。
オンサイトでの開催は3年ぶりとのことでしたが、私にとって本年が初参加でした。
何かとバタバタとした中で卒業セミナーの委員をさせていただきましたが、普段お会いできない先生方にお会いできて、とてもうれしかったです。
2日目は、卒業生それぞれの今までの研修の振り返りプレゼンから始まりました。
皆さんのバックボーンから知ることができ、研修の苦労などがありありと浮かんでいて大変興味深いプレゼンテーションでした。
豪華な中華弁当を挟んで午後のCSA(Clinical Skills Assessment)、KFs(Key features test)の時間が始まります。
CSAはレジデントを対象に様々な臨床シーンを切り取って患者さんにどう伝えるか、どうアセスメントをするかの医療面接です。非常に緊張しますが、指導医の先生からのフィードバックもとても参考になり、建設的なものなので実りのある時間でした。
KFsはマークシート形式のテストですが、点数が公表されるわけでもなく、自身の臨床知識をアップデートする目的のものです。解答解説は参考文献も載っており、とても身になるテストでした。
CSAもKFsもどちらも自分の今までの医療面接の在り方、臨床能力を見直すきっかけになりました。来年はもっとうまくできるように本年一年努力したいと思います。
さて、新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)のため、ようやく再開できたオンサイト卒業セミナーでした。
来年もオンサイトで開催できることを楽しみにしています。
本年ご卒業される先生方、ご卒業誠におめでとうございました。
これからのますますのご活躍をお祈り申し上げます。
専攻医1年 都田佑樹
関連ページ:卒業セミナー(1日目)はこちら
<開催報告>カミス「ココ」でずっとKIDS presents ふれあい動物園
2022年11月21日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア
こんにちは、専攻医1年目の今川です。
ふれあい動物園を通じて、保護者や医療的ケア児などの子ども達が外出し、対話・交流できる場をつくろうと、
先日神栖市で開催されたイベントに参加させていただきましたので、ご報告します!
みなさんは「医療的ケア児」と呼ばれる方々の存在をご存知でしょうか?
医療的ケア児とは、生存のために医療的なケアを必要とする子どものことをいいます。
人工呼吸器や胃ろう、痰の吸引などが生活する上で必要であるため、なかなかお出かけが難しいという状況があります。
つくば総合診療のメンバーで、神栖済生会病院を担当している髙橋弘樹医師らが、
地域全体で障害児を支えるための活動を進めています。
この取り組みでは、患者・家族のピアサポートとしての交流、関係性の構築を促進したり、
医療的ケア児・重症心身障害児の同胞へのケアや、ピアサポートの場を提供することを目的に活動しています。
(取り組み愛称「カミス『ココ』でずっとKIDS」、済生会ソーシャルインクルージョン採択事業)
本活動の一環で、医療的ケア児・重症心身障害児のお子さんが、外出できる機会をつくったり、
ご本人やご家族が交流できる場として、ふれあい動物園を開催することになりました。
本イベントは、「カミス『ココ』でずっとKIDS」が主催し、
医療的ケア児や障害児家族の交流団体「たいようの部屋」と
県鹿行地区重症心身障害児家族会「おむすびの会」が共催で開催されました。
このイベントに微力ながら私も会場の設営等を手伝わせていただきました。

出番前の動物もウォーミングアップしています。
当日の天気はくもり。
雨天の場合は中止となるため、なんとか雨が降らないよう心から祈るばかり。
肌寒い気温ではありましたが、開催時間が近づくにつれ続々と参加者の方が!
わくわくされながら受付していらっしゃいました。
みなさんパワフルで開会式の熱気は凄まじかったです。
さて、ふれあい動物園、いよいよはじまりました!
みなさんいい笑顔ですね〜。私はその様子を見てひたすら癒されていました。
屋内ではバルーンアートも開催され、バルーンを嬉しそうに身につけているお子さんがたくさん。
天気もなんとかもってくれて、無事終了しました!
医療スタッフやボランティアの方々が協働し、少しでも安全にイベントが行われるよう配慮がなされていました。
イベント中、医療的なケアが行えるよう専用のブースも設営されていました。
お子さんだけでなく、ご家族の方の笑顔が見られたことも印象的でした。
医療的ケア児のご家族は様々な問題や不安と闘いながら日々生活されていらっしゃいます。
「今回のふれあい動物園がその交流の場となり、みなさんとの新しいつながりとなれば。」
そのような思いを髙橋先生が開会式で語っていらっしゃいました。
いままでのつながりに支えられて開催に至り、新しいつながりが生まれるような、とても暖かい場が作られていました。
医療的ケア児を取り巻く環境は私には推し量れないほどの課題がありますが、今回のつながりをもとに、よりよい地域ができていくのだと強く感じられた1日でした。
みなさんのパワフルさに元気をもらいながら、医療者として地域づくりに関わっていく現場を身をもって勉強させていただきました。
総合診療医の卵として今回の経験を活かし、これからも精進して参りたいと思います。
準備、運営にご尽力いただきました、先生方、スタッフのみなさまに、このような素敵なイベントに参加させていただきましたこと、心より感謝申し上げます。
専攻医1年目 山田医師の研修施設 見聞録 その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編
2022年8月8日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 北茨城, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)
北茨城市民病院附属家庭医療センターは、茨城最北端地域にある診療

北茨城市民病院附属家庭医療センターホームページより
診療所ですが、
また、
初めは、訪問診療という文化もなく、
【参考】北茨城市民病院附属家庭医療センターで学べることなどの詳細(つくば総診後期研修サイトより)
『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』。
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編
専攻医1年目 山田医師の研修施設 見聞録 その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
2022年8月7日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 大森医院, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)
ひたち太田家庭医療診療所は、大森医院の分院です.

ひたち太田家庭医療診療所ホームページより
主な業務は外来、訪問診療、施設回診、地域診療です.
本院である大森医院では、『過疎医療はおもし
【参考】ひたち太田家庭医療診療所のホームページ
【参考】大森医院で学べることなどの詳細(つくば総診後期研修サイトより)
『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』。
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編
専攻医1年目 山田医師の研修施設 見聞録 その3:利根町国保診療所 編
2022年8月6日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 利根町, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

利根町国保診療所の中澤先生と
利根町国保診療所は、
外来、訪問診療、リハビリ、予防接種、
診療所のため、少数精鋭なので、
それにより、外来〜
私は『家族図』を超えた、『地域図?
【参考】利根町国保診療所で学べることなどの詳細(つくば総診後期研修サイトより)
『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』。
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編
専攻医1年目 山田医師の研修施設 見聞録 その2:神栖産業医トレーニングセンター編
2022年8月5日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)
神栖産業医トレーニングセンター
Kamisu Occpational Health Physician Training Center(KOHP-TC)
2022年4月より市内産業医業務の拠点となり、
鹿島臨海工業地帯のある神栖市ならではです.
作業着を着てみると重く、耐熱性素材のためか、少し暑かったです.
そして、神栖産業医トレーニングセンター統括指導医である田中完先生とお話しをする貴重な機会をいただきました.
少しでもご興味を持たれましたら、
【参考情報】神栖市の産業医学基礎研修と生涯研修(神栖市若手医師きらっせプロジェクトホームページより)
『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』。
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編
専攻医1年目 山田医師の研修施設 見聞録 その1:神栖済生会病院 編
2022年8月4日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)
神栖済生会病院は、
200床程度の二次救急指定病院で、コミュニティケアの中核を担うべく、2019年に鹿島労災病院と再編統合しました。
神栖には、鹿島臨海工業地帯があり、若年-中年層の患者さんも多いです.
また、
つくば総診の医師も参画して進めている神栖市若手医
訪問診療も、つくば総診の医師が中心となり立ち上げました.
【参考】神栖済生会病院で学べることなどの詳細(つくば総診後期研修サイトより)
『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』。
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編
後期研修のローテ先を探して。専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ
2022年8月4日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 北茨城, 神栖, 大森医院, 利根町, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)
皆さん、こんにちは!
つくば家庭医・病院総合医プログラム(以下つくば総診)
専攻医1年目
つくば総診には、様々なセッティングが用意されており、
今回、
これから、少しずつ後期専門研修施設を私なりに、皆さんへご紹介して行きたいと思います。
題して、『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』。
どうぞご期待ください。
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編
さて、たくさん見学させていただいた結果、どの施設も魅力的であり、
待ってま~す。
専攻医(後期専門研修医)1年 山田辰樹より
つくば家庭医・病院総合医プログラム オンライン説明会2022
2022年4月8日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 大森医院, 利根町, 大和クリニック, セントラル総合クリニック, 霞ヶ浦医療センター, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育
今年度も、つくば家庭医・
【説明会予定】いずれも14:00-16:00
第一回:5月28日(土)
第二回:7月3日(日)
第三回:8月11日(木・祝)
【概要】
・前野哲博教授によるプログラム紹介
・専攻医やプログラム修了生による体験談のプレゼンテーション
(専攻医と修了生が、都度替わる予定ですので、毎回楽しめます)
終了後には少人数で個別に話すこともでき、
説明会はzoomで行い、出入り自由です。
【おすすめの方】
・進路を検討中の初期研修医や学生
・当プログラムに興味のある方すべて
心よりお待ちしております!
神栖コミュニティケア実習を体験してきました!
2022年4月17日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育
健康の社会的決定要因や、コミュニティケアの本質を学ぶことができるよう、つくば総診の指導医がプログラムしています。
・總山萌さん:筑波大学医学群看護学類4年
・野村奈々子さん:岐阜大学医学部看護学科4年
・近間仁美さん:大阪大学医学部保健学科4年(オンライン参加)
((( YouTubeライブ配信 ))) 交流会を兼ねたリアル産業医勉強会 第4弾
2021年12月3日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 神栖, 未来医療GP, 医学教育
例年大盛況を頂いております本シリーズ、今年も開催されます。

産業保健の本場で一堂に会し、交流会(人脈づくり) を兼ねた勉強会を開催する会として誕生しました。
WITHコロナ時代となった今、 オンラインの強みを生かした挑戦を続けています。
今年は趣向を変え、皆さんからのお便りをもとに
ラジオ番組のような形式でトークショーを繰り広げる予定です。
【イベント日時】2021年12月11日(土)午後6時~
((((( YouTubeライブ配信 )))))
<講師> 田中 完 先生 ほか
<司会・進行> 阪本 直人
(所属等は、【運営メンバー】参照)
【対象】
・全国の産業医
・全国の医師(臨床医をはじめ全分野)
★本イベントには、単位認定はありません。あらかじめご了承ください。
運営スタッフには、多様な業種を経験した産業衛生専門医・ 指導医、女性の産業医、産業医経験のある総合診療医など、
多様な産業医が揃っております。
田中 完(1)、林 卓哉(2)、日下 慶子(2)、
福田 幸寛(2, 3, 4)、阪本 直人(2, 3, 4)、川島 恵美(5)
(敬称略、カッコ内は所属番号)
1:神栖産業医トレーニングセンター・指導医
2:日本製鉄(株)東日本製鉄所鹿島地区 鹿島安全健康室 産業医
3:つくば家庭医・病院総合医プログラム(筑波大学 総合医コース)指導医
4:JPCA 家庭医療専門医
5:滋賀医科大学社会医学講座公衆衛生学部門/産業医
それでは、 産業医に興味のある 全国の皆様のご参加を心より楽し みにしております。(シェア希望)
つくば総診では、総合診療医のトレーニングを積みながら、日本有数の鹿島臨海工業地帯で勤務する
産業衛生学会の指導医が在籍する産業保健現場での研修も可能です。
現在、日医認定産業医資格取得支援プログラムが稼働中です。
下記も併せてご覧ください。
『つくば家庭医・病院総合医プログラムでは、産業医の研修も受けられます。』
筑波メディカルセンター病院総合診療科のサイトビジットのご報告
2021年9月26日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 筑波メディカルセンター病院
(写真1:指導医とのカンファレンスの様子)
(写真2:回診の様子)
筑波総合診療グループでは、指導医による研修施設間の視察(サイトビジット)を行っています。
今回、2021年9月24日に筑波メディカルセンター病院(TMC)総合診療科にサイトビジットに伺ったので、ご報告します。
私は普段笠間市立病院で外来や訪問診療を行っており、久しぶりの急性期病院の見学で内心ドキドキしながらの視察となりました。
この日は、午前中のカンファレンスと病棟回診に同行させてもらいました。
朝8時30分に外来に集合し、新規で入院した患者さんについて情報共有した後、全員で患者さんの回診を行いました。発熱・意識障害・ショックなど重症度が高く、複数の併存疾患がある患者さんが多く、急性期ならではの多彩でスピード感のある診療の様子が伝わってきました。
その後は、チームの指導医とレジデントで担当患者さんについて情報共有し(写真1)、回診を行いました(写真2)。初期研修・後期研修の先生は、主体的に診療を行っており、ベッドサイドでは丁寧に患者さんに声がけをしていました。指導医は、忙しい中でも退院後の生活の事など細やかにディスカッションしており、テンポよくコミュニケーションをとっている様子が印象的でした。
サイトビジットはレジデントの先生が普段どのような研修をしているのかを見学することで、グループ内の他の研修施設の教育体制について知ることができる貴重な機会であることを感じました。
TMCの皆様、見学させていただき、ありがとうございました!
筑波総合診療グループ/笠間市立病院 久野遥加
大学総合診療科での研修を修了して
2021年7月25日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育
専攻医1年目の石塚です.
この度、専攻医最初のローテーションである大学病院 総合診療科での研修を修了しました.

撮影時のみマスクを外し、呼吸も止めています。(予防接種も完了)
私自身は、この春に北海道からの転居や結婚など環境の変化の大きい時期でしたが,たくさんの方々に支えられ,何事もなく充実した3か月間の研修を送ることができました.
大学附属病院での外来研修では,診断がつかないため紹介されるケースがほとんどで,ときに稀な疾患に出会うこともありました.
しかし,よくある疾患の稀な病歴,検査所見というのがやはり多い印象を受けました.
複雑な症例にじっくりと向き合うことで,診断学のみならず,家庭医療的な視点も意識した質の高い診療を学び,実践する貴重な機会となりました.
リアルタイムでの指導医とのディスカッションや,1日の最後のケースレヴューを通して様々な指導医の先生方からフィードバックを頂くことで,日々発見と学びを蓄積することができました.
ほかにも,週半日の腹部超音波研修や皮膚科研修など基本的なスキルを身に付けるための時間もあり,今後に向けての基礎を身に付けることができました.
また,学生や研修医を指導する機会も多く,教育という面でも技術を学びながら身に付けられる環境は大学ならではの経験でした.
セッティングで働き方が変わる総合診療の,「大学病院」という一つの形を経験し,その需要と役割について知ることができました.
ここでの学びをこれからの研修に活かしていきたいと思います.