筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

ウェルカムセミナー2024を開催しました

2024年5月18日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 未来医療GP

2024年4月21日、新しく加わったメンバーの歓迎のためウェルカムセミナーが開催されました。
今年度は新専攻医(新S1)が3名、新スタッフが1名の計4名が加わりました。
セミナー当日の様子をお届けします。
 
集合写真(写真撮影の時のみマスクを外しています)
 
 
毎年、ウェルカムセミナーは専攻医と若手指導医を中心に企画・運営しています。
今年度は医師8年目の幸田先生を中心にzoom+現地のハイブリッド開催で行いました。
 
 
【スケジュール】
新S1クイズ
新スタッフ紹介
委員会報告
前野先生からのお話し
指導医:指導医FD、専攻医:施設紹介/プログラム説明
懇親会
 
この中で新S1クイズ、指導医FD、施設紹介/プログラム紹介、懇親会について取り上げます。
 
 
<新S1クイズ>
新専攻医の先生にまつわるクイズと、新専攻医の先生からの自己紹介を行いました。創意工夫の光るクイズで、新専攻医の先生の人となりが分かりました。会場からの質問もたくさん見られ、大変盛り上がりました。
 
その後、前野先生より、毎年恒例のスクラブプレゼントを行いました。
(新専攻医の3名です)
新専攻医の3名が仲良く談笑している姿が印象的でした。
 
<指導医FD><施設紹介/プログラム紹介>
指導医と専攻医に分かれて行いました。
★指導医FD(ファカルティ・ディベロップメント):
今年度は指導医が専攻医指導をする際のポイントについて学びました。
今回は論文投稿指導について橋本先生よりレクチャーがありました。指導にあたってのお悩み相談をグループディスカッションで行いましたが、議論が白熱し、各施設のいろいろな先生方の意見が聞けてとても勉強になりました。

 
★施設紹介/プログラム紹介:
先輩専攻医から各施設の特徴や研修プログラムの説明を行いました。
特に、研修修了を目標にどのようなことを行うか(学会発表やPALSなどの資格取得など)について説明を行いました。
 
<懇親会>
3グループに分かれ「以心伝心ゲーム」を行いました。お題にあったものを連想し、多かったものの個数で競いました。鈴木綾香先生の名司会が光り、会場も大変盛り上がりました。
 
 
 
【新専攻医の声】
学生の頃初めて見学に来てから早3年、セミナーを通じ「自分もつくば総診の一員になったのだなぁ」と実感しました。優しく素敵な先生方・スタッフの皆様ばかりで、ここで研修できることを嬉しく思います。多くの方々に支えられ、楽しい同期たちと研修できることに感謝し、日々精進して参ります。
専攻医1年 鵜木沙也加
 
会を通じて、同期はもちろん、 普段はお会いできないレジデントの先生方からの研修案内や、 プチゲームがありつくば総診の先生方と顔を合わせてお話しさせて 頂くことができました。前野先生からスクラブも頂き、 つくば総診のメンバーとして一歩を踏み出す実感が湧きました。
気持ちが踊る一方で自分も諸先生方のようになれるのだろうかと不安はありますが、 今日の気持ちを胸に精一杯頑張っていこうと思います。
専攻医1年 中田里菜子
 
記念品のスクラブを受け取った際に、つくば総診の一員になったのだという自覚を持つことができました。
親睦会では先輩方や指導医の先生達とたくさん話すことができたので、これから困った時とかに気軽に相談ができそうです。
新S1紹介クイズでは同期の意外な一面が知れて、さらに仲を深めることができました。
これからの研修にむけてさらなる励みとなりました。総合診療医として皆様に貢献できるよう精進してまいります。
専攻医1年 福地晴彦
 
【編集者より】
今年度もウェルカムセミナーは楽しいものになりました。来年度以降も継続していきます。
 
今後つくば総診へ加わりたい専攻医、スタッフを募集しております。
つくば総診にご興味のある方は、是非プログラム説明会にお越しください。
詳細はこちらからご確認ください。
(文責:北茨城市民病院附属家庭医療センター 海老澤由香)

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専攻医の研修施設見学 その1:利根町国保診療所

2024年1月30日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 利根町, レジデントの1日(施設紹介)

先日、つくば総診の研修施設を訪問しましたので2本立てでご報告いたします。

 今回は利根町国保診療所についてご紹介します。
 初めての訪問でしたが、利根川に囲まれた自然豊かな地域で、茨城県ご出身の中澤所長に地域の特性を伺いながらの訪問診療を中心に学びの多い一日となりました。

 同診療所は、茨城県最南端で千葉県との境の利根町に位置する無床診療所です。
つくば総診のプログラムでは、地域での診療所研修として、外来診療、在宅診療を中心とした家庭医療を学びます。
 受診される患者さんは乳幼児から高齢者まで幅広く、急性・慢性疾患、外科、皮膚科と出会う疾患も様々。大学病院のように大きな設備ではないもののレントゲン、超音波、上部消化管内視鏡、心電図と院内設備は充実していて、役所の方も勤務される「町の診療所」。

 そして、利根町国保診療所の特徴は、なんといっても所長である中澤義明先生の存在。
 歴代のレジデントから「家庭医のロールモデル」と伺っていましたが、実際にお会いし、先生の訪問診療の様子を見学してその意味を体感しました。
 特に、診療に向かう途中、ウォーキング中の患者さんがとても嬉しそうに先生にお声かけされていた姿が印象的でした。
また、診療中に患者さんご本人だけではなく、ご家族の体調やお悩みにも丁寧に回答されていて、生物心理社会モデルを用いた多面的・包括的なアプローチだと感じました。
「町のお医者さん」として、診療所だけにとどまらず学校保健・産業医活動など地域をまるごと診ている先生の姿は家庭医を目指す者にとってのロールモデルそのもの。
ぜひ一度見学されることをお勧めします。

おまけ: 利根町の主農産物はコシヒカリをはじめとしたお米。コンビニで利根町産の米菓が販売されていました。お土産に米菓を購入し、実りある一日を終えました。

中澤先生

小曽根先生と診療所で

 

▼利根町診療所についてはこちらも併せてご覧ください。
https://soshin.pcmed-tsukuba.jp/training/facilities/tone-town
https://www.pcmed-tsukuba.jp/area/ibaraki/introduction/tone-town.php

次回は桜川市にある関連施設、大和クリニックについてご紹介します!
大和クリニックについての詳細はこちらをご覧ください。
https://soshin.pcmed-tsukuba.jp/training/facilities/yamato/

文責:専攻医1年 大堀 葉子

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2023年4月 ウェルカムセミナーが開催されました

2023年5月3日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 未来医療GP

つくば家庭医・病院総合医プログラムでは、毎年春に、新・専攻医を迎えてウェルカムセミナーを開催しています。

今回は、8名の専攻医を迎えることが出来ました。

 

集合写真。撮影時のみマスクを外し、呼吸もしていません。

【集合写真】(撮影時のみマスクを外しています)

多数の先輩専攻医や教育スタッフが参加し、新専攻医たちの創意工夫が光る『新専攻医クイズ』や、先輩専攻医からのプログラムや施設紹介、そして懇親会などを通じて、メンバー同士が交流を深めました。

 

【新専攻医からの声】

 
 クイズを交えながらの自己紹介では、同期の意外な一面などを楽しく知ることができました
 記念品に名刺やロゴ入りスクラブを頂き、ついに筑波総診の一員になったのだ。という身の引き締まる思いが致しました!
 専攻医の先輩方からのプログラム・施設紹介や、懇親会では、普段なかなかお会いする機会のない、たくさんの先生方とお話することができ、
 なんでもご相談させて頂ける気さくな雰囲気の先生方ばかりで、つくば総診の温かいファミリー感に安心致しました。
 素敵な先輩方や同期に囲まれて研修させて頂ける環境に感謝して、成長していけるよう研鑽を積んで参ります!
専攻医1年目 島崎
 
 
 
 様々なフィールドで働く筑波総診の先生方と直接お話しでき、私にとって、とても貴重な時間でした。
 初期研修医を卒業して専攻医初心者の私は、今後の不安が大きかったですが、先生方のお話を聞いて、むしろ今後の研修や学びにわくわくしています…!!
 また、最初のS1クイズでは、まだ知らない同期の一面を垣間見れたのも楽しかったです!
 同期はもちろん、他の専攻医やスタッフの先生方と一緒に働ける日が来るのを楽しみにしています。
専攻医1年目 加納
 
 
 
 多くの先輩医師の皆さんとの交流を通じて、後期研修における疑問や不安に思っていた点が少しクリアになり、研修へのモチベーションアップにつながりました。
 来年以降は、私たちも運営側に回り、素敵な企画になるよう私たちも尽力したいと思います
専攻医1年目 大堀
 
 
 

 

新専攻医クイズの表紙映像

【新専攻医クイズ】

 

【コンテンツ概要】

現地・オンラインのハイブリッド開催

<午前>

オリエンテーション
新専攻医クイズ、自己紹介・プレゼンテーション
新スタッフから自己紹介・プレゼンテーション
記念品贈呈
委員会活動報告
学会発表のすすめ、学会ポスターウォーク・ツアー(学会のポスター会場を一緒に回る)など
前野教授から総合診療の重要性と役割、将来予想図など

<午後> 一部、専攻医と指導医に別れて同時開催

指導医:指導医FD(ファカルティ・ディベロップメント)
専攻医:施設紹介、プログラム企画、おすすめ本紹介

懇親会

 

———-

ウェルカムセミナーやレジデントCSA、教育カンファレンスなど、
Off the job training(診療現場以外の教育)についてお知りになりたい方は、
こちらをご覧下さい。

 
 
 

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無印良品で「ハッチポッチカフェ」開催@2023年4月8日(土)

2023年4月7日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

明日の2023年4月8日(土)に『ハッチポッチカフェ』という名のくらしの相談室を開催します。
(ハッチポッチ・・・ごちゃ混ぜという意味)
 
本日、神栖市で研修中のつくば総診の専攻医 石塚先生も
明日の開催に向けて現地で準備をしてくれました。
 
 
こどもも参加出来る【クイズ】をメンバーが作って下さいました。
 

 

無印良品の店内にヒントを隠すことを許可してくださった
店長・副店長さんに感謝!!!!!
 
【メディカル・ハーブ体験】の看板
 

明日いよいよ開催です。
 
 
場所:無印良品 オークビレッジかみす
   茨城県神栖市大野原4丁目8番71-5号
日程:2023年4月8日(土)
時間帯:11時~16時
 
イベント概要:
日本メディカルハーブ協会 シニアハーバルセラピストでもある薬剤師がハーブティーを提供したり、総合診療医らをはじめとしたメンバーが、健康相談をはじめ、様々なくらしの困りごとの相談に対応します。
 
当日は、神栖市、銚子市、香取市、鹿嶋市等にゆかりのある総合診療医や看護師、理学療法士、得意を活かして活動されている生活者などの有志が集まり、運営します。
 

<同時出展>
神栖市の障がい者就労支援事業所 Kichi-Kuro【キチクロ】を運営する一般社団法人O.K.factory(オーケー・ファクトリー)さんとコラボし、お母さん・お父さんも安心して健康相談ができるよう、子供たちが遊んで過ごせる場も当日提供します。
https://ametara1001.wixsite.com/okfactory

ハーブティー以外にも、こころと体を元気にしてくれる、美味しいものやカワイイものを集めたセレクトショップも開催予定

 
コンセプト:
●場づくりを通して、感じよい暮らしのプロデュースに役立ちたい!
 
いろんな職種や得意を活かした市民らが、くらし困りごとの相談を受け、さらには、生活者同士でも支え合える関係・場づくりをしきたいと考えています。
この場を通して、無印良品が大切にしているテーマである“感じよい暮らし”をみなでつくり、生活者同士が交流し、互いに支え合う関係性も醸成してゆきたいと考えています。
 
 
今後、このような取り組みを医学生や看護学生、薬学生らの実習の場にしてゆく予定です。
 
——————————–
追記:当時の雰囲気を感じていただけるようムービーにしました。
 
【開催記録】
 

<関連情報>

・ハッチポッチカフェ(くらしの相談室)公式ホームページhotchpotch-cafe.my.canva.site

日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医
つくば家庭医・病院総合医プログラム 指導医
日本ヘルスプロモーション学会 常任理事
阪本直人より

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2022年度卒業セミナー 1日目

2023年2月24日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 大森医院, 利根町, 大和クリニック, セントラル総合クリニック, 霞ヶ浦医療センター, 未来医療GP, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

総合診療科専攻医1年鈴木綾香です。

はやいもので、卒業セミナーの季節となりました。
今年度は、2月18日(土)・19日(日)の2日間にわたって開催されました。
3年ぶりの現地開催が実現し、オンライン配信のハイブリッドでしたが、多くの先生方がお忙しい中にも関わらず、現地に集まりました。

 

今年度は、佐藤瑠美先生、鈴木李理先生、幸田千佳先生の3名の専攻医が卒業しました。

1日目は、前野先生の講演から始まり、卒業生のポートフォリオ発表会を経て、木澤義之先生の講演がありました。
木澤義之先生は、日本緩和医療学会理事長でもあり、筑波大学卒業生、そして前野先生の同級生でもあるのです。

 

前野先生からは、今後のつくば総診の発展や展望を含めた話があり、総合診療医を目指すものとして兜の緒を締める気持ちとなりました。

 

ポートフォリオ発表では、先輩方がどのように臨床で苦労され、解決されたのかを聞くことができ、大変勉強になりました。

 

木澤先生のご講演では、他では聞けないであろう、日本の緩和医療の歴史や将来、緩和医療と総合診療医の親和性、先生が取り組んでいる研究など、とても興味深い内容でした。

さて、今回ご卒業された先生方、本当におめでとうございます。

お忙しい中講演してくださいました木澤先生、前野先生、そして、当日来場された先生方に改めてお礼申し上げます。
先生方の今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

2日目の卒業セミナーの様子は専攻医1年の都田先生の投稿をご覧ください。

専攻医1年 鈴木綾香

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2022年度 卒業セミナー(2日目)

2023年2月24日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 大森医院, 利根町, 大和クリニック, セントラル総合クリニック, 霞ヶ浦医療センター, 未来医療GP, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

筑波大学総合診療科で研修をさせていただいております、S1の都田佑樹です。

オンサイトでの開催は3年ぶりとのことでしたが、私にとって本年が初参加でした。
何かとバタバタとした中で卒業セミナーの委員をさせていただきましたが、普段お会いできない先生方にお会いできて、とてもうれしかったです。

 

2日目は、卒業生それぞれの今までの研修の振り返りプレゼンから始まりました。
皆さんのバックボーンから知ることができ、研修の苦労などがありありと浮かんでいて大変興味深いプレゼンテーションでした。

 

 豪華な中華弁当を挟んで午後のCSA(Clinical Skills Assessment)、KFs(Key features test)の時間が始まります。
CSAはレジデントを対象に様々な臨床シーンを切り取って患者さんにどう伝えるか、どうアセスメントをするかの医療面接です。非常に緊張しますが、指導医の先生からのフィードバックもとても参考になり、建設的なものなので実りのある時間でした。

 

KFsはマークシート形式のテストですが、点数が公表されるわけでもなく、自身の臨床知識をアップデートする目的のものです。解答解説は参考文献も載っており、とても身になるテストでした。
CSAもKFsもどちらも自分の今までの医療面接の在り方、臨床能力を見直すきっかけになりました。来年はもっとうまくできるように本年一年努力したいと思います。

さて、新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)のため、ようやく再開できたオンサイト卒業セミナーでした。
来年もオンサイトで開催できることを楽しみにしています。

本年ご卒業される先生方、ご卒業誠におめでとうございました。
これからのますますのご活躍をお祈り申し上げます。

 

専攻医1年 都田佑樹

 

関連ページ:卒業セミナー(1日目)はこちら

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<開催報告>カミス「ココ」でずっとKIDS presents ふれあい動物園

2022年11月21日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア

こんにちは、専攻医1年目の今川です。

ふれあい動物園を通じて、保護者や医療的ケア児などの子ども達が外出し、対話・交流できる場をつくろうと、
先日神栖市で開催されたイベントに参加させていただきましたので、ご報告します!

記念写真

みなさんは「医療的ケア児」と呼ばれる方々の存在をご存知でしょうか?
医療的ケア児とは、生存のために医療的なケアを必要とする子どものことをいいます。
人工呼吸器や胃ろう、痰の吸引などが生活する上で必要であるため、なかなかお出かけが難しいという状況があります。

 

つくば総合診療のメンバーで、神栖済生会病院を担当している髙橋弘樹医師らが、
地域全体で障害児を支えるための活動を進めています。
この取り組みでは、患者・家族のピアサポートとしての交流、関係性の構築を促進したり、
医療的ケア児・重症心身障害児の同胞へのケアや、ピアサポートの場を提供することを目的に活動しています。
(取り組み愛称「カミス『ココ』でずっとKIDS」、済生会ソーシャルインクルージョン採択事業)

かみすココくん

 

本活動の一環で、医療的ケア児・重症心身障害児のお子さんが、外出できる機会をつくったり、
ご本人やご家族が交流できる場として、ふれあい動物園を開催することになりました。

 

本イベントは、「カミス『ココ』でずっとKIDS」が主催し、
医療的ケア児や障害児家族の交流団体「たいようの部屋」と
県鹿行地区重症心身障害児家族会「おむすびの会」が共催で開催されました。

このイベントに微力ながら私も会場の設営等を手伝わせていただきました。

やぎ

ポニー

出番前の動物もウォーミングアップしています。

 

 

当日の天気はくもり。
雨天の場合は中止となるため、なんとか雨が降らないよう心から祈るばかり。

肌寒い気温ではありましたが、開催時間が近づくにつれ続々と参加者の方が!

わくわくされながら受付していらっしゃいました。

みなさんパワフルで開会式の熱気は凄まじかったです。

 

さて、ふれあい動物園、いよいよはじまりました!
みなさんいい笑顔ですね〜。私はその様子を見てひたすら癒されていました。

背中に乗れるのは30kg未満の子どものみ

屋内ではバルーンアートも開催され、バルーンを嬉しそうに身につけているお子さんがたくさん。

バルーンアート

天気もなんとかもってくれて、無事終了しました!

 

医療スタッフやボランティアの方々が協働し、少しでも安全にイベントが行われるよう配慮がなされていました。
イベント中、医療的なケアが行えるよう専用のブースも設営されていました。

お子さんだけでなく、ご家族の方の笑顔が見られたことも印象的でした。

あいさつ

医療的ケア児のご家族は様々な問題や不安と闘いながら日々生活されていらっしゃいます。

「今回のふれあい動物園がその交流の場となり、みなさんとの新しいつながりとなれば。」

そのような思いを髙橋先生が開会式で語っていらっしゃいました。

 

いままでのつながりに支えられて開催に至り、新しいつながりが生まれるような、とても暖かい場が作られていました。

 

医療的ケア児を取り巻く環境は私には推し量れないほどの課題がありますが、今回のつながりをもとに、よりよい地域ができていくのだと強く感じられた1日でした。

みなさんのパワフルさに元気をもらいながら、医療者として地域づくりに関わっていく現場を身をもって勉強させていただきました。
総合診療医の卵として今回の経験を活かし、これからも精進して参りたいと思います。

 

準備、運営にご尽力いただきました、先生方、スタッフのみなさまに、このような素敵なイベントに参加させていただきましたこと、心より感謝申し上げます。

集合写真

運営スタッフの阪本より、下記追記しました。
 
謝辞
医療的ケア児や障害児家族の交流団体「たいようの部屋」、県鹿行地区重症心身障害児家族会「おむすびの会」、鹿行地区の医療介護福祉住民をつなぐ会、神栖市障害者デイサービスセンターのぞみ、鹿島訪問看護ステーション、社会福祉法人すはま会、合同会社にこステーション・にこ・ナース、銚子メディクス訪問看護ステーション、千葉科学大学、神栖市障害福祉課、神栖済生会病院・済生会訪問看護ステーションかみす・地域包括支援センター済生会かみす(順不同)、まだまだ書き切れませんが、鹿嶋市、神栖市、銚子市、潮来市等近隣の市町村から、医療系社会人のみならず学生達も駆けつけてくださいました!
皆様、運営にご協力・応援くださいまして、ありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
 
 

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専攻医1年目 山田医師の研修施設 見聞録 その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編

2022年8月8日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 北茨城, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

北茨城市民病院附属家庭医療センターは、茨城最北端地域にある診療所です.

 

北茨城市民病院附属家庭医療センターホームページより

 

 

診療所ですが、近隣の北茨城市民病院と提携しており採血や画像検査等もアクセスが良いです.

また、急性期の病態で北茨城市民病院に入院することになっても、経過の引き継ぎがスムーズにできるため、1人の患者様の慢性期⇆急性期を横断的に把握できるのは魅力的です.

外来患者は午前のみで120人(医師2-3人で対応)と決して少なくはないですが、つくば総診の指導医の元で外来の経験を積むことができます.

北茨城市民病院附属家庭医療センターは横谷先生を始めとした、つくば総診のメンバーを中心に開設されて2022年現在7年目です.
初めは、訪問診療という文化もなく、患者数もほとんどいない状態でした.数年でここまで患者数が伸びたのも、先輩方や職員の方のお力だと思います.そのような勢いのある場で学ぶことができます.

 

【参考】北茨城市民病院附属家庭医療センターで学べることなどの詳細(つくば総診後期研修サイトより)

 

『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編

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専攻医1年目 山田医師の研修施設 見聞録 その4:ひたち太田家庭医療診療所 編

2022年8月7日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 大森医院, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

ひたち太田家庭医療診療所は、大森医院の分院です.

 

ひたち太田家庭医療診療所ホームページより

 

主な業務は外来、訪問診療、施設回診、地域診療です.

看護師、ケアマネ、セラピストとも距離が近く、皆様が笑顔だったのが印象的でした。
水戸やひたちから初期研修医の受け入れをしており、地域にいながら後輩指導もできるのも魅力の1つです.

患者層は小児〜若年者〜高齢者と一度の外来の中でも様々です.

ひたち太田家庭医療診療所の院長は、医師8年目の木村先生(つくば総診の先輩)です.若手医師が主に業務をしており、診療所皆んなで高めていこうという素晴らしい雰囲気を肌で感じることができました.

本院である大森医院では、『過疎医療はおもしろい! 僻地医療に心血を注ぐ、赤ひげ先生の挑戦』執筆者の大森英俊先生よりご指導いただけます.

診療所研修という点は同じですが、大森医院、ひたち太田家庭診療所と、患者層や地域性、指導体制が違う場で勉強できることができます.

 

【参考】ひたち太田家庭医療診療所のホームページ
【参考】大森医院で学べることなどの詳細(つくば総診後期研修サイトより)

 

『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編

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専攻医1年目 山田医師の研修施設 見聞録 その3:利根町国保診療所 編

2022年8月6日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 利根町, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

利根町国保診療所の中澤先生と

利根町国保診療所は、
外来、訪問診療、リハビリ、予防接種、乳児健診、学校保健と『The 地域のお医者さん』を味わえる場所です.

診療所のため、少数精鋭なので、感染対策や経営などに後期研修医から関わることができます.

何より印象的だったのは、中澤所長との訪問診療でした.
その臨床的実力やお人柄から地域で尊敬されており、患者さんは自分の困り事以外に、地域住民やご友人のことも相談されます.

それにより、外来〜訪問の診療は一人一人区切られた診療というよりは、地続きの診療に思えました.

私は『家族図』を超えた、『地域図?』をそこに垣間見た気がしました.
数十年来地域に貢献し続けた中澤所長やつくば総診の先輩方の背中を見ながら、研修することができます.

 

【参考】利根町国保診療所で学べることなどの詳細(つくば総診後期研修サイトより)

 

 

『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編

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専攻医1年目 山田医師の研修施設 見聞録 その2:神栖産業医トレーニングセンター編

2022年8月5日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

神栖産業医トレーニングセンター
Kamisu Occpational Health Physician Training Center(KOHP-TC)

 

2022年4月より市内産業医業務の拠点となり、産業医の実務能力を養成する機能を持つ神栖産業医トレーニングセンターが開設されました.

鹿島臨海工業地帯のある神栖市ならではです.
人生で初めて工場巡視、委員会参加をさせていただきましたが、異世界でした.
作業着を着てみると重く、耐熱性素材のためか、少し暑かったです.
それでも安全のためには作業着は欠かせません.
このように患者側に立てる経験は滅多になく、一般診療において産業医以外の医師にも必要な力だと思いました.

 

そして、神栖産業医トレーニングセンター統括指導医である田中完先生とお話しをする貴重な機会をいただきました.

医師が体の解剖図を理解し薬を処方するように、田中先生は『会社の解剖図』『地域の解剖図』を理解し、適切な介入を行うことで会社及び地域を変えておられます.
凄すぎて到底ここには書き切れません(語彙力を失い申し訳ございません).
少しでもご興味を持たれましたら、是非見学に行ってみてください.

 

 

 

【参考情報】神栖市の産業医学基礎研修と生涯研修(神栖市若手医師きらっせプロジェクトホームページより)

 

 

『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編

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専攻医1年目 山田医師の研修施設 見聞録 その1:神栖済生会病院 編

2022年8月4日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

 

神栖済生会病院は、
200床程度の二次救急指定病院で、コミュニティケアの中核を担うべく、2019年に鹿島労災病院と再編統合しました。

 

神栖市若手医師きらっせプロジェクトより

 

神栖には、鹿島臨海工業地帯があり、若年-中年層の患者さんも多いです.
また、神栖内の二次救急指定病院は2つしかなく、多くの症例を経験できます.

つくば総診の医師も参画して進めている神栖市若手医師きらっせプロジェクトなど、市をあげて医療体制を整えることに尽力されており、行政ともタッグを組みやすい環境にあるのも魅力の1つです.

訪問診療も、つくば総診の医師が中心となり立ち上げました.

圧倒的にフィールドが多く業務のレパートリーが多い神栖で、和気あいあいとつくば総診の先輩方が仕事をしているのが印象的でした.

フィールドに合わせマルチな働き方を実践されている先輩方の元、一緒に仕事ができることが何よりの魅力です.

【参考】神栖済生会病院で学べることなどの詳細(つくば総診後期研修サイトより)

 

『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編

 

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後期研修のローテ先を探して。専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ

2022年8月4日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 北茨城, 神栖, 大森医院, 利根町, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

皆さん、こんにちは!
つくば家庭医・病院総合医プログラム(以下つくば総診)
専攻医1年目山田辰樹です.

つくば総診には、様々なセッティングが用意されており、その中から自分に合った研修を作り上げていきます.

今回、後期専門研修先である神栖済生会病院および神栖産業医トレーニングセンター、利根町国保診療所、ひたち太田家庭医療診療所(大森医院)、北茨城市民病院附属家庭医療センターを見学させていただきました。

これから、少しずつ後期専門研修施設を私なりに、皆さんへご紹介して行きたいと思います。

題して、『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』
どうぞご期待ください。

 

その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編

 

さて、たくさん見学させていただいた結果、どの施設も魅力的であり、来年以降の研修先を大変迷っております.

贅沢な悩みだと思います.
同じ悩みをしてみたい方は是非見学にいらしてください.
待ってま~す。

 

専攻医(後期専門研修医)1年 山田辰樹より

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つくば家庭医・病院総合医プログラム オンライン説明会2022

2022年4月8日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 大森医院, 利根町, 大和クリニック, セントラル総合クリニック, 霞ヶ浦医療センター, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育

みなさまこんにちは!
今年度も、つくば家庭医・病院総合医プログラム(筑波大学総合診療科)のオンライン説明会を行います。

 

【説明会予定】いずれも14:00-16:00

第一回:5月28日(土) 
第二回:7月3日(日) 
第三回:8月11日(木・祝) 

 

毎回、終了後に質問タイムを設けます。

 

 

【参加お申し込み】 こちらからどうぞ。
   (申し込みされたメールアドレスへ、開催前にzoomアドレスをお送りいたします。)

 

【概要】

・前野哲博教授によるプログラム紹介
・専攻医やプログラム修了生による体験談のプレゼンテーション
 (専攻医と修了生が、都度替わる予定ですので、毎回楽しめます)

 

終了後には少人数で個別に話すこともでき、質問や相談をしていただくことも可能です。

説明会はzoomで行い、出入り自由です。聞くだけの参加も歓迎しています。

 

【おすすめの方】
・進路を検討中の初期研修医や学生
・当プログラムに興味のある方すべて

 

 
 
皆様のご参加を
心よりお待ちしております!
 

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神栖コミュニティケア実習を体験してきました!

2022年4月17日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育

画像をクリックすると記事にジャンプ!

 

筑波大学医学群医学類における実習では、地域診断実習、異業種に帯同して行う参与観察実習などを通し、
健康の社会的決定要因や、コミュニティケアの本質を学ぶことができるよう、つくば総診の指導医がプログラムしています。
 
本実習には、神栖市の地元の方々をはじめ、地元の企業など、多くの方が協同してくださっています。
つまり、私たちは、神栖市市民と協同して、医学生を育てているのです。
 
本実習内容(医学生M5-6向け、コミュニティケア)を知った總山萌さん、野村奈々子さん、近間仁美さんが、大変興味をもってくださったので、実習体験ツアーを特別企画しました。
 
体験実習を通して感じたことや学びを記事にしてくださいましたので、皆様にもお知らせします。
 

看たまノートの記事へジャンプします。

 
 
野村奈々子さんは、webメディア『看たまノート』をご自身で立ち上げ、企画・インタビュー・執筆などもご自身でも行っておられます。
 
ぜひお読みください。
 

 

【実習体験ツアー参加メンバー】
・總山萌さん:筑波大学医学群看護学類4年
・野村奈々子さん:岐阜大学医学部看護学科4年
・近間仁美さん:大阪大学医学部保健学科4年(オンライン参加)
(いずれも実習当時の所属)

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((( YouTubeライブ配信 ))) 交流会を兼ねたリアル産業医勉強会 第4弾

2021年12月3日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 神栖, 未来医療GP, 医学教育

例年大盛況を頂いております本シリーズ、今年も開催されます。

 
 
 
 
産業医をサブスペシャリティーコースの1つとして設定している
つくば総診では、専門医を有する産業医とコラボし、様々な企画を盛んに開催しております。
 
本シリーズは、 産業医に興味がある 全国の臨床医などの医師と産業医とが
産業保健の本場で一堂に会し、交流会(人脈づくり) を兼ねた勉強会を開催する会として誕生しました。
WITHコロナ時代となった今、 オンラインの強みを生かした挑戦を続けています。

今年は趣向を変え、皆さんからのお便りをもとに
ラジオ番組のような形式でトークショーを繰り広げる予定です。

 

 

【イベント日時】2021年12月11日(土)午後6時~
((((( YouTubeライブ配信 )))))

 

<講師>    田中 完 先生 ほか
<司会・進行> 阪本 直人
                (所属等は、【運営メンバー】参照)

【対象】
・全国の産業医
・全国の医師(臨床医をはじめ全分野)

 

【詳細・お申し込み】(イベントページにジャンプします
※参加には事前登録が必要です。

★本イベントには、単位認定はありません。あらかじめご了承ください。

 
 
【運営メンバー】

運営スタッフには、多様な業種を経験した産業衛生専門医・ 指導医、女性の産業医、産業医経験のある総合診療医など、
多様な産業医が揃っております。

田中 完(1)、林 卓哉(2)、日下 慶子(2)、
福田 幸寛(2, 3, 4)、阪本 直人(2, 3, 4)、川島 恵美(5)
(敬称略、カッコ内は所属番号)

1:神栖産業医トレーニングセンター・指導医
2:日本製鉄(株)東日本製鉄所鹿島地区 鹿島安全健康室 産業医
3:つくば家庭医・病院総合医プログラム(筑波大学 総合医コース)指導医
4:JPCA 家庭医療専門医
5:滋賀医科大学社会医学講座公衆衛生学部門/産業医

それでは、 産業医に興味のある 全国の皆様のご参加を心より楽し みにしております。(シェア希望)

 
つくば総診 指導医 阪本直人 より
以上
——————————–
 
【産業医を勉強したい方へ】

つくば総診では、総合診療医のトレーニングを積みながら、日本有数の鹿島臨海工業地帯で勤務する
産業衛生学会の指導医が在籍する産業保健現場での研修も可能です。
現在、日医認定産業医資格取得支援プログラムが稼働中です。

下記も併せてご覧ください。
つくば家庭医・病院総合医プログラムでは、産業医の研修も受けられます。

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筑波メディカルセンター病院総合診療科のサイトビジットのご報告

2021年9月26日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 筑波メディカルセンター病院

指導医とのカンファレンス(写真1:指導医とのカンファレンスの様子)

回診の様子(写真2:回診の様子)

筑波総合診療グループでは、指導医による研修施設間の視察(サイトビジット)を行っています。
今回、2021年9月24日に筑波メディカルセンター病院(TMC)総合診療科にサイトビジットに伺ったので、ご報告します。
私は普段笠間市立病院で外来や訪問診療を行っており、久しぶりの急性期病院の見学で内心ドキドキしながらの視察となりました。

この日は、午前中のカンファレンスと病棟回診に同行させてもらいました。
朝8時30分に外来に集合し、新規で入院した患者さんについて情報共有した後、全員で患者さんの回診を行いました。発熱・意識障害・ショックなど重症度が高く、複数の併存疾患がある患者さんが多く、急性期ならではの多彩でスピード感のある診療の様子が伝わってきました。
その後は、チームの指導医とレジデントで担当患者さんについて情報共有し(写真1)、回診を行いました(写真2)。初期研修・後期研修の先生は、主体的に診療を行っており、ベッドサイドでは丁寧に患者さんに声がけをしていました。指導医は、忙しい中でも退院後の生活の事など細やかにディスカッションしており、テンポよくコミュニケーションをとっている様子が印象的でした。

サイトビジットはレジデントの先生が普段どのような研修をしているのかを見学することで、グループ内の他の研修施設の教育体制について知ることができる貴重な機会であることを感じました。

TMCの皆様、見学させていただき、ありがとうございました!

筑波総合診療グループ/笠間市立病院 久野遥加

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つくば総診のエコー塾(医学生向け)開催

2021年7月26日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育

先日、医学生の有志7名が集まり、エコー勉強会が開催されました。

つくば総診の前野教授による分かりやすい解説には、

学生はもとより、レジデント・指導医も感心しました。

ジュニア・シニアレジデントやスタッフのサポートを受けながら熱心に実践する医学生ら (感染対策済み)

さて、次回は今週(金)に開催されます。

 

記載:阪本直人(指導医)

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大学総合診療科での研修を修了して

2021年7月25日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育

専攻医1年目の石塚です.
この度、専攻医最初のローテーションである大学病院 総合診療科での研修を修了しました.

撮影時のみマスクを外し、呼吸も止めています。(予防接種も完了)

私自身は、この春に北海道からの転居や結婚など環境の変化の大きい時期でしたが,たくさんの方々に支えられ,何事もなく充実した3か月間の研修を送ることができました.

大学附属病院での外来研修では,診断がつかないため紹介されるケースがほとんどで,ときに稀な疾患に出会うこともありました.
しかし,よくある疾患の稀な病歴,検査所見というのがやはり多い印象を受けました.

複雑な症例にじっくりと向き合うことで,診断学のみならず,家庭医療的な視点も意識した質の高い診療を学び,実践する貴重な機会となりました.

リアルタイムでの指導医とのディスカッションや,1日の最後のケースレヴューを通して様々な指導医の先生方からフィードバックを頂くことで,日々発見と学びを蓄積することができました.

ほかにも,週半日の腹部超音波研修や皮膚科研修など基本的なスキルを身に付けるための時間もあり,今後に向けての基礎を身に付けることができました.

また,学生や研修医を指導する機会も多く,教育という面でも技術を学びながら身に付けられる環境は大学ならではの経験でした.

セッティングで働き方が変わる総合診療の,「大学病院」という一つの形を経験し,その需要と役割について知ることができました.

ここでの学びをこれからの研修に活かしていきたいと思います.

 

 

 

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笠間市立病院へ見学に行きました

2021年7月12日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 笠間, 地域包括ケア

(ケアマネジャーさんに同行して患者さんのお宅を訪問しました)

 専攻医1年目の石塚です.この度,笠間市立病院を見学させていただきましたのでご報告いたします.
1日間の日程で午前中はケアマネジャーさんの訪問同行を,午後は県立中央病院への訪問同行をさせていただきました.
 ケアマネさんといえば,介護サービス導入時はもちろんのこと,入院を契機に調整が必要になった際に大変お世話になることが多い印象でした.しかし,実際にはソーシャルワーカーさんや看護師さんを介してであることも多く,具体的にどんなことをされているのか,恥ずかしながら自信をもって語れる状態ではありませんでした.
 実際に患者さん宅への訪問へ同行させていただくと,ケアという視点での観察に気が付かされることが多くありました.
例えば,
 ・招かれる居間以外の様子はどうか(片付けられていないところこそ日常生活を反映している)
 ・トイレや風呂はどうか(ADL評価で風呂が自立,と一言で言っても昔ながらの大きな段差のある風呂場とユニットバスではまるで違う)
・本人が語らない趣味の存在(最近写経をした痕跡がある)などなど.
医師として訪問診療で訪れる際にはなかなか得られない情報をケアマネさんはたくさん収集されていました.
お仕事の一片を見たに過ぎませんが,同行を通してその実態に迫ることができました.今までは医療と介護の間には少し距離を感じることがありましたが,今後は積極的に情報共有していきたいと思います.

 午後の県立中央病院訪問では,これから笠間市立病院へ転院予定であったり,訪問診療を導入する予定であったりする患者さんに,入院中のうちから面談することでスムーズな導入に繋がっていました.ほかにも同じ建物内に保健センターや地域包括支援センターがあったり,迎え側に特養があったりと機関や施設が集約されていることで,より緻密な連携が取れる環境であり,市立病院ならではの強みと総合診療医の強みがうまく調和しあっている様子を実感することができました.
 今回は時間の都合で拝見できませんでしたが,成功率の高い禁煙外来やプレコンセプションケア外来も行っているとのことで,ぜひ機会を見つけてまた学びに行きたいと思います.

文責:専攻医 石塚大暉
※写真はケアマネさんに同行した際のもの.患者さんに許可を頂き掲載.

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