筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

つくば総診の医師が監修した中高生の終活劇が、6年ぶりに再び上演されます。

2025年9月19日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア

6年前の2019年11月30日、茨城県神栖市のかみす防災アリーナで「人生会議」をテーマにした「終活フェス」が開催されました。このイベントは、自分の人生の最期について考え、そのために必要な準備を見直すきっかけを提供することを目的として行われたものです。

当時の運営・開催メンバー(撮影:大石光建 氏)

終活フェスの一環で、清真学園高校・中学校の演劇部が「終活」をテーマにしたオリジナル演劇「おばあちゃんの話」を披露しました。

撮影:大石光建 氏

脚本は、当時中学3年生だった出頭あかりさん。演劇部の生徒たちは、夏頃に行われた細井医師によるアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の勉強会に参加し、その学びが脚本作りに活かされました。彼女らの取り組みは、市民が「終活」を身近に感じ、考えるきっかけとなりました。

当時の舞台挨拶(1/2)

当時の舞台挨拶(2/2)

 

この「おばあちゃんの話」が、6年ぶりに、今度は東京都で再び上演されることになりました。2025年10月12日に開催される「第5回 ねりま終活フェスタ」において、清真学園の演劇部が再び同じ演目を披露します。

さらに、初演当時から演劇部をサポートしてきた細井医師も、今回はゲスト解説者として登壇する予定です。当時出演した生徒たちは現在大学生となり、彼ら彼女らと再会できることが今から楽しみです。
また、上演の舞台が茨城県から東京都へと広がったことに、感慨深いものがあります。

 

 

当時のチラシ 監修:阪本直人

当時のポスター(A2サイズ) 監修:阪本直人

【参考情報】
1.2025年10月12日に開催される「ねりま終活フェスタ」が清真学園のホームページで紹介されています。
https://www.seishin-web.jp/news/topics/20250801.html

2.2019年に神栖市で行われた終活フェスの詳細については、以下の開催報告をご参照ください。
開催報告『終活フェス 〜神栖ココでずっと暮らすために〜』
https://soshin.pcmed-tsukuba.jp/wp/archives/6298

 

 

文章:つくば総診かみすチーム指導医 阪本直人