2022年度卒業セミナー 1日目
2023年2月24日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 大森医院, 利根町, 大和クリニック, セントラル総合クリニック, 霞ヶ浦医療センター, 未来医療GP, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)
総合診療科専攻医1年鈴木綾香です。
はやいもので、卒業セミナーの季節となりました。
今年度は、2月18日(土)・19日(日)の2日間にわたって開催されました。
3年ぶりの現地開催が実現し、オンライン配信のハイブリッドでしたが、多くの先生方がお忙しい中にも関わらず、現地に集まりました。
1日目は、前野先生の講演から始まり、卒業生のポートフォリオ発表会を経て、木澤義之先生の講演がありました。
木澤義之先生は、日本緩和医療学会理事長でもあり、筑波大学卒業生、そして前野先生の同級生でもあるのです。
前野先生からは、今後のつくば総診の発展や展望を含めた話があり、総合診療医を目指すものとして兜の緒を締める気持ちとなりました。
ポートフォリオ発表では、先輩方がどのように臨床で苦労され、解決されたのかを聞くことができ、大変勉強になりました。
木澤先生のご講演では、他では聞けないであろう、日本の緩和医療の歴史や将来、緩和医療と総合診療医の親和性、先生が取り組んでいる研究など、とても興味深い内容でした。
さて、今回ご卒業された先生方、本当におめでとうございます。
お忙しい中講演してくださいました木澤先生、前野先生、そして、当日来場された先生方に改めてお礼申し上げます。
先生方の今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。
2日目の卒業セミナーの様子は専攻医1年の都田先生の投稿をご覧ください。
専攻医1年 鈴木綾香
2022年度 卒業セミナー(2日目)
2023年2月24日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 大森医院, 利根町, 大和クリニック, セントラル総合クリニック, 霞ヶ浦医療センター, 未来医療GP, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)
筑波大学総合診療科で研修をさせていただいております、S1の都田佑樹です。
オンサイトでの開催は3年ぶりとのことでしたが、私にとって本年が初参加でした。
何かとバタバタとした中で卒業セミナーの委員をさせていただきましたが、普段お会いできない先生方にお会いできて、とてもうれしかったです。
2日目は、卒業生それぞれの今までの研修の振り返りプレゼンから始まりました。
皆さんのバックボーンから知ることができ、研修の苦労などがありありと浮かんでいて大変興味深いプレゼンテーションでした。
豪華な中華弁当を挟んで午後のCSA(Clinical Skills Assessment)、KFs(Key features test)の時間が始まります。
CSAはレジデントを対象に様々な臨床シーンを切り取って患者さんにどう伝えるか、どうアセスメントをするかの医療面接です。非常に緊張しますが、指導医の先生からのフィードバックもとても参考になり、建設的なものなので実りのある時間でした。
KFsはマークシート形式のテストですが、点数が公表されるわけでもなく、自身の臨床知識をアップデートする目的のものです。解答解説は参考文献も載っており、とても身になるテストでした。
CSAもKFsもどちらも自分の今までの医療面接の在り方、臨床能力を見直すきっかけになりました。来年はもっとうまくできるように本年一年努力したいと思います。
さて、新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)のため、ようやく再開できたオンサイト卒業セミナーでした。
来年もオンサイトで開催できることを楽しみにしています。
本年ご卒業される先生方、ご卒業誠におめでとうございました。
これからのますますのご活躍をお祈り申し上げます。
専攻医1年 都田佑樹
関連ページ:卒業セミナー(1日目)はこちら
つくば家庭医・病院総合医プログラム オンライン説明会2022
2022年4月8日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 大森医院, 利根町, 大和クリニック, セントラル総合クリニック, 霞ヶ浦医療センター, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育
今年度も、つくば家庭医・
【説明会予定】いずれも14:00-16:00
第一回:5月28日(土)
第二回:7月3日(日)
第三回:8月11日(木・祝)
【概要】
・前野哲博教授によるプログラム紹介
・専攻医やプログラム修了生による体験談のプレゼンテーション
(専攻医と修了生が、都度替わる予定ですので、毎回楽しめます)
終了後には少人数で個別に話すこともでき、
説明会はzoomで行い、出入り自由です。
【おすすめの方】
・進路を検討中の初期研修医や学生
・当プログラムに興味のある方すべて
心よりお待ちしております!
指導医が病棟研修に行ってみました
2021年3月13日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 笠間, 大森医院, 霞ヶ浦医療センター
(ソーシャルディスタンス記念写真その1 栗原先生と)
(ソーシャルディスタンス記念写真その2 稲葉先生・坂倉先生と)
こんどの4月から7年ぶりに病院に勤務することとなり、主に担当するのは外来と在宅の予定ですが、しばらく診療所での勤務が続いていたために病院の業務を忘れているのではないか、と漠然とした不安を抱いていました。そこで、グループの先輩後輩にお願いして勤務先に似た規模の病院で病棟研修をさせていただくこととしました。
2月25日午後は3年前まで現診療所で一緒に働いていた先輩の栗原先生に霞ヶ浦医療センターの病棟業務を見学させていただきました。COVID対応でたびたび病棟の編成が変更されているとのことで最前線の苦労がしのばれました。現在「一人総合診療科」として奮闘している中、神経内科のお二人の先生と合同回診をされて共闘体制をとられているのが印象的でした。
3月4日午後は頼れる後輩の稲葉先生にお願いして、笠間市立病院で研修させていただきました。病院は平成30年に複合施設「地域医療センターかさま」の中に移転オープンしたばかりで、ケアプランセンターや訪問看護ステーションだけでなく病児保育まで併設された、地域医療における連携の理想を形にしたような施設でした。まずは事務長様に施設内をご案内いただき、その後は研修用IDをお借りしてひたすら点滴オーダーや入院時指示といったマニュアル本にも載っていないような日常業務内容を閲覧させていただきました。この日お会いできた稲葉先生と坂倉先生、お二人とも沢山のスタッフから声をかけられていて、相談しやすい職場の雰囲気が印象的でした。
2日間の病棟研修を通して、少し遠い記憶になりかけていた病院業務を相当思い出すことができ、漠然とした不安がかなり解消されました。どこで働くことになっても、同門の先輩後輩の存在はありがたいなと改めて感じる出来事でした。
2011年修了 家庭医療専門医・指導医 宮澤 麻子