研修施設

メッセージMessage

指導医からの
メッセージ

利根町国保診療所では、中澤所長という家庭医のロールモデルの姿に触れながら研修を行うことができます。患者層は乳幼児から高齢者まで、出会う健康問題も内科の急性・慢性疾患、外科、皮膚科のほか、地域医療ならではの生物心理社会的問題にも多数遭遇しますが、所長や指導医と話し合いながら診療を行えます。外来、在宅診療だけでなく、学校、行政、自治会、介護施設、消防などの地域の方々と関わりながら活動することができるのも大きな魅力です。ぜひ医療現場にとどまらず、地域における医療者としての幅を広げる機会にしてもらえたら嬉しいです。
(指導医:小曽根 早知子)

研修した
レジデントからの
メッセージ

利根町国保診療所では中澤先生の地域に根ざした家庭医の姿を間近で学ぶことができる点が何よりも魅力的です。
「中澤先生の顔を見ただけでも安心する」という患者さんの声を沢山聞き、その信頼関係の源となる診療スタイルを学びながら、自らも経験を積むことができます。
患者さんは老若男女問わず、日常的な健康相談に訪れます。慢性疾患の管理、予防医療、時に急性期変化への対応を行い、継続的に診ることができます。
外来通院が難しくなった方は訪問診療もしており、家族や生活背景を考慮したケアがなされています。
健診医、学校医、産業医としての活動や多職種合同カンファレンスなどにも参加しながら、地域に必要な医療を感じることができます。
保健福祉センターの健康教室で糖尿病の講義、小学校でアルコールの講義など地域との交流を大事にした家庭医の活動も経験できます。
利根町国保診療所で研修することで、家庭医として大きな成長に繋がると思います。
(2021年度研修 倉田 房子)

研修の特長・
プログラムにおける位置づけ

地域での診療所研修として、外来診療、在宅診療を中心とした家庭医療を学びます。

立地条件と施設概要

茨城県南部の千葉県境の利根町に位置する無床診療所。
院内設備:レントゲン、超音波、上部消化管内視鏡、心電図など。

具体的な研修内容

外来診療、健診、予防接種、訪問診療、地域での健康教室など。

患者層の特徴

県内自治体で二番目に高齢化率が高いため、高齢者が中心だが、乳幼児から学童、成人まで地域住民が幅広く受診する。

指導医

中澤義明
(所長、指導責任者)
プライマリケア認定医、JPCA認定指導医、総合内科専門医、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医
小曽根 早知子
(筑波大学講師)
家庭医療専門医、JPCA認定指導医、認定内科医

研修期間中に
経験できる症例

内科
(所長、指導責任者)
高血圧、糖尿病、脂質代謝異常、COPD、気管支喘息、関節リウマチ、認知症、脳血管障害、心不全、リウマチ性多発筋痛症、胃食道逆流症、アルコール使用障害
内科
(common)
上気道炎、肺炎、胃腸炎、尿路感染症、頭痛、花粉症
皮膚科 白癬、湿疹、帯状疱疹、伝染性膿痂疹、丹毒
外科領域 外傷、陥入爪、腰痛、骨折
その他 不眠症、気分障害、健康診断
小児科 上気道炎、中耳炎、気管支喘息、予防接種

施設で行われている
教育イベント

振り返り(月1回)、職員会議・勉強会(月1回)、360度評価、外来評価(随時)

身分と給与目安

勤務形態 非常勤(社会保障あり)
給与 約50万円/月

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