山本氏による合宿レポート【その2】
2024年1月28日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育
コミュニティにどっぷり! ちいここ合宿 in かみす
筑波大学医学群医学類4年 山本司氏によるレポート
<2日目 前編>
教習所での帯同を通して得られた視点
2日目は、異業種帯同メニューが盛りだくさんな一日でした。 矢田部自動車教習所へ、朝からお伺いしました。 この地域は鹿島臨海工業地帯を含む工場団地が広がっており、フォークリフトやトラックの運転免許を取得し、出荷業務を担当する者が、他の地域よりも多いそうです。
今回、大型自動車免許の卒業検定のシーンに帯同させていただきました。実際にトラックに乗ってみると、まるで2階から見下ろしているような感じで、非常に驚きました。
普通の乗用車とは見える角度や視野も違うことに驚きました。また、大型トラックのブレーキは、普通自動車よりも制動力が高められており、荷物を積んだ状態でもブレーキがかかるようになっているとのことでした。裏を返せば空車 (くうしゃ:荷物を積んでいない状態のこと)の際には、極端にブレーキがかかりやすくなるそうです。そのため、トラックドライバーは、車体感覚はもちろんのこと、死角、総重量、制動など、これらのことを総合した上で運転しなければならないことを帯同を通して実感することができました。
地元レストランでのホールスタッフ帯同:接客業と医師の診察の類似点
次に、地元の焼肉・中華レストラン 庄花亭でのホールスタッフに帯同させていただきました。私は、普段バイトをしていないため、配膳のバイトの気分を味わう形で新鮮でした。 特に、客に対するおもてなしの心に気を付けていることを実感することができ、勉強になりました。このような接客業と医師の行う診察には似ていることが、いくつかあると実感しました。