筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

山田先生の論文がacceptされました

2026年5月4日テーマ:学術活動(学会発表・論文・書籍), 筑波総合診療グループ, 笠間

つくば総診の山田です。
この度、Journal of General and Family Medicineでimageがacceptされました‼これこそ臨床医だよなーというワクワクした投稿になります。是非ご一読ください‼

Gastric Outlet Obstruction Caused by PEG Tube Malposition: Contrasting Aspirates as a Diagnostic Clue

訪問診療に行っている多系統萎縮症で気切、胃瘻をしている方が、腹部が膨満し張っていると往診依頼がありました。嘔吐あり、腹部エコーで胃のみ張っているあり。上部消化管閉塞を疑い胃瘻からドレナージしようとしましたが、胃瘻から出てくるのは胆汁様の液体…?症状良くならず胃管を入れるとやや黒色の液体…?

胃管から引ける液体と胃瘻から引ける液体の色がなぜか違う?

診断が全くわからないため自院に来てもらいCTをとると、胃瘻のバルーン部分が幽門に嵌りこんでおりました…
あー‼ 胃と十二指腸が胃瘻チューブで分断されていたのか…それで胃管からは胃液が、胃瘻から十二指腸液が引けたのか…‼

その場で指導医稲葉先生と一緒に調べるとBall-valve症候群という病態があることを知り、内視鏡の直視下で幽門部に迷入している胃瘻チューブを整復したところ速やかに症状は改善しました。
この経験の下、「腹部膨満、嘔吐のある胃瘻患者で、嘔吐物と胃瘻排液の色が違うならば、在宅で胃瘻チューブの位置を正せば治せる可能性がある」と考えました。患者さんの負担を減らせる‼ととてもワクワクしました。

その日のうちにimageの原案を作りました。
一重に、その時のワクワクという感情が冷める前に、文書に落とすことを背中を押してくださり、その後も伴奏いただいた稲葉先生のおかげです‼本当にありがとうございました。

また、この事例を経験した後に、TSAC(Tsukuba Soshin Academic Cafe)という「とにかく楽しく気軽なカフェのような場で、筑波グループ関連の様々な方が集まって交流して刺激しあい、それぞれの明日からの学術活動の刺激としてもらう事がコンセプトの会」で、同じ様な症例を経験した仲間とディスカッションし、その仲間が日本プライマリケア連合学会関東甲信越ブロック地方会で大会長賞を受賞したのはとても嬉しかったです。

「症例を経験し、仲間と情報交換し、世の中に発信し、患者さんに還元していく」。引き続き、そんな組織をみんなで作って行けたら素敵だなーと思っています‼

改めましてご指導くださった先生方に改めて御礼申し上げるとともに、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

笠間市立病院 山田辰樹

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2026年度プログラム説明会のお知らせ

2026年4月18日テーマ:筑波総合診療グループ

2026年度プログラム説明会のお知らせです。

「総合診療って、実際どんな研修?」
「自分に合うキャリアって何だろう?」
そんな方に向けて、つくば総診のプログラム説明会を開催します。
少しでも気になる方、大歓迎です。お気軽に話を聞きに来ませんか?
申し込みはこちら
 
【 日時 】
第一回 2026年5月10日(日)
第二回 2026年7月4日(土)
第三回 2026年8月29日(土)
いずれも14時〜18時
*現地・オンラインのハイブリッド開催です。
*途中参加、途中退室も可能です。気軽にご参加ください。
*終了後、希望者には懇親会があります。
 
【内容】
・前野教授よりプログラム概要説明
・専攻医による研修内容紹介
・指導医による現在までのキャリア説明
・専攻医・指導医とのフリートーク(若手も多いのでお気軽にどうぞ)
 
※指導医による現在までのキャリア説明について
5月10日は永藤瑞穂先生(セントラル総合クリニック総合診療科)の予定です。
診療所で働きながら子育てをしている永藤先生。
大学院にも行かれ、臨床をしながら研究を頑張っておられます。
 
7月、8月の指導医については決まり次第情報を更新いたします。
 
【つくば総診の特徴】
■「一人で抱え込まない」研修環境
指導医・専攻医ともに人数が多く、いつでも相談できる環境です。
各施設にも指導医が配置されており、どこにいても安心して研修できます。
2ヶ月に1回のレジデントデイでは、振り返りを通じて成長をサポートします。
■ 多様なフィールドで幅広く学べる
大学の強みを活かし、多くの連携施設で研修が可能です。
外来・病棟・在宅など、さまざまな現場を経験できます。
■ 地域とともに広がる総合診療
地域との結びつきの中で、生活・家族・社会背景まで含めた診療を実践。
健康教育や予防活動など地域住民へのアプローチにも関わり、
個人と地域の両方を支える医療を学べます。
■ 安心の実績

専門医試験合格率100%を継続中。
30年以上の歴史あるプログラムです。
■ 多様なキャリアパス
病院総合医、家庭医、在宅医、産業医、教育、研究など幅広い進路があります。
子育てと両立しながら働く先輩や、大学院へ進学する先輩もいます。

こちらから是非申し込みをお願いいたします。

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つくば総診グループのレジデント2名がプライマリ・ケア連合学会 地方会で大会長賞・座長賞を受賞しました

2026年3月8日テーマ:学術活動(学会発表・論文・書籍), 筑波総合診療グループ

専攻医の竹村です。
2025年12月に開催された第14回日本プライマリ・ケア連合学会 関東甲信越ブロック地方会において、つくば総診グループ 専攻医の久田先生と私が一般演題で受賞いたしました。これもひとえにご指導くださった先生方のおかげです。心より感謝申し上げます。
「プライマリ・ケアのニュータイプを求めて」というテーマのもと、多くはオンライン開催でしたが、様々な職種による発表で盛りだくさんの内容でした。

表彰についてはこちら

 

大会長賞>

「在宅胃瘻管理中に発症したBall-valve症候群の一例」
久田 和佳 先生
(つくばセントラル病院 総合診療科 ※2025年4月〜9月所属)

Ball-valve 症候群は、胃瘻のバルーン等が胃の蠕動運動により移動し、十二指腸に嵌頓してしまう状態です。比較的稀な症候群であり、栄養剤の滴下は問題ないことが多く在宅管理中は気づかれにくいため注意が必要です。久田先生は、患者背景や経過を丁寧に整理し、ポータブルエコーの画像を用いて診断・治療プロセスを明確に提示されました。在宅医療の現場で生じたトラブルを的確に評価し対応した点、限られた医療資源の中でエコーを活用した診断アプローチが高く評価されたと感じました。

久田先生よりコメントをいただきました。
初めての学会発表は不安と緊張がありましたが、本番の前にTSAC(Tsukuba Soshin Academic Cafe)で多くの先生方の前で発表する経験をいただけたことも含め、少しずつ準備を重ねて本番を迎える事ができました。指導医の先生方には予演会やスライドの修正、質問対策まで直前まで丁寧にご指導いただきました。本番で落ち着いて発表できたのは、その手厚い伴走があってこそだと思います。日々の症例指導も含め、ここまで向き合ってくださる指導医の先生方に心から感謝しています。そしてそのような先生方のもとで研修できている環境をありがたく思い、つくば総診で学べてよかったと改めて感じました。

 

座長賞>

「回盲部切除後20年以上を経てビタミンB12欠乏による亜急性連合性脊髄変性症を呈した一例」
竹村 葉子
(筑波大学附属病院 総合診療科 ※2025年3月〜9月所属)

胃や回盲部切除後にはビタミンB12欠乏が生じることがあり、進行すると神経障害を来します。術後20年以上を経て発症した報告は探した中ではなく、本症例を共有する意義があると考えました。
「どの科を受診すればよいかわからない」と来院された患者さんを、消化器内科・脳神経内科の先生方のご意見も伺いながら診断に結びつけることができた点は、総合診療の強みを実感する経験となりました。
慣れない学会発表でどのような切り口で発表するかという初歩的な段階から、発表に至るまでご指導いただき、一人では成し得なかった貴重な経験となりました。指導医の先生方に心より感謝申し上げます。久田先生と私は同期で、発表直前まで進捗や締め切りを一緒に確認していました。お互い初めての学会発表でこのような賞をいただき心から嬉しく思います。また寝かしつけの後に発表準備・・・と思いながら子と一緒に寝てしまった日々も今となっては良い思い出です。いつも以上に育児等を支えてくれた家族にも感謝しています。

今回の受賞を励みに、今後も臨床・研究等に真摯に取り組んでまいります。ご指導くださった先生方に改めて御礼申し上げるとともに、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 

専攻医3年 竹村 葉子

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舛本先生の論文がacceptされました

2026年1月25日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, セントラル総合クリニック

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宮﨑 賢治先生が第二著者となった論文が公開されました

2026年1月11日テーマ:学術活動(学会発表・論文・書籍), 筑波総合診療グループ, 筑波メディカルセンター病院

筑波メディカルセンター病院 総合診療科 宮﨑 賢治先生が第二著者となった論文が公開されました。

トゴトウイルス感染に関連した劇症型ウイルス性心筋炎による致死的病態の解明

Osawa S, Miyazaki K, Mine S, Hirata Y, Terada N, Ozawa M, Kikuchi K, Uchida A, Hirose K, Imakawa Y, Komuro K, Nagata N, Abe S, Uchida Y, Yanaoka T, Ozono S, Yoshikawa T, Lim CK, Fukushi S, Matsuu A, Miyamoto S, Kataoka M, Katano H, Maeda K, Ebihara H, Suzuki T. Fulminant Viral Myocarditis Associated with Thogotovirus. N Engl J Med. 2025 Sep 4;393(9):924-926. doi: 10.1056/NEJMc2503343. PMID: 40902171.

 

国立健康危機管理研究機構のホームページに日本語での論文紹介が載っていますので、是非ご覧ください。

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総合診療科の担当科目「医療概論Ⅲ」地域ヘルスプロモーション実習が記事掲載されました

2026年1月2日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学

総合診療科では筑波大学医学類3年生を対象とした「地域ヘルスプロモーション実習」(必修科目)を担当しています。この実習授業では、「公衆衛生上の課題や地域の特性を考慮した予防医学・健康教育の重要性を知り、専門職やチームメンバーと協働した地域住民対象の健康増進活動を企画・実践することで、健康増進活動の意義を理解し役割の一部を担えるようになること」をねらいとしています。

このたび、地域ヘルスプロモーション実習の一環で行われている、医学生が地域住民に向けた健康講座を行う活動について、多方面から関心が寄せられ、以下2件のメディアに取り上げて頂き、特集記事として掲載されました。

1.『月刊 公衆衛生情報 55巻8号』 2025年11月発刊(発行:一般財団法人 日本公衆衛生協会)

タイトル:茨城県「学生地域食育プロジェクト」~筑波大学医学類・地域ヘルスプロモーション実習との協働~

出版元へのリンクはこちら

掲載概要:地域ヘルスプロモーション実習のうち、「生活習慣病予防コース」について、茨城県食生活改善推進員協議会とのコラボレーションで行っている若者世代の食育活動について紹介しました。

尚記事は、当部門の特任講師:孫瑜先生と助教:新田千枝、茨城県食生活改善推進員協議会の会長真家栄子氏の共同執筆で作成しました。

2.『サンデー毎日』12月21-28合併日号 毎日新聞出版

タイトル:〔心と体に優しい飲酒法〕わかっちゃいるけどやめられない! 科学的に〝正しい〟お酒の飲み方とは!? 

出版元へのリンクはこちら 

掲載概要:当部門の准教授:吉本尚先生と助教:新田千枝へのインタビューに加え、「地域ヘルスプロモーション実習」のアルコール指導コースの学生たちが企業向けに行った、アルコールに関する健康講座の内容が紹介されています。

アルコール問題に関する社会への普及啓発に役立つ内容となっています。

これからも当部門では、本学の斬新で発展的な医学教育の取り組みについて社会への発信を積極的に行っていきたいと思います。

筑波大学医学医療系地域総合診療医学・地域医療教育学 新田千枝

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ひたちおおみや楽市ハロウィーン

2026年1月2日テーマ:常陸大宮, 筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座

2025年10月25日(土)、小雨。

ヒーローやジャック・オ・ランタン、プリンセスなどに扮した子供たちが雨に濡れたスタンプラリー用紙を握りしめて会場に入ってきます。お母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃんも後からやってきます。

フロイデDANのひたちおおみや楽市のハロウィーンイベントです。フロイデDANは医療介護福祉の視点からのまちづくりとして、地域住民の健康増進、医療、介護の啓発に関すること、地域住民のコミュニティ形成に向けた活動、社会参加の機会創出を目的とした団体です。その活動の一環として、商店街のハロウィーンイベントと同時に開催され、昨年に引き続きつくば総診のメンバーも参加させていただきました。

フロイデDANの皆様やボランティアの方々のご尽力で、あいにくの天候でしたがたくさんの方にお越しいただきました。

今回の私達のメイン企画は「お医者さん・看護師さん体験」です。看護師さん体験ではバイタル測定や正常値を本物の看護師さんに教わります。お医者さん体験ではお子さんがお医者さんになりきって、患者さん役の保護者に問診をしていきます。中にはお子さんから保護者へかなりストレートな指摘もありました。ナース服や白衣、聴診器でなりきった姿で記念写真も撮り、楽しい記念になったでしょうか。

輪投げの的に細菌やウイルスのキャラクターを用いて、ばい菌をやっつける輪投げもボランティアの方々に運営していただき、大盛り上がりでした。

昨年に引き続き、コミュニティカフェバンホフさんに飲み物もご提供いただき、総合診療医の開くカフェも開催し、立ち寄っていただいた方に健康に関してのアンケートも取らせていただきました。

参加者から得られた情報やアンケート結果をまた来年、フロイデDANの目標の一つでもある健康増進に繋げられたらと思います。

イベントの企画・運営側に回るということもですが、日常の診療の場とは違うシチュエーションで地域と関わり新たな視点も得られ、とても貴重な経験となりました。

 

                            専攻医3年目 杉山遥夏

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2026年冬 プログラム説明会のお知らせ

2025年12月30日テーマ:リクルート・広報, 筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学

2026年冬 プログラム説明会を開催します!
 
【 日時 】
2026年2月7日(土) 16時~18時
*現地・オンラインのハイブリッド開催です。
*途中参加、途中退室も可能です。気軽にご参加ください。
*終了後、希望者には懇親会があります。
【内容】
・前野教授よりプログラム概要説明
・専攻医・指導医とのフリートーク(若手も多いのでお気軽にどうぞ)
 
つくば総診の特徴
☑指導医・専攻医が多く相談しやすい。
 現在の専攻医数は4学年22人です。2か月に1回レジデントデイで指導医とともに振り返りを行っています。
☑大学であることを生かし多数の施設との連携が充実。
 様々な診療の場で研修を行えるため多くの経験ができます。
☑大学ではあるものの地域での取り組みを重視しています。
☑2025年度も専門医試験合格率100%を継続中。
 開設30年以上の長年の実績があり安心して研修を送れます。

こちらから是非申し込みをお願いいたします。

(つくば総診の研修について、以前専攻医と前野教授がディスカッションした資料がありますので、ご興味がある方はこちらもみてみてください。)

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総合診療塾 第8回「腹痛」

2025年12月20日テーマ:総合診療塾, 筑波総合診療グループ, 大学, 医学教育

【総合診療塾 第8回のご案内】

総合診療塾は、全国の医学生を対象としたオンライン勉強会です。

今回のテーマは「腹痛」。

腹痛は救急外来で最も頻繁にみられる症状の一つであり、その背景には軽度の胃腸炎から緊急手術を要する重篤な疾患まで、幅広い病態が潜んでいます。

本講座では、症例をもとに、鑑別診断の立て方、問診・身体診察のポイント、見逃してはならないレッドフラッグなど、実習や臨床現場ですぐに役立つ知識を解説します。

講師:筑波大学 孫 瑜 先生

日時:令和8年1月13日(火)19:00~20:00

対象:全国の医学生(低学年~高学年)

方法:当日18時30分より、イベントページからZoomに入室可能

低学年の方も歓迎いたします。どうぞご参加ください。

申し込みはこちら

 

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総合診療塾第7回「検査との正しい向き合い方」

2025年12月7日テーマ:総合診療塾, 筑波総合診療グループ, 大学, 医学教育

【総合診療塾 第7回のご案内】

総合診療塾は、全国の医学生を対象としたオンライン勉強会です。

今回のテーマは「検査との正しい向き合い方」。

検査は診断における強力な手段ですが、時にその結果にとらわれ、誤診や見逃しを招くことがあります。

本講座では、検査の意義を再確認し、その適切な活用法について、医学生はもちろん、将来の臨床に直結する基本を学びます。

講師:筑波大学 橋本 恵太郎 先生

日時:令和7年12月16日(火)19:00~20:00

対象:全国の医学生(低学年~高学年)

参加方法:当日18時30分より、イベントページからZoomに入室可能

▼お申し込みはこちら

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論文がBMC Primary Careに掲載されました

2025年12月7日テーマ:学術活動(学会発表・論文・書籍), 地域医療教育学講座, 大学, セントラル総合クリニック

筑波大学/セントラル総合クリニックに勤務している山本です。
 
この度、大学院時代の研究結果をまとめた論文”Meaningful work experiences of certified primary care physicians in Japan: A qualitative study.” が、BMC Primary Careに掲載されました。
 
この研究は、キャリアに悩むプライマリ・ケア医に役立つような研究がしたい、という想いから始まりました。研究内容としては、プライマリ・ケアの現場で働く医師がどのような仕事に意味を感じているかを明らかにするために、全国のプライマリ・ケア医にインタビュー調査を行いました。
 
調査の結果、プライマリ・ケア医が意味を感じる仕事の具体的な経験として、以下の6項目:①多様な健康問題に対応できること、②患者やその家族の困りごとに対して包括的にアプローチすること、③継続的な診療の中で、患者との信頼関係を築くこと、④他の医療専門職と協力して複雑な問題を抱える患者をサポートすること、⑤医学生や医療者への教育に貢献すること、⑥地域社会に貢献すること、に分類できることが分かりました。
 
ご興味がありましたら、詳しくは本文をご覧ください。オープンアクセスなので、どなたでもご覧いただけます。
 
また、大学のプレスリリースに内容が日本語で分かりやすくまとめてありますので、興味がある方はご覧ください。
 
粘り強くご指導いただいた共同研究者の先生方や、インタビューにご協力いただいた先生方に感謝いたします。
 
筑波大学医学医療系 地域総合診療医学/セントラル総合クリニック 総合診療科 山本由布

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前島先生が家庭医療専門医試験 臨床実技試験優秀賞を受賞しました!

2025年12月8日テーマ:筑波総合診療グループ

2025年夏に行われた家庭医療専門医試験で、つくば総診からは5名の卒業生が受験し、全員合格しました!

そして、なんと今年は、前島拓矢先生が臨床実技試験優秀賞を受賞しました!おめでとうございます!!

↓一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会 2025 年度家庭医療専門医試験 成績優秀者表彰 

https://www.primary-care.or.jp/nintei_fp/portfolio.php

 

前島先生本人は「卒業セミナーでのCSAが役立った」と話していましたが、

それに加えてご本人の今までの研修での努力、

そしてそれによって磨かれた能力の高さが発揮された結果だと思います。

前島先生、本当におめでとうございます!!

 

そして、先日行われたC2のレジデント・デイでは、

前島先生がゲストで登場し、専門医試験でのCSAの体験を後輩たちに語ってくれました。

その対談の一部をまとめましたので、ぜひご一読ください!

 

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特集:家庭医療専門医への道 — つくば総合診療の研修はいかに試験に活きたか

先日行われた家庭医療専門医試験において、見事CSA(実技試験)で優秀賞を受賞された前島先生。研修を終え、いよいよ専門医を目指す後輩たちに対し、先生の成功の秘訣、そして日々の研修の重要性について熱く語っていただきました。

(専攻医A、B、他)

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Part 1:最高の試験対策は「日々の実践」

専攻医A: 専門医試験、本当にお疲れ様でした。特に実技試験(CSA)での優秀賞、素晴らしいです!先生はどのように試験対策をされたのでしょうか?

 

前島先生: ありがとうございます。結論から言ってしまうと、日々の診療をちゃんと実践していることが最大の対策です。直前に無理をして知識を詰め込んでも、あまり意味がないと感じています。筆記試験についても同様で、日々の臨床をしっかりと行うことが重要です。

 

専攻医A: やはり日々の積み重ねなのですね。専門医試験は多岐にわたりますが、研修中に身についたことで特に役立ったと感じた点はありますか?

 

前島先生: 医学知識以上に役立ったのは、統括的な研修の中で身につく「度胸」だと思います。一人で困難な症例に対応するような経験(例えば、CVルートを一人で入れたり、胸腔ドレナージを一人で行ったりする経験など)は、精神的な強さにつながると感じました。現場で引き気味になることなく、ガツガツと臨床に取り組む姿勢が大切だと感じています。

 

Part 2:CSAを乗り切るための「テーマ」の見つけ方

専攻医B: CSAは、普段の診療とは違う緊張感があります。先生は、ステーションごとにどのようなことを意識されましたか?

 

前島先生: CSAのどのステーションにおいても、採点者に必ず聞いてもらいたい「ポイント」や「テーマ」が設定されているはずです。その症例のテーマはどこにあるのか、を考えることが重要です。

 

専攻医A: そのテーマを見つける訓練が大変そうです。

 

前島先生: 実際、つくば総診の卒業セミナーで毎年行われる模擬CSAは、テーマがどこにあるのか分かりにくいように意図的に複雑に作られています。そのため、普段からその難しい「つくば総診のCSA」に苦しんで対応していれば、本番のCSAは「イージー」だと感じるはずです。本番のテーマは非常にシンプルで分かりやすく設定されていることが多いです。テーマが複雑ではないので、もし途中で対応がずれたと感じても、修正が効きやすいのです。

 

専攻医A: なるほど、普段のトレーニングの厳しさが本番で活きるのですね。実際の診療フローについても、研修の習慣が役立った点はありますか?

 

前島先生: はい。例えば、通常の外来診療では問診から診療が始まりますが、呼吸が苦しそうな患者さんが来たらまずサチュレーションなどのバイタルサインを測り、サチュレーションが低ければ酸素投与をするといった初期対応を優先する日々の診療を実践しているかと思います。CSAにも救急のステーションがありますが、そこではそういった初期対応能力が求められていました。

 

専攻医B: 診療の「当たり前」を試験でも実践すること、ですね。

 

前島先生: まさにその通りです。普段から「苦しいですか?」と聞くだけでなく、バイタルを評価していますよね?そういった普段通りの初期対応を緊張せずにやれば大丈夫です。その上で、その症例の裏にあるテーマを探していく、という流れで良いと思います。

 

Part 3:満点を目指さず、最後まで丁寧に

専攻医A: CSAは10分間という制限時間がありますが、全て丸く収める必要はあるのでしょうか?

 

前島先生: 全て終わらせる必要は全くありません。私自身も、だいたい7〜8割程度で終わったと感じています。テーマに沿ってある程度進行させていれば問題ありません。むしろ、テーマを掘り下げていけば、時間が余ることは少ないはずです。

 

専攻医A: 途中で失敗したと感じても、気にせず進むべきだと。

 

前島先生: その通りです。途中でうまくいかなかったステーションがあったとしても、それが即不合格につながるわけではないと思います。最後まで丁寧に診察を続けることが重要です。満点を目指す必要は全くありません

 

専攻医B: 試験の準備として、広範囲の専門知識を詰め込む必要はあるのでしょうか?

 

前島先生: そんなに広い範囲の引き出しはいらないと思います。準備すべきは、これまでの試験の「公表」と、「ブループリント」(出題範囲の概要)です。ブループリントには、専攻医であれば経験がなくとも「知っているよね」というレベルの内容がほとんどです。

 

専攻医A: 最後に、これから試験を迎える後輩たちにメッセージをお願いします。

 

前島先生: 統括的な研修を積んでいる皆さんなら、「絶対大丈夫」というスタンスで臨んでほしいです。普段の診療こそが最強の準備です。心配せずに、最後まで頑張ってください。

 

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【GOODおせかいAWARD 30選】に選出されました。「かみすチーム」より本祭参加レポート

2025年12月5日テーマ:総合診療塾, リクルート・広報, ステーション, 地域医療教育学講座, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育

 

私たちが長年神栖市で続けてきた取り組みが、このたび「GOODおせっかいAWARD 30選」に選ばれました。

全国から寄せられた172件の応募の中から選出されたことを、とても光栄に感じています。

 

 

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そして先日、三重県鈴鹿市で開催された「GOODおせっかいAWARD」本祭に参加してきましたので、その様子を皆さまと共有したいと思います。

「GOODおせっかいAWARD」とは、地域で日々行われている“おせっかい”の中でも、相手の本当の願いに寄り添った温かいおせっかい行動を称え合う祭典です。

「人を想う小さな一歩が地域を動かし、社会を明るくしていく」。こうした取り組みの力にスポットを当て、誰もが「GOODおせっかい」の価値を感じられる場を目指しています。
株式会社CNCが主催し、「GOODおせっかいが、文化になる日。」の実現に向け、全国的に展開されています。

さて、今回私たちが応募した取り組みは、市民参画型の医学生教育をきっかけにスタートした神栖市での共創活動について紹介しました。
応募作品では、市民や学生、コミュニティナース、医療従事者など、分野と立場を超えた人たちが協力し合い、将来の医療専門家を育てたり、地元の社会課題の解決に向けて取り組む様子が描かれています。(記事は、画像をクリックしてください)

会場では、これまで何度かやり取りをしていたコミュニティナース研究所の方と、ついに直接お会いすることができました。
また、埼玉県のこうのす共生病院をはじめ、関東エリアの関係者の方々とも直接交流し、意見を交わす貴重な機会となりました。
素敵な方々と交流する中で、皆さまから数えきれないほどの宝物をいただいたような、心温まる気持ちになりました。会場を離れた後も、その余韻がずっと心に残っています。

今回得た学びや経験を、今後のかみすでの活動にも活かしていきたいと考えています。これからも、地元で培われてきた温かなおせっかいの文化を大切に守り、さらに育てゆきたいと重います。

今後とも、みなさまの温かい「おせっかい」をどうぞよろしくお願いいたします。

 

執筆:つくば総診かみすチーム 阪本直人

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つくば総診の医師が監修した中高生の終活劇が、6年ぶりに再び上演されます。

2025年9月19日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア

6年前の2019年11月30日、茨城県神栖市のかみす防災アリーナで「人生会議」をテーマにした「終活フェス」が開催されました。このイベントは、自分の人生の最期について考え、そのために必要な準備を見直すきっかけを提供することを目的として行われたものです。

当時の運営・開催メンバー(撮影:大石光建 氏)

終活フェスの一環で、清真学園高校・中学校の演劇部が「終活」をテーマにしたオリジナル演劇「おばあちゃんの話」を披露しました。

撮影:大石光建 氏

脚本は、当時中学3年生だった出頭あかりさん。演劇部の生徒たちは、夏頃に行われた細井医師によるアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の勉強会に参加し、その学びが脚本作りに活かされました。彼女らの取り組みは、市民が「終活」を身近に感じ、考えるきっかけとなりました。

当時の舞台挨拶(1/2)

当時の舞台挨拶(2/2)

 

この「おばあちゃんの話」が、6年ぶりに、今度は東京都で再び上演されることになりました。2025年10月12日に開催される「第5回 ねりま終活フェスタ」において、清真学園の演劇部が再び同じ演目を披露します。

さらに、初演当時から演劇部をサポートしてきた細井医師も、今回はゲスト解説者として登壇する予定です。当時出演した生徒たちは現在大学生となり、彼ら彼女らと再会できることが今から楽しみです。
また、上演の舞台が茨城県から東京都へと広がったことに、感慨深いものがあります。

 

 

当時のチラシ 監修:阪本直人

当時のポスター(A2サイズ) 監修:阪本直人

【参考情報】
1.2025年10月12日に開催される「ねりま終活フェスタ」が清真学園のホームページで紹介されています。
https://www.seishin-web.jp/news/topics/20250801.html

2.2019年に神栖市で行われた終活フェスの詳細については、以下の開催報告をご参照ください。
開催報告『終活フェス 〜神栖ココでずっと暮らすために〜』
https://soshin.pcmed-tsukuba.jp/wp/archives/6298

 

 

文章:つくば総診かみすチーム指導医 阪本直人

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日本在宅ケア学会 在宅ケア イノベーション大賞受賞のご報告

2025年9月13日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育

 
このたび、「日本在宅ケア学会 在宅ケア イノベーション大賞」という栄えある賞を受賞いたしました。
心より感謝申し上げます。

 
今回の受賞は、日頃より活動に参画し、支えてくださった全ての皆様との協働の成果に他なりません。
この場をお借りして、ご協力いただいた皆さまに深く感謝するとともに、大賞受賞のご報告をさせていただきます。

私たちの約17年間にわたる活動が、今回の受賞に結びつきました。
 
約17年前、初めて私たちが神栖市に赴任した際には、地元の方々と協力し、医学生教育を進めることから活動が始まりました。
住民や地元企業、行政と協力しながら、「住民体験・異業種帯同実習」や「地域診断実習」など、生活者の視点に立った実習を進めてきました。こうした長年の活動は、地元の多様なステークホルダー――住民、患者団体、地元企業、NPO、医療関係者、そして学生――との間に、強い信頼関係や協働体制を築き上げることにつながり、私たちの大きな財産となっています。
 
また、同時に、私たち「つくば総診かみすチーム」は、神栖市の医療崩壊の改善に向け、救急・病棟・在宅ケアの体制の整備に(微力かもしれませんが)尽力して参りました。さらに、職種や施設を超えて連携できるよう、市内全域でケア情報を共有するICTシステムの導入・運用(医師会公認)にも長年力を注いできました。
 
こうした医療体制の強化と並行して、築いてきた地元の皆さんとの信頼関係・協働体制を土台に、「人生会議」や「医療的ケア児等の支えあいの場づくり」、「チーム・コミュニティナース育成プロジェクト」、「ハッチポッチカフェ(くらしの相談室)」など、住民主体のヘルスプロモーション活動にも力を入れてきました。
 
 

ヘルスプロモーション共創の広がり

 
 
これらの活動は、医療体制の再構築に貢献しました。また、コミュニティ全体が自分たちで活動し、支え合う文化を育むことにもつながっているように思います。 こうして生まれた文化は、今では地域にとってかけがえのない資源となっています。

これら約17年に及ぶ多角的な取り組みが高く評価されたことを大変うれしく思います。

 
今回の受賞では、全国から16の団体が応募し、4団体がノミネートされました。その後、現地での最終選考プレゼンテーションと審査委員会の厳正な審査によって、私たちの活動が大賞に選ばれました。
大阪での最終プレゼンテーションの場で、これまでの歩みと成果を、より多くの方々に知っていただけたことも、大変嬉しく思っています。
 
このような素晴らしい賞をいただけたのは、ひとえに日々活動をともにしてくださった皆さまのおかげです。
改めて、お礼申し上げます。

また、この場をお借りし、
「カミス『ココ』でずっと会議」~神栖ココでずっと暮らすために、人生の最終段階の医療およびケアについて考える~を牽引した細井崇弘先生、ならびに、
「カミス『ココ』でずっとKIDs」~地域における障害児・医療的ケア児およびそのご家族に対する連携強化、相談会や研修会、療育活動の場の提供~を主導した高橋弘樹先生、そして、
「かみす『ココ』でずっとコミナス」~病院コミュニティナースによる地域包括ケアシステム構築~の企画責任者 濱田 修平先生
に対し、改めて深い敬意と感謝の意を表します。
 
今後もコミュニティ全体が「ごちゃまぜ」で協力し合い、地元の力を活かし、活動を継続していきたいと考えています。
 

あらゆるステークホルダーが協働するヘルスプロモーションのプラットフォーム

かみす地域ケアセンター構想

 

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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【日本在宅ケア学会の在宅ケアイノベーション大賞受賞】

 第30回日本在宅ケア学会学術集会
 委員会セミナー(オンデマンド配信なし)
 企画:在宅ケアイノベーション研究研修委員会
 ① 在宅ケアイノベーション大賞!―大賞候補者の発表と審査決定―
  https://plaza.umin.ac.jp/jahc30/program/index.html#pgm09

 
「本来の地域包括ケア ― 救急・在宅から暮らしの場まで、住民・コミュニティナースとの協働 ―」
阪本直人(神栖済生会病院/筑波大学 医学医療系 地域医療教育学)
石村珠美(国際医療福祉大学 小田原保健医療学部 看護学科)
濵田修平(神栖済生会病院/筑波大学 医学医療系 神栖地域医療教育センター)
 
 
 
 
【関連情報】
市民たちがみている景色を知る 〜実習協力者の思い〜 かみす実習紹介ページ
https://www.pcmed-tsukuba.jp/area/kamisu/case/
 
地元の皆さんとの信頼・協働関係で推進するヘルスプロモーション紹介ページ
 
文責:阪本直人

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第4回 総合診療塾 『身体診察総論2025』 開催のお知らせ

2025年9月1日テーマ:総合診療塾, 筑波総合診療グループ

このたび「令和7年度 第4回総合診療塾」を、下記のとおり開催いたします。

今回のテーマは 「身体診察総論2025」 です。

身体診察は、診断のための重要な手がかりであると同時に、患者さんとの信頼関係を築くための大切なコミュニケーションの一部でもあります。しかし、病歴聴取や検査と比べると独学が難しく、学習方法に悩む学生も少なくありません。

 

本講座では、身体診察を学ぶうえでの戦略やステップ、そして日常診療ですぐに役立つ実践的なTIPSについてご紹介します。基礎から応用まで、医学生の皆さんにとって学びの多い時間となるはずです。

 

ぜひ、この機会にご参加ください。

 

開催概要

対象:全国の医学生(低学年~高学年)

日時:令和7年9月30日(火) 19:00~20:00

講師:筑波大学 橋本恵太郎先生

方法:Zoom開催(開始30分前より入室可能)

 

お申込みはこちら

 

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総合診療塾 特別回 開催のお知らせ

2025年8月29日テーマ:総合診療塾, 筑波総合診療グループ

このたび、総合診療塾特別回として『重篤な疾患を持つ患者さんとの話し合いの手引き(Serious Illness Conversation Guide: SICG)』をテーマにした勉強会を開催いたします。

SICGは米国のAriadne Labsで開発され、世界各国で活用されています。

患者さんの価値観や目標を尊重し、適切な時期に医療者と話し合えるよう工夫されており、医療者自身のコミュニケーション力向上にも役立つことが示されています。

 

今回の特別回では、オレゴン健康科学大学(OHSU)での導入事例や医学生の感想を紹介するとともに、模擬患者を交えたロールプレイ体験も予定しています。

 

医学生、研修医、医師をはじめ、医療に関わる方であればどなたでもご参加いただけます。

 

日時:令和7年9月3日(水)19:00~20:30

 

講師:オレゴン健康科学大学 家庭医療科 大西恵理子先生

 

参加方法:会場(筑波大学地域医療システム研究棟2F 討議室)またはオンライン(Zoom)

 

 

国際的に広く用いられているSICGを通じて、「患者さんに寄り添う対話」について一緒に学んでみませんか。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

 

お申し込みはこちら

 

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学術大会長賞を受賞しました。(第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会)

2025年8月4日テーマ:学術活動(学会発表・論文・書籍), 筑波総合診療グループ, セントラル総合クリニック

つくばセントラル病院総合診療科の永藤です。

6月に札幌で開催された「第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」に参加し、
「訪問診療で老衰と死亡診断された患者の臨床的特徴および医療介入の実施状況」という演題で学術大会長賞をいただきましたので、ご報告いたします。

本賞は、一般演題(口演)の中から、学会テーマ「『そこ・そこ』のプライマリ・ケア ~それぞれの場で、ふさわしくあるには~」に即し、新規性・独創性・科学性の観点で最も優れた発表として、抄録および口演内容をもとに選出いただいたものです。

本研究は、在宅で老衰死と診断される患者に対して「本当にこの診断と対応で良かったのか」「どのような経過をたどる方が多いのか」といった、日々の診療の中で抱いていた臨床疑問を出発点としたものです。単施設で輸液や抗菌薬、検査の実施状況など症例経過を詳細に追えた点や、新規性を意識できた点が評価いただけたのではないかと感じています。

3人の子育てに追われる日々の中で、学会現地参加自体が久しぶりのことでしたが、参加を後押しし、丁寧にご指導くださった舛本先生、山本先生に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。久しぶりの現地参加でしたが、会場では懐かしい友人とも再会でき、情報交換の機会にも恵まれました。あらためて、学会はやはり現地参加が一番だと実感しました。
最後に、学会参加を快諾し、このような機会を作ってくれた家族に、改めて深く感謝したいと思います。

 

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2025年度 第1回レジデントデイが開催されました

2025年5月19日テーマ:筑波総合診療グループ

 この度、4月24日に2025年度、専攻医1年目の第1回レジデントデイが開催されました。

 レジデントデイとは、2カ月に1回、担任の先生方のもと同期の専攻医が集まり、振り返りや進捗の報告、困ったことなどを共有する場になります。
 今回は初回ということもあり、自己紹介も含めて、この1カ月間の振り返りと目標を共有いたしました。まだ専攻医として仕事を開始して1カ月も経っていませんが、同期のみなさんは新しい環境の中で多くの経験を重ね、それぞれを大きな学びへとつなげている様子がうかがえました。また、こうした機会を通じて、同期の新たな一面を知ることもできました。

 私自身、この1カ月弱は新しい環境に慣れることで精一杯で、目まぐるしい毎日でしたが、こうして目標や振り返りを言葉にしてみると、頭の中が整理され、これからの方向性が明確になることを実感しました。さらに、不安な気持ちを共有するだけでも、心が軽くなるのだと感じました。
 同じ立場で日々を過ごす同期と、不安や悩み、喜びを分かち合えること。そして、温かく支えてくださる担任の先生方がいることは、本当にありがたいことだと思います。今後、つらいことや苦しいことがあっても、このような場があることで、きっと乗り越えていけると感じました。

 また同時に、つくば家庭医・病院総合診療プログラムが本格的に始まったことを実感し、大きな刺激となりました。まだスタートしたばかりですが、素晴らしい同期のみなさんと共に切磋琢磨しながら歩んでいきたいと思います。

専攻医1年目 大高由誉

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