筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

論文掲載のご報告(高齢発症の食物依存性運動誘発アナフィラキシーについて)

2023年4月2日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学

この度論文がInternal Medicineに掲載されましたのでご報告いたします。

The Onset of Food-dependent Exercise-induced Anaphylaxis in an Elderly Patient: A Case Report
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36725048/

食物依存性運動誘発アナフィラキシーは若年で起こりやすい一方で、80代での初発であったという症例報告です。報告例の中では日本で最高齢と思われます。

S1の大学総合診療科ローテ中に経験した症例をS2で学会発表を行いましたが、その後初めての論文作成に苦慮し、7年目でJournal of General and Family Medicineに投稿しましたがrejectされ、作り直してInternal Medicineに投稿したところacceptされました。

そもそも論文作成をどのようにすればいいのかわからず、論文の作り方から勉強、ご指導いただいていたため時間がかかってしまいました(今後はもっと早く論文を書けるように頑張りたいと思います)。
FDEIAのcofactorにCa blockerが関与している可能性があると考えましたが、先行文献では記述が少なく、どの程度関与しているか検討するのが難しかったです。

長い時間がかかりましたが、その間もご指導続けていただいた舛本先生、吉本先生、前野先生、皮膚科の沖山先生には大変感謝申し上げます。

今後も学術面含め頑張っていきたいと思います。

北茨城市民病院附属家庭医療センター 海老澤由香

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HITO病院見学レポート

2023年2月26日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ

(HITO病院 ロゴ)

(五十野博基先生、五十野桃子先生、鈴木綾香先生、小曽根先生)

 

専攻医1年の鈴木です。
今回はつくば総診の卒業生であり、専攻医から伝説と名高い五十野博基先生、五十野桃子先生がご活躍されているHITO病院を小曽根先生と一緒に見学させていただきました。

HITO病院は愛媛県四国中央市にあり、山に囲まれていながら、海も見え、海の近くには大きな工場もあるのどかな場所にありました。その中「HITOを中心に考え、社会に貢献する」「いきるを支える」を病院理念、「いきるを支える」をコンセプトとし、急性期・地域包括ケア・緩和・リハビリ病棟を持っており、将来を見据えつつ地域に根差した医療を提供している先進的な病院です。

最初に驚いたのが、業務用スマートフォンが一人一台配布されていることです。電子カルテ閲覧や各診療科・各病棟スタッフとの連携が密に行えるアプリを使用し、コミュニケーションが円滑に行える環境が整っておりました。また、院内にはアプリ開発も行う専門の部署DX推進室があり、診療業務の効率化が進んでいました。このような環境を私は今まで見たことがなく、チーム医療が迅速に行うことができ、患者さんへの医療提供体制がとても充実していると実感いたしました。実際に初期研修医の先生に指導する場面では、資料共有も早く指導が円滑に行われており、教育的にもさらに一歩進んでいると感じました。

また、医療スタッフのみならず事務スタッフの方々も病院理念に基づきチーム活動を行っており、一つの目標に向かって患者さんや地域の方々に何ができるのかを常に考え、職種に関係なく意見を述べることができる環境でした。恥ずかしながら病院内に経営企画室があり、何をしているのか知る機会が今までになく、私が働いている環境はこんなにも支えられていたんだと体感しました。

理事長石川賀代先生ともお話できる機会をいただけました。石川先生が考える将来の地域医療と総合診療科医の大切さのお話をしていただき、私自身も石川先生から力強いお言葉いただき勇気をいただきました。
石川先生の理念にまさに適任である五十野博基先生、桃子先生をはじめとする総合診療科の先生方がHITO病院に集まっており、このチームの一員で働きたいと思えるような雰囲気でした。

尊敬する五十野先生ご夫妻のご活躍を目の前で体験し、私も身が引き締まるとともに、将来のキャリアを考える貴重な機会をいただけました。本当にありがとうございました。
お忙しい中お時間を割いてくださった石川賀代先生、五十野博基先生、桃子先生、病院スタッフの皆様本当にありがとうございました。

四国は食べ物もおいしいのでまた行ってみたいです。

 

(専攻医1年 鈴木綾香)

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2022年度卒業セミナー 1日目

2023年2月24日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 大森医院, 利根町, 大和クリニック, セントラル総合クリニック, 霞ヶ浦医療センター, 未来医療GP, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

総合診療科専攻医1年鈴木綾香です。

はやいもので、卒業セミナーの季節となりました。
今年度は、2月18日(土)・19日(日)の2日間にわたって開催されました。
3年ぶりの現地開催が実現し、オンライン配信のハイブリッドでしたが、多くの先生方がお忙しい中にも関わらず、現地に集まりました。

 

今年度は、佐藤瑠美先生、鈴木李理先生、幸田千佳先生の3名の専攻医が卒業しました。

1日目は、前野先生の講演から始まり、卒業生のポートフォリオ発表会を経て、木澤義之先生の講演がありました。
木澤義之先生は、日本緩和医療学会理事長でもあり、筑波大学卒業生、そして前野先生の同級生でもあるのです。

 

前野先生からは、今後のつくば総診の発展や展望を含めた話があり、総合診療医を目指すものとして兜の緒を締める気持ちとなりました。

 

ポートフォリオ発表では、先輩方がどのように臨床で苦労され、解決されたのかを聞くことができ、大変勉強になりました。

 

木澤先生のご講演では、他では聞けないであろう、日本の緩和医療の歴史や将来、緩和医療と総合診療医の親和性、先生が取り組んでいる研究など、とても興味深い内容でした。

さて、今回ご卒業された先生方、本当におめでとうございます。

お忙しい中講演してくださいました木澤先生、前野先生、そして、当日来場された先生方に改めてお礼申し上げます。
先生方の今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

2日目の卒業セミナーの様子は専攻医1年の都田先生の投稿をご覧ください。

専攻医1年 鈴木綾香

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2022年度 卒業セミナー(2日目)

2023年2月24日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 大森医院, 利根町, 大和クリニック, セントラル総合クリニック, 霞ヶ浦医療センター, 未来医療GP, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

筑波大学総合診療科で研修をさせていただいております、S1の都田佑樹です。

オンサイトでの開催は3年ぶりとのことでしたが、私にとって本年が初参加でした。
何かとバタバタとした中で卒業セミナーの委員をさせていただきましたが、普段お会いできない先生方にお会いできて、とてもうれしかったです。

 

2日目は、卒業生それぞれの今までの研修の振り返りプレゼンから始まりました。
皆さんのバックボーンから知ることができ、研修の苦労などがありありと浮かんでいて大変興味深いプレゼンテーションでした。

 

 豪華な中華弁当を挟んで午後のCSA(Clinical Skills Assessment)、KFs(Key features test)の時間が始まります。
CSAはレジデントを対象に様々な臨床シーンを切り取って患者さんにどう伝えるか、どうアセスメントをするかの医療面接です。非常に緊張しますが、指導医の先生からのフィードバックもとても参考になり、建設的なものなので実りのある時間でした。

 

KFsはマークシート形式のテストですが、点数が公表されるわけでもなく、自身の臨床知識をアップデートする目的のものです。解答解説は参考文献も載っており、とても身になるテストでした。
CSAもKFsもどちらも自分の今までの医療面接の在り方、臨床能力を見直すきっかけになりました。来年はもっとうまくできるように本年一年努力したいと思います。

さて、新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)のため、ようやく再開できたオンサイト卒業セミナーでした。
来年もオンサイトで開催できることを楽しみにしています。

本年ご卒業される先生方、ご卒業誠におめでとうございました。
これからのますますのご活躍をお祈り申し上げます。

 

専攻医1年 都田佑樹

 

関連ページ:卒業セミナー(1日目)はこちら

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大塚ファミリークリニックを訪問しました

2023年2月12日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, 地域包括ケア

 

(大塚ファミリークリニック外観)

(大塚貴博先生と)

埼玉県熊谷市にある大塚ファミリークリニックに病院見学をさせていただきました。
大塚ファミリークリニックは2021年に開院したかなり新しいクリニックで、つくば総診出身の大塚貴博先生が院長をされております。積極的に訪問診療を導入しつつ、内科・小児科を標榜しているため子供からお年寄りまでかなり幅広い年代の方が訪れるまさに総合診療といった診療所でした。
 
特に、すべてのカルテにHealth maintenanceの項目がプロブレムとして挙がっていたり、患者さんの再診理由とは別の相談を積極的に聞いていたり(あかぎれの相談、母親の介護の相談、趣味の吹き矢の話など)、患者さんをまるごとみるという言葉を体現しており、患者さんが先生のお陰で安心して過ごせますといって笑顔で帰っていく姿がとても印象に残っています。
また、訪問診療では地域の人々に感謝されながら診療を行う姿や、診療所に併設されているコミュニティースペースで社会的処方を模索する姿を拝見し、まさに家庭医を体現していると感じました。

つくば総診出身の先生が立ち上げた診療所として尊敬の念を感じると共に、私もこうなりたいと感じることのできる非常に充実した一日でした。

専攻医1年 都田佑樹

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<開催報告>カミス「ココ」でずっとKIDS presents ふれあい動物園

2022年11月21日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア

こんにちは、専攻医1年目の今川です。

ふれあい動物園を通じて、保護者や医療的ケア児などの子ども達が外出し、対話・交流できる場をつくろうと、
先日神栖市で開催されたイベントに参加させていただきましたので、ご報告します!

記念写真

みなさんは「医療的ケア児」と呼ばれる方々の存在をご存知でしょうか?
医療的ケア児とは、生存のために医療的なケアを必要とする子どものことをいいます。
人工呼吸器や胃ろう、痰の吸引などが生活する上で必要であるため、なかなかお出かけが難しいという状況があります。

 

つくば総合診療のメンバーで、神栖済生会病院を担当している髙橋弘樹医師らが、
地域全体で障害児を支えるための活動を進めています。
この取り組みでは、患者・家族のピアサポートとしての交流、関係性の構築を促進したり、
医療的ケア児・重症心身障害児の同胞へのケアや、ピアサポートの場を提供することを目的に活動しています。
(取り組み愛称「カミス『ココ』でずっとKIDS」、済生会ソーシャルインクルージョン採択事業)

かみすココくん

 

本活動の一環で、医療的ケア児・重症心身障害児のお子さんが、外出できる機会をつくったり、
ご本人やご家族が交流できる場として、ふれあい動物園を開催することになりました。

 

本イベントは、「カミス『ココ』でずっとKIDS」が主催し、
医療的ケア児や障害児家族の交流団体「たいようの部屋」と
県鹿行地区重症心身障害児家族会「おむすびの会」が共催で開催されました。

このイベントに微力ながら私も会場の設営等を手伝わせていただきました。

やぎ

ポニー

出番前の動物もウォーミングアップしています。

 

 

当日の天気はくもり。
雨天の場合は中止となるため、なんとか雨が降らないよう心から祈るばかり。

肌寒い気温ではありましたが、開催時間が近づくにつれ続々と参加者の方が!

わくわくされながら受付していらっしゃいました。

みなさんパワフルで開会式の熱気は凄まじかったです。

 

さて、ふれあい動物園、いよいよはじまりました!
みなさんいい笑顔ですね〜。私はその様子を見てひたすら癒されていました。

背中に乗れるのは30kg未満の子どものみ

屋内ではバルーンアートも開催され、バルーンを嬉しそうに身につけているお子さんがたくさん。

バルーンアート

天気もなんとかもってくれて、無事終了しました!

 

医療スタッフやボランティアの方々が協働し、少しでも安全にイベントが行われるよう配慮がなされていました。
イベント中、医療的なケアが行えるよう専用のブースも設営されていました。

お子さんだけでなく、ご家族の方の笑顔が見られたことも印象的でした。

あいさつ

医療的ケア児のご家族は様々な問題や不安と闘いながら日々生活されていらっしゃいます。

「今回のふれあい動物園がその交流の場となり、みなさんとの新しいつながりとなれば。」

そのような思いを髙橋先生が開会式で語っていらっしゃいました。

 

いままでのつながりに支えられて開催に至り、新しいつながりが生まれるような、とても暖かい場が作られていました。

 

医療的ケア児を取り巻く環境は私には推し量れないほどの課題がありますが、今回のつながりをもとに、よりよい地域ができていくのだと強く感じられた1日でした。

みなさんのパワフルさに元気をもらいながら、医療者として地域づくりに関わっていく現場を身をもって勉強させていただきました。
総合診療医の卵として今回の経験を活かし、これからも精進して参りたいと思います。

 

準備、運営にご尽力いただきました、先生方、スタッフのみなさまに、このような素敵なイベントに参加させていただきましたこと、心より感謝申し上げます。

集合写真

運営スタッフの阪本より、下記追記しました。
 
謝辞
医療的ケア児や障害児家族の交流団体「たいようの部屋」、県鹿行地区重症心身障害児家族会「おむすびの会」、鹿行地区の医療介護福祉住民をつなぐ会、神栖市障害者デイサービスセンターのぞみ、鹿島訪問看護ステーション、社会福祉法人すはま会、合同会社にこステーション・にこ・ナース、銚子メディクス訪問看護ステーション、千葉科学大学、神栖市障害福祉課、神栖済生会病院・済生会訪問看護ステーションかみす・地域包括支援センター済生会かみす(順不同)、まだまだ書き切れませんが、鹿嶋市、神栖市、銚子市、潮来市等近隣の市町村から、医療系社会人のみならず学生達も駆けつけてくださいました!
皆様、運営にご協力・応援くださいまして、ありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
 
 

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笠間市立病院 院内コンサートのご報告

2022年11月3日テーマ:筑波総合診療グループ, 笠間, 地域包括ケア

院内コンサートの様子

院内コンサートの様子(左から筆者、橘先生、幸田先生)

皆さん、ホスピタルアートという、アートを通した療養空間改善の活動をご存知でしょうか?

今回、音楽によるホスピタルアートでもある院内コンサートを笠間市立病院で行いましたのでご報告します。

2022年9月28日に有志の医師3名で、入院患者さん、病院スタッフを対象に10分間のミニコンサートを行いました。

コンサートのメンバーは、橘 茉莉花先生(川崎市立多摩病院総合診療科 専攻医3年目)、幸田千佳先生(つくば総合診療グループ 専攻医4年目)と筆者(久野)で、フルート2本(橘先生、久野)とカホン(アフリカの打楽器)/ウインドチャイム(幸田先生)による演奏を行いました。

当日は、入院患者さん、病院スタッフ約30名が参加し、コロナ禍で人とのふれあいが制限される中、音楽の生演奏による癒しの時間を楽しんでもらうことができました。

今回の企画の背景としては、私自身、日々の外来や訪問診療を行う中で、アートで心と体の健康作りを行う取り組みを行っていきたいと思っていました。今回、ローテートしているレジデントの先生たちが楽器経験者であることをきっかけに院内コンサートを企画することとなりました。

初めての試みであり、感染対策や練習時間の確保など様々な困難がありましたが、コロナの流行がやや落ち着いた時期を見計らい、当日は換気を十分にして、無事に開催することができました。

工夫したこととしては業務に差し支えがないよう、平日13時過ぎというお昼の時間帯にしたこと、楽器に親しんでもらうため、演奏前に楽器紹介をして交流の場を設けたことでした。曲はYOASOBIの群青で「制限された療養の中、ひとりひとりが自分の色を取り戻して過ごせるように」という願いを込めて演奏しました。

業務の合間を縫っての練習は大変でしたが、当日は、多くのスタッフに「また聴きたい!」と温かいエールをもらい、演奏させてもらった自分たちも癒され、やってよかったと感じました。

至らない点が多々ある中、快く協力してくださった院長先生、看護師長さん、リハビリのスタッフの皆さんをはじめ多くの関係者の方々に、心から感謝しています。本当にありがとうございました。

筑波総合診療グループ/笠間市立病院 久野遥加

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片岡義裕先生の原著論文「A qualitative study of factors promoting EBM learning among medical students in Japan」がInternational Journal of Medical Educationに掲載されました

2022年9月11日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学

片岡義裕先生の原著論文「A qualitative study of factors promoting EBM learning among medical students in Japan」がInternational Journal of Medical Education 13: 215-220, 2022に掲載されました。

医学部卒業後、安全で質の高い医療を提供するために、医学生が卒前からEvidence-based medicine (EBM)を学ぶことの重要性が強調されていますが、国内でのEBMの卒前教育はなかなか進んでいない現状があります。片岡先生の研究は、医学生のEBMの学習を促進する要素を明らかにすることを目的として、教育病院、診療所や大学でEBM教育に関わる医師や教員を対象にインタビューを行なった結果を分析した質的研究です。

研究結果では「前景疑問に気づく」、「ロールモデルの観察」、「能動学習」、「患者背景の理解」、「EBMを学ぶ理由の理解」の5つの要素が明らかになりました。
医学生にとって、疾患や症候の基本的な一般知識(背景疑問)を学ぶことが優先され、EBMのもととなる個別の患者さんの臨床疑問(前景疑問)は出てきにくいものです。臨床の現場で能動的に学び、患者さんとのコミュニケーションを通して患者さんを理解しようとすること、ロールモデルとなるEBMを実践する医師との出会いを通して、論文の批判的吟味などのスキル(how)より、なぜEBMを学ぶ必要があるのか(why)を理解することがEBMの学びの促進につながると考えられました。

オープンアクセスで公開されています。
https://www.ijme.net/archive/13/promote-undergraduate-ebm-learning-in-japan/?ref=linkout
ぜひご一読ください!

ご自身でも常にEBMを実践され、EBMのステップに沿って最新の知見をどのように臨床に適用するかについてグループのメーリングリストで発信し続けてくださっている片岡先生のお姿は、素晴らしいロールモデルになっていると思います。ますますのご活躍をお祈りしています。

(地域医療教育学分野 前野貴美)

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専攻医1年目 山田医師の研修施設 見聞録 その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編

2022年8月8日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 北茨城, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

北茨城市民病院附属家庭医療センターは、茨城最北端地域にある診療所です.

 

北茨城市民病院附属家庭医療センターホームページより

 

 

診療所ですが、近隣の北茨城市民病院と提携しており採血や画像検査等もアクセスが良いです.

また、急性期の病態で北茨城市民病院に入院することになっても、経過の引き継ぎがスムーズにできるため、1人の患者様の慢性期⇆急性期を横断的に把握できるのは魅力的です.

外来患者は午前のみで120人(医師2-3人で対応)と決して少なくはないですが、つくば総診の指導医の元で外来の経験を積むことができます.

北茨城市民病院附属家庭医療センターは横谷先生を始めとした、つくば総診のメンバーを中心に開設されて2022年現在7年目です.
初めは、訪問診療という文化もなく、患者数もほとんどいない状態でした.数年でここまで患者数が伸びたのも、先輩方や職員の方のお力だと思います.そのような勢いのある場で学ぶことができます.

 

【参考】北茨城市民病院附属家庭医療センターで学べることなどの詳細(つくば総診後期研修サイトより)

 

『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編

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専攻医1年目 山田医師の研修施設 見聞録 その4:ひたち太田家庭医療診療所 編

2022年8月7日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 大森医院, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

ひたち太田家庭医療診療所は、大森医院の分院です.

 

ひたち太田家庭医療診療所ホームページより

 

主な業務は外来、訪問診療、施設回診、地域診療です.

看護師、ケアマネ、セラピストとも距離が近く、皆様が笑顔だったのが印象的でした。
水戸やひたちから初期研修医の受け入れをしており、地域にいながら後輩指導もできるのも魅力の1つです.

患者層は小児〜若年者〜高齢者と一度の外来の中でも様々です.

ひたち太田家庭医療診療所の院長は、医師8年目の木村先生(つくば総診の先輩)です.若手医師が主に業務をしており、診療所皆んなで高めていこうという素晴らしい雰囲気を肌で感じることができました.

本院である大森医院では、『過疎医療はおもしろい! 僻地医療に心血を注ぐ、赤ひげ先生の挑戦』執筆者の大森英俊先生よりご指導いただけます.

診療所研修という点は同じですが、大森医院、ひたち太田家庭診療所と、患者層や地域性、指導体制が違う場で勉強できることができます.

 

【参考】ひたち太田家庭医療診療所のホームページ
【参考】大森医院で学べることなどの詳細(つくば総診後期研修サイトより)

 

『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編

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専攻医1年目 山田医師の研修施設 見聞録 その3:利根町国保診療所 編

2022年8月6日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 利根町, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

利根町国保診療所の中澤先生と

利根町国保診療所は、
外来、訪問診療、リハビリ、予防接種、乳児健診、学校保健と『The 地域のお医者さん』を味わえる場所です.

診療所のため、少数精鋭なので、感染対策や経営などに後期研修医から関わることができます.

何より印象的だったのは、中澤所長との訪問診療でした.
その臨床的実力やお人柄から地域で尊敬されており、患者さんは自分の困り事以外に、地域住民やご友人のことも相談されます.

それにより、外来〜訪問の診療は一人一人区切られた診療というよりは、地続きの診療に思えました.

私は『家族図』を超えた、『地域図?』をそこに垣間見た気がしました.
数十年来地域に貢献し続けた中澤所長やつくば総診の先輩方の背中を見ながら、研修することができます.

 

【参考】利根町国保診療所で学べることなどの詳細(つくば総診後期研修サイトより)

 

 

『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編

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専攻医1年目 山田医師の研修施設 見聞録 その2:神栖産業医トレーニングセンター編

2022年8月5日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

神栖産業医トレーニングセンター
Kamisu Occpational Health Physician Training Center(KOHP-TC)

 

2022年4月より市内産業医業務の拠点となり、産業医の実務能力を養成する機能を持つ神栖産業医トレーニングセンターが開設されました.

鹿島臨海工業地帯のある神栖市ならではです.
人生で初めて工場巡視、委員会参加をさせていただきましたが、異世界でした.
作業着を着てみると重く、耐熱性素材のためか、少し暑かったです.
それでも安全のためには作業着は欠かせません.
このように患者側に立てる経験は滅多になく、一般診療において産業医以外の医師にも必要な力だと思いました.

 

そして、神栖産業医トレーニングセンター統括指導医である田中完先生とお話しをする貴重な機会をいただきました.

医師が体の解剖図を理解し薬を処方するように、田中先生は『会社の解剖図』『地域の解剖図』を理解し、適切な介入を行うことで会社及び地域を変えておられます.
凄すぎて到底ここには書き切れません(語彙力を失い申し訳ございません).
少しでもご興味を持たれましたら、是非見学に行ってみてください.

 

 

 

【参考情報】神栖市の産業医学基礎研修と生涯研修(神栖市若手医師きらっせプロジェクトホームページより)

 

 

『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編

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専攻医1年目 山田医師の研修施設 見聞録 その1:神栖済生会病院 編

2022年8月4日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

 

神栖済生会病院は、
200床程度の二次救急指定病院で、コミュニティケアの中核を担うべく、2019年に鹿島労災病院と再編統合しました。

 

神栖市若手医師きらっせプロジェクトより

 

神栖には、鹿島臨海工業地帯があり、若年-中年層の患者さんも多いです.
また、神栖内の二次救急指定病院は2つしかなく、多くの症例を経験できます.

つくば総診の医師も参画して進めている神栖市若手医師きらっせプロジェクトなど、市をあげて医療体制を整えることに尽力されており、行政ともタッグを組みやすい環境にあるのも魅力の1つです.

訪問診療も、つくば総診の医師が中心となり立ち上げました.

圧倒的にフィールドが多く業務のレパートリーが多い神栖で、和気あいあいとつくば総診の先輩方が仕事をしているのが印象的でした.

フィールドに合わせマルチな働き方を実践されている先輩方の元、一緒に仕事ができることが何よりの魅力です.

【参考】神栖済生会病院で学べることなどの詳細(つくば総診後期研修サイトより)

 

『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』
その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編

 

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後期研修のローテ先を探して。専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ

2022年8月4日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 北茨城, 神栖, 大森医院, 利根町, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育, レジデントの1日(施設紹介)

皆さん、こんにちは!
つくば家庭医・病院総合医プログラム(以下つくば総診)
専攻医1年目山田辰樹です.

つくば総診には、様々なセッティングが用意されており、その中から自分に合った研修を作り上げていきます.

今回、後期専門研修先である神栖済生会病院および神栖産業医トレーニングセンター、利根町国保診療所、ひたち太田家庭医療診療所(大森医院)、北茨城市民病院附属家庭医療センターを見学させていただきました。

これから、少しずつ後期専門研修施設を私なりに、皆さんへご紹介して行きたいと思います。

題して、『専攻医1年目 山田の研修施設 見聞録シリーズ 全5回』
どうぞご期待ください。

 

その1:神栖済生会病院 編
その2:神栖産業医トレーニングセンター編
その3:利根町国保診療所 編
その4:ひたち太田家庭医療診療所 編
その5:北茨城市民病院附属家庭医療センター 編

 

さて、たくさん見学させていただいた結果、どの施設も魅力的であり、来年以降の研修先を大変迷っております.

贅沢な悩みだと思います.
同じ悩みをしてみたい方は是非見学にいらしてください.
待ってま~す。

 

専攻医(後期専門研修医)1年 山田辰樹より

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【参加者募集】『産業医』 第16回つくば総合診療塾オンライン

2022年7月14日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP

「つくば総合診療塾オンライン」開催!

第16回は8/12(金)15:00–16:30 産業医 参加者募集!

 

総合診療に関する定期的なオンライン学習会「つくば総合診療塾オンライン」、

第16回は産業医について取り上げます。

 

「産業医」という存在を知っていますか?

医師として働く世代に関わる限り、産業医の視点は重要です。

ですが、産業医が実際どんなことをしているのか知る機会は少ないのではないでしょうか?

今回は、産業医の仕事についてリアルな話を交えて紹介したいと思います。

 

 

内容:産業医

講師:福田 幸寛先生(life story合同会社)

日時:2022年8月12日(金)15:00-16:30(時間は早めに終わる可能性あり)

方法:オンライン(詳細は開催日2-3日前に参加者にメールいたします)

費用:無料

対象:全国の医学生・医療系学生、その他

申し込み:以下のリンクから参加登録してください。

グループ分け等を適切に行うため、8月3日(水)までの申し込みを推奨いたします。

https://jp.surveymonkey.com/r/DZ3DQSP

 

 

〇今後の予定(内容、時間、講師は状況に応じて変更可能性あり)

2022年

・7月日時未定 糖尿病  鈴木將玄先生

 

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リハビリテーションワークショップを開催しました

2022年7月2日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育

(今回はリハビリテーションについてのワークショップでした)

(参加者の皆さま、ありがとうございました!)

6月18日にリハビリをテーマにオンラインワークショップを開催しました。
ワークショップのテーマは「リハビリセラピストが患者・家族をどのような視点で見ているかを学び、実践しよう」というものでした。

前半は模擬患者さんを医師が訪問診療する様子を写した動画をもとに「どんな診察をしていたか?」を振り返るグループワークでした。動画の中で医師は病気の症状についてポイントを抑えて聞いていました。一方で生活の様子については「困っていることはない?」といった曖昧な質問しかしておらず、十分な情報が得られていませんでした。良いことではありませんが、私が今訪問診療をしたらこうなっていただろうなと動画の医師に共感しました。

後半の動画ではリハビリセラピストが実際に聴取して行ったことが動画で流れました。具体的にどんな生活をして、どんなことに困っているのかを把握し、その困難を解消すべく介入を行う姿に目から鱗が落ちる思いでした。

リハビリセラピストと医師、2つの視点を持てるようにすることを個人的な目標としてワークショップに参加しました。
学んだことを以下に共有します。
・セラピストの視点
 ・患者さんの1日の生活を細かく想像できるように
 (1)人(患者本人)
  発言から他人との関係性を把握する
   (いつも~~してもらっているのよ→相互依存関係にある人がいる)
  生活動作:何をするときにどう動くか?
   ADL、IADLを『具体的な行動とともに』把握する
 (2)場所
  過去に転倒した場所はないか、転倒しそうな場所はないかなど家屋の構造上の問題を把握する
 (3)物
  家においてあるもの、持ち物から患者さんの歴史を読み解く
  例:写真から家族のこと、おいてある差し入れから周囲やコミュニティとの関わりについて想像する
 →結果として『生活と環境の相互性の理解や適切な介入が行える』
・医師の視点
 (1)原疾患の進行+合併症の有無の確認
 (2)薬剤は適切かの判断:原疾患や今後の予後や患者の希望などから適切な薬を選択する
 (3)在宅療養のゴールはどこか:家族会議は行っているか?アドバンスド・ケア・プランニングなど

今回のワークショップはリハビリセラピストが具体的にどんな介入をしているのかを知ることができる貴重な機会となりました。ワークショップを通じて、リハビリセラピストがどのような視点を持って活動しているのかをイメージすることができ、それを自分自身の診療にも取り入れようと考えることができました。
(後期研修1年目 山田辰樹)

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2022年ウェルカムセミナーを開催しました。

2022年5月4日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座

ウェルカムセミナー集合写真

2022年4月17日今年もウェルカムセミナーが開催されました。今年も新型コロナウイルスの影響で完全オンライン開催となりました。
年に一度の機会であり、普段一緒に働いていない方々と直接お会いできないのは大変残念ではありましたが、今年はとても喜ばしいことになんと8人も新しく入局してくださいました。ありがとうございます。
そんな新入局者を知るための毎年恒例「新入局者クイズ」は今年も大変盛り上がりました。皆さん個性豊かな方ばかりで、これから一緒に働く機会がとても楽しみに感じました。私個人としてはお酒が好きな方が多くコロナ禍が開けるのが楽しみでもありました(日本酒支部作成待ってます)。
開催にご協力頂いた皆様ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

C1 村田俊介

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プレコンセプションケアセミナーに登壇させて頂きました

2022年5月2日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP

大学総合診療科&笠間市立病院の稲葉です。

皆様はプレコンセプションケアという言葉はご存じでしょうか。プレコンセンプションケアとは、「妊娠する前の段階から自身の健康をケアすること」を意味します。将来の妊娠に備えての健康維持、そして妊娠や出産の正しい知識を備えておくことも含んでいます。産婦人科を中心に少しずつ啓発活動が進んで来てはいますが、日本ではまだ浸透が不十分な状況です。また、我々プライマリ・ケア医もプレコンセプションケアに取り組んでいくことが非常に重要ですが、まだ馴染みが無い先生が多いかと思います。

笠間市立病院では、2019年に全国で初めて自治体の助成を受けた、そして全国で初めて総合診療医が行うプレコンセプションケア外来を開設しました。COVID-19の影響で思うように活動できていない部分もありますが、地域医療の中で地道にプレコンセプションケア外来を継続しています。

今回は、プレコンセプションケアの分野を日本でリードしている成育医療センターのプレコンセプションケアセンターの先生方にお声がけ頂き、第7回プレコンセプションケア・オープンセミナーで笠間市のプレコンセプションケアの取り組みを発表する機会を頂きました。2019年に外来を開設するに当たって成育医療センターのプレコンセプションケアセンターを見学させていただき、その時に直接教えていただいたノウハウが笠間市立病院のプレコンセプションケア外来の基礎になっています。まさにお師匠様とも言うべき成育医療センターの先生方に講演の機会を頂けて、本当に感動でした。

下記URLに当日のセミナーの様子がYouTubeにアップロードされておりますので、他の演者の先生も含めまして是非ご覧ください。

https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/preconception/pcc_report/220217.html

小さな公的病院である笠間市立病院の強みを活かした活動で、これからの時代に更に必要になってくる活動だと思っています。今後もプレコンセプションケアが地域に根差した概念になるよう、引き続き頑張りたいと思います。

(文責:稲葉 崇)

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つくば家庭医・病院総合医プログラム オンライン説明会2022

2022年4月8日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 大森医院, 利根町, 大和クリニック, セントラル総合クリニック, 霞ヶ浦医療センター, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育

みなさまこんにちは!
今年度も、つくば家庭医・病院総合医プログラム(筑波大学総合診療科)のオンライン説明会を行います。

 

【説明会予定】いずれも14:00-16:00

第一回:5月28日(土) 
第二回:7月3日(日) 
第三回:8月11日(木・祝) 

 

毎回、終了後に質問タイムを設けます。

 

 

【参加お申し込み】 こちらからどうぞ。
   (申し込みされたメールアドレスへ、開催前にzoomアドレスをお送りいたします。)

 

【概要】

・前野哲博教授によるプログラム紹介
・専攻医やプログラム修了生による体験談のプレゼンテーション
 (専攻医と修了生が、都度替わる予定ですので、毎回楽しめます)

 

終了後には少人数で個別に話すこともでき、質問や相談をしていただくことも可能です。

説明会はzoomで行い、出入り自由です。聞くだけの参加も歓迎しています。

 

【おすすめの方】
・進路を検討中の初期研修医や学生
・当プログラムに興味のある方すべて

 

 
 
皆様のご参加を
心よりお待ちしております!
 

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神栖コミュニティケア実習を体験してきました!

2022年4月17日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育

画像をクリックすると記事にジャンプ!

 

筑波大学医学群医学類における実習では、地域診断実習、異業種に帯同して行う参与観察実習などを通し、
健康の社会的決定要因や、コミュニティケアの本質を学ぶことができるよう、つくば総診の指導医がプログラムしています。
 
本実習には、神栖市の地元の方々をはじめ、地元の企業など、多くの方が協同してくださっています。
つまり、私たちは、神栖市市民と協同して、医学生を育てているのです。
 
本実習内容(医学生M5-6向け、コミュニティケア)を知った總山萌さん、野村奈々子さん、近間仁美さんが、大変興味をもってくださったので、実習体験ツアーを特別企画しました。
 
体験実習を通して感じたことや学びを記事にしてくださいましたので、皆様にもお知らせします。
 

看たまノートの記事へジャンプします。

 
 
野村奈々子さんは、webメディア『看たまノート』をご自身で立ち上げ、企画・インタビュー・執筆などもご自身でも行っておられます。
 
ぜひお読みください。
 

 

【実習体験ツアー参加メンバー】
・總山萌さん:筑波大学医学群看護学類4年
・野村奈々子さん:岐阜大学医学部看護学科4年
・近間仁美さん:大阪大学医学部保健学科4年(オンライン参加)
(いずれも実習当時の所属)

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