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終活フェス開催報告 第3弾『終活って、何をすればいいの?』

2019年12月26日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア

神栖済生会病院の高橋です。

少し時間が経過してしまいましたが、2019年11月30日に神栖防災アリーナで開催された
市民公開講座『終活フェス』の開催報告シリーズ 第3弾をお届けいたします。

 

私は『終活って、何をすればいいの?』と題したトークセッションを担当しました。

『終活』と一言でいえども医療・介護から財産管理、遺言、身辺整理、供養・・・など、
様々な要素が沢山ありますよね。

 

このトークセッションでは、

「医療・介護」の視点から髙橋(医師)が、

「法律家」の視点から神栖法律事務所の安重弁護士が、

「当時者・家族」の視点から実際に在宅での看取りを経験されたご家族が登壇し、

それぞれプレゼンテーションを行ないました。

その後、3者による対話や会場の参加者からの質疑応答も交えながら、
『終活』について多角的に考える内容となりました。

 

まず、医師である髙橋から終活の全体像と注意点をお話した後、医療介護について考えておくこと、
特に今回の終活のフェスのメインテーマである『人生会議』(アドバンス・ケア・プランニング(ACP))について改めて解説しました。

つづいて、弁護士の安重先生より、しばしば見られる遺産関係のトラブルや遺言を作っておくことの重要性など、法律家ならではのお話を聞くことができました。

なお、安重先生は地元鹿行地区の出身で、現在神栖市内に事務所を構えておられます。日頃から医学生の地域医療実習にもご協力くださっており、そのご縁もあって、今回のようなコラボが実現しました。
(地元の他業種と繋がることで、私たちの視野も拡がり、更なる繋がりを生んでいます。)

 そして最後は、在宅での看取りを経験されたご家族に登壇していただきました。

様々な苦労をされながらも家族一丸となり、ご本人が希望される自宅での生活を支えられました。その貴重なご経験を通して、本人の気持ちに寄り添うことの大切さ、家族で意志を共有することの大切さを教えてくださいました。

実は、このご家族には、私たち訪問診療チームがケアに関わらせて頂いていました。今回の取り組みを進めるにあたり、ご相談したところ、市民公開講座の主旨にご賛同くださり、登壇してくださることになりました。
ただでさえご家族を亡くされた悲しみを抱えながらの状態にも関わらず、このような場で発言されるのは、とても勇気のいることだったと思います。しかし、市民の方々に、在宅医療について少しでも考えてもらうきっかけになればと、快く協力して下さいました。

 

 専門職や行政職ではなく、このように当事者や市民の立場の方にご登壇していただくということは、我々にとってもチャレンジングな試みではありましたが、地域に根ざした住民中心の医療・ケアを発展させていく上で非常に重要かつ有意義な試みであったと思います。

 

さて、セッションの後半は、壇上に登壇者全員が集まり、登壇者が互いに質問し合いながらのトークコーナーと会場の参加者の方々からの質問にお答えするコーナーを設けました。

参加者からは、特に在宅医療に関する質問が多く寄せられ、関心の高さが伺えました。

もちろん、在宅医療はあくまで選択肢の一つにすぎませんが、なにより登壇者の皆さんのご発言などを通して、患者本人の気持ちに寄り添い、最善を考えること、家族や知人が互いに想いを共有したり、準備したりしておくことの大切さをお伝えすることができたのではないかと思いました。

 

 今後、神栖市での在宅医療の普及も含め、それぞれの希望に沿った選択ができるように、活動を続けていきたいと思います。

 

文責:神栖済生会病院 内科・総合診療科/つくば総診 髙橋 弘樹

 

 

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2019年11月30日(土) 人生の最終段階における医療・ケアについて考えるイベントのお知らせ』(投稿日:2019年10月23日)
 ・終活フェスの内容について紹介されています。
 ・当日のポスター、チラシをフルサイズで閲覧できます。

 

 

 

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終活フェス『対話企画 〜人生において大切なこと あなたも話してみませんか?〜』の企画・運営を経験して

2019年12月9日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア

2019年11月30日(土)、神栖市の一般市民等を対象にした
市民公開講座『終活フェス』が開催されました。

「もしバナ」カードの実演をしながら、画面にも映し出して説明

私は、終活フェスのコンテンツの1つである
『対話企画 〜人生において大切なことあなたも話してみませんか?〜』
の企画・運営を担当しました。

 

このブースは、人生の最終段階の意思決定に関する話し合いのきっかけをつくる
「もしバナ」カードを用いて、参加者が、医師や看護師など医療従事者を交え、
語り合っていただくために企画されました。

 

現状では、一般市民が、人生の最期に大切にしたいことについて話し合う機会は少なく、
「今はその時期ではないから」、「縁起でもないから」という理由でその話題を避ける傾向が強いようです。実際に、自分の希望や価値観などについて大切な家族などの人たちと事前に話し合うことができている人は、およそ3%しかいないと言われています。

 

医師が開発した「もしバナ」カードの35枚には、それぞれ、
「いい人生だったと思える」、
「痛みがない」、
「家で家族とともに過ごす」、
「尊厳が保たれる」など、
人生の最期に大切にしたいと多くの人が思う事柄が書かれています。
これらのカードの中から、自分にとって特に大切にしたいカードをルールに従って集めていきます。

本ブース参加者は20名程度でしたが、参加して下さった一般市民の中には、家族ぐるみでおいでになったグループもみられ、「人生の最期に大切にしたいこと」について、楽しみながら対話されていました。

各参加者が集めたカードは、その方が歩んで来られた人生、経験、考え方、価値観、性格などが如実に反映された様で、互いの考え方の違いや多様性を感じ取っていただけたようでした。

 

最大100名の参加者に対応できるよう準備していましたので、神栖市内の多職種(看護師、理学療法士、ケアマネージャー、保健師、薬剤師など)、つくば総診の総合診療医、そして筑波大学の医学生ら15名以上もの関係者にファシリテーターとして協力してもらいました。

運営スタッフミーティング

なお、つくば総診からは、舛本・孫・久野・福田・宮崎医師が協力してくれました。

参加者ならびに運営スタッフの皆様に、この場をお借りして、深くお礼申し上げます。

 

このような話題は、話し合う必要に迫られて行う状況では、ともすると身構えてしまい深刻な雰囲気になりがちです。
しかし、元気なうちから本人を交えて話し合うことができれば、過度に深刻にならず、むしろ楽しみながら気軽に話すことがでます。
そしてなにより、家族メンバーの互いのおもいを共有する大変よい機会となります。

 

私は本企画で、阪本先生と相談しながら、次のようなメッセージを伝えられるよう、繰り返し議論を重ね、企画を練り上げて当日に臨みました。

 

・もっと気軽に普段から話し合っていただきたいこと。

・人生の最期に大切にしたいことや優先順位は人によって異なること。

・言葉にすることで、自分の考えが深まり、よりよい価値観にも巡り合えること。

・よりよい最期を迎えるための話し合いが、よりよく今を生きることにつながること。

・気持ちは移ろい変わりゆくもので、時々話し合い、その都度確認し合った方がよいこと。

など。

 

一般市民の皆さんには、今回の話し合いを通して、そのことを強く実感していただけたようで、今後ご家族で語り合うきっかけになったのではないかと思いました。

 

この流れが広まってゆけば、よりよい最期を迎えることができる人が増えますし、よりよい人生を生きることにもつながってゆきますので、今後も「人生の最終段階の意思決定支援」について、一般市民への啓蒙に貢献する活動を継続してゆければと思いました。

受付のシーン:初対面同士でも懐かしの駄菓子で仲良くなれるよう工夫しました。

神栖済生会病院 内科・総合診療科/つくば総診 海老原 稔

 

 

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 ・終活フェスの内容について紹介されています。
 ・当日のポスター、チラシをフルサイズで閲覧できます。

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開催報告『終活フェス 〜神栖ココでずっと暮らすために〜』

2019年12月3日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP

2019年11月30日(土)に神栖市 かみす防災アリーナで、
人生会議をテーマにした「終活フェス」を開催しましたので、ご報告します。

神栖市の在宅医療・介護連携推進事業を神栖市から委託され、今年の春から企画を練り始めました。

昨年の経験も活かし、「演劇」をメインにした方が参加者に伝わるだろうと思い、
今回は地元の清真学園の演劇部の中・高生に協力を依頼しました。

アドバンス・ケア・プランニングに関して中高生に伝わるように夏頃に講義をした後、
一緒に少しずつ台本を書いていきました。

構成としては、バッドエンドとして「人生会議」を行わなかった場合と
ハッピーエンドとして「人生会議」を行った場合の2場面を作ることとし、いざ本番を迎えました。

撮影:大石光建 氏

当日は約270名の参加者が集まり、最初にバッドエンド編の演劇と解説を行い、問題提起を行いました。

 

その後、3つのブース(終活をテーマとしたトークイベント(高橋先生企画)、
もしバナゲーム(海老原先生企画)、落語、認知症VRコーナー)に別れて
各企画を通じて自分の大切にしている価値観などを考えてもらいました。

そして最後に、もう一度参加者全員で一か所に集まり、ハッピーエンド編と人生会議に関する講演を行いました。

撮影:大石光建 氏

各会場での満足度も高く、特に、一生懸命演じてくれた演劇部の作品に関しては、

「演劇に感動し、人生会議に関し非常に深く理解できた」

「これを契機に自分の思いを子供に伝えていきたいと思う」など、

多くの声が寄せられました。

 

中高生達にも「人生会議」を学ぶ良い機会になったようで、家族と話をしたという子もいました。

今回、家庭医・総合診療医として、「地域を変えていく」ために
「地域の子どもたち」と協力することの楽しさ、そしてその力の大きさに改めて気づきました。

運営・開催メンバーで。  撮影:大石光建 氏

大きなイベントを開催するにあたって様々な苦労もありましたが、
多くの人の協力のおかげで、無事、満足いただける市民公開講座を開催する事ができました。

 

この場を借りて協力いただいた皆さまに御礼させて頂きます。

地域を少しずつ変えていく楽しさを実感しています。
社会が大きく変化しており、そのデザインには医療者も関わっていくべき時代です。

家庭医・総合診療医として、より良い街づくりのための企画を行政等と協力して考えていきたいと思います。

終活フェス2019(チラシ、A4サイズ)/監修:阪本直人

終活フェス2019(ポスター、A2サイズ)/監修:阪本直人

細井 崇弘(神栖地域医療教育センター)

 

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 ・終活フェスの内容について紹介されています。
 ・当日のポスター、チラシをフルサイズで閲覧できます。

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2019年11月30日(土) 人生の最終段階における医療・ケアについて考えるイベントのお知らせ

2019年10月23日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア

市民の皆様、そして医療従事者の皆様へ、お知らせです。

 

2019年11月30日(土)に神栖市(茨城県)で、

市民公開講座『終活フェス 神栖ココでずっと暮らすために』~人生の最終段階における医療・ケアについて考える~ というイベントを開催します。

終活フェスポスター2019(A2版)/監修:阪本直人(クリックすると、別ページに最大化されて表示されます)

 

自分らしく最期まで生きて、逝ききるための活動である終活が、いま日本でも拡がりをみせています。

しかし、人生の終末期において約70%の患者が自分が受けたい医療やケアの希望に関して意思決定ができなかった。また、自分の希望や価値観などについて大切な家族などの人たちと事前に話し合うことができている人は、およそ3%しかいないと言われています。

誰もが迎える人生の最終段階に向けて、何を考え、どのような準備が必要なのかを、様々な企画を通じて考えることができるイベントが、この『終活フェス 神栖ココでずっと暮らすために』です。

 

この企画は、神栖市介護長寿課と筑波大学・神栖市済生会病院の総合診療科医師とのコラボによって実現しました。

 

どなたでもご参加いただけるイベントで、参加費無料、予約不要です。

なんと、当日は波崎~会場の専用往復バスを貸切でご用意します。

(ご注意:予約必須で先着順です。予約の詳細は、神栖市長寿介護課へお問い合わせください)

 

では、当日のイベントでのスケジュールについて、ご紹介いたします。

 

終活フェスチラシ2019(A4版)/監修:阪本直人(クリックすると、別ページに最大化されて表示されます)

 

9時00分~9時30分:

冒頭には、鹿嶋の清真学園、演劇部による中高生らの劇を交え、つくば総診/神栖済生会病院の細井医師による分かりやすい解説で幕を開けます。

「人生の終末期において医療・介護の現場では一体何が起きているのか、それに向けてどのような準備をしていけば良いのか」などをテーマにお話しします。

 

9時50分~10時50分:

 

この時間以降、最後のまとめの講演までは、各ブースで同時開催されるイベントにご参加いただけます。

4つのイベントコーナーの解説をしてゆきましょう。

 

<市民と医療者との対話企画>

~あなたが大切にしたいことを話してみませんか?~

 人生の最期に大切にしたいこと、価値観などを気軽に話し合えるように工夫された「もしバナゲーム」というカードをご存知でしょうか。

 カードに記載されたテーマで、現役の医師や看護師などの医療者とともに参加者・ご家族を交え、自分の価値観や参加者間の価値観について語り合います。

 当日はおひとりでも、ご家族単位でも、ご友人とでも気軽に参加できます。見学だけのご参加でも結構です。

 これを機会に、自分が大切にしたいと思っている価値観をあらためて整理してみませんか。

 

<落語家による漫談>

『どうせ死ぬなら楽に楽しく~仏教と落語に見る生き方と死に方』

高名な住職兼落語家である神栖亭南夢明が人生を最期まで楽しく生き(逝き)きる方法を伝授します。

 

<トークイベント>

『終活って何をすればいいの?』

在宅での看取りを経験されたご家族と、高橋医師(つくば総診/神栖済生会病院)、弁護士の3者が登壇し、それぞれの視点で思いを語り合います。

そして互いの語りを通じて、終活において大切なことを住民の皆さんと共に考えてゆきます。

 

 

<認知症VR体験ブース>

茨城県作業療法士会による VR(仮想現実)体験ゴーグルを用いた認知症への理解を深めるコーナーです。

 ※ 機器の都合上、先着36名とさせて頂きます。予めご了承ください。

 

 

そして、各企画の後、11:05~11:50には、

 もしもの時の話をしよう

 ~アドバンス・ケア・プランニング「人生会議」~

 と題して、まとめの講演が行われます。

「もしも」の時の話は“いつ、誰と、どんなことを話せばいいのか…”。

清真学園 演劇部による劇とともに、筑波大学附属神栖地域医療教育センター・神栖済生会病院
 内科医長 細井崇弘 医師が、分かりやすく解説します。

このように様々な企画が用意されています。

普段であれば、「縁起でもない」と「話することをためらってしまう」ものかもしれませんが、人生の最期は必ず全員に訪れます。

是非この機会に、ぜひ大切な家族やご友人もお連れになり、自分の大切にしたい価値観や、希望する療養・ケアについて考えてみませんか。

一人でも多くの市民が、自分の望む最期を迎えられるようになることを願っています。

 

以上

 

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終活フェス開催報告 第3弾「終活って、何をすればいいの?」』(投稿日:2019年12月26日)

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開催報告「終活フェス〜神栖ココでずっと暮らすために〜」』(投稿日:2019年12月3日)

 

<昨年(2018年)の開催内容についてはこちら>

・『人生の最終段階における医療を考える~自分の生き方(逝き方)は自分で決める~
  神栖市民公開講座を行いました』(神栖市平泉コミュニティセンターにて2018年10月6日(土)に開催)

クリックすると別ページに最大化されて表示されます

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産業医交流会&勉強会 in 鹿島製鉄所

2019年9月6日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 北茨城, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育

北茨城市民病院で勤務中の宮﨑です。

 

8/31(土)-9/1(日)に、日本製鉄(株)鹿島製鉄所主催(つくば総診等協力)で行われた、
『交流会を兼ねたリアル版 産業医勉強会(第2弾)』に参加しました。

 

非常に素晴らしい企画でしたので、参加した感想を皆さんと共有します。

 

交流会&勉強会には、「産業医って実際にどう働いているの?」と関心のある私の様な初学者や、
「産業医経験がない医師や産業医経験が少ない医師」、「日々の産業医業務における疑問を意見交換したいベテラン産業医」まで幅広く参加されていました。

 

私が参加した理由ですが、外来では、禁煙指導の際に会社での喫煙環境が妨げとなっている患者さんや、
適応障害・抑うつで職場環境の調整を要する患者さんを担当しており、以前より産業医との連携の必要性をしばしば感じていました。
しかし、患者さんから「嘱託の先生で普段いないから、、、」と言われることも多く、連携方法が分からずにいました。
そのため、産業医の役割・業務内容について知ることで、より良い連携をとりたいと思っていましたので、それが参加のきっかけでした。

 

 

勉強会の内容ですが、

初日は鹿島製鉄(従業員は3,000人、出入りしている関連会社含めて1万2千人、東京ドーム220個分の敷地)の工場見学を田中 完先生(鹿島製鉄 安全健康室主幹 産業医 指導医)にご案内いただき、

2日目は外部講師の福田 洋先生(順天堂大学 総合診療科 先任准教授、さんぽ会(産業保健研究会)会長、産業医 指導医としてもご活躍)をお招きしての講演があり、国際学会での産業医の動き、日本での健康経営・ヘルスリテラシーについてのお話がありました。

 

また、懇親会では、参加者と自由にお話できる時間が多く取られており、産業医との連携などで疑問に感じたことを質問しました。

 

勉強会を通して、1)工場見学の面白さ、2)総合診療の幅が広がる「産業医」の可能性を感じました。

 

  • 工場見学の面白さ:

 

工場見学は「銑鉄(Iron)」を「鉄鋼(Steel)」にするための鉄鋼工場、鉄鋼の板を引き延ばして板にする熱延工場を見学しました。
大規模な機械が動いている様子を間近に見学でき、大人の社会科見学の様な楽しい見学でした。
見学中も田中先生が解説をされ、会社の概要や、業務内容、各業務で注意している点など、
業務の全てを把握されていることを感じました。

 

  • 総合診療の幅が広がる「産業医」の可能性:

 

総合診療医の幅が広がる理由は、外来で問題となる会社での喫煙問題、熱中症、飲酒について、
産業医も企業と連携しながら従業員の健康意識の改善への取り組みなどを行っている点を学べること。
また、企業に勤務している世代では糖尿病や高血圧の半数以上は診療所・病院に受診していないという衝撃的な事実や、そうした世帯の健康を守る産業医の重要性を強く感じました。
地域を診るために、産業医との連携の重要性を感じました。

 

非常に刺激を受けた交流会&勉強会であり、「産業医って普段どう働いているの?」という人や、
「認定産業医の資格はあるけど、どうしたら良いの?」という人には、気軽に参加出来る会ですので、
おすすめしたいと思いました。

 

参考情報:
『交流会を兼ねたリアル版 産業医勉強会(第2弾)』イベントページ
https://www.facebook.com/events/454032948488685/?active_tab=discussion

文責 つくば総診スタッフ医師 宮﨑 賢治

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つくば家庭医・病院総合医プログラムでは、産業医の研修も受けられます。

2019年8月9日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア

皆様にお知らせです。

 

つくば総診のプログラムでは、神栖市にある地域密着型病院である神栖済生会病院で、
総合診療医のトレーニングを積みながら、産業医の研修も受けられるコースがあります。
産業医の資格が取れる研修も新設予定です。

産業医のトレーニングは、日本有数の鹿島臨海工業地帯で勤務する
産業衛生学会の指導医が行い、実際の産業医業務も経験できます。

 

シニアレジデントの方も、スタッフクラスの医師も合わせて募集中です。

詳しくは、本画面上部にある【お問い合わせ】よりご連絡下さい。

 

つくば総診 指導医/地域医療教育学 講師
産業医、家庭医療専門医

阪本 直人

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今年度最後のプログラム説明会/懇親会のお知らせ

2019年8月4日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 大学

 

さて、第1回のプラグラム説明会/懇親会が盛況のうちに終了し、次回が今年最後のプログラム説明会/懇親会になりました。

第1回に参加できなかった医学生さん、研修医の先生方、もしくは卒後3年目以上の先生方はどなたでも、当総合診療グループのプログラムに興味がございましたら、ぜひお越しください。説明会のみ、懇親会のみのご参加も大歓迎です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
参加希望のお申し込みは、soshin@md.tsukuba.ac.jp までお願いいたします。当日はカジュアルな服装でお越しください。

◎第2回プログラム説明会/懇親会
8月10日(土) 15時00分~17時30分 プログラム説明会@筑波大学イノベーション棟1階105号
18時00分~ 懇親会

筑波大学総合診療グループ  東端 孝博

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地域講演会@セントラル総合クリニック

2019年7月18日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, セントラル総合クリニック

(講演会の様子)

地域総合診療医学講座(セントラル総合クリニック総合診療科)の舛本です。
2019年7月17日に地域で講演会を行ったので報告します。セントラル総合クリニックのある牛久市では「かっぱつ体操」という介護予防の体操(活発と牛久沼の河童をかけていると思われる)の普及が図られているのですが、その体操の普及員の養成講座を受けている60歳~80歳代の方々65名を対象に講演会を行いました。
講演会は2部構成で、前半に「正しい医療機関のかかり方」というタイトルで舛本がお話し、後半は「高血圧のお話」と題して永藤先生が講演を行ってくれました。
前半の適切な医療機関のかかり方は難しい話題ではありましたが、「かかりつけ医」はどんな役割を持っているのか、医師に受診する時はどんな準備をしていけば良いのか、救急受診のしかたや情報収集のしかたなどについてのお話をしました。
後半は参加者になじみのある高血圧の話題を永藤先生が自宅での血圧測定の重要性や生活習慣改善による高血圧対策などを含めて、分かりやすく説明をしてくれました。
講演会後のアンケート調査も行いましたが、総じて満足度も高く、「分かりやすかった」、「このような機会をまた作って欲しい」などの感想も聞かれました。
つくば総合診療グループでは積極的に地域で活動している施設も多いですが、当施設では地域での活動はこれからというところです。今回の地域での講演活動は当施設では初めての試みで、今後の地域ヘルスプロモーションの第一歩として、継続的にこのような活動をしていきたいと考えています。

筑波大学地域総合診療医学講座
セントラル総合クリニック総合診療科 舛本祥一

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第6回つぽたの開催報告

2019年7月1日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 大学

後期研修医4年目の竹内です。

先日開催しました第6回つぽたの(つくば式ポートフォリオを100倍楽しむ方法)の報告です。

(過去の実施報告はこちら

今回はレジデントの事例3つ(テーマ:終末期ケア,業務改善,行動変容),指導医の事例1つ(テーマ:患者中心の医療)を皆で振り返りました。

事例に基づき理論を学び明日の診療に活かすという目的のため,企画担当からの要望として,3・4年目のレジデントと指導医の先生方には実践の理論に関するレクチャーをお願いさせて頂きました。2年目のレジデントの先生には現在進行中のモヤモヤ事例を共有して頂きました。

どの事例も発表者の素晴らしい実践が感じられるものでした。時間をかけて1つ1つの事例を振り返り実践の意味を改めて考えることは,個別性が高く複雑・不確実なケースを担当することの多い家庭医・総合診療医が成長するのにとても重要です。

レジデントデイでポートフォリオ作成のアドバイスをもらうのとは少し違う学びをつぽたので実現できればと思っています。

そして,今回のランチョン(特別企画)では,医療経済ワークショップ「介護にまつわるおカネの話」を行って頂きました。
過去に,日本プライマリ・ケア連合学会の夏期セミナーや,総合診療・家庭医療全国公開セミナーin Tsukuba(つくセミ)でも実施されたワークショップのつぽたの出張バージョンです。毎回好評なのが頷ける,とても勉強になる楽しいワークでした。今後,どこかのセミナーで見かけたときは皆さんもぜひ参加してみてください。

 

さて,最後に,今回も利用させて頂きました『つくば文化郷』についてご紹介です。

実はつくば文化郷は国の登録有形文化財で,筑波地方の農家の佇まいを今に伝える古民家を改修した造りとなっています。

建物は非日常感がありながらもリラックスした雰囲気があります。古民家と言いつつ,スクリーンやプロジェクター,ホワイトボード,そしてWi-Fiまで利用可能となっており,一味違った雰囲気の学習会にはぴったりと思います。つくば中心部から車で10分程度とアクセスもよく駐車場も完備されています。近くにコンビニもあります。

展示ギャラリーや様々なイベントも開催されているようなので,興味のある方はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

つくば文化郷 http://www.rural.gr.jp/tsukubabunkagoo/index.html

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【つくば家庭医・病院総合医プログラム説明会】開催のお知らせ

2019年4月26日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 未来医療GP

(2019年7月23日更新)
つくば家庭医・病院総合医プログラム での研修をお考えの皆様へ
 
 
お待たせいたしました!
今年度のプログラム説明会の日程が決まりましたので、お知らせいたします。
 
第1回:2019年6月22日(土)
第2回:2019年8月10日(土)
 
各回 PM3時より開催。終了後に懇親会を開催します。
  (開始時間を変更しました(2019年5月4日update))
 
現行のシニアレジデントや指導医も多数参加しますので、
レジデントの生の声を聞いたり、キャリア相談も出来ます。
お気軽にお越し下さい。
 
詳細が決まりました!
レジデントが制作してくれたポスターもこちらに掲載しています。
 
業務で埋まってしまう前に、今のうちにスケジュール帳に記入しておいて下さいね(笑)。
では、皆様にお会いできますのを楽しみにしております。
 
 
       プログラムの詳細は、下記をクリックしてください。↓

クリックで該当のページにジャンプします。

 
 
文責:阪本直人(指導医)

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つくば総診シニアレジデント卒業セミナー感想

2019年3月21日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア

2019年3月16日、17日に卒業セミナーが開催されました。

シニアレジデント1年目の私は受付を担当しつつ参加いたしきました。
今回が初参加のため新鮮なことだらけでしたが、同時に学びの多い体験となりました。
さて、本セミナーの感想を書く機会をもらいましたので、報告いたします。

初日の卒業セミナーでは、今回卒業される先生方の修了式(研修の振り返りやポートフォリオの発表)行われました。 

研修中にお世話になった先輩方の発表を通して、研修中ご一緒させていただいた先輩方が、どのような心境で研修に臨まれていたのか、どのような問題を乗り越えてきたのか知ることができ、大変興味深いセクションでした。

今回のセミナーに、本プログラムで指導医を長年されてこられた菅ヶ谷内科の菅ヶ谷純一先生も参加されおり、初日の江戸屋懇親会でお話を聞かせていただくことができました。

筑波山にある地元温泉旅館にて

2日目には菅ヶ谷先生のご講演があり、地域での開業やキャリアについて大変貴重なお話を聞くことができました。

菅ヶ谷純一先生のご講演

そして2日目には、シニアレジデント全学年を対象にCSA(Clinical Skills Assessment)とiPadを使用したKey features examination(臨床における問題解決能力を評価)が行われました。
CSAは専門医試験でも行われる模擬医療面接で、例年SPさんのご協力があることで緊張感を持って臨むことができました。

普段自分自身の医療面接が評価されることは滅多になく、また評価者の先生方やSPさんが熱心にフィードバックしてくださり、専門医試験の練習にとどまらず、自分自身の診察を見つめなおす大変貴重な機会であったと思います。
今回の卒業セミナーを通して、改めて筑波大学附属病院総合診療科での研修を選択してよかったと感じました。

今回ご卒業された先生方におかれましては、今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

 

また各研修施設の指導医のみなさま、お忙しい中お越し下さいましてありがとうございました。
片岡先生をはじめ2019年度卒業セミナーに携わられた皆様へ、この場をお借りしてお礼申し上げます。

来年の卒業セミナーに参加することを楽しみにしています。

筑波大学総合診療科 シニアレジデント1年目 植松洋
編集責任:阪本直人(地域医療教育学 講師)

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【お礼】地域総合診療医学寄附講座発足記念シンポジウム、同講座 横谷教授就任祝賀会

2019年2月8日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 北茨城, 地域包括ケア

去る1月25日、地域総合診療医学寄附講座発足記念シンポジウム、および、同講座 横谷教授就任祝賀会が開催されました。

本講座は、つくば総合診療グループに関連する研修施設やその地域に関わる多くの方々のご賛同により設立された講座です。当日はご支援をいただいているご関係者の皆様、そして同門会の先生方にもご出席いただき、盛大な会が開催され、皆様のおかげで記念すべき日となりました。

(皆様のおかげで素晴らしい会となりました。心よりお礼申し上げます。)  撮影:竹内優都氏

 

さて、シンポジウムでは『地域医療に置ける総合診療医への期待と大学が果たすべき役割』と題し、
前野教授、横谷教授、そして、水戸保健所長 土井幹雄先生が登壇されました。

本講座発足に至るまでのエピソード、そして多くの方々からの応援のお言葉を拝聴するにつけ、
地域の未来を広い視点で見据えておられる方々のおもいがひしひしと伝わってまいりました。
診療のみならず、地域活動や後進の育成、そして、研究にも尽力していくことこそが、
地域への恩返しであり、この講座のミッションであると改めて実感しました。

同時に、私自身は総合診療医として、今後どのように自分の道を進んでいくべきかと
考えさせられた会でもありました。

最後になりますが、遠方よりお越しくださいました皆様、また祝電やお祝いなどを
お送りくださいました皆様、誠にありがとうございました。
重ねて御礼申し上げます。

 

 執筆:筑波大学附属病院 総合診療グループ/北茨城市民病院附属家庭医療センター 高橋 聡子
編集責任:阪本直人(地域医療教育学 講師) 2019年2月3日

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大森先生が本を出版されました

2018年11月3日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 大森医院

筑波大学の学生実習や総診グループの後期研修でお世話になっている、医療法人大森医院
院長大森英俊先生のご著書「過疎医療はおもしろい!」がこのたび上梓されました。

医師を志すきっかけとなった幼少期のご経験から、医師として里美村に戻ってきたときの様子、
そこから、地域住民の健康を維持し向上させるための奮闘までの軌跡が
わかりやすい言葉で書かれており、とても読みやすく、かつエキサイティングな内容です。

実習を経験した学生のレポートや、症例の描写も織り込まれており、
過疎医療の現状をリアルに感じることができます。

これからの過疎医療をどうするか、どうすべきかについて、
決して悲観的ではなく、うまく仕組みを整えていけば、きっと明るい未来が開けていく!という
希望がわいてくる本です。ぜひお読みください!

片岡 義裕

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鹿行地区在宅医療推進 多職種研修会「地域連携、はじめの一歩」

2018年7月29日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 神栖, 地域包括ケア

(多職種研修会の様子)

神栖済生会病院・神栖地域医療教育センターの細井です。
今年度は茨城県の補助事業「医療提供施設等グループ化推進事業」に採択され、現在訪問診療を行っている神栖済生会病院と3つの診療所がグループを組んで、この地区の在宅医療を推進すべく様々な計画を立てています。
その第一弾として、2018年7月11日、茨城県立中央病院の看護局長である角田直枝先生を神栖市にお招きし、「地域連携、はじめの一歩」と題してご講演頂きました。

角田先生からは病院側も、そして地域側も自分の場所から一歩外へ出て、双方の視点に立つことの重要性を講義して頂きました。県立中央病院における様々な取り組み、例えば病院スタッフが近くの介護施設へ見学に行ってきてその施設の現状を知ったり、地域の介護職員に緩和ケア病棟の見学に来てもらったり、といった取り組みを紹介して頂きました。今回の講演の参加者は病院スタッフ、地域の医療従事者含め90名でしたが、参加者からは、「自分がいかに狭い世界で働いていたのかを痛感した」とか「今まで不平ばかり言っていた。近くの施設の現状を知ろうという気持ちすら浮かばないようになっていた」と自らを振り返るきっかけとなった様でした。まさに、「はじめの一歩」を参加者が踏み出せていたようです。
角田先生、ありがとうございました。

講演会終了後は、恒例となってきた地域の多職種との飲ミュニケーションでした。医療者が少ない苦しい中でも地域医療を何とか良くしていきたい!という熱い思いを持った皆さんとの語りは本当に刺激的です。総合診療医として少しでもお役に立てるように頑張っていきたいと思います!

今年は2018年8月に医療用SNSを神栖市内で拡充していくための会を開いたり、10月にアドバンスケアプランニングに関する市民公開講座で寸劇披露と有名な方のご講演を企画したり‥と盛りだくさんで企画していますので、ご興味のある方はぜひご連絡下さい。

神栖済生会病院・神栖地域医療教育センター 細井崇弘

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高校生1日実習@北茨城家庭医療センター

2018年4月12日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 北茨城, 地域包括ケア

北茨城市民病院附属家庭医療センターにて高校生の1日実習を受け入れました!!

4月から家庭医療センターにて勤務をしている大澤です。
4月から、北茨城市民病院には、C2レジデントの宮崎先生や、五十野桃子先生も五十野博基先生もご勤務されるようになり、北茨城がどんどんパワーアップしてきています!!
ぜひ、みなさん北茨城へお越しください^^

さて、今回は2018年3月28日から4月5日までの計5日間に8名の水戸葵陵高校の医歯薬コースの高校生の方が、家庭医療センターにて実習をにきてくれたことを報告します!みなさん、医療系に将来進みたいと考えている高校生のみなさんです。
看護師や医師になりたい高校生やまだ職種は決まらないけど、人に役立つ仕事として医療系を目指したい、など様々な思いを持って見学に来てくれました。
将来有望です。

家庭医療センターで医師の仕事だけに限らず、看護師さんや事務さんの仕事内容も見ていただきました。外来見学や、予診のお手伝い、訪問診療などにも同行してもらいました。また、筑波大学の医学部の学生さんも実習にきて高校生の方といろいろとお話をしていたので、高校生のみなさんにとってより近い将来の姿が見れたことは刺激的であったのではないかと思います。新しい経験や視点を得ていただけたのではないかと思います。

高校から大学や専門学校等に進学され、様々な医療分野のことを学んだ後に、茨城県内で活躍してくれることを期待しています〜!!

文責:大澤

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家庭医療学冬期セミナーで「ヘルスリテラシー」の紹介をしました

2018年2月24日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア

(冬期セミナーでプレゼンしてきました)

(Teach backは患者さんに説明を復唱してもらう方法、Ask Me 3は3つの質問を患者さんから医療者へ尋ねてもらう方法です)

S1木村です。
2月10日・11日に行われた第13回家庭医療学冬期セミナーで、後期研修プログラム紹介とヘルスリテラシーについてのプレゼンを行ったのでご報告します。

今回の企画は「全国プログラム見える化大作戦」という特別セッションで、全国各地の後期研修プログラムの強みと、日常診療で実際に役に立つTipsを持ち寄って共有しようというものでした。

つくば総診を含む8施設から専攻医が集まり、各々6分40秒間のプレゼンを行いました。
私のテーマは「ヘルスリテラシー」。
ヘルスリテラシーを短い言葉で説明するのは難しいですが、私達の診療でストレートに問題になるのは患者さんが自分の病状をどのぐらい理解しているか?ということ。それに対するアプローチとしてAsk Me 3、Teach backという2つの手法を紹介しました。
短い時間にエッセンスを詰め込んでお話した…つもりですが、はたして伝わったかどうか。

今回のプレゼンの内容が「Gノート」の連載になるそうなので、掲載されるときにはまたこちらでご報告します!

後期研修医1年目 木村紀志

 

 

【関連記事】

第4回 『患者の理解をぐっと深めるコツとヘルスリテラシー ~その説明,わかってもらえていますか?~』  (つくば総診 木村先生執筆/阪本指導、千葉大 鋪野先生監修)

本イベントでの内容をさらに深めたコンテンツが、羊土社のホームページにて公開(2018年6月28日)

 

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雪の日の風景

2018年1月30日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 大森医院

1月22日(月)の夜にかけて、関東は大雪でした。
つくばをはじめ県内の様々なところで積雪が多く、道路や鉄道など混乱をきたし、大変だった方もいらっしゃるかと存じます。

私が週1回勤務している大森医院の周辺は、標高が高いこともあり、東北や北海道かと見紛うほどの雪景色でした。ちょうど実習に来ていた学生も、寒さと雪に驚いていました。

 

学生が休憩時間に作った雪だるま

 

長靴を履いて訪問診療に行きましたが、ご近所のみなさんが声を掛け合って雪かきをしたりと、寒さや雪で大変な時だからこそ、地域のつながりを感じるところもありました。

片岡 義裕

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大森医院での地域研修を振り返って

2017年11月2日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 大森医院

水戸協同病院研修医2年目の東(ひがし)です。2017年10月の1か月、大森医院で地域医療の研修をさせていただきましたので、ご報告させていただきます。

私はつくば市の出身なのですが、今回、地域研修の場所として大森医院を選んだ理由は、同じ茨城県でもあまり行ったことのなかった県北の様子を見てみたかったからです。

1か月の研修期間中は、外来診療や訪問診療以外に、巡回診療や特別養護老人ホームの回診、訪問看護の同行など、地域研修ならではのメニューがたくさんあり、充実していました。
訪問看護では、患者さんのお宅に1時間くらい滞在させてもらい、ご家族の介護や生活の苦労話を聞くことができました。病院ではなかなかわからない患者さんの家庭環境を知る、良い機会であったと思います。
また、自分でX線撮影をしたり、休診日の診察で血液検査の機会を自分で操作したりと、診療所独特の体験もできました。

服をきたかかし

牛の形のかかし

休日には、リンゴ好きの後期研修医竹内先生と一緒にリンゴ狩りに行ったり、研修の最後には「かかし祭り」という村のイベント(まだ準備中でしたが)をみました。
いわゆる田んぼに立っている案山子が並んでいるかと思いきや、実物大の牛のかかしやアニメのキャラクターを模したかかしなど、たくさんのユニークなものがあって驚きました。

1か月と短い期間でしたが、地域の魅力や醍醐味をたくさん経験できた地域研修でした。
研修でお世話になった皆さん、どうもありがとうございました。

水戸協同病院初期研修医 東奈美

 

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大和クリニックを視察しました

2017年10月2日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 大和クリニック

左から、木村院長、坂倉先生、筆者、劉先生

北茨城市民病院附属家庭医療センターの高橋です。

先日後期研修プログラム評価として、大和クリニックへ視察に行ってきました。

大和クリニックは、つくばから車で50分程度、北茨城からは1時間半弱の桜川市にある訪問診療中心のクリニックです。現在の訪問患者数は約140人、北茨城の家庭医療センター訪問患者数の約2倍です。

クリニックには、4年前研修医2年目の時に見学に伺った以来で今回2回目の訪問でした。当時は、まだ建て替えの前だったので、今回は伺って見違えるように綺麗な施設になっていたので驚きました。当番日に宿泊できる場所も広くて快適ですし、医局が看護師さん達と一緒なので、患者さんの相談も把握も気軽にできる非常にアットホームな雰囲気でした。

当日は朝8時45分の朝礼で前日の申し送りがあり、その後、後期研修医2年目の劉先生に同行しました。がん末期の患者さんの疼痛管理のために、モルヒネの内服から皮下注射の切り替えを行っていました。薬の説明も含め今後の見通しなど患者さんご家族にもわかりやく説明ができており、訪問診療に関わりはじめて6ヶ月での成長を頼もしく思いました。午後は木村院長に同行させていただきながら、先生がクリニックの院長に就任した時から今までの経験についてお話を伺うことができました。

坂倉先生のSEAの様子

お昼は坂倉先生のSEA、診療終了後は月に1度の多職種勉強会に参加しました。

勉強会の担当は多職種で持ち回りになっていて、テーマは自由。今回は後期研修医2年目の坂倉先生がリーダーとなってBLSを行っていました。終了後に、地域のケアマネージャーや薬剤師から後期研修医が患者さんの相談を受けている姿をみて、地域で顔が見える関係を作り、地域ぐるみのスキルアップのためにとても良い機会だなと感じました。

今回視察をさせていただき、指導医だけでなく看護師など多職種にも研修医を育てようという雰囲気を感じました。医師のトップダウン式ではなく、自律的に「診療所がどうしたら良くなるかどうしたら患者のためになるか」を各自が考え意見交換ができる場所だと感じました。

プログラム評価が目的の訪問ではありましたが、自分が勤務している北茨城でも取り入れられる良いところが多くあり、非常に有意義な視察でした。大和クリニックの先生方、スタッフの皆様、どうもありがとうございました。

北茨城市民病院附属家庭医療センター 高橋聡子

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北茨城 市民向け講演報告

2017年9月2日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション

講演ポスター

今日は高橋聡子先生の、在宅医療についての市民向け講演がありました。

クイズを入れながら在宅医療とはどんなものか分かりやすく説明し、決して在宅だけが望ましいというのでなく、選択肢の一つとなることを話してくれました。自宅で過ごす希望があれば、色々な工夫ができるので、諦めないでほしいとのメッセージも。

高橋先生はつくば家庭医・病院総合医プログラムを修了して、この4月から北茨城市民病院附属家庭医療センターのセンター長として、診療や診療所の切り盛りにも、後輩専攻医の指導にも、元気に楽しそうに活躍しています。

講演の様子

今日の講演会は、家庭医療センターの隣に開設された、北茨城市コミュニティケア総合センター“元気ステーション”の村田センター長が、これからは地域の助け合いがとても大切になることを、北茨城地域自立支援センターの鈴木理学療法士が自分でできる痛み予防のからだ作りの話をしてくださいました。

家庭医療センターは、元気ステーションとも連携し、地域づくりにも積極的に取り組んでいます。

(投稿:筑波大学北茨城地域医療教育ステーション/北茨城市民病院附属家庭医療センター 横谷省治)

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〒305-8576
茨城県つくば市天久保2‐1‐1
筑波大学附属病院総合診療グループ

「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして