2022年ウェルカムセミナーを開催しました。
2022年5月4日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
2022年4月17日今年もウェルカムセミナーが開催されました。今年も新型コロナウイルスの影響で完全オンライン開催となりました。
年に一度の機会であり、普段一緒に働いていない方々と直接お会いできないのは大変残念ではありましたが、今年はとても喜ばしいことになんと8人も新しく入局してくださいました。ありがとうございます。
そんな新入局者を知るための毎年恒例「新入局者クイズ」は今年も大変盛り上がりました。皆さん個性豊かな方ばかりで、これから一緒に働く機会がとても楽しみに感じました。私個人としてはお酒が好きな方が多くコロナ禍が開けるのが楽しみでもありました(日本酒支部作成待ってます)。
開催にご協力頂いた皆様ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
C1 村田俊介
プレコンセプションケアセミナーに登壇させて頂きました
2022年5月2日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP
大学総合診療科&笠間市立病院の稲葉です。
皆様はプレコンセプションケアという言葉はご存じでしょうか。プレコンセンプションケアとは、「妊娠する前の段階から自身の健康をケアすること」を意味します。将来の妊娠に備えての健康維持、そして妊娠や出産の正しい知識を備えておくことも含んでいます。産婦人科を中心に少しずつ啓発活動が進んで来てはいますが、日本ではまだ浸透が不十分な状況です。また、我々プライマリ・ケア医もプレコンセプションケアに取り組んでいくことが非常に重要ですが、まだ馴染みが無い先生が多いかと思います。
笠間市立病院では、2019年に全国で初めて自治体の助成を受けた、そして全国で初めて総合診療医が行うプレコンセプションケア外来を開設しました。COVID-19の影響で思うように活動できていない部分もありますが、地域医療の中で地道にプレコンセプションケア外来を継続しています。
今回は、プレコンセプションケアの分野を日本でリードしている成育医療センターのプレコンセプションケアセンターの先生方にお声がけ頂き、第7回プレコンセプションケア・オープンセミナーで笠間市のプレコンセプションケアの取り組みを発表する機会を頂きました。2019年に外来を開設するに当たって成育医療センターのプレコンセプションケアセンターを見学させていただき、その時に直接教えていただいたノウハウが笠間市立病院のプレコンセプションケア外来の基礎になっています。まさにお師匠様とも言うべき成育医療センターの先生方に講演の機会を頂けて、本当に感動でした。
下記URLに当日のセミナーの様子がYouTubeにアップロードされておりますので、他の演者の先生も含めまして是非ご覧ください。
https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/preconception/pcc_report/220217.html
小さな公的病院である笠間市立病院の強みを活かした活動で、これからの時代に更に必要になってくる活動だと思っています。今後もプレコンセプションケアが地域に根差した概念になるよう、引き続き頑張りたいと思います。
(文責:稲葉 崇)
つくば家庭医・病院総合医プログラム オンライン説明会2022
2022年4月8日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 大森医院, 利根町, 大和クリニック, セントラル総合クリニック, 霞ヶ浦医療センター, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育
今年度も、つくば家庭医・
【説明会予定】いずれも14:00-16:00
第一回:5月28日(土)
第二回:7月3日(日)
第三回:8月11日(木・祝)
【概要】
・前野哲博教授によるプログラム紹介
・専攻医やプログラム修了生による体験談のプレゼンテーション
(専攻医と修了生が、都度替わる予定ですので、毎回楽しめます)
終了後には少人数で個別に話すこともでき、
説明会はzoomで行い、出入り自由です。
【おすすめの方】
・進路を検討中の初期研修医や学生
・当プログラムに興味のある方すべて
心よりお待ちしております!
神栖コミュニティケア実習を体験してきました!
2022年4月17日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育
健康の社会的決定要因や、コミュニティケアの本質を学ぶことができるよう、つくば総診の指導医がプログラムしています。
・總山萌さん:筑波大学医学群看護学類4年
・野村奈々子さん:岐阜大学医学部看護学科4年
・近間仁美さん:大阪大学医学部保健学科4年(オンライン参加)
【参加者募集】『臨床推論の基本的な考え方(その5:全身倦怠編)』 第14回つくば総合診療塾オンライン
2022年2月24日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP
「つくば総合診療塾オンライン」開催!
第14回は3/18(金)19:00–21:00 臨床推論の基本的な考え方(その5:全身倦怠編)参加者募集!
総合診療に関する定期的なオンライン学習会「つくば総合診療塾オンライン」、
第14回は臨床推論について取り上げます。
症状を訴える患者さんに対して、効果的に病歴を集め、過不足なく鑑別診断を挙げて、
診断を絞り込んで次のアクションにつなげていく。
この一連の臨床推論のプロセスについて、今回は全身倦怠をテーマに、具体的なアプローチのしかたを学びます。
内容:臨床推論の基本的な考え方(その5:全身倦怠編)
講師:前野 哲博先生(筑波大学医学医療系 地域医療教育学/総合診療科)
日時:2022年3月18日(金)19:00-21:00(時間は早めに終わる可能性あり)
方法:オンライン(詳細は開催日2-3日前に参加者にメールいたします)
費用:無料
対象:全国の医学生・医療系学生、その他
申し込み:以下のリンクから参加登録してください。
グループ分け等を適切に行うため、3月11日(金)までの申し込みを推奨いたします。
https://jp.surveymonkey.com/r/PQXT6MG
〇次回以降の予定(内容、時間、講師は状況に応じて変更可能性あり)
2022年
・4月日時未定 臨床倫理 講師未定
・5月日時未定 在宅医療 講師未定
・6月日時未定 糖尿病 鈴木將玄先生
・7月日時未定 メンタルヘルス 講師未定
・8月11日(木) 15:00-17:00 産業医 福田幸寛先生
2021年度卒業セミナーを開催しました
2022年2月13日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP
(今年3名の卒業生です。右から小野先生、宮本先生、海老澤先生)
2022年2月12日、13日に2021年度卒業セミナーが行われました。
1日目は前野先生より昨今の専門医制度+働き方改革の情報のアップデートがあり、次に卒業生によるPF発表、最後に外部講師として武田裕子先生から筑波大学医学部卒業後のキャリアについてお話がありました。前野先生はいつも臨床現場が追い付いていないような新情報や新制度を共有して下さるので、大変勉強になっております。
また、武田先生の講演では、武田先生の世界をまたにかけた怒涛の勤務経験を伺い、信念を貫く強さに敬服し、これからの自身の医師人生に待ち受ける未知との出会いにワクワクしました。
2日目は卒業生による修了プレゼンテーションの後、CSA(Clinical Skill Assessment)とKey Featureが行われました。CSAは診療シミュレーションを用いた評価方法で、Key Featureは多選択・自由記載式で医学知識を評価する方法です。
毎年緊張しますが、模擬患者さんをはじめ多くの方が関わって下さり貴重な意見を頂ける機会ですので、(終わってしまえば)今年も経験することができて良かったと感じます。
今回は私自身が卒業生だったため、PFや修了プレゼンテーションについての感想は省きますが、4年間を通してどのようなことを感じ成長できたかをつくば総診の皆様にお伝えでき、後輩の励みにそして先輩方の指導意欲に繋がれば幸いです。
私含め、卒業生の皆様お疲れ様でした!まだ提出物や専門医試験が控えていますが共に頑張りましょう!そして卒業セミナーの準備をしてくださった先生方、CSA等ご協力頂いた先生方、誠にありがとうございました!!
(後期研修医4年目 小野有理)
【人生会議】かみす終活フェス 2022年3月に開催されます。
2022年2月8日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア
神栖市(鹿嶋市含む)の市民の皆様とともに『人生会議』について考えるイベントが開催されます。
本イベントは、今回で4年目を迎えます。
今年も、清真学園高等学校・中学校演劇部の協力を得て開催される演劇では、
本人を交え話し合えることの大切さ、どのように逝きたいかを皆で考えてゆくことは、
いまをよりよく生きることでもあることを教えてくれます。
そして、基調講演に、筑波メディカルセンター病院 総合診療科・緩和医療科医師 廣瀬由美先生をお迎えして、
皆様とともに、このテーマを考える一日にしたいと考えています。
皆様、どうぞお誘い合わせの上、ご参加ください。
【終活フェス2022】
日時 2022年3月6日(日)13時~15時30分
会場 矢田部公民館 文化ホール
※コロナ感染拡大状況により完全オンラインに切り替える場合があります。
(当日の様子のオンライン配信も予定しています)
詳細は、上記ポスターをご参照ください。
昨年までの内容はこちらをご覧ください。
【参加者募集】『ポリファーマシー』 第13回つくば総合診療塾オンライン
2022年1月27日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP
「つくば総合診療塾オンライン」開催!
第13回は2/24(木)18:00–20:00 ポリファーマシー 参加者募集!
総合診療に関する定期的なオンライン学習会「つくば総合診療塾オンライン」、
第13回はポリファーマシーについて取り上げます。
たくさん薬を飲んでいるあの患者さん、お薬は本当に飲まなきゃいけないんでしょうか?
患者さんにとって、何が適切な処方なのか、一緒に考えていきましょう!
ポリファーマシーって何?と思った方も、知ってるよという方も是非参加してください!
内容:ポリファーマシー
講師:舛本 祥一先生(筑波大学医学医療系 地域総合診療医学/総合診療科)
日時:2022年2月24日(木)18:00-20:00(時間は早めに終わる可能性あり)
方法:オンライン(詳細は開催日2-3日前に参加者にメールいたします)
費用:無料
対象:全国の医学生・医療系学生、その他
申し込み:以下のリンクから参加登録してください。
グループ分け等を適切に行うため、2月17日(木)までの申し込みを推奨いたします。
https://jp.surveymonkey.com/r/DT3WKDW
〇次回以降の予定(内容、時間、講師は状況に応じて変更可能性あり)
2022年
・3月18日(金) 19:00-21:00 臨床推論5 前野哲博先生
・4月日時未定 臨床倫理 講師未定
・5月日時未定 在宅医療 講師未定
・6月日時未定 糖尿病 鈴木將玄先生
・7月日時未定 メンタルヘルス 講師未定
・8月11日(木) 15:00-17:00 産業医 福田幸寛先生
【参加者募集】『緩和ケア』 第12回つくば総合診療塾オンライン
2022年1月5日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP
「つくば総合診療塾オンライン」開催!
第12回は1/27(木)18:00–20:00 緩和ケア 参加者募集!
総合診療に関する定期的なオンライン学習会「つくば総合診療塾オンライン」、
第12回は緩和ケアについて取り上げます。
生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者さんに対して、医療者は何ができるでしょうか?
がん患者に限らず、あらゆる患者さんやその家族が緩和ケアを必要としています。
残念ながら回復の見込みがない状況でどのように苦痛を評価し、どのようなケアができるのか、
皆さんと一緒に考えたいと思います。
内容:緩和ケア
講師:東端 孝博先生(筑波大学附属病院 総合診療科)
横須賀 響子先生(坪井病院 緩和ケア内科)
日時:2022年1月27日(木)18:00-20:00(時間は早めに終わる可能性あり)
方法:オンライン(詳細は開催日2-3日前に参加者にメールいたします)
費用:無料
対象:全国の医学生・医療系学生、その他
申し込み:以下のリンクから参加登録してください。
グループ分け等を適切に行うため、1月20日(木)までの申し込みを推奨いたします。
https://jp.surveymonkey.com/r/QWTQK7S
〇次回以降の予定(内容、時間、講師は状況に応じて変更可能性あり)
2022年
・2月日時未定 ポリファーマシー 舛本祥一
・3月18日(金) 19:00-21:00 臨床推論5 前野哲博先生
・4月日時未定 臨床倫理 講師未定
・5月日時未定 在宅医療 講師未定
・6月日時未定 糖尿病 鈴木將玄先生
・7月日時未定 メンタルヘルス 講師未定
・8月11日(木) 15:00-17:00 産業医 福田幸寛先生
『餅による小腸閉塞』の論文が公開されました
2021年12月25日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大森医院
ひたち太田家庭医療診療所の木村です。
2021年12月25日公開の「日本プライマリ・ケア連合学会誌」にて
拙著『餅による食餌性小腸閉塞9例の検討』が掲載されました。
人生初の論文掲載となります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/generalist/44/4/44_141/_article/-char/ja
2016年に餅による食餌性小腸閉塞の症例を経験した際に、木下賢輔先生から学会発表を勧められたのがそもそものきっかけでした。
その後、五十野博基先生に加わっていただき、ケースシリーズ研究として学会発表、論文化へと進めてきました。
最初に躓いたのは研究デザインの検討でした。初めての研究かつ先行文献もろくに読み込まない状態からのスタートでしたので、どんなデータを集めたものやらさっぱり、といった状況でした。当時、勤務していた水戸協同病院に定期的にT-CReDo(筑波大学つくば臨床医学研究開発機構)の先生方が定期的にいらして研究相談会を開催されていました。五十野先生のおすすめもあり、相談に伺ったところ、まとまりのない私の話と中途半端なデータを丁寧に見てくださいました。その後もたびたび相談にのっていただきました。マンツーマンで大変参考になりました。
1年かけて電子カルテの中を右往左往しつづけ、集めたデータをギリギリ2018年のJPCA学術大会に発表することができました。
そして、このまま論文化、という話をしていたところでまた躓きました。
五十野先生からは発表したものを文章に起こせば論文が書ける、と教えていただいたのですが、いざ文章を書こうとすると話がうまく繋がりません。加えて、書けば書くほど先行文献と同じ考察になっているような気がして、進まなくなってしまいました。
2018年後半から2019年前半のこの時期、仕事もあまりうまく行かずといったことも重なり、ほぼ進展なしの状態になってしまいました。
もうこのまま書けないかも、と心折れかけていたところに五十野先生から「論文まだ?」と連絡があり、やはり書かないといかんな、と思い直しました。書いても書いてもうまくまとまらず、何度も先行文献を読み直し、書いたものを頭から書き直したりしていたので、進め始めてからさらに1年かかってしまいました。
幸い、投稿と査読はスムーズに進み、今回、学会誌に掲載していただきました。
スランプの間、何も思い浮かばないという時期もありましたが、先行文献を何度も整理し直して、自分のデータと見比べて、なんとか結論を導き出すことができました。頭の中で考えいるうちはうまくいきそうなアイデアでも、書き出してみると矛盾が見つかるということも何度もありました。
振り返ってみると、研究デザインの検討の際にもっと先行文献を読み込んでおけばよかったと思ってしまいますが、それは今だから考えつくことであって、やはり行きつ戻りつしながら進めていかねばならなかったのだろうと思います。
書いていて最も驚いたことは、データを集めてから4年も経っているのに、ちゃんとアクセプトされたことです。時間がかかっても妥協せず完成させれば、論文として認めてもらえるというのが、最も大きな学びになりました。
スランプの途中で諦めなくて本当に良かったです。
最後に
いつも端的で最適なアドバイスを下さり、完成まで付き合ってくださった五十野博基先生、初期研修医時代にこの研究のきっかけを下さった木下賢輔先生、この研究のデザインの検討に多大なアドバイスを下さったT-CReDoの橋本幸一先生にこの場を借りて感謝申し上げます。大変ありがとうござました。
木村紀志(医療法人大森医院 ひたち太田家庭医療診療所)
((( YouTubeライブ配信 ))) 交流会を兼ねたリアル産業医勉強会 第4弾
2021年12月3日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 神栖, 未来医療GP, 医学教育
例年大盛況を頂いております本シリーズ、今年も開催されます。
産業保健の本場で一堂に会し、交流会(人脈づくり) を兼ねた勉強会を開催する会として誕生しました。
WITHコロナ時代となった今、 オンラインの強みを生かした挑戦を続けています。
今年は趣向を変え、皆さんからのお便りをもとに
ラジオ番組のような形式でトークショーを繰り広げる予定です。
【イベント日時】2021年12月11日(土)午後6時~
((((( YouTubeライブ配信 )))))
<講師> 田中 完 先生 ほか
<司会・進行> 阪本 直人
(所属等は、【運営メンバー】参照)
【対象】
・全国の産業医
・全国の医師(臨床医をはじめ全分野)
★本イベントには、単位認定はありません。あらかじめご了承ください。
運営スタッフには、多様な業種を経験した産業衛生専門医・ 指導医、女性の産業医、産業医経験のある総合診療医など、
多様な産業医が揃っております。
田中 完(1)、林 卓哉(2)、日下 慶子(2)、
福田 幸寛(2, 3, 4)、阪本 直人(2, 3, 4)、川島 恵美(5)
(敬称略、カッコ内は所属番号)
1:神栖産業医トレーニングセンター・指導医
2:日本製鉄(株)東日本製鉄所鹿島地区 鹿島安全健康室 産業医
3:つくば家庭医・病院総合医プログラム(筑波大学 総合医コース)指導医
4:JPCA 家庭医療専門医
5:滋賀医科大学社会医学講座公衆衛生学部門/産業医
それでは、 産業医に興味のある 全国の皆様のご参加を心より楽し みにしております。(シェア希望)
つくば総診では、総合診療医のトレーニングを積みながら、日本有数の鹿島臨海工業地帯で勤務する
産業衛生学会の指導医が在籍する産業保健現場での研修も可能です。
現在、日医認定産業医資格取得支援プログラムが稼働中です。
下記も併せてご覧ください。
『つくば家庭医・病院総合医プログラムでは、産業医の研修も受けられます。』
【参加者募集】『臨床推論の基本的な考え方(その4:しびれ編)』 第11回つくば総合診療塾オンライン
2021年11月17日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP
「つくば総合診療塾オンライン」開催!
第11回は12/16(木)18:00–20:00 臨床推論の基本的な考え方(その4:しびれ編)参加者募集!
総合診療に関する定期的なオンライン学習会「つくば総合診療塾オンライン」、
第11回は臨床推論について取り上げます。
症状を訴える患者さんに対して、効果的に病歴を集め、過不足なく鑑別診断を挙げて、
診断を絞り込んで次のアクションにつなげていく。
この一連の臨床推論のプロセスについて、今回はしびれをテーマに、具体的なアプローチのしかたを学びます。
内容:臨床推論の基本的な考え方(その4:しびれ編)
講師:前野 哲博先生(筑波大学医学医療系 地域医療教育学/総合診療科)
日時:2021年12月16日(木)18:00-20:00(時間は早めに終わる可能性あり)
方法:オンライン(詳細は開催日2-3日前に参加者にメールいたします)
費用:無料
対象:全国の医学生・医療系学生、その他
申し込み:以下のリンクから参加登録してください。
グループ分け等を適切に行うため、12月10日(金)までの申し込みを推奨いたします。
https://jp.surveymonkey.com/r/YVMXP7J
〇次回以降の予定(内容、時間、講師は状況に応じて変更可能性あり)
2022年
・1月27日(木) 18:00-20:00 緩和ケア 東端孝博
・2月日時未定 ポリファーマシー 舛本祥一
・3月18日(金) 19:00-21:00 臨床推論5 前野哲博先生
・4月日時未定 臨床倫理 講師未定
・5月日時未定 在宅医療 講師未定
・6月日時未定 糖尿病 鈴木將玄先生
・7月日時未定 メンタルヘルス 講師未定
・8月11日(木) 15:00-17:00 産業医 福田幸寛先生
筑波メディカルセンター病院総合診療科のサイトビジットのご報告
2021年9月26日テーマ:サイトビジット, 筑波総合診療グループ, ステーション, 筑波メディカルセンター病院
(写真1:指導医とのカンファレンスの様子)
(写真2:回診の様子)
筑波総合診療グループでは、指導医による研修施設間の視察(サイトビジット)を行っています。
今回、2021年9月24日に筑波メディカルセンター病院(TMC)総合診療科にサイトビジットに伺ったので、ご報告します。
私は普段笠間市立病院で外来や訪問診療を行っており、久しぶりの急性期病院の見学で内心ドキドキしながらの視察となりました。
この日は、午前中のカンファレンスと病棟回診に同行させてもらいました。
朝8時30分に外来に集合し、新規で入院した患者さんについて情報共有した後、全員で患者さんの回診を行いました。発熱・意識障害・ショックなど重症度が高く、複数の併存疾患がある患者さんが多く、急性期ならではの多彩でスピード感のある診療の様子が伝わってきました。
その後は、チームの指導医とレジデントで担当患者さんについて情報共有し(写真1)、回診を行いました(写真2)。初期研修・後期研修の先生は、主体的に診療を行っており、ベッドサイドでは丁寧に患者さんに声がけをしていました。指導医は、忙しい中でも退院後の生活の事など細やかにディスカッションしており、テンポよくコミュニケーションをとっている様子が印象的でした。
サイトビジットはレジデントの先生が普段どのような研修をしているのかを見学することで、グループ内の他の研修施設の教育体制について知ることができる貴重な機会であることを感じました。
TMCの皆様、見学させていただき、ありがとうございました!
筑波総合診療グループ/笠間市立病院 久野遥加
M4アドヴァンスドコース「健康の社会的決定要因」を開催しました
2021年9月17日テーマ:筑波総合診療グループ
大学総診の小曽根です。
筑波大医学4年生を対象に、アドヴァンスドコース「健康の社会的決定要因」を開催しました。これは選択式の1日コースで、昨年に引き続き、大学総診の堀内(高屋敷)明由美先生、文化人類学者の照山絢子先生と3人で開催し、5名の学生さんが参加してくれました。
このコースでは、健康の社会的決定要因(Social Determinants of Health; SDH)とは何か、なぜ医学生が学ぶ必要があるのか、健康の背景には何があるのかについての学びを深めてもらうことを目的としました。その中でも特に「子ども」の背景に目を向けた内容としました。
午前中には、SDHに関するレクチャーと、自分たちの健康の背景にあるものを考えてディスカッションをしました。学生さんたちがとても積極的に発言してくれて、SDHをめぐる思いについてそれぞれの視点から共有しました。(教員側も、やりがいのある仕事があってありがたい反面、運動不足だなあ・・とか、いろんな話が出ました。)
そして午後には、つくば市において子どもへの無料塾や様々な居場所づくりの活動を展開してこられた、居場所サポートクラブロべ(http://npo-robe.org/)の理事長の森美智子さんを講師としてお迎えし、オンライン上でお話を伺いました。森さんは、2016年から「経済的な理由で子どもたちに未来をあきらめさせない無料塾」を市内で初めて立ち上げ、市の職員やボランティアの方々など、多くの方々と共に、様々な事情を抱えるお子さんとそのご家族に寄り添って活動されてきたことをお話しくださいました。学習のサポート以前に食事が必要だったり、孤立した保護者への支援が必要だったりすること、また学校でも家庭でもない第3の居場所を必要とする人がいるとのことでした。そして、職員やボランティアの方々など、多くの人とのつながりがあって活動できていること、自分たちが受けてきたご恩を次の世代に送る「恩送り」をされているのだと話されました。
1時間半あまりのご講演と質疑応答では、学生さんからの想いのこもった質問が絶えず、教員側も胸がいっぱいになる時間となりました。
最後に、学生さんにはまとめとして、同級生や後輩にSDHを教えるコンテンツ作りをしてもらいました。1日を通してそれぞれの参加者が抱いたSDHへの想いを反映した、素晴らしいプレゼンが出来上がりました。きっと彼らが医療者となり活躍してくれたら、どのような分野に進んでもきっと未来は明るいと思えるようなプレゼンテーションでした。
今回、快くご講演を引き受けてくださいました、居場所サポートクラブロべの森様、全力で参加してくださった学生の皆さん、一緒にコースを作り上げてくださった先生方、そしてコース開催にあたり色々とサポートしてくださいました皆様、本当にありがとうございました。
(小曽根早知子)
【参加者募集】『行動変容』 第10回つくば総合診療塾オンライン
2021年9月15日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP
「つくば総合診療塾オンライン」開催!
第10回は10/8(金)18:00–20:00 行動変容 参加者募集!
総合診療に関する定期的なオンライン学習会「つくば総合診療塾オンライン」、
第10回は行動変容について取り上げます。
これまでの行動習慣を健康に資するように変えていくことは、実際には抵抗のあるものです。
患者さんの認識や準備状態を理解し、やる気と自信を高めて貰う働きかけはどのようにして
いくと良いのか、実践的に学んでいきます。
内容:行動変容
講師:横谷 省治先生(筑波大学医学医療系 地域総合診療医学/総合診療科)
日時:2021年10月8日(金)18:00-20:00(時間は早めに終わる可能性あり)
方法:オンライン(詳細は開催日2-3日前に参加者にメールいたします)
費用:無料
対象:全国の医学生・医療系学生、その他
申し込み:以下のリンクから参加登録してください。
グループ分け等を適切に行うため、10月5日(火)までの申し込みを推奨いたします。
https://jp.surveymonkey.com/r/38KKCNC
〇次回以降の予定(内容、時間、講師は状況に応じて変更可能性あり)
2021年
・11月16日(火) 19:00-21:00 家族志向のケア 吉本尚先生
・12月16日(木) 17:00-19:00 臨床推論4 前野哲博先生
2022年
・1月日時未定 緩和ケア 東端孝博先生
・2月日時未定 ポリファーマシー 舛本祥一先生
・3月18日(金) 19:00-21:00 臨床推論5 前野哲博先生
・4月日時未定 臨床倫理 講師未定
・5月日時未定 在宅医療 講師未定
・6月日時未定 糖尿病 鈴木將玄先生
・7月日時未定 メンタルヘルス 講師未定
・8月11日(木) 15:00-17:00 産業医 福田幸寛先生
【参加者募集】『臨床推論の基本的な考え方(その3:風邪編)』 第9回つくば総合診療塾オンライン
2021年8月31日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP
「つくば総合診療塾オンライン」開催!
第9回は9/15(水)18:00–20:00 臨床推論の基本的な考え方(その3:風邪編)参加者募集!
総合診療に関する定期的なオンライン学習会「つくば総合診療塾オンライン」、
第9回は臨床推論について取り上げます。
症状を訴える患者さんに対して、効果的に病歴を集め、過不足なく鑑別診断を挙げて、
診断を絞り込んで次のアクションにつなげていく。
この一連の臨床推論のプロセスについて、今回は風邪をテーマに、具体的なアプローチのしかたを学びます。
内容:臨床推論の基本的な考え方(その3:風邪編)
講師:前野 哲博先生(筑波大学医学医療系 地域医療教育学/総合診療科)
日時:2021年9月15日(水)18:00-20:00(時間は早めに終わる可能性あり)
方法:オンライン(詳細は開催日2-3日前に参加者にメールいたします)
費用:無料
対象:全国の医学生・医療系学生、その他
申し込み:以下のリンクから参加登録してください。
グループ分け等を適切に行うため、9月10日(金)までの申し込みを推奨いたします。
https://jp.surveymonkey.com/r/9ZYSP2C
〇次回以降の予定(内容、時間、講師は状況に応じて変更可能性あり)
2021年
・10月8日(金) 18:00-20:00 行動変容 横谷省治先生
・11月16日(火) 19:00-21:00 家族志向のケア 吉本尚先生
・12月16日(木) 17:00-19:00 臨床推論4 前野哲博先生
2022年
・1月日時未定 緩和ケア 東端孝博
・2月日時未定 ポリファーマシー 舛本祥一
・3月18日(金) 19:00-21:00 臨床推論5 前野哲博先生
・4月日時未定 臨床倫理 講師未定
・5月日時未定 在宅医療 講師未定
・6月日時未定 糖尿病 鈴木將玄先生
・7月日時未定 メンタルヘルス 講師未定
・8月11日(木) 15:00-17:00 産業医 福田幸寛先生
【参加者募集】『多職種連携』第8回つくば総合診療塾オンライン
2021年8月11日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP
「つくば総合診療塾オンライン」開催!
第8回は8/27(金)19:00-21:00 多職種連携参加者募集!
総合診療に関する定期的なオンライン学習会「つくば総合診療塾オンライン」、
第8回は多職種連携について取り上げます。
地域で暮らす患者・家族の健康問題や暮らしを支えるには一つの職種の視点だけでは十分とは言えません。
家族や暮らしを含めた最善のケアを提供するためには様々な職種が連携することが重要です。
今回のセッションでは、在宅ケアのケースを用いて連携の重要性やスキルを体験を通して学びます!
様々な職種の皆様のご参加をお待ちしています!
内容:多職種連携
講師:河村 由吏可先生(医療法人宮田医院)
後藤 亮平先生(筑波大学医学医療系 地域総合診療医学)
前野 貴美先生(筑波大学医学医療系 地域医療教育学/総合診療科)
吉本 尚先生(筑波大学医学医療系 地域総合診療医学/総合診療科)
日時:2021年8月27日(金)19:00-21:00(時間は早めに終わる可能性あり)
方法:オンライン(詳細は開催日2-3日前に参加者にメールいたします)
費用:無料
対象:全国の医学生・医療系学生、その他
申し込み:以下のリンクから参加登録してください。
グループ分け等を適切に行うため、8月24日(火)までの申し込みを推奨いたします。
https://jp.surveymonkey.com/r/GCC7HTN
〇次回以降の予定(内容、時間、講師は状況に応じて変更可能性あり)
2021年
・9月15日(水) 18:00-20:00 臨床推論3 前野哲博先生
・10月8日(金) 18:00-20:00 行動変容 横谷省治先生
・11月16日(火) 19:00-21:00 家族志向のケア 吉本尚先生
・12月16日(木) 17:00-19:00 臨床推論4 前野哲博先生
2022年
・1月日時未定 緩和ケア 東端孝博
・2月日時未定 ポリファーマシー 舛本祥一
・3月18日(金) 19:00-21:00 臨床推論5 前野哲博先生
・4月日時未定 臨床倫理 講師未定
・5月日時未定 在宅医療 講師未定
・6月日時未定 糖尿病 鈴木將玄先生
・7月日時未定 メンタルヘルス 講師未定
・8月11日(木) 15:00-17:00 産業医 福田幸寛先生
大学総合診療科での研修を修了して
2021年7月25日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育
専攻医1年目の石塚です.
この度、専攻医最初のローテーションである大学病院 総合診療科での研修を修了しました.
私自身は、この春に北海道からの転居や結婚など環境の変化の大きい時期でしたが,たくさんの方々に支えられ,何事もなく充実した3か月間の研修を送ることができました.
大学附属病院での外来研修では,診断がつかないため紹介されるケースがほとんどで,ときに稀な疾患に出会うこともありました.
しかし,よくある疾患の稀な病歴,検査所見というのがやはり多い印象を受けました.
複雑な症例にじっくりと向き合うことで,診断学のみならず,家庭医療的な視点も意識した質の高い診療を学び,実践する貴重な機会となりました.
リアルタイムでの指導医とのディスカッションや,1日の最後のケースレヴューを通して様々な指導医の先生方からフィードバックを頂くことで,日々発見と学びを蓄積することができました.
ほかにも,週半日の腹部超音波研修や皮膚科研修など基本的なスキルを身に付けるための時間もあり,今後に向けての基礎を身に付けることができました.
また,学生や研修医を指導する機会も多く,教育という面でも技術を学びながら身に付けられる環境は大学ならではの経験でした.
セッティングで働き方が変わる総合診療の,「大学病院」という一つの形を経験し,その需要と役割について知ることができました.
ここでの学びをこれからの研修に活かしていきたいと思います.
笠間市立病院へ見学に行きました
2021年7月12日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 笠間, 地域包括ケア
(ケアマネジャーさんに同行して患者さんのお宅を訪問しました)
専攻医1年目の石塚です.この度,笠間市立病院を見学させていただきましたのでご報告いたします.
1日間の日程で午前中はケアマネジャーさんの訪問同行を,午後は県立中央病院への訪問同行をさせていただきました.
ケアマネさんといえば,介護サービス導入時はもちろんのこと,入院を契機に調整が必要になった際に大変お世話になることが多い印象でした.しかし,実際にはソーシャルワーカーさんや看護師さんを介してであることも多く,具体的にどんなことをされているのか,恥ずかしながら自信をもって語れる状態ではありませんでした.
実際に患者さん宅への訪問へ同行させていただくと,ケアという視点での観察に気が付かされることが多くありました.
例えば,
・招かれる居間以外の様子はどうか(片付けられていないところこそ日常生活を反映している)
・トイレや風呂はどうか(ADL評価で風呂が自立,と一言で言っても昔ながらの大きな段差のある風呂場とユニットバスではまるで違う)
・本人が語らない趣味の存在(最近写経をした痕跡がある)などなど.
医師として訪問診療で訪れる際にはなかなか得られない情報をケアマネさんはたくさん収集されていました.
お仕事の一片を見たに過ぎませんが,同行を通してその実態に迫ることができました.今までは医療と介護の間には少し距離を感じることがありましたが,今後は積極的に情報共有していきたいと思います.
午後の県立中央病院訪問では,これから笠間市立病院へ転院予定であったり,訪問診療を導入する予定であったりする患者さんに,入院中のうちから面談することでスムーズな導入に繋がっていました.ほかにも同じ建物内に保健センターや地域包括支援センターがあったり,迎え側に特養があったりと機関や施設が集約されていることで,より緻密な連携が取れる環境であり,市立病院ならではの強みと総合診療医の強みがうまく調和しあっている様子を実感することができました.
今回は時間の都合で拝見できませんでしたが,成功率の高い禁煙外来やプレコンセプションケア外来も行っているとのことで,ぜひ機会を見つけてまた学びに行きたいと思います.
文責:専攻医 石塚大暉
※写真はケアマネさんに同行した際のもの.患者さんに許可を頂き掲載.