ニッセイ財団の研究助成の成果報告を聞いてきました
2014年11月27日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
群馬家庭医療学センターに視察研修に伺いました!
2014年11月26日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
11月21日に群馬家庭医療学センター(前橋協立診療所)に視察研修に伺いました。訪問診療を中心に、朝から夜遅くまでご一緒させてもらいました。午前中は後期研修1年目の中村先生に同行し、午後は在宅フェローの関根先生と、夕方は所長の高柳先生に同行させてもらいました。高柳先生が十数年来みている方の診療をみて、温かい信頼で結ばれた医師患者関係を肌で感じさせてもらいました。まさに家庭医として、ともに人生を歩み、最期のときまで寄り添っていかれる姿に感銘を受けました.
夜はグループのメンバーである高崎中央病院、北毛病院の若手の先生方とテレビ会議で振り返りに参加させてもらいました。医学的な知識だけでなくSEAも兼ねていて、是非つくばでも取り入れてみたいと思いました。夜の懇親会まで盛りだくさんの一日で、本当に感謝しております!所長の高柳先生、関根先生をはじめ群馬の皆様、ありがとうございました。北関東を一緒に盛り上げていきましょう!!
(大和クリニック 高木博)
つくば総診秋季セミナーを開催
2014年11月7日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
10月25日、筑波大学附属病院でつくば総診秋季セミナーを開催しました。
今回のセミナーは2つのワークショップとワールドカフェ。
ワークショップは筑波メディカルセンー病院の林幹雄先生が「一歩先をいくサマリーの書き方・教え方」、吉本尚先生が「プライマリケアにおけるアルコール問題の対応」についてレクチャーしてくださいました。
林先生のワークショップでは、「なぜサマリーなのか?」という疑問から始まり、サマリーの意義や書き方のコツを数々の論文を交えて紹介。
臨床能力の向上や臨床経験を増やすことが良いサマリー作成に繋がるというmessageが印象的でした。
吉本先生のワークショップは、ご自身が政策などにも関わってらっしゃるアルコール問題についてレクチャー。
意外にもプライマリケア医を対象としたレクチャーは初めてとのことです。
様々なエビデンスを交えながら、プライマリケアの現場で扱いやすい「SBIRT」という枠組みを紹介してくださいました。
アルコール問題は我々の日常診療でも遭遇する機会が多いのですが、対処方法に苦慮することが多いのが実情です。
そのためなのか、レクチャーの途中でメンバーから質問が殺到!!
なかなかレクチャーが先に進まないというハプニングはありましたが、それだけメンバーの関心が高いということですね。
ぜひ第2弾もお願いします。
最後はワールドカフェ。「こんなことがたまらなく好き!」というテーマで日々の研修・仕事のやりがいを語ってもらいました。
ワールドカフェは4、5人のグループでのディスカッションを3回繰り返します。4月のウェルカムセミナーで初めて行い、好評だったのですが、今回も多いに盛り上がりました。全体共有では、「大事なことは全て小学校で学んだ」「D(出会い)K(こっそり覗き見)A(あいさつ)サイクルを回そう」といったユーモア溢れるメッセージが多くあり、会場は笑いの渦に。全員が楽しんでいた様子が伝わりました。
つくば総診では定期的に全体セミナーを行っており、普段離れた場所で仕事をしているメンバー同士が直接顔を合わせる貴重な機会になっています。仕事やキャリアの悩みを同僚や上司と共有できるのもいいですね!
次回は2月の教育セミナーです。
(スタッフ 大塚 貴博)
弘前大学でのEBMの講義
2014年11月5日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
マンスリーレクチャー「みんなのワクチンプラクティス」
2014年11月4日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
薬剤師向けの身体診察研修会を
2014年10月31日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
10/5に薬剤師向けの身体診察研修会が開催され、講師としてお話ししてきました。
薬剤師さんは、少し前まで「患者の体には一切触れてはいけない」とみんな思っていたそうです。
最近厚生労働省からの通知で、薬剤師が身体診察するのは何ら差し支えないというお墨付きが出て、やっと「自分たちも診察していいんだ!」と思うようになったそうで、今、薬剤師のフィジカルアセスメントが一つのブームになっているそうです。
参加者は40名ちょっと。血圧計や聴診器などの機材を使い、講義→実習を繰り返す形で進めました。私ひとりではこれだけの人数に対応しきれないので、一ノ瀬先生、久野先生にも手伝ってもらいました。
バイタルサインを除けば、実際に薬剤師さんがこまかく所見をとる機会はあまりないと思うので、所見が出る病態生理と、医師がカルテに記載している所見の意義に重点を置いて話しました。
皆さん本当に熱心に、楽しそうに取り組んでいました。一ノ瀬先生、久野先生も大活躍でした。
わずか半日のセッションでしたが、こんなところから、少しずつでも多職種連携が進んでいけば、と思います。
(スタッフ 前野哲博)
医学3年生の健康教育の実習@日立市での喫煙予防教育
2014年10月30日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
当教室では、筑波大学の医学3年生を対象に、「健康教育(ヘルスプロモーション)」を理解するための1週間の集中授業を担当しています。
医師法第1条、つまり一番最初の所には、こういう記載があります。
医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。
病気を治すことだけが、医者の役割ではなく、WHOの定義する健康(身体的・精神的および社会的に完全に良好な状態であって、単に病気や虚弱でないだけではない。)な生活をするために、何ができるかを考える、という大前提のもと、この講義が実施されています。
学生が6つのテーマ(①介護、②運動と栄養、③小学生への喫煙予防教育、④中高生への禁煙教育、⑤食育、⑥離乳食指導)にわかれ、実際に地域でこのテーマでご活躍の医師や管理栄養士の先生をお招きして、学生が市民や子供たちに対して実際に健康教育を企画し実施するという、医学教育の中でも珍しいカリキュラム。集中授業は7月に実施され、実習は秋以降、順次行っていきます。
10年以上にわたり、日立市の子供たちに喫煙予防教育を行っている、日立市の天谷医院 院長、天谷龍夫先生は、今年も筑波大の学生をつれて、小学校で講演を。
大人は何で毎日たばこを吸うと思う-?
こんな問い掛けから始まる約40分にわたる講習会。天谷先生が長期間にわたる喫煙で真っ黒になった肺の写真や、喫煙が原因で脳出血を起こす様子などを見せるオーストラリアの禁煙キャンペーンCMなどを児童に紹介し、たばこの健康被害に関する正しい情報を伝える。講師から児童に質問をしたり、児童からの質問に答えたりしながら、たばこの健康被害について自分の頭で考えさせる講義を行っていらっしゃいます。学生は40分の講義の中の10分を担当します。この10分は短いようですが、子供たちを引き付けておくには、スキルのいる10分。1分1秒無駄にするな、という天谷先生の教えのもと、何度も先生とスライドのやり取りをして練習をして当日を迎える学生たち。
貴重な経験をさせてもらっていることを実感しています。天谷先生、今年も本当にありがとうございます!
(スタッフ 堤 円香)
中澤先生の論文が雑誌に掲載されました!
2014年10月28日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
この度、American Journal of Hospice & Palliative Medicineの2014年12月号に、筑波総合診療グループの中澤先生の論文「Palliative Care physicians’ Practices and Attitudes Regarding Advance Care Planning in Palliative Care Units in Japan: A Nationwide Survey」が掲載されました。
この論文は、中澤先生が地域医療教育学講座の大学院生時代に取り組んだ研究を報告したもので、全国の緩和ケア病棟の医師を対象に、事前治療指示であるアドバンスディレクティブに関する態度と実践状況を調査したデータを基にしています。
論文の執筆、査読対応とも、いろいろと大変でしたが、本当によく頑張ってくれました。アクセプトから雑誌に掲載されるまで1年程かかりましたが、雑誌に掲載されたことで喜びもひとしおだったようです。これからも当教室から、多くの学術論文が世界に発信されることを願っています。
(筑波大学 前野哲博)
新医学専攻で研究された梶川奈月さんの論文がパブリッシュされました!
2014年10月27日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
本学新医学専攻で研究に取り組まれた梶川奈月さんの論文がIssues in Comprehensive Pediatric Nursingに掲載されました!
筑波大学医学類には、医学研究者の養成を目的として設置された「新医学専攻」コースが設けられており、このコースを選択した学生は5年次後半から6年次前半にわたる約半年間の研究室実習を行います。
2013年6月まで新医学専攻コースとして地域医療教育学分野での研究に取り組まれ、現在、茨城県立中央病院にて初期研修中の35回生の梶川奈月さんの英文論文 「Does a child’s fear of needles decrease through a learning event with needles?」が、Issues in Comprehensive Pediatric Nursing 37(3):183-194, 2014 http://informahealthcare.com/doi/abs/10.3109/01460862.2014.942443 に掲載されました!
本当におめでとうございます!!
梶川さんは学生時代に「つくばぬいぐるみ病院」の活動に取り組まれていました。つくばぬいぐるみ病院は、学生が保育園児・小学生に、医療とふれあう機会や健康に関する知識を提供する活動で、ぬいぐるみを使ったお医者さんごっこ、劇、紙芝居等を通して、子供たちへの保健教育活動を行っています。論文はこうした活動の効果を検証したいという梶川さんの臨床疑問が形になったものです。
http://tsunubee.wix.com/tsunubee
2012~2013年、梶川さんがM5~M6の研究室実習の期間には、研究計画から綿密に計画し、倫理委員会への申請、研究実施、分析、英文論文執筆、またその間に別のテーマで学会発表も行う(しかも2演題!) など、短期間に学生離れした素晴らしい研究成果をあげられました。
論文の完成が研究室実習の期間を過ぎてしまい、英文論文の完成、投稿、査読への対応が卒試・国試、そして研修開始直後と、おそらくこれまでの人生で最も苦しい時期と重なってしまったのではないかと思いますが、お忙しい毎日の中、全ての過程をご自身の力でやり遂げられました!
これは決して誰にでもできることではなく、本当に快挙です!!梶川さんのたゆまぬ努力の賜だと思います!!
梶川さんは地域医療教育学分野初の新医学専攻コース生で、私達もたくさんの刺激をいただくことができ感謝しています。 初期研修ではきっと苦しいこともあるのではないかと思いますが、そんなときはぜひアクセプトまでの道を乗り切ったことを思い出してくださいね!リサーチマインドを持ってアカデミックな診療を提供できる医師として、ますますのご活躍をお祈りしています!
(地域医療教育学分野 前野貴美)
国立霞ヶ浦医療センター総合診療科:端山先生大活躍
2014年10月24日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
端山先生はつくばの後期研修プログラムを修了された4年前に、内科常勤医が激減して病棟一部閉鎖を行うなど大変な状況であった霞ヶ浦医療センターに総合診療科に唯一の常勤医師として赴任しました。そして、同時期に着任された鈴木新院長らともに、診療体制の再構築をはかろうと画策されてきました。その後筑波大学の寄付講座もはじまり、徐々に医師数が増員され、現在では消化器内科2名、循環器内科3名、呼吸器内科3名など、メジャー内科の医師体制が充実してきました。
端山先生は毎日の初診外来を中心に、救急外来や当直業務を行っています。病棟担当は併診で5名前後、総合診療科のベッドはありませんが、端山先生の患者さんが入院した場合には、主治医になることもあります。同院内科系は、専門科間の壁がなく、正式なコンサルテーションや併診以外についても、日常的に、外来でも病棟でも悩ましい症例は協力して大変な時はさっと集まり対応するなど、「皆で診療を担っている」というマインドでいらっしゃるご様子でした。その中で、幅広くなんでも気軽に相談にのってもらえる存在として端山先生は、非常に頼りにされていました。
今回の視察で印象に残ったこととして、多職種スタッフとの顔の見える連携関係がありました。病院をまわっていますと、総務、検査課、放射線部門など、いたるところから、「端山先生!」と声がかかります。今まで取り組みとして、多職種スタッフと端山先生の間で企画実施した勉強会があります。当直時間帯に時に救急現場の担い手となる事務職員対象のAEDや挿管セットの準備について勉強会や、診療放射線技師もまじえてアナフィラキシーショック対応の講習会など、学びあう機会を積極的に作っているとのことでした。
また、地域のニーズより訪問診療開始の準備を進めており、視察の翌週に訪問1件目が行われる予定となっていました。視察の際も、退院調整副師長と地域連携室メンバーらと準備品に関する相談する場面をみかけ、「いい医療活動をしたい」という共通の目標をもって率直な意見交換をしている様子に、互いの信頼関係は厚さを感じました。
10月からは後期研修医の伊藤慎先生が同科で研修しています。各診療科、各部門との敷居の低さを活用して小回りのきく環境で「どんなことでもまずは自分でみて、おおよそのことは対応できる」中規模病院ならではの利点を生かした総合診療の研修の場になるのではと思います。
おわりに、院内で周囲に頼りにされながら、生き生きと働く端山先生の姿がとても印象に残りました。市川ファミリークリニックからの紹介患者さんも入院されていて、地域の先生とも連絡をとり、実質的な病診連携が行われています。今回新たに、つくば総診グループのメンバー間で地域でのつながりがみられたことも嬉しく思いました。訪問診療開始後の益々のご活躍も期待しています。
(スタッフ 高屋敷明由美)
吉本尚先生「明日の象徴」の授賞式の様子が大学HPにも
2014年10月21日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
浜野 淳先生 優秀ポスター賞を受賞
2014年10月21日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
「総合診療★家庭医療全国公開セミナー in Tsukuba」開催のお知らせ
2014年10月20日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
11月22日(土)12:30より、筑波大学附属病院で総合診療、家庭医療に関する
セミナーを開催いたします。
緩和・終末期、初期救急、患者中心の医療の方法、多職種連携、キャリア、医療
面接、そしてワールドカフェなど、医学生・初期研修医を主な対象としていますが、
医療系学生、その他興味のあるどんな方でも参加できるような内容を
準備しております。
普段なかなか接点がない方々と交流できる機会になるかと思います!
大変ありがたいことに、すでに多数のお申し込みを頂戴しておりますが、
さらに多くの皆さんとお会いできることを楽しみにしています!!!
尚、11月23日(日)には水戸協同病院を会場に、13:00-21:00まで
臨床推論CUP「第1回 水戸のくプロレスMGH争奪杯」が行われます。
11月の週末、ちょっと茨城まで足を運んでみませんか?
http://goo.gl/d2WN5p
【ポスターPDF】
http://www.hosp.tsukuba.ac.jp/mirai_iryo/pdf/20141122_poster.pdf
セミナー概要・申込フォームは以下のURLをご参照ください。
〔概要〕 http://www.hosp.tsukuba.ac.jp/mirai_iryo/20141122-forum.php
〔申込〕 https://netcommons.md.tsukuba.ac.jp/?page_id=133
※セッションは定員あり・先着順で、希望に添えない可能性もありますのでご了承ください。締切は11月12日(水)23:59です。
【プログラム】(10月17日現在)
【オープニング】
【第1部】(以下の3つのセッションから1つ選択)
◆セッション:「もっと知ろう!緩和ケア」
あなたは「緩和ケア」を知っていますか?緩和ケアは生命を脅かす疾患に直面する患者さんや家族のQOLを改善するアプローチです。このセッションでは、ロールプレイなどを通じて緩和ケアの実際とその魅力、総合診療医や医療従事者に必要とされることを一緒に考えてみましょう!
◆セッション:「初期救急対応!でもここは診療所!?」
限られた医療資源しかない診療所で救急患者に遭遇したらどうしたらよいの?まず最初に何を考えて、どう動くか!
「T&Aプライマリ・ケアコース」を参考にみんなで体験してみましょう。
◆セッション:「患者中心の医療の方法」
【休憩&交流タイム】
参加者、講師の交流がしやすくなるよう、休憩に十分な時間を取ります。
【第2部】(セッション3 or セッション4 or 5 (どれか1つ選択))
◆セッション3:「プロから学べ!多職種連携」
実際の症例を通じて医師・看護師・ケアマネージャー・薬剤師などがどのように在宅の患者さんに関わっているかを学びます。セッションの最後にお送りするプロ達による他職種カンファレンスの再現は必見!
◆セッション4:「総合診療と初期研修、その後のキャリア」
初期研修医、後期研修医、ベテラン、他分野研修中のフェローなど、年齢、性別、所属の異なる様々な方をお呼びし、みなさんのキャリアについての相談にお答えします!
◆セッション5:「医療面接」
【第3部】
「ワールドカフェ~私たちが地域で役に立つためには?」
一般(非医療者)の方々、一緒に将来働く多職種の方々に集まっていただき、意見を交わし、交流を持ちたいと思います。地域という広い枠組みの中で、様々な価値観を持つ人と混ざり合い、きらりと光る考えを持ち帰っていただければと思います。
【第4部】
懇親会学生企画「学生プレゼン~学生でもここまでやれる!」
「セミナーで勉強するだけじゃつまらない!」「色々学生として、こちらからも発信したい!」という参加者の声を元に、学生自身が発信する場を設けました。皆さんの熱く活動している活動をぜひ参加者で共有してみませんか? (スタッフ 吉本尚)
東端先生の一日
2014年10月20日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大和クリニック
10月8日、大和クリニックの見学にうかがいました。つくば家庭医・病院総合医プログラムシニアレジデントの東端先生の大和クリニックでの一日をお伝えします!
朝から東端先生の訪問診療に同行させていただきました。オンコールの際には自分で運転して患者さんのお宅に行くため、道を覚えておく必要があるとのこと、東端先生ご自身が訪問車を運転、ナビをセットして出発!・・・が、結局、ナビではなく看護師さんの案内のもと、畑の中の信号のない農道を通って患者さんのお宅に到着。患者さんのお宅を覚えるのも大切なお仕事なのですね!
レジデント・スタッフにはiPhoneが支給されており、傷の処置などがある場合は創の様子を撮影してレジデント・スタッフ間で共有し、治療方針についてディスカッションしながら診療にあたっているそうです。
訪問診療を終えクリニックに戻り、検査をオーダーしたり、処方を行います。
一通りオーダーを終えると、今度は外来から声がかかり、休む間もなく外来診療を担当されていました。治療方針についてスタッフの高木先生とディスカッションし患者さんのもとへ・・・。
クリニック見学にあたり、スタッフの皆さまに色々とご配慮いただきどうもありがとうございました。クリニックのレジデント・スタッフの先生方が患者・ご家族の皆さまや多職種の皆さまからとても頼りにされ、活躍されているお姿を拝見することができ、とても頼もしく感じました。お忙しい中お邪魔させていただきどうもありがとうございました!
(スタッフ 前野貴美)
斎藤さやか先生の論文がパブリッシュされました!
2014年10月16日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
大和にも新メンバーが来ました!
2014年10月16日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大和クリニック
アルコール関連問題学会で、学会賞(河野裕明記念賞)受賞!
2014年10月8日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
アルコール健康障害対策基本法推進ネットワーク(アル法ネット)。
アルコールの有害な使用を低減させ、個人およびその家族への身体的、精神的、社会的な問題を防ぐため、これらの問題に関わる人々の連携の強化、法律制定を推進して行くための団体です。
2012年5月に正式発足し、私もプライマリケアの担当者として、設立時から幹事を務めています。
詳しい経緯に関しては以下に記載されていますので、興味のある方はチェックいただければと思います。 http://alhonet.jp/#index-3
多くの方々の賛同・協力を受け、この基本法は無事衆・参両議院で可決され、2013年12月に成立、2014年6月から執行されています。
この基本法制定に関する功績により、アル法ネットは10/3-4に行われた平成26年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会にて、アルコール関連問題学会の学会賞である第4回河野裕明記念賞を受賞いたしました。
故・河野先生は、国のアルコールセンターである久里浜病院(現・久里浜医療センター)の院長としてWHOのアルコール専門委員を務められ、厚生省(当時)を予防に向けて動かした方です。その河野先生のお名前を冠した賞をいただけたこと、アル法ネット幹事会の一員として光栄に思います。
外来や入院などで一人一人の患者さんの診断・治療・予防に当たることだけでなく、地域全体の疾病の根本的な原因を解決するため、こういった法律制定などにも関与する総合診療医の活動に、これからも関心を持っていただき、参加、協力、応援いただければ幸いです。
(スタッフ 吉本尚)
人への接し方研修 TEAM-BRが開催されました!
2014年10月7日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
筑波大学附属病院では、「次世代の地域医療を担うリーダーの育成」事業に含まれているノンテクニカルスキルの人材育成力養成の一環として、様々な講習を行っています。http://www.hosp.tsukuba.ac.jp/mirai_iryo/
TEAM(Training for Effective & efficient Action in Medical Service)とは、産業訓練として広く普及しているTWI(Training Within Industry)を医療現場に応用したもので、①教えるスキル、②改善するスキル、③人と接するスキルの3つに分けられています。今回10月4日に開催されたのは、BR(Better Relations)ということで、③の人接するスキルに関する講習でした。なお、このTEAM-BRはトヨタの人材育成「KAIZEN」の手法でもあります。
今回のトレーナーは日本産業訓練協会の山口和人さんで、ファシリテーターは筑波大学附属病院総合臨床教育センターの稲葉めぐみさんでした。
午前中はTEAM-BRに関する事例も含めた、人に関する問題の解決方法を学ぶ授業が中心で、人との関係をよくするための基本心得や、職場での問題の扱い方について学びました。印象的であったことでは、「機械と違って人間には取扱説明書がない」、「個人を仕事だけでなく、家庭や健康状態など多面的にとらえる」ということでした。人を全人的にとらえるという姿勢は、総合診療的だなと感じずにはいられませんでした。
午後からは2グループに分かれて、各人から提示された問題に対して具体的に対応を協議しました。出席者は医師、看護師でしたが、各職場毎に様々な問題があり、解決方法についての議論が盛り上がりました。場当たり的な解決方法ではなく、きちんとした方法でできるだけ円満に問題を解決したいものですね。
小曽根先生と浜野先生の論文が掲載されました!
2014年9月29日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
翻訳本 出版!!がん告知そして家族が介護と死別を乗り越えるとき
2014年9月25日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
われらが、総合診療科の釋文雄先生が、翻訳に関わった本が9/29から発売されます!
「がん告知そして家族が介護と死別を乗り越えるとき」(星和書店)
Amazonでのご購入はこちら→http://www.amazon.co.jp/dp/4791108841
患者、家族の内的経験を詳細に記述した物語を軸に、がんの発病、介護、そして死別に至るまでの一連の過程が展開されています。長い期間、介護者の相談に乗ってきた著者による介護の知識や様々な状況を想定したQ&Aが内容も豊富に用意されています。介護と死別を乗り越えるための心のサバイバルガイドといってもいい本です。
釋先生は、5&6章の翻訳を担当されました。
「心のケア」に造詣の深い、釋先生は、親しみやすく、お昼ご飯の時には、先生の周りには笑いの絶えない時間をつくってくださる温かい先生です。
臨床、学生教育の傍ら、ご自身の研究もされ、さらには翻訳もなさり、素晴らしいアクティビティ!釋先生に一歩でも近づけるように頑張りたいと改めておもいました!
(地域医療教育学 堤)