ひたちおおみや楽市xつくば総診コラボ企画を開催しました!
2024年11月29日テーマ:常陸大宮, 筑波総合診療グループ
2024年10月26日,夢のコラボが実現しました.
志村大宮病院を母体とする志村フロイデグループの多職種で構成された地域活性化プロフジェクトチーム『フロイデDAN』は,常陸大宮市を拠点に「歩いて楽しく暮らせるまち」の実現に向けて活動されています.
今回,その活動の一つである”ひたちおおみや楽市”に,地域の方々と総合診療医とのかかわりの場を提供できる機会をいただきました.
お貸しいただいたスペースは,なんと,旧銀行を再利用した1階フロア全て!この貴重な機会を活用すべく,つくば総診の若手6人が手を挙げました.
まちのハロウィン企画との合同開催ということで,小学生とその保護者を対象に,健康に関する企画を考えました.元気な子供たちと子育て世代に思いをはせると,おや?日常診療ではなかなか関わる機会のない集団であることに気が付き,たくさんのアイデアが浮かんでは消え,議論に揉まれ,そしてついに,3つのコーナーを準備することになりました.
初の試みに,お客さんは目の前を通り過ぎていくだけなのではないか,純粋無垢な子供たちに「つまんない!」と言わせてしまわないか,などと不安が溢れましたが,しかし,それは杞憂に終わりました.
館内をめぐって探す冒険型クイズラリーは,健康に関するクイズを探しながらなぞ解きをするという大人も子供も楽しめるコーナーで,景品にはオリジナルステッカーをプレゼントしました.楽しく学ぶミニゲームコーナーでは,細菌の絵を狙って倒すシューティングや臓器の影絵で神経衰弱など,体を動かしながら学べる工夫をちりばめました.そして,大人の休憩のために用意したカフェブースでは,カフェバンホフからご提供いただいたドリンクを無料で配布しながら,健康に関するアンケートを行いました.
(専攻医がデザインしたステッカーです)
当日の運営もフロイデDANの方々を中心に多くの方々にご協力いただき,大勢の家族連れが訪れ,休憩もままならないほどに,にぎやかな1日となりました.
子どもたちから元気をもらい,自身の体力のなさと加齢に嘆き,そして,若い世代の健康への関心についての新たな気づきを得て,各々帰路につきました.今後の診療にもきっと活きることでしょう.
お忙しい中,貴重な機会のご提供と手厚いご支援をしてくださったフロイデDANの皆様にこの場を借りて御礼申し上げます.
日常診療から少し離れて,地域を見てみる.改めてこの価値を実感できた気がします.
専攻医4年 石塚大暉