「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして

筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

【家庭医療学夏期セミナー】意思決定支援セッション

2020年8月26日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育

(セッションタイトルです)

(参加者の皆さん、ありがとうございました!)

こんにちは。専攻医1年目の村田俊介です。
8月9~10日に第32回学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナーが開催されました。
私たちもそこでセッションを出させていただいたのでご報告いたします。

「あなたならどうする?~家族がたべられなくなったとき」というタイトルで、大切な家族が年をとり病気になることで口から食事をとれなくなったときについて考えていただくセッションを行いました。
私は初めての参加で、しかも今回は新型コロナウイルス感染症の影響で初のZOOM開催になるということで、いったいどのような形になるのか不安もありつつ、ZOOMならではの方法で伝えられないか考えて参りました。

今回、21人の学生・研修医のみなさんが参加してくださいました。
当日の流れはまず、具体的な症例に関して数人のグループに分かれて話し合っていただき、その後、経口摂取について(村田)、経鼻・胃ろう栄養について(鈴木李理先生)、経静脈栄養について(関先生)の講義を行い、そのうえ再度グループで話あっていただくというものでした。最後に海老澤先生より意思決定支援の講義を行い終了となりました。

ZOOM開催ということで参加者の反応がわかりづらいということやなかなかスムーズにいかないこともありました。しかし、私が担当したグループの参加者からは「本人と意思疎通できなくてもできる限り本人の希望を尊重したい」「できる限り誤嚥をしないで栄養を摂取できないか」など患者さん自身に対する意見はもちろん、「ご家族が自宅で介護するのが難しい状況で、施設に入所するとなるとこの栄養方法がいいと思う」など患者さんのご家族にまで考えている意見がでておりました。とても有意義なディスカッションであり、大盛況のうちに終了しました。

参加してくださった学生・研修医のみなさん、ありがとうございました。なかなか大学の授業等では考える機会がない内容ですが、実臨床では度々ぶつかる大きな問題なので、その時に少しでも生かせるような内容であったらいいなと思います。
また、自分自身としても再度考えるきっかけとなり、大変勉強となりました。

また、来年以降もよりよいセッションができればと考えております。
今回一緒に参加し指導して下さった海老澤先生、木村先生、鈴木李理先生、関先生、改めてこの場をお借りしてお礼申し上げます。

専攻医1年目 村田俊介

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【オンライン開催】交流会を兼ねたリアル産業医勉強会(第3弾)

2020年7月17日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育

皆様、お待たせいたしました。本企画の開催日時が決定いたしました!

産業医をサブスペシャリティーコースの1つとして正式に設定している
つくば総診では、専門医を有する産業医とコラボし、様々な企画を盛んに開催しております。
 
 
今回は、産業医に興味がある全国の総合診療医と若手産業医との交流会(人脈づくり)を兼ねた
オンライン勉強会(第3弾)のお知らせをさせていただきます。
 
 
【対象】
全国の産業と総合診療交流議論できる場を提供したいと考え、
あえて総合診療の参加をねらった企画です。
シニアレジデントだけでなく、スタッフクラスの師もご参加いただけます。
 
 

【開催日時】2020年10月3日(土)

 17時〜18時:勉強会
 18時〜19時:懇親会

 

【勉強会の概要】
・360度動画・写真を用いた巡視クイズ(テーマ:環境測定と巡視の仕方)など

 ※本勉強会のコンテンツにつきましては、特性上、録画・撮影を禁止とさせていただいております。
  コンテンツ内容は、変更になる場合もあります。あらかじめご了承ください。

 

【お申し込み】(イベントページにジャンプします)

※参加には事前登録が必要です。(2020年7月20日朝8時より、無料参加証の発行を開始いたします!)
★本イベントには、単位認定はありません。あらかじめご了承ください。

 

【主催】

 ・日本製鉄(株)東日本製鉄所鹿島地区
 ・つくば家庭・病院総合プログラム 指導医:阪本・福田
 

 

詳細は、下記アイコンより上位ページをご覧ください。

クリック!

 
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
 
つくば総診 指導医 阪本直人 より
 
 
以上
——————————–
 
【産業医を勉強したい方へ】

つくば総診では、総合診療医のトレーニングを積みながら、日本有数の鹿島臨海工業地帯で勤務する
産業衛生学会の指導医が在籍する現場でも研修が可能です。
現在、日医認定産業医資格取得支援プログラムが稼働中です。

下記も併せてご覧ください。
つくば家庭医・病院総合医プログラムでは、産業医の研修も受けられます。

 
 

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第2回!オンラインプログラム説明会のご案内

2020年6月14日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

2020第2回オンライン説明会ポスター

皆さんこんにちは。
じめじめとした日々が続いていますね。

8月1日(土)に、第2回のプログラム説明会を開催いたします。
家庭医(総合診療医)、病院総合医、緩和ケアに興味があるという方は学生、医師を問わずどなたでも参加いただけます。

先日第1回を開催し、たくさんの方々に参加いただきました。 これまで興味はあったけれど遠方で来れなかった方、仕事で一部しか参加できない方や、 前回は参加出来なかった方もお気軽にご参加ください。病院見学にも行きにくい状況かと思いますで、進路選択の参考にしていただければ幸いです。

説明会の終了後には、当グループのレジデントやスタッフも交え、小グループでの懇親会も予定しています。皆の前では質問しにくいという場合でも話しやすい雰囲気となっておりますので、よろしければ合わせてご参加ください。

また、さらに懇親会終了後には個別相談の時間も設けますので、個人的に話が聞きたい、相談したいという場合は是非ご活用ください。

日時:8月1日(土) 14時~16時

      懇親会 16時~17時半(途中退室可能)

内容:プログラム全般、新家庭医療専門医などについての説明     

現役専攻医の体験談                         

質問タイム など

*web会議システムを利用いたします。パソコンやスマートフォンなどのご用意をお願いいたします。
*参加方法については、お申し込みいただいた後に個別に連絡いたします。

*申し込みは以下のフォームからお願いします。

https://forms.gle/7yVbwicJbYTzRccw9

第2回もたくさんの方の参加をお待ちしています!

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オンラインプログラム説明会のご案内

2020年5月13日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育

第1回 つくば家庭医・病院総合医プログラムオンライン説明会のお知らせ

皆さんこんにちは。
新型コロナウィルスの感染拡大で、落ち着かない日々が続いていますね。

当グループでは今年もプログラム説明会を開催いたします。
家庭医(総合診療医)、病院総合医、緩和ケアに興味があるという方は学生、医師を問わずどなたでも参加いただけます。

今年はオンラインで開催いたしますので、これまでは興味はあったけれど遠方で来れなかった方、仕事で一部しか参加できない方などもお気軽にご参加ください。病院見学にも行きにくい状況かと思いますで、進路選択の参考にしていただければ幸いです。

説明会の終了後には、個別相談の時間も設けますので、個人的に話が聞きたい、相談したいという場合は是非ご活用ください。

日時:6月6日(土) 14時~16時
内容:プログラム全般、新家庭医療専門医などについての説明
   現役専攻医の体験談
   質問タイム など

*web会議システムを利用いたします。パソコンやスマートフォンなどのご用意をお願いいたします。
*参加方法については、お申し込みいただいた後に個別に連絡いたします。

*申し込みは以下のフォームからお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdV0XfOJc1W9CIWkazWTO8fh1ALzVruW8AOyME8ixDYsxCXQA/viewform?usp=sf_link

たくさんの方の参加をお待ちしています!

(文責)総合診療科 山本由布

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ウェルカムセミナーWeb開催のご報告

2020年5月4日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学

(Zoomでディスカッションしました)

 

(画面共有を利用して施設紹介をしました)

新S2の鈴木です。
4月19日のウェルカムセミナーの様子をご報告します。
今回は新型コロナウイルスの影響で、初のzoomでの開催となりました。

今年は新S1として、鈴木潤一先生、関智弘先生、村田俊介先生の3名をお迎えしました。
はじめにクイズを通して、新S1の先生方にご挨拶をいただきました。大学で町興しボランティアに参加していた鈴木先生、趣味の図鑑集めに関して冬虫夏草の図鑑を紹介してくれた関先生、最近見た映画から地元埼玉の良さをお話してくれた村田先生、それぞれに個性あふれる自己紹介でした。
前野教授からは、総合診療専門医・家庭医およびつくばの研修プログラムについてお話をいただきました。そのあとレジデントは施設紹介、スタッフの先生は指導医FDへと分かれ、半日の日程で会は終了となりました。

今回は初めてのWeb開催となりましたが、参加された皆様はいかがでしたでしょうか。
私は運営側として大学から参加していましたが、画面越しであっても皆様からチャットや通話でコメントをいただけたので、短い時間ではありましたが充実した会となったと思います。
新後期研修医の先生方、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

(後期研修医2年目 鈴木)

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水戸葵陵高校での講演のご報告

2020年4月2日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 水戸, 笠間, 医学教育

(発表者の久野先生)

(地域医療・総合診療についての講演でした)

(クイズ形式で考えてもらいました)

2020年2月6日水戸葵陵高校で「地域医療と総合診療医」について講演を行いましたのでご報告します。

医歯薬コースの高校1・2年生の皆さんに、前半では、茨城県の地域医療の現状や地域における総合診療医の役割についてレクチャーを行い、後半では在宅医療の症例のグループワークを行いました。

レクチャーでは、総合診療科は何科なのか?どんな人をケアするのか?などクイズ形式で考えてもらい、
「病気を治す」から「健康を守る」へ医療の方向性が変わる今後の日本では、
多くの診療領域をカバーする総合診療医が地域で必要とされることをお伝えしました。

グループワープでは、実際に私が訪問診療を行っている患者さんにご協力いただいて撮影した在宅療養の様子の写真を見てもらい、疾患も生活状況も違う患者さんについて「どんな生活をされている人か?」を考えてもらいました。
どのグループも活発に意見を交換しており、ワークを通して医療者に必要とされる観察力、想像力の大切さを感じてもらえた様子でした。

講演後は、「総合診療医になるにはどうすればいいのか」などのたくさんの質問をいただき、総合診療、在宅医療に興味を持ってもらえたことをとても嬉しく思いました。

私自身、高校時代に地元の病院で医師の体験実習を受けたことが医師を目指すきっかけとなりました。

現役の医療者から仕事やキャリアについて聴ける機会は、医療現場にとっても、進路に悩む中高生にとっても貴重な場だと感じました。

最後になりますが、高校の先生方のサポートのおかげで、実りのある講演となりましたこと、感謝申し上げます。

筑波大学医学医療系 地域総合診療医学
笠間市立病院
久野 遥加

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神栖市における医学生実習の特集ページが本日公開

2020年3月31日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育

神栖市における医学生実習(M5-M6: 医学生の5−6年生対象)の特集ページが、
本日公開となりましたので、お知らせいたします。

 

【神栖市における医学生実習特集ページ】
https://www.pcmed-tsukuba.jp/area/kamisu/case/

神栖市医学生実習特集ページ

上位のページはこちらです。↓
神栖市における地域医療教育
https://www.pcmed-tsukuba.jp/area/kamisu/case.php

 

将来の医師の育成のため、作り上げてきた本プログラムは、
その目的のために熱心に参画してくださった素晴らしい地域の市民と企業の方々と共に作り上げてきたものです。
私たちが神栖市で行ってきた医療支援活動・医学生教育を約12年に渡って行ってきた軌跡がまた1つ結晶となったものだと感じております。

医学生の実習に参画くださっておられる市民の方々そして産業医の方には、
インタビュー動画収録の際には、お忙しい中お時間を作ってくだり、
医学生実習を通して経験された貴重な内容をお話くださいまして、
誠にありがとうございました。

なお、神栖市での本実習プログラムは、
英国の医学生教育で実践されている社会学を学ぶコア・カリキュラム(下記参照)
にも匹敵する内容になりつつある思っています。(手前味噌ですが)
日本でも同様に医学教育に求められているものの、実現できているとは言い難い現状において、
本プログラムは、人類学・社会学的視点で実践する医学教育の実現に向けたチャレンジの1つであり、
全国の医学教育のモデルケースの1つとなるプログラムでもあると考えております。

 

英国の医学部卒前教育における社会学のコア・カリキュラム(神栖実習特集ページ内)
https://www.pcmed-tsukuba.jp/area/kamisu/case/besst/

これは、ひとえに神栖市の皆様の熱意に溢れた協働によって生み出されたものであり、心より感謝しております。

現状はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)のことで、難しい時期にありますが、
こちらも、皆様と協同して乗り切ってゆきたいと考えております。

文責:地域医療教育学 講師 阪本直人

キーワード:健康の社会的決定要因、SDH(Social Determinants of Health)、地域医療診断、住民体験実習、異業種帯同実習、社会学、人類学

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大学院修了プレゼン

2020年3月29日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学

(梶川先生、渡邊先生、お疲れさまでした!)

(大学院の皆さんです!)

大学院D1の川田です。

先日、筑波大学大学院人間総合科学研究科 地域医療教育学分野の修了生2名(梶川奈月さん、渡邊久実さん)による修了プレゼンが行われました。

【学位論文タイトル】
梶川奈月さん:
プライマリ・ケアにおける65歳以上の受診患者のインフルエンザワクチン接種要因の探索

渡邊久実さん:
地域在住高齢者の社会関係が手段的日常生活動作(IADL)及び生命予後に与える効果の検討

この4年間を振り返り、様々な紆余曲折があった中での「今」、そして「未来」について語って頂きました。一つの論文を書き上げるプロセスには、それぞれの物語がある。科学とはそんな物語の結晶でもあることを改めて実感しました。

私たち在学生も先輩方に続いて邁進して参ります!

筑波大学大学院人間総合科学研究科
川田 尚吾

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CSAの振り返り

2020年3月17日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

専攻医4年目の竹内です。

先日,大学のオフィスで,卒業セミナー(報告:その①その②)で実施されたCSA(Clinical Skills Assessment)の振り返りをして頂きました。

つくば総診のレジデントは全員,毎年卒業セミナーで模擬患者さんを相手にCSAを受けられます。

専門医試験と同じく6ステーション構成で,年に1回自分の診療技術を振り返る貴重な機会にもなっています。

4年前の自分と比較すると,毎年何かしらの課題は見つかりますが,自信をもってできた部分も増えたと思います。

いよいよ4年間の研修も終わりが近づいてきました。

ポートフォリオ提出も大変でしたが,7月の試験まであと少し頑張ろうと思います!

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卒業セミナーのご報告 その2

2020年2月29日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育

(卒業生のみなさんです)

(懇親会も盛り上がりました!)

こんにちわ。
北茨城市民病院内科で研修中のC1 宮本卓です。

今年も卒業セミナーの季節がやってきました。
レジデント最終学年の先生方が研修発表を行い、例年多くのレジデントおよび指導医が参加する総合診療グループの一大イベントです。
2月15日(土)、16日(日)に開催され、任明夏先生、坂倉明恵先生、竹内優都先生、中野寛也先生の4名のレジデントの先生方がご卒業されました。

1日目は昼より開始でした。
前野先生のご講演に始まり、ポートフォリオ供覧、坂倉先生の卒業プレゼンを経て、総合診療グループの卒業生である大塚貴博先生より講演がありました。
テーマは継承開業とキャリア形成。地域で五代続く医院家業を、突然引き継がれた大塚先生の苦労が凝縮された内容で、大変興味深かったです。

夜は筑波山ホテル青木屋で懇親会・宿泊がありましたが、私は参加していないです。来年度総合診療グループに入局予定の先生方も参加されたようで、大変盛り上がったようでした。

2日目は終日の開催でした。
午前中は任先生、竹内先生、中野先生の卒業プレゼン、全体写真撮影から昼食となり、午後はレジデント対象のCSA、臨床推論テストでした。
CSAに関しては、年々緊張しなくなっているのですが、自分の臨床に自信が持てているからと楽観的に解釈しています。口頭ですがフィードバックが頂けて大変参考になる時間でした。

今回ご卒業された先生方は、直接ご指導いただいた先生方ばかりで例年になく感慨深いものがありました。今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

宮本卓(北茨城市民病院内科)

注1:CSA Clinical Skills Assesment, 実際の診療を想定した実技試験

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家庭医の役割とは~楢戸健次郎先生講演会と地域医療実習から見えてきたこと~

2020年1月25日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 医学教育

収録内容は一般公開されておりません。恐れ入りますが、どうぞご了承下さい。

2020年1月17日に筑波大学にて楢戸健次郎先生の国際医療についての講演会を開催しました。
この投稿はその企画者である筑波大学医学類5年 上原智之さんからいただきました。

“楢戸先生がネパールで医療行為をするのにどんな資格が必要でしたか?”
“私は医療行為はしてませんよ!”

私が楢戸先生の講演会に無意識に想定していたのは、ネパールでの家庭医の役割、診療風景、海外で医師として働くのに必要なスキルといったことでした。ところが先生はいわゆる”医療行為”や”診療”の話はあまりしませんでした。なぜ医師としての資格があるのに水道を作る話をするんだろう?ネパールの文化や食や人の魅力や宗教や、これって医療の話だっけ?でもとても詳しいのはなんでだろう?

私は講演会の次の週に茨城県神栖市で家庭医の先生の働き方をみてきました。今回の講演会とあわせて考えてみると、医師免許が必要な仕事のほかに役割がたくさんあったことに気づきました。病院での医療行為の多くはあくまで病気になってしまった人への医療です。市の健康レベルを引き上げようと考えるなら、その上流にある根本的な原因、喫煙や食生活、そもそもどんな地域の特性があってどんな暮らしをしているんだろう、というところから注目する必要があります。地域診断という考え方です。

楢戸先生の講演に医療のピラミッドの話がありました。大学病院の3次医療を頂点に、市中病院での2次医療、プライマリーケア、セルフケアと続きます。授業で教わるのはここまでだけど、その下を何が支えているか。
それはインフラ、さらに下には教育・栄養、そして一番下の土台になるのは平和だ、という話でした。
震災の時を考えればたしかに平和って大事だし、どんな治療薬の開発よりも水道が普及したことで大きく平均寿命が伸びたことを思い出せば、たしかにその通り。

もし家庭医のカバーする範囲を、ピラミッドでのプライマリーケアより下の範囲とするのなら、家庭医に必要なのは自分の診る地域で何が必要なのかを、医師の視点から考えることだろうと思いました。楢戸先生がネパールの文化に詳しいのは、単に長く住んでいるからだけではなくて、その地域で医療に対してどんな需要があるかをしっかり把握するために必要だったからではないかと思います。インフラの十分でないネパールのある地域ではその整備に関わる。むしろ道路も整備された都市部では大気汚染に関わることが大切かもしれない。それも問題ない東京都心での家庭医の役割は?僕にはまだ分かりません。
こうやって家庭医の役割について考えると、都心でも田舎でも、国内でも海外でも、働き方は全くといっていいほど違いますが、根底にある考え方と目標は同じなのかもしれないと思います。
ネパールという地域に馴染んで溶け込んで力になっている楢戸先生がとてもかっこよく見えた講演会でした。

(筑波大学医学類5年 上原智之)

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知ってるようで知らない、お酒の話~第9回つくセミのご報告 その5~

2020年1月7日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育

(問題飲酒、みなさんはしていませんか?)

知ってるようで知らない、お酒の話 ~自分自身の飲み方から、患者さんの指導まで~ は飲める講師と飲めない講師がセットでお送りするとの売りで開催されましたが、「飲める講師」として、実臨床のこと、問題飲酒の評価方法などのレクチャーを行いました。

 私のレクチャーもさることながら、「飲める講師」川井田先生がご自身の研究テーマである学生のbinge-drinkingについて、「飲めない講師」吉本先生が北茨城での先進的な取り組みである飲酒量低減外来での取り組みについて、とても充実したお話しをしていただき、なんと参加者全員から事後アンケートで「とても面白かった」との評価をいただきました。
 参加者の皆さんはとても熱心に聞いていただいたと思いますし、質疑応答も大変活発でした。ご自身や身の回りのことにも、臨床でやるべきこと、考えるべきことにも思いをはせることができたのではないかと思います。

文責:中野

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なめたらあかん!風邪診療~第9回つくセミのご報告その4~

2019年12月25日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育

(たかが風邪、されど風邪、なめたらあかん!風邪診療)

「たかが風邪、されど風邪、なめたらあかん!風邪診療」を担当しました。
前半は茨城県立中央病院 研修医の巴先生が風邪診療のキホンについて、「典型的な風邪」「喉・咳・鼻メイン型の風邪」「風邪にまぎれた恐い病気」の3本立てでレクチャーをしてくれました。
後半の症例クイズでは、4つの症例についてグループごとに、患者さんは風邪なのかどうか、鑑別した方がよい疾患を想起しながら話し合ってもらいました。
各グループでは時間ギリギリまで議論が白熱し、アンケートでは「レクチャーと症例をからめて、実際に風邪と区別しなければならない疾患について考えさせられて面白かった」などの感想が寄せられました。
今後も機会をみて学生さんに伝えていきたい内容だと感じました。

坂倉明恵

会いに行ける総合医~つくセミのご報告その3~

ビジネスマナー~つくセミのご報告その2~

つくセミのご報告その1

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会いに行ける総合医~第9回つくセミのご報告その3~

2019年12月25日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育

『会いに行ける総合医』は総合医の仕事を紹介するセッションでした

私は『会いに行ける総合医』のセッションにファシリテーターとして参加させていただきました。参加者の皆さんは主に2〜5年生の医学生でしたが、他業種の社会人の方にも数人お越しいただき、4〜5人ずつのグループに分かれて、様々な視点からの意見や質問が飛び交いました。

 私のグループでは、
・総合診療医の仕事内容
・やりがいや大変さ
・総合診療という分野が今後どう日本に定着していくのか
・東京などの都市部における総合診療の役割
・総合診療が定着していない地域にはどのようにして溶け込んでいけばよいのか

などの質問が挙げられました。総合診療医1年目の私の経験から答えられる範囲には限りがありましたが、上級医の他の先生の経験談も交えてお答えしました。皆さんとても生き生きとした表情で質問されていて、予定の時間が過ぎてもギリギリまで会話が弾んで盛り上がっていました。総合診療医のイメージがより具体的なものになっていただけていたら嬉しく思います。

幸田千佳

ビジネスマナー~つくセミのご報告その2~
つくセミのご報告その1

 

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今季のレジデント研究支援活動進めています

2019年12月22日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

(研究とは スライドタイトル)

(抄録の書き方 スライドタイトル)

つくばでのレジデント研究支援活動は、今年で3年目を迎えました。
今年も、専攻医3年目の先生方に向けて研究発表支援活動を進めています。
今年はこれまでに以下のようなミーティングを行いました。

第1回:「研究とは」
9月の終わりに、指導スタッフの後藤亮平先生より、「研究とは」のレクチャーを行いました。

<項目>
・学術研究とは何か?
・学術研究を実施するプロセス
・今後の研究支援スケジュール

第2回:研究発表内容の確認、抄録の書き方
12月のレジデントデイに合わせて、春田淳志先生、後藤先生より研究発表する内容についての確認と共有と、小曽根より「抄録の書き方」のミニレクチャーを行いました。

<ミニレクチャー項目>
・抄録の目的
・タイトルのつけ方
・抄録の構造とそれぞれに記載すべき項目
・その他Tips
(参考資料:酒井聡樹.これから学会発表をする若者のために第2版-ポスターと高等のプレゼン技術-.2018年.共立出版株式会社.)

今後はそれぞれ、来年5月の日本プライマリ・ケア連合学会学術集会やその他の学会での研究発表に向けて、データ収集や抄録の作成を進めていく予定です。
直近では、来年1月の日本プライマリ・ケア連合学会学術集会への演題登録を目指し、抄録作成を進めることを確認しました。

来年中には全員がしっかりと発表できるよう、引き続き研究支援活動を行っていく予定です。

文責:小曽根早知子

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初めてのビジネスマナー~第9回つくセミのご報告その2~

2019年12月21日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育

(初めてのビジネスマナー講習の様子)

つくば総合診療グループが全国の医学生さんに向けてお送りする「つくセミ」今年も開催しました!
それぞれのセッションスタッフからの報告をお送りします!

「やってみよう!はじめてのビジネスマナー講習」の講師として参加しました。
このセッションでは、はじめにビジネスメールの型についてレクチャーした後、グループごとに「アポイントをとる」「見学のお礼を伝える」「行事への参加を断る」という3つのテーマで実際にメールを作成してもらいました。
まとめのレクチャーでは、各グループで作成したメールを振り返りながら、メール作成中に悩んだことや疑問点について話し合い、参加者の皆さんが同じようなポイントで悩んでいることがわかったり、状況により使い分けると便利なフレーズについて学んだりすることができました。
ビジネスマナーを身につけて、もっとコミュニケーションを楽しもう!ということを目標にしていたので、今回のセッションがそのきっかけとなれば幸いです。
最後に、企画やメールの例文作成にご協力いただいた先生方に心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

鈴木李理

つくセミのご報告 その1はこちら!

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第9回 つくセミのご報告 その1

2019年12月21日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育

(参加者のみなさんありがとうございました!)

第6回つくセミで学生スタッフを務めました、筑波大学医学群医学類2年の古田奈々子です。
私は昨年参加者としてつくセミに来て、今年は初めてスタッフとして携わらせて頂きました。

今年も2セッション同時進行の3部構成となりました。
総合診療医のキャリア、終末期医療、アルコール、ビジネスマナー、医療費…など興味を引く内容が盛りだくさんでした。
私がスタッフとして参加させて頂いた風邪セッションでは、授業でなかなか習う機会のない風邪診療について、症例クイズを通して実践的に学ぶことができました。

全体交流セッションのテーマは「あなたの生きがいは何ですか?」でした。初めに学生2名、先生1名が自分の生きがいについてユニークなプレゼンテーションを披露して下さいました。人は「身近にこんなにすごい人がいるんだ!」と思うと、自分も頑張れるような気がして来るものだと思います。私も自分の学生生活について見つめ直す良いきっかけとなりました。

今年のつくセミはスタッフになったことで、一つのイベントに対していかに多くの人たちの労力や手間がかかっているのかを知ることができました。
まだまだ新米スタッフですが、来年以降もつくセミを盛り上げていけるようこれからも頑張りたいです!

最後になりますが、来てくださった参加者の皆さま、そしてお忙しいなか準備をして下さった先生方とスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。

筑波大学医学群医学類2年 古田奈々子

 

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APSAAR2019での研究発表のご報告

2019年12月6日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

(APSAAR2019で発表しました!)

(発表の様子)

今回、マレーシアで開催されたASIA PACIFIC SOCIETY FOR ALCOHOL AND ADDICTION RESARCH 2019にて、大学院での研究内容である「The relationship between excessive drinking and depression in Japanese college students」を発表してきましたのでご報告させていただきます。

マレーシアは日本から約7時間のフライトで行くことができる、常夏の親日国の一つです。学会会場はやや郊外に位置したホテル内で行われ、日本人からのポスター発表は私だけでした。評価者からはPositiveな評価と意見をいただき、研究内容をアピールできたのではないかと思います。
日本・マレーシアを始め、アジア全体がアルコール依存症に対しての研究が進んでいないのが現状です。今後も日本からアルコール依存症に対するエビデンスが出せるように、また論文化することによって学会に参加できなかった方々にも情報の共有や利用をしてもらえるように頑張っていこうと思います。
大学院のリサーチミーティングでご意見をくださった方々には、この機会にお礼をさせていただきます。ありがとうございました。
余談ですが、発表終了後のお祝いとして吉本先生から、名店「Dragon i」での小籠包をご馳走になり、経験もお腹も満足のいった学会でした。

斉藤 剛

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開催報告『終活フェス 〜神栖ココでずっと暮らすために〜』

2019年12月3日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP

2019年11月30日(土)に神栖市 かみす防災アリーナで、
人生会議をテーマにした「終活フェス」を開催しましたので、ご報告します。

神栖市の在宅医療・介護連携推進事業を神栖市から委託され、今年の春から企画を練り始めました。

昨年の経験も活かし、「演劇」をメインにした方が参加者に伝わるだろうと思い、
今回は地元の清真学園の演劇部の中・高生に協力を依頼しました。

アドバンス・ケア・プランニングに関して中高生に伝わるように夏頃に講義をした後、
一緒に少しずつ台本を書いていきました。

構成としては、バッドエンドとして「人生会議」を行わなかった場合と
ハッピーエンドとして「人生会議」を行った場合の2場面を作ることとし、いざ本番を迎えました。

撮影:大石光建 氏

当日は約270名の参加者が集まり、最初にバッドエンド編の演劇と解説を行い、問題提起を行いました。

 

その後、3つのブース(終活をテーマとしたトークイベント(高橋先生企画)、
もしバナゲーム(海老原先生企画)、落語、認知症VRコーナー)に別れて
各企画を通じて自分の大切にしている価値観などを考えてもらいました。

そして最後に、もう一度参加者全員で一か所に集まり、ハッピーエンド編と人生会議に関する講演を行いました。

撮影:大石光建 氏

各会場での満足度も高く、特に、一生懸命演じてくれた演劇部の作品に関しては、

「演劇に感動し、人生会議に関し非常に深く理解できた」

「これを契機に自分の思いを子供に伝えていきたいと思う」など、

多くの声が寄せられました。

 

中高生達にも「人生会議」を学ぶ良い機会になったようで、家族と話をしたという子もいました。

今回、家庭医・総合診療医として、「地域を変えていく」ために
「地域の子どもたち」と協力することの楽しさ、そしてその力の大きさに改めて気づきました。

運営・開催メンバーで。  撮影:大石光建 氏

大きなイベントを開催するにあたって様々な苦労もありましたが、
多くの人の協力のおかげで、無事、満足いただける市民公開講座を開催する事ができました。

 

この場を借りて協力いただいた皆さまに御礼させて頂きます。

地域を少しずつ変えていく楽しさを実感しています。
社会が大きく変化しており、そのデザインには医療者も関わっていくべき時代です。

家庭医・総合診療医として、より良い街づくりのための企画を行政等と協力して考えていきたいと思います。

終活フェス2019(チラシ、A4サイズ)/監修:阪本直人

終活フェス2019(ポスター、A2サイズ)/監修:阪本直人

細井 崇弘(神栖地域医療教育センター)

 

関連記事:

終活フェス開催報告 第3弾「終活って、何をすればいいの?」』(投稿日:2019年12月26日)

終活フェス「対話企画 〜人生において大切なこと あなたも話してみませんか?〜」の企画・運営を経験して』(投稿日:2019年12月9日)

2019年11月30日(土) 人生の最終段階における医療・ケアについて考えるイベントのお知らせ』(投稿日:2019年10月23日)
 ・終活フェスの内容について紹介されています。
 ・当日のポスター、チラシをフルサイズで閲覧できます。

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飲酒低減外来とは

2019年11月4日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 北茨城, 未来医療GP

つくば総合診療グループで取り組んでいる
アルコール問題への活動をご紹介します。

3回目となる今回は
「あなたの健康百科」に掲載された記事のご紹介です。

お酒との上手な付き合い方を
総合診療科が始めた「飲酒量低減外来」とは
https://kenko100.jp/articles/190325004805/

一般の方向けに、記事を掲載いただきました。
記事をお読みいただき、お酒と上手く付き合っていただければ
うれしいと思います。

 

前回はこちら:

飲み放題のあり方について

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〒305-8576
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「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして