筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

ダリワリ先生によるレクチャー

2015年2月23日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座

 

筑波メディカルセンター病院で、カリフォルニア大学サンフランシスコ校のダリワリ先生によるレクチャーが行われました。
ダリワリ先生は、あのティアニー先生の一番弟子と言われ、UCSFで数々のベストティーチャー賞を受賞されている先生です。


我々レジデントから4つの症例をプレゼンテーションし、ダリワリ先生にレクチャーをしていただきました。問診や身体診察で新たな情報が出てくる度にダリワリ先生が解説。頭の中で変化する鑑別診断を、その思考回路の変化とともにホワイトボードに書いて下さいました。優秀な医師の思考過程を辿ると、自分の鑑別診断にいかに抜けがあるか、思考過程に隙があるかがよくわかりました。

ダリワリ先生のレクチャーの引き出しはとてつもなく多く、ディスカッション中に出てくるキーワードを拾ってはショートレクチャーを始めてくれます。
「この病態の解説はNEJMの●年の●号にあるから、見てくれ」と言われてパソコンを開くと、ピタリと一致した記事が出現。一同唖然としました。症例検討が終わると、Diagnosis:process and excellenceと題して講演頂きました。
診断とは何か、我々の診断能力を上げるにはどうしたら良いか、モチベーションを保つにはどうしたらよいか、ダリワリ流の方法を伝授していただきました。
海外の優秀な講師のレクチャーを受けることは、本当に自分のスキルアップに役立ちます。
明日から(今日から?)英語の勉強も必要ですね。
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