筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

土浦在宅医療・介護連携拠点事業 地域リーダー研修会に講師として参加しました!

2015年2月16日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP

2月15日に土浦在宅医療・介護連携拠点事業の一つである地域リーダー研修会に講師として参加してきました。この事業には吉本先生が昨年から関わっており、今回は在宅医療に関わる多職種の方々を対象に、地域リーダーを養成するという目的での研修会でした。この中で「連携力をUPする」目的のグループワークが予定されており、中澤先生と共に企画からお手伝いさせていただきました。
yamamoto hosei
ところで、最近、未来医療GP事業であるノンテクニカルスキル研修の一環で「問題解決トレーニング」が開催されたのですが、これに3人とも参加していました。その中で、問題が発生した際はすぐに解決策を考えるのではなく、事実の正しい認識や理由を詳しく考える事が重要、と学びました。今回のグループワークでも、そもそも皆が何を問題と捉えているのか、その原因は何か、を考えてもらうことに重きを置こうということになりました。実際には、始めにワールドカフェ方式でまずは同職種同士、次に多職種が混ざった班で問題点を話し合ってもらい、その後班ごとに取り組むべき課題を選び、最後に少しだけ解決策について考えてもらいました。
あちらこちらで活発な意見交換がされており、たくさんの解決策が挙がった班もあり ました。連携の問題点も地域によって同じ点、異っている事があり、聞いていてとても興味深かったです。また、企画の段階から関わることで、グループワークにはニーズの把握や目標の設定が大切だと言う事を改めて学びました。そして、ノンテクニカルスキル研修もとても役立ちました!
グループワークの前には吉本先生による「多職種連携に必要な能力」のレクチャーがありました。多職種連携コンピテンシーが6つの領域に分けて言語化されており、具体的事例を交えながらのとても分かりやすい、眠くならないレクチャーでした。ぜひ今後のつくばグループでもお願いしたいです!
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笠間市立病院 山本由布