筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

笠間市で慢性腎臓病予防教室を行いました(2015年1月19日)

2015年1月19日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座

皆さんこんにちは。笠間から初めての発信です。

 

1月19日に岩間保健センターで「慢性腎臓病予防教室」を行いました。
市の事業として笠間市立病院に依頼があり、せっかくの機会という事で担当させていただきました。
学生さん向けのセミナーには出た事がありますが、市民の皆さま向けの健康教室は初めての経験で、
どうしたら興味を持って聞いてもらえるか、昼下がりに眠らないで座っていただけるか、考えに考えて内容を組みたてました。
気を付けた所は分かりやす い言葉を使う事と一方的なレクチャーにならない事。
できるだけ会場の声を聞きながらできるよう、身近な話題の質問や三択クイズを織り交ぜました。

 

そして緊張の本番。
対象は健診でごく軽度の腎機能障害を指摘された成人の方で、30人ほど集まっていただきました。
始まってしまえばあっという間の一時間でしたが、慢性腎臓病には生活習慣病の予防と改善が大切!
という事を強調して、会を締めくくりました。
こちらの説明に対してうんうんとうなずいてくれたり、最後にはいくつか質問を頂いたりと、
参加してくれた皆さんの健康への関心の高さが窺えました。

 

私自身もとても勉強になりました。
来月はまた市内の別の場所で行うので、内容を練り直して挑みたいと思います。

 

ちなみに遡る事当日の朝、前日夜中までかかって自宅用パソコンで作成したスライドが
仕事用パソコンで開けず、保存し忘れたかと思ってパニックに陥りました。
使用しているクラウドサービス上できちんと同期されていなかったようで、
自宅用パソコンを使う事で事なきを得ました。

 

皆さんも大切なデータは別の場所にに保存し、講義などの時は持参しましょう。
こんな教訓も得られた腎臓病教室でした。

 

笠間市立病院 山本由布