筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

パタヤプロジェクト報告 その1

2017年12月3日テーマ:筑波総合診療グループ

レジデントの劉です。2017年10月終わりから11月はじめにかけて、PC連合学会の国際キャリア支援委員会の補助を受けて、パタヤプロジェクトという、タイの病院見学およびWONCA(the World Organization of National Colleges, Academies and Academic Associations of General Practitioners/Family Physicians: 世界家庭医療機構) APR(アジア太平洋地域)学術大会に参加してきました。 タイでの病院見学はWONCAの交換留学プログラムであるFM360を使用しました。これはWONCAの中でも、Young Doctors’ Movement=YDM(アジア太平洋地域はThe Rajakumar Movement=TRM)の中のプログラムです。

病院見学はタイ東北部にあるナコーンラーチャシーマー県(通称コーラット)にある医療施設を見学しました。タイの病院はイギリスのプライマリ・ケアのモデルを取り入れており、primary careを担うユニットでは治療だけでなく、予防・ヘルスプロモーション・リハビリにも力を入れていました。タイでも特に田舎の医師不足は深刻で、そのため医師以外の医療職ができる処置が日本に比べて多いことに驚きました(看護師が処方・創傷処置をしたり、ヘルパーが血糖測定やリハビリをしたり)。他職種への権限譲渡は、日本でも取り入れても良いかと思いました。

WONCA APRにて

パタヤに移動し、10月31日のWONCA Preconferenceののち、11月1日〜4日まで、WONCA APR conferenceに参加しました。私にとって国際学会の参加は初めてでした。今回はアジア太平洋地域の学会だったため、様々なアクセントの英語が飛び交っていました。英語が第一言語ではない地域が多い中、必ずしも流暢ではなくても、プレゼンターと聴衆がディスカッションを通して知識を深めていく、温かい雰囲気が感じられました。

学会の詳しい様子は、報告その2で!