筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

笠間市での地域包括会議の取り組み 第14, 15回

2017年11月28日テーマ:筑波総合診療グループ, 笠間

笠間での地域包括会議も下半期に入り、第14回、第15回が行われました。
2つの企画を引き続き話し合いました。

1.みんなの相談室~メディカルカフェについて。

これは、まず医療者から市民に情報提供をして、その後にグループトークを通して、コミュニケーションをはかるものです。担当は、病院、保健センター、包括支援センターの3者の持ち回りで、月1回行われる予定です。

扱うテーマは何が良いのか、市民を含めたニーズ調査の結果を第14回で共有しました。希望が多かったものは、在宅医療、認知症、終末期、転倒予防、誤嚥性肺炎、腰痛、睡眠、在宅ケアなどでした。それを踏まえて割り振りを決めることになっています。開催場所は、地域医療センターの他に各地域の集会所でも行う案が出ています。

2.ファミリー健康体験について。

ファミリーを巻き込んで既存の健診に繋がることを目的としたイベントです。14,15回会議では、より具体的な内容に話が進みました。

大きく3つのセクションに分かれています。

*   家族で健康診断を体験@診察室
診察室で、家族ごとに、こどもが親もしくは祖父母の①身長、体重、血圧、血糖、②血管年齢、③認知症をそれぞれチェックします。結果に対しては保健師がフィードバックをかけます。その他に医療のコスプレをしての写真撮影ができるブースを用意します

*   高齢者の体験@リハビリテーション室
高齢者体験用の器具を装着して、「プラットフォームから車椅子への移動」、「車椅子の自走」「階段昇降」を体験してもらいます。家族内でその介助役も経験してもらいます。

*   介護食の体験@栄養指導室
ミキサー職・トロミ水の試食をしてもらいます。

それぞれ必要人員や物品まで詰めていきました。動線の確認のため、一度新病院を見学に行くことにもなっています。

各部門が中身を準備する段階に入り、この会議はあと1回開催したら、次回は2月予定です。来年度の企画にもかかわらず、11月でほぼ計画が固まったのはすごいことです。

一つの目標に向かって、複数の専門家がそれぞれの専門性を発揮してイベントを作っていくのは興味深いです。その結果、健診受診率があがる、ひいては笠間市民はどこよりも健康寿命が長い、昔より長いなどの成果が将来見られたら素晴らしいなと思いました。

五十野博基