筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

北茨城家庭医療センター、北茨城市民病院に行ってきました

2016年2月5日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

先日、北茨城家庭医療センターと北茨城市民病院に、初めてお邪魔させてもらいました。

 

つくばから常磐自動車道に乗って1時間半、ひたすらにまっすぐ北上して、長い長いトンネルを越えて、ようやくたどり着きました。aDSC01175

北茨城家庭医療センターは、2015年6月に開院して、ちょうど7か月が経過したところです。外来も、訪問診療も、順調に患者さんが増えているとのこと。新しい建物に、とても活気のある雰囲気が伝わってきました。

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玄関を入ると、窓口には手作りのアルコール換算表と、よく知っている先生たちの顔写真がありました。アルコールに関するアンケート調査を行うにあたり、スタッフのみなさんの手作りで調査を後押しして下さっているとのこと。

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このほかにも、センター内には、先生方の似顔絵イラストなど、かわいらしい仕掛けが随所にありました。(個人的には、所長の宮澤先生のFacebookに登場して見たことがある者ばかり!でした。)医療機関という、ともすると無機質で怖いイメージになりがちな場所が、とても暖かな雰囲気に包まれているのを感じました。これはきっと、所長の宮澤先生をはじめとしたスタッフのみなさんの持ち味があってこそなのだろうと思いました。
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外来ブース4つの中央には「プリセプター室」という小部屋があり、遠隔で外来指導も行えるようになっている設備は、さすが、初めから教育の拠点であることを考えた作りでした。

 

施設内のバックヤードも、実はこっそり色々見てきました。実習の学生さんたちが利用している宿泊スペース、談話スペース、カンファレンスルームなど。どれも、普段自分が診療・教育している診療所の環境からすると、いーなあ、うらやましいな~、というものでした。

 

昼には、宮澤先生に同行して、1件訪問診療にも連れて行っていただきました。近隣のケアマネさんからの紹介なども続き、訪問診療の件数も確実に伸びていっているとのこと。しっかりとした診療をしている噂は、きっと確実に地域に広まっているのですね。

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午後は、車で15-20分ほど行った所にある、北茨城市民病院にお邪魔しました。移転して2年目、高台にあって本当に見晴らしの良い病院でした。(子供の影響で「鉄子」になっている私としては、常磐線、フレッシュひたちが通るたびにわくわくして、ついカメラに収めたくなりました。)

ちょうど研修されている稲津先生、高橋聡子先生にお会いして、病院を案内していただいたり、お話を聞くことができました。お2人とも、病院のみなさんからとっても頼りにされていて活躍していることが、短い時間でも本当に良く伝わってきました。とてもきらきらしていて、まぶしかったです!お忙しい中、対応していただいて本当にありがとうございました。

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北茨城家庭医療センターは、来年度はレジデントも増えて、患者数や体制などもどんどん変わっていく時期にあるのだと思います。同じつくばグループで、地域での学生・研修医指導、診療を行っている立場として、今後の変化を興味深く見させてもらいたいと思いました。

現地へ足を運んで、そこで診療される先生方の姿を見るのは、やっぱり違いますね。今後もたまにはお邪魔して、元気をもらえたら嬉しいです。興味のある方は、ぜひ行ってみてくださいね!

(スタッフ 小曽根早知子)