レジデント向けコアレクチャー「家族志向型アプローチ」を学びました
2016年2月1日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP
1月29日、大塚先生と高屋敷先生に「家族志向型アプローチ」についてご講義いただきました。参加者は総合診療科ローテート中のレジデントです。
家族に焦点を当てた医療ということで、我々医療者が医療を提供する上での最大の協力者となる「患者家族」にどう働きかけていくかといった視点になります。
患者へのアプローチの基本やタイミング、アウトカムについてお話いただいた後に、
大塚先生が実際に出会ったケースをもとにロールプレイを行いました。
設定を確認した後、家族面談でどのようにアプローチしていくかについて作戦を練ります。
代表者が模擬ドクターとして面談を行いました。
面談進めていくうちに徐々に家族内の問題点が明らかになっていきました。
次に大塚先生が模範として医師役にまわり、どのように問題点を引き出し、また、それを配慮したマネージメントを行うかを見せてくださいました。
その際、私上田は模擬患者家族へまわり、ロールプレイに参加しましたが、指導医の先生の家族面談を受けるという貴重な体験となり大きな学びを得ることができました。
レジデントが多く研修を行う急性期病院では学ぶ機会は多くないかもしれませんが、患者・家族の満足のためできるマネージメントや配慮すべき事は沢山あると感じました。
大塚先生、高屋敷先生。お忙しい中貴重なお時間でご講義いただき有り難うございました。
(S1 上田篤志)