第10回一般用医薬品セルフメディケーションシンポジウムに 参加してきました!
2015年10月26日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP
近年、注目を集めているセルフメディケーション。
医療費の抑制、コンビニ受診の減少、地域住民のQOLの向上など様々な効果が期待されていますが、依然として普及には様々なハードルがあると言われています。
そこで今回のシンポジウムでは、「セルフメディケーションの現状と課題」「セルフメディケーションにむけたドラッグストアの役割」「健康づくり支援薬局の役割」など様々なテーマで、セルフメディケーションの必要性や普及のための方策に関する講演が行われました。
なかでも特に印象に残ったのは、「日本の皮膚科治療の現状について」という帝京大学医学部皮膚科の渡辺晋一先生の講演です。
「日本の皮膚科治療は、行うべき治療が行われておらず、行うべきでない治療が行われている。」という問題提起をされたうえで、「今後は、安い・有効・安全と世界で認められている薬を導入し、日本でしか効能が認められていない薬剤を保険の適用から外して自費にすることが必要ではないか?」というご提言をされました。
なるほど、一口にセルフメディケーションといっても様々な目的やアプローチの方法があり、たくさんの可能性が秘められているのですね…。
他にも興味深いお話が多く、大変勉強になりました!
お誘いくださった釋先生、堤先生、阪本先生、本当にありがとうございました!
なお、一般用医薬品セルフメディケーション振興財団では来年度も助成を募集します。募集期間は平成27年3月1日~平成27年4月30日(消印有効)ですので興味のある方は是非!
・公益財団法人 一般用医薬品セルフメディケーション振興財団
URL:http://www.otc-spf.jp/application/index.html
フロンティア医科学専攻修士2年 川口修平