「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして

筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

第3回医学生のための 総合診療塾「学生に知ってほしい緩和ケアその1」

2015年10月9日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

925日金曜の夜に、平成27年度第3回医学生のための 総合診療塾「学生に知ってほしい緩和ケアその1」を開催しました。

 筑波メディカルセンター病院 緩和医療科と筑波大学 総合診療科 緩和ケアコースの若手医師3人(川島夏希、東端孝博、大北淳也)で企画しました。対象は医学生45年生を中心に少人数で、総合診療や緩和ケアに興味のある学生に知ってほしい緩和ケアの知識を伝えることを目標に、濃厚な内容のワークショップとなりました。

 今回の特徴としては、一人の患者さんについて、時間の経過で状態が変化する中で、3つのタイミング(緩和ケア病棟へ入院時、在宅への移行の検討時、自宅でのお看取り)それぞれの場を取り上げて討論を行ったことです。非常に興味深い構成にできたと思います。

 

ワークショップ1 全人的苦痛(total pain)

予後3週間で、全人的苦痛をテーマに、緩和ケア病棟入院時に、ある患者さんにどのような苦痛があるかを検討しました。

 

ワークショップ2 在宅緩和につなげる

予後2週間弱で、在宅療養の検討をテーマに、週単位で状態が変化していときに、在宅療養を希望した時に可能かどうか、どんな準備が必要かを検討しました。

 

ワークショップ3 緩和における家族ケア

予後2,3日で、家族ケアをテーマに、在宅で過ごして日単位の変化となったとき、家族にどんな苦痛があるか、どのように家族をケアするかを検討しました。

 

2時間の限られた時間の中で盛りだくさんの内容になりましたが、患者さんの状態の変化を意識しながら、今後学生に使っていってもらえそうな緩和ケアの知識や考え方、取り組み方を伝えられたと思います。

参加者からは、「緩和医療科の医師がどのようにアセスメントしているか、どのように取り組んでいるかの実際を具体的に学べた」「家族のケアの重要性について今まであまり意識してこなかったことに気づかされた。とても大切だと思う。」との感想をいただきました。

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医学生の緩和ケアを学びたいとのニーズは多く、次回は1026日(月)18時からオレゴン健康科学大学家庭医療科大西恵理子先生による「学生に知ってほしい緩和ケアその2~自分らしく生きるためのAdvanced Care Planning」を開催、さらには、1121日の第2回総合診療★家庭医療全国公開セミナーin Tsukubaでも、さらなるテーマを設定して緩和ケアのセミナーを実施の予定です。

http://www.hosp.tsukuba.ac.jp/mirai_iryo/20151121-forum.php

 

こちらにも是非ご参加下さい!

(文責 筑波メディカルセンター病院 緩和医療科 川島夏希、筑波大学附属病院総合診療科 屋敷明由美)

 

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