「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして

筑波大学附属病院総合診療グループ ブログ

家庭医療学冬期セミナーで「ヘルスリテラシー」の紹介をしました

2018年2月24日テーマ:筑波総合診療グループ

(冬期セミナーでプレゼンしてきました)

(Teach backは患者さんに説明を復唱してもらう方法、Ask Me 3は3つの質問を患者さんから医師へ尋ねてもらう方法です)

S1木村です。
2月10日・11日に行われた第13回家庭医療学冬期セミナーで、後期研修プログラム紹介とヘルスリテラシーについてのプレゼンを行ったのでご報告します。

今回の企画は「全国プログラム見える化大作戦」という特別セッションで、全国各地の後期研修プログラムの強みと、日常診療で実際に役に立つTipsを持ち寄って共有しようというものでした。

つくば総診を含む8施設から専攻医が集まり、各々6分40秒間のプレゼンを行いました。
私のテーマは「ヘルスリテラシー」。
ヘルスリテラシーを短い言葉で説明するのは難しいですが、私達の診療でストレートに問題になるのは患者さんが自分の病状をどのぐらい理解しているか?ということ。それに対するアプローチとしてAsk Me 3、Teach backという2つの手法を紹介しました。
短い時間にエッセンスを詰め込んでお話した…つもりですが、はたして伝わったかどうか。

今回のプレゼンの内容が「Gノート」の連載になるそうなので、掲載されるときにはまたこちらでご報告します!

後期研修医1年目 木村紀志

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卒業セミナー2018のご報告

2018年2月13日テーマ:筑波総合診療グループ

(卒業生8人と前野先生)

筑波大学附属病院総合診療科 緩和ケアチームで研修中のC2 久野 遥加です。

筑波大学附属病院総合診療グループでは、毎年2月頃に最終学年のレジデントが研修発表を行う場として卒業セミナーを行っています。
今年は、2月3日(土)、4日(日)に開催され、8名のレジデントが卒業となり、レジデントと指導医あわせて40名近くが参加しました。私も卒業生の1人として参加させていただきましたので、当日の様子についてご報告します。

1日目は、後期研修の卒業生である髙木 博先生からキャリアについての講演などがありました。
高木先生は、総合診療の後期研修での学びを活かし、救急診療から診療所の経営、大学院での研究まで多方面に活躍され、「型を知り、型をくずせる」というスタンスで学び続けているというお話が印象的でした。
この日は、夜は筑波温泉で懇親会も行われ、普段は遠方にいる先生方とも交流し、和気あいあいと話が盛り上がりました。

2日目は、卒業生によるポートフォリオ発表会や専門医試験で行われるCSA(Clinical Skills Assessment)が行われました。
ポートフォリオ発表会は、今年はブース形式で行われ、卒業するレジデントは後期研修での学びを思い思い語り、現役レジデントと指導医からの熱いコメントが飛び交いました。
また、2日目のお昼には、卒業証書と記念品の名前入りネームホルダーの贈呈が行われました。
この2日間を通して、いつもあたたかく背中を押してくれる筑波総診で研修できて本当によかったと心から感じました。本当にありがとうございました。

卒業するレジデント一同、後期研修で培った学びを糧に、家庭医・総合診療医として地域医療を支えていけるよう、これからも成長していきたいと思います。

後期研修医4年目 久野 遥加

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エキスパートナース2018年2月号「”意識障害”の患者で見たい検査値」

2018年2月5日テーマ:筑波総合診療グループ

(劉先生とエキスパートナース2月号)

 

PGY6の劉@大和クリニックです。この度、獨協医科大学総合診療科志水太郎先生のお誘いで、エキスパートナース2018年2月号に「”意識障害”の患者で見たい検査値」を執筆させていただきました。雑誌への投稿は初めてで大変でしたが、とても勉強になりました。

今回はわかりやすさ・覚えやすさを重視して「血糖」「Na」「Ca」の3項目に絞りました(本当は腎不全、肝不全もあるのですが…)。ナース向けですが、よろしければ手にとってお読みいただければ幸いです。

改めてお声掛けいただきました志水先生、原稿をチェック頂いた堺市立総合医療センターの大武先生、妻鹿先生に感謝申し上げます。ありがとうございました。

(劉 彦伯)

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茨城県神栖市 第1回多職種教育研修会「効果的な退院前カンファレンスとは」 その2

2018年2月2日テーマ:神栖, 筑波総合診療グループ

その1はこちら

教育研修会は神栖市保健管理センターで2018年1月25日午後6時45分から9時頃までの時間で行いました。
病院・診療所の医師、歯科医師、薬剤師、病院看護師、訪問看護師、理学療法士、ソーシャルワーカー、ケアマネージャー、事務員、ヘルパーなど様々な職種、約60人が参加して下さいました。

今回の研修会では事前事後のアンケートを行いました。感想のなかには、「他の職種の役割・できることについて新たな気づきや学びが得られた」、「自分だけでは気が付かないような様々で意外な情報(例えば要介護の有効期限、保険の種類、家屋構造など)が必要になることに驚いた」という感想も多数寄せられました。また普段、在宅医療に関わっていない病院看護師からは、「多職種で情報を共有することの重要性や退院前カンファレンスの意義が理解できた」という感想が寄せられました。また「患者さんの性格や信念、自宅退院して何をしたいかによって、提供するサービスも変わってくることを意識する必要があることを改めて実感した」という声も多数寄せられました。これら研修会のアンケートを集計し、今後の研修会の改善につなげていきたいと思います。

こうしてスタッフ・ファシリテーターとして準備に関わると、参加者側として研修会に参加するだけの場合よりも、多職種間で様々な意見に触れて議論を深めることができ、深い学びや知識の定着が得られることが実感できました。

今回の研修会をきっかけに、様々なテーマについて研修会を企画・実施することで、よりよい在宅医療を提供できるように自ら研鑽に励んでいきたいという気持ちを新たにしました。

海老原 稔

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茨城県神栖市 第1回多職種教育研修会「効果的な退院前カンファレンスとは」 その1

2018年2月2日テーマ:神栖, 筑波総合診療グループ

                        研修会の様子

茨城県神栖市 第1回多職種教育研修会「効果的な退院前カンファレンスとは」を開催しました。

神栖済生会病院内科 チーフレジデント2年の海老原です。茨城県神栖市の在宅医療の推進・普及のための取り組みの1つとして、細井先生と私とで神栖市の多職種連携に関する研修会を企画し、先日2018年1月25日に第1回目を行いました。

この教育研修会は、今年から新たに神栖市で取り組む活動の一つで、年に4回、3か月ごとにワークショップ形式で行う予定です。事前に済生会病院に隣接する訪問看護ステーション管理者、他の訪問看護ステーションの訪問看護師、近隣病院の社会福祉士、理学療法士などに協力を依頼し、多職種で構成される研修会ワーキンググループを結成しました。WGでの話し合いでは、研修会で扱うテーマとして「認知症」、「誤嚥性肺炎」、「緩和ケア」、「看取り」、「神経難病」、「リハビリテーション」、「退院前カンファレンス」等、在宅医療に携わる上で必要不可欠なテーマが挙がりました。その中で第1回目のテーマとして「効果的な退院前カンファレンスとは」を選びました。これは、カミス「ココ」でずっと会議(多職種連携会議)で今後の神栖市の在宅医療推進の解決策の一つとして提案されたテーマでもあることからテーマとして選出しました。

教育研修会本番に向けて2017年11月28日、12月19日、2018年1月16日の3回に渡って、教育研修会の進め方、提示症例の内容についてWGで話し合い、ブラッシュアップしました。多職種の役割を理解し、他の職種が欲する情報とはどのようなものなのかを参加者が自然に理解できるように内容を工夫していきました。

続きは報告 その2で!

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雪の日の風景

2018年1月30日テーマ:ステーション, 筑波総合診療グループ

1月22日(月)の夜にかけて、関東は大雪でした。
つくばをはじめ県内の様々なところで積雪が多く、道路や鉄道など混乱をきたし、大変だった方もいらっしゃるかと存じます。

私が週1回勤務している大森医院の周辺は、標高が高いこともあり、東北や北海道かと見紛うほどの雪景色でした。ちょうど実習に来ていた学生も、寒さと雪に驚いていました。

 

学生が休憩時間に作った雪だるま

 

長靴を履いて訪問診療に行きましたが、ご近所のみなさんが声を掛け合って雪かきをしたりと、寒さや雪で大変な時だからこそ、地域のつながりを感じるところもありました。

片岡 義裕

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APMECでのワークショップ実施報告

2018年1月20日テーマ:筑波総合診療グループ

APMEC(Asia Pacific Medical Education Conference)という国際学会で、多職種連携・協働のEvidenceをアジアあるいは異文化で適応することの意義を考えるワークショップを開催しました。

イントロダクションを行う春田先生

4時間のワークショップは、イントロ(春田)、IPEレビュー(後藤)、Culture Map(小曽根)、日本の多職種カンファレンス(春田)で構成し、それぞれにワークを挟み、参加者とディスカッションしながら進めました。

IPEのレビューを行う後藤先生

参加者は、主にシンガポールの医師や看護をはじめ、PT、OTなど多職種でした。ワークの中では、各国の文化の違いだけでなく、制度や組織の問題等、多方面のディスカッションが行われました。特に、最後に実施した日本の多職種カンファレンスのビデオと評価票を使用した連携評価に関するワークが好評で、まだ専門職種が十分に分化しておらず連携が想像できないというラオスの方にとっては、多職種でのカンファレンスがどのようなものか理解しやすかったとフィードバックをもらいました。また、シンガポールの方からは、評価票をシンガポールでも使ってみたいという声をいただきました。

culture mapの説明をする小曽根先生

このワークショップを契機に、文化の相違のもとでEvidenceを援用するには限界があることを実感し、文化が似ているアジア諸国内で連携教育のEvidenceを発信していくことの必要性を共有できました。

ワークショップ終了後には3人で振り返りを行いました。準備は決して楽でなく反省点もありましたが、無事終了したことの安心感とちょっとした達成感がありました。

3人の集合写真

今後も国内外問わず、より多くの方と連携教育のEvidence構築の必要性を共有していくとともに、私達自身も研究に取り組んでいきたいと思います。

春田 / 小曽根 / 後藤

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河野大輔先生 大学総合診療科での研修報告

2018年1月19日テーマ:大学, 筑波総合診療グループ

修了証を手に、前野先生と

 

後期研修医の河野大輔です。2017年10月から12月まで大学で研修をさせていただきました。
アカデミックな環境で3か月間研修できて、非常に良い経験が出来たと思います。

無事に3か月間研修出来たのも、指導医の先生方、秘書のみなさん、一緒にローテーションしていた広川先生、佐藤拓也先生、佐藤瑠美先生のサポートがあったからだとつくづく思いました。この場を借りて感謝申し上げます。

さて、今回は2017年12月15日に送別会を行っていただいた時の様子を少しだけご報告します。
午前中の外来も時間押すことなく終了し、みんなそろって会食が始まりました。
広川先生がリクエストしたお店のお弁当は、ほんとにおいしかったです。

会食中に「2017年はどんな年だったか」のテーマで1人づつ発表しましたが、みなさん色々あった1年だったんだなと感じました。
自分の1年を振り返っても、色んな事があり記憶に残る一年だったと思います。
最後まで和気藹々とした感じで、最後に阪本先生のカメラで記念撮影して頂き送別会は終わりました。

楽しい時間でした。有難うございました。
2018年も皆様宜しくお願い致します。

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2017年 大忘年会

2017年12月17日テーマ:筑波総合診療グループ

12月1日につくば総診グループ毎年恒例の忘年会を行いました。
総診メンバーに加えてご家族の方々も含めて30人以上の方にお集まりいただきました。

小さなお子さんもたくさんいらっしゃって、賑やかな楽しい会となりました。
つくば総診の忘年会では参加者の仮装が恒例となっていますが、今年も気合の入った仮装と余興の数々、楽しませていただきました!

今年の仮装大賞は事前に入念な準備をされたという、K先生のブルゾンちえみ。
素晴らしい余興もいっしょに披露していただきました。

私自身はルパン三世の格好をして、子どもたちの「飴つかみ取りゲーム」の司会をさせていただきました。小さなお子さんたちと触れ合う機会というものは、実に心なごむものでございますね。

幹事の先生方、参加してくださった皆様、ありがとうございました!
どうか、良いお年を!

後期研修医1年目 木村紀志

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C2 レジデントデイ開催

2017年12月16日テーマ:筑波総合診療グループ

先日、C2レジデントデイが行われました。

レジデントデイでは、2か月に1回程度、様々な施設で働く同期が集まって指導医にアドバイスをもらいながら日々の振り返りやポートフォリオの発表を行っています。

我々C2は来年度に家庭医療専門医試験が控えていることもあり、専門医受験を見据えての提出用ポートフォリオ共有・ディスカッションをメインに行っています。今回も同期から素晴らしいポートフォリオが多数共有されました。ディスカッションも盛り上がり、同期からの質問で新たな学びに気が付くことも多々あります。作成しなければならない残りのポートフォリオは多数ありますが、同期で助け合いながら頑張って進めていきたいと思います。

今回のレジデントデイは学年担当スタッフの春田先生の誕生日翌日でしたが、なんと、秘書の谷さんからサプライズケーキの差し入れが!皆でお祝いさせていただきました。

春田先生、誕生日おめでとうございます!そして、今後も御指導よろしくお願いします!

 

 

 

文責:C2 稲葉 崇

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レジデントノート増刊 執筆しました

2017年12月10日テーマ:筑波総合診療グループ

羊土社のレジデントノート増刊「主治医力がさらにアップする!入院患者管理パーフェクトPart2」が先日発売されました。

今回私は「自宅退院か?転院か?」という項目を執筆しました。

初めての執筆作業でしたが、執筆経験豊富な吉本先生にご指導いただき、何とか完成できました。

普段我々が当たり前にやっている退院調整ではありますが、意外と言語化するのが難しく、執筆する中で普段の自分のマネージメントを振り返る機会にもなり、非常に勉強になりました。

ご指導いただいた吉本先生、ありがとうございました!

輸液やエコーなどの医学的な内容はもちろん、主治医意見書の書き方、より良い面談の仕方、など多岐に渡る内容が掲載されており、初期研修医から後期研修医には非常に勉強になる一冊だと思います。全国の書店に並んでおりますので、皆様ぜひお買い求めください。

 

文責:C2 稲葉 崇

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パタヤプロジェクト報告 その2

2017年12月4日テーマ:筑波総合診療グループ

10月31日のPreconferenceと11月2日にYoung Doctors’ Movementのワークショップそれぞれ2回、ワールド・カフェのファシリテーターをやらせていただきました。タイ、香港、中国、台湾、日本、韓国などの若手家庭医と自国の医療や様々な問題点を皆で共有しましたが、他国の医療を知ることが、結果的に自国の医療の理解を深められると感じました。

若手医師のメンバー

一番印象的であったのが、開会式後のタイ保健省によるプレゼンテーションでした。専門研修を受けた家庭医、看護師、保健師によるプライマリケアユニットを地域に展開した結果、救急外来受診・入院・医療費が減少したデータが示されました。これを受けてタイ王国憲法にプライマリケアクラスターチーム、家庭医療専門医を増やすように明記され、10年間で6000人増やす政策を進めているとのことでした。私たち家庭医も日々の診療の中で、きちんとデータを収集・分析し、発表していくことで、周囲の理解を得ながら、プライマリ・ケアに携わる医療職が増えていくように努力しなければならないことを改めて思いました。

国際学会ならではの催しも

全体を通して、私が感じたのは以下の3点です。

①英語は恥ずかしがらずにどんどん使って良い!
今回はアジア太平洋地域ということで、欧米の方は少数派で英語がnative tongueではない方々が大多数でした。会場では様々なアクセントの英語が飛び交い、また全ての人が英語が堪能という感じはありませんでした。この経験から、発音や文法は多少適当でも、内容が伝わるようにすれば自ずと伝達されると感じ、少し自信がつきました。英語が苦手で足踏みしている方、ぜひ一度YDMの活動に参加してみてください!

②他国の医療を知ることで自国の医療を知る!
今回のYDMのワークショップや学会での発表でも様々な国の医療システムが紹介されていましたが、他国を学ぶことが自国を学ぶことにつながっていると強く感じました。
自国の医療を深く理解していなければ、他国の医療も理解もできないため、一層自国の医療を学ぶモチベーションにつながります。

③YDMのDrは皆アツい!
とにかく皆さん、他国の医療に興味津々です。モチベーションが高く、かと言って議論をし始めるわけでもなく、皆自国の家庭医療、また世界の家庭医療を良くしていきたいという気持ちが伝わってきます。この雰囲気の中に浸かるだけでも、おすすめです。

最後になりましたが、同行させていただいた坂井先生・吉田先生、2週間という長きに渡って研修に行くことを許可いただいた大和クリニックの院長を始め、スタッフの方々、今回のプロジェクトを薦めて下さった吉本先生、推薦状をお書きくださった前野先生、全面的に補助くださったPC連合学会国際キャリア支援委員会にお礼申し上げます。ありがとうございました。

レジデント 劉彦伯

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パタヤプロジェクト報告 その1

2017年12月3日テーマ:筑波総合診療グループ

レジデントの劉です。2017年10月終わりから11月はじめにかけて、PC連合学会の国際キャリア支援委員会の補助を受けて、パタヤプロジェクトという、タイの病院見学およびWONCA(the World Organization of National Colleges, Academies and Academic Associations of General Practitioners/Family Physicians: 世界家庭医療機構) APR(アジア太平洋地域)学術大会に参加してきました。 タイでの病院見学はWONCAの交換留学プログラムであるFM360を使用しました。これはWONCAの中でも、Young Doctors’ Movement=YDM(アジア太平洋地域はThe Rajakumar Movement=TRM)の中のプログラムです。

病院見学はタイ東北部にあるナコーンラーチャシーマー県(通称コーラット)にある医療施設を見学しました。タイの病院はイギリスのプライマリ・ケアのモデルを取り入れており、primary careを担うユニットでは治療だけでなく、予防・ヘルスプロモーション・リハビリにも力を入れていました。タイでも特に田舎の医師不足は深刻で、そのため医師以外の医療職ができる処置が日本に比べて多いことに驚きました(看護師が処方・創傷処置をしたり、ヘルパーが血糖測定やリハビリをしたり)。他職種への権限譲渡は、日本でも取り入れても良いかと思いました。

WONCA APRにて

パタヤに移動し、10月31日のWONCA Preconferenceののち、11月1日〜4日まで、WONCA APR conferenceに参加しました。私にとって国際学会の参加は初めてでした。今回はアジア太平洋地域の学会だったため、様々なアクセントの英語が飛び交っていました。英語が第一言語ではない地域が多い中、必ずしも流暢ではなくても、プレゼンターと聴衆がディスカッションを通して知識を深めていく、温かい雰囲気が感じられました。

学会の詳しい様子は、報告その2で!

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茨城県指導医団国外派遣事業(ハワイ) 参加報告 その2

2017年12月1日テーマ:筑波総合診療グループ

ハワイでの視察で印象的だったのが、Kokua Kalihi Valleyという地区にあるCommunity Health Centerへの訪問です。

Kokua Kalihi ValleyのCommunity Health Center

クリニックの機能として低所得者の方も歯科を含めた医療を受けることができ、その他にも母子保健、心理カウンセリングから食、運動、服飾などの様々なプログラムを通じて地域とつながる役割を担っていました。偶然、そこで働く日本人の家庭医の先生にお会いして話を聞くことができ、地域づくりを考える上でとても参考になりました。

小児のワクチン情報

研修や視察といった目的で海外に行ったのは初めてでしたが、日本を離れてみると、日本の良い所や課題、文化の違いやその違いに関わらない人間の本質のようなものなど、色々なものが見えてとても興味深かったです。世界は広いなあと思いつつも、人類皆兄弟だな、という言葉が頭に浮かびました。海外で活躍する日本の医師に会えたことも良い経験となりました。そして英語の大切さも身に沁みました。

ハワイ大学医学部の先生方と

貴重な機会をいただけたことに感謝しています。
この経験をきちんと還元していきたいと思います。

もちろんハワイ自体も楽しみました!!

きれいな夕日

茨城県の指導医の皆さん、来年も開催されるようであれば、応募してみてはいかがでしょうか??

笠間市立病院・筑波大学総合診療グループ 山本由布

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茨城県指導医団国外派遣事業(ハワイ) 参加報告 その1

2017年11月30日テーマ:筑波総合診療グループ

笠間市立病院の山本です。

11月13日から22日まで、茨城県が主催する指導医団国外派遣事業に参加してきました。指導医の指導能力向上のため、世界標準の先進的な指導・教育に取り組んでいる米国(ハワイ)を訪問するというのがこの事業の趣旨でした。私も含めて、茨城県内から3人の医師が参加しました。

これは研修、と真面目な気持ちで飛行機に乗り込みましたが、やはり青い空とヤシの木を見た瞬間にテンションが上がりました!

ハワイの空とヤシの木

真っ先に学んだのは、アメリカと日本の医療保険制度の違い。アメリカでは日本のような皆保険制度が確立しておらず、毎月高い保険料が必要となります。無保険のまま医療が必要になる人も多く、保険会社との関係性や医療費の高騰がアメリカの社会問題の一部となっているようです。当たり前だと思っていた日本の保険制度ですが、他の制度を知るとありがたいものだと感じました。

指導に関する研修としては、ハワイ大学医学部のシミュレーションセンターでワークショップを受けたり、クイーンズメディカルセンター病院でホスピタリストの内科レジデントに対する教育現場に密着したりと、とても刺激になりました。現在のアメリカでは外来と入院を担当する医師が分かれており、ホスピタリストが外来を担当することはありません。そのため、患者さんに関するディスカッションやベッドサイドティーチングにかなりの時間を使っていました。指導医とレジデントの関係性がかなり密である事、日々の直接観察とフィードバックをとても大事にしているのが印象的でした。

シミュレーション教育のロールプレイ

その他にも家庭医のクリニックを見学したり、community college(専門学校や短大のようなもの)でハワイの歴史や文化、高齢化問題、医師以外の医療職の養成についてレクチャーを受けたり、様々な体験をしました。

続きは、報告その2で!

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笠間市での地域包括会議の取り組み 第14, 15回

2017年11月28日テーマ:笠間, 筑波総合診療グループ

笠間での地域包括会議も下半期に入り、第14回、第15回が行われました。
2つの企画を引き続き話し合いました。

1.みんなの相談室~メディカルカフェについて。

これは、まず医療者から市民に情報提供をして、その後にグループトークを通して、コミュニケーションをはかるものです。担当は、病院、保健センター、包括支援センターの3者の持ち回りで、月1回行われる予定です。

扱うテーマは何が良いのか、市民を含めたニーズ調査の結果を第14回で共有しました。希望が多かったものは、在宅医療、認知症、終末期、転倒予防、誤嚥性肺炎、腰痛、睡眠、在宅ケアなどでした。それを踏まえて割り振りを決めることになっています。開催場所は、地域医療センターの他に各地域の集会所でも行う案が出ています。

2.ファミリー健康体験について。

ファミリーを巻き込んで既存の健診に繋がることを目的としたイベントです。14,15回会議では、より具体的な内容に話が進みました。

大きく3つのセクションに分かれています。

*   家族で健康診断を体験@診察室
診察室で、家族ごとに、こどもが親もしくは祖父母の①身長、体重、血圧、血糖、②血管年齢、③認知症をそれぞれチェックします。結果に対しては保健師がフィードバックをかけます。その他に医療のコスプレをしての写真撮影ができるブースを用意します

*   高齢者の体験@リハビリテーション室
高齢者体験用の器具を装着して、「プラットフォームから車椅子への移動」、「車椅子の自走」「階段昇降」を体験してもらいます。家族内でその介助役も経験してもらいます。

*   介護食の体験@栄養指導室
ミキサー職・トロミ水の試食をしてもらいます。

それぞれ必要人員や物品まで詰めていきました。動線の確認のため、一度新病院を見学に行くことにもなっています。

各部門が中身を準備する段階に入り、この会議はあと1回開催したら、次回は2月予定です。来年度の企画にもかかわらず、11月でほぼ計画が固まったのはすごいことです。

一つの目標に向かって、複数の専門家がそれぞれの専門性を発揮してイベントを作っていくのは興味深いです。その結果、健診受診率があがる、ひいては笠間市民はどこよりも健康寿命が長い、昔より長いなどの成果が将来見られたら素晴らしいなと思いました。

五十野博基

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「緩和ケアってなんだろう?」~緩和ケア週間のご報告~

2017年11月25日テーマ:筑波総合診療グループ

筑波大学附属病院 緩和ケアセンターで研修中の後期研修医4年目 久野です。
2017年10月16日~20日に行った「緩和ケア週間」の催しについてご報告します。

緩和ケアチーム(中央が筆者)

緩和ケアセンターでは、毎年10月「世界ホスピス緩和ケアデー(World Hospice & Palliative Care Day)」にちなんで、緩和ケアについて知ってもらうための催しを行っています。

今年も大学病院ロビーにブースを設置し、緩和ケアやがん治療に関する色々なパンフレットや看取りについての絵本を来院された方へご案内したり、口腔ケアについてのDVDを流したりしました。

「緩和ケアってどういうものか知りたい」と足を止めてくださる方や「治療中はどんなものを食べたらいいのかしら」とがん治療中の食事についてお困りな方など様々な方が立ち寄ってくださいました。

緩和ケアのイメージカラーであるオレンジ色の風船は例年人気があり、「風船ください!」と元気よく、子どもたちも来てくれました。

最後に緩和ケアチームのメンバーで記念撮影。
こういった活動を通して、緩和ケアについて多くの皆様に知ってもらえればと思います。

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つくばBBQ開催!

2017年11月11日テーマ:筑波総合診療グループ

皆さんこんにちは。つくば総診エンタメ係の高橋です。
かなり報告が遅くなりましたが、、9/24(日)に、恒例のつくば総診BBQを執り行いました!
場所はいつも通りつくばの豊里ゆかりの森です。今回はご家族を含め20名以上の方にご参加頂きました。

毎年、「一味違うBBQ」をテーマにやっておりますが、恒例となりました牛タンブロックや、燻製に加えて、今年の目玉はこれ!

真鯛のアクアパッツァ!!
ワタクシ人生で初めて一匹まんまの魚買いましたよ、、、あとローズマリーとかも笑
頑張りましたよー。甲斐あって皆様にお褒めの言葉を頂けました^_^

 

来年以降も大人から子供まで楽しめる企画にしていきたいですね。
ただけっこうこれ準備大変なんすよ、、。そろそろ誰か引き継いでください!笑

皆さま来年もどしどし御参加お願いしますね!

 

文責:C2高橋弘樹

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第4回つくセミ報告 第5弾

2017年11月10日テーマ:未来医療GP, 筑波総合診療グループ

2017年10月14日に行われた、第4回つくセミ「総合診療☆家庭医療全国公開セミナーin Tsukuba」について、個別のセッションのご報告します。

セッション6 「明日から使える!スポーツ医学入門編」

今回、我々のセッションは筑波大学総合診療グループと筑波大学附属病院リハビリテーション科との強力タッグで開催されました。附属病院のリハビリテーション科には昨年より当グループの後期研修医の研修を受け入れていただいており、そのご縁でこのコラボレーションが実現しました。総合診療医・家庭医やリハビリテーション科医がそれぞれスポーツ医学とどのように関わっているのか?を知ってもらい、スポーツ医学に親しみ興味を持ってもらうため、ハンズオンを中心としたセッションを企画しました。

ハンズオン講習の様子

当日、参加者の皆さんに実践してもらったのは「NICEなRICE」と「巻いてみよう、テーピング」の2つ。最もcommonなスポーツ外傷であり、学生にとっては部活動等でも現実に遭遇しやすい「捻挫」に対して、リハビリテーション科理学療法士の指導のもとRICE処置とテーピングを実践してもらいました。RICEでは氷の冷たさ感じ「冷たい!」と叫び(?)ながらその後の講義を聞いたり、テーピングではオリンピックにも帯同した療法士のプロの技に感嘆の声があがるなど、体感しながら楽しく学んでもらえたと思います。最後にはリハビリテーションの紹介として体験義足・義肢にも触れてもらうなど、盛りだくさんの内容となりました。

最後に、今回セッションの開催に多大なるご協力を頂いた筑波大学附属病院リハビリテーション科の先生方、理学療法士の方々に感謝申し上げます。今後も総合診療科とリハビリテーション科との交流を深めていければと思います。

セッション講師の皆さん

レジデント 高橋弘樹

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大森医院での地域研修を振り返って

2017年11月2日テーマ:ステーション, 筑波総合診療グループ

水戸協同病院研修医2年目の東(ひがし)です。2017年10月の1か月、大森医院で地域医療の研修をさせていただきましたので、ご報告させていただきます。

私はつくば市の出身なのですが、今回、地域研修の場所として大森医院を選んだ理由は、同じ茨城県でもあまり行ったことのなかった県北の様子を見てみたかったからです。

1か月の研修期間中は、外来診療や訪問診療以外に、巡回診療や特別養護老人ホームの回診、訪問看護の同行など、地域研修ならではのメニューがたくさんあり、充実していました。
訪問看護では、患者さんのお宅に1時間くらい滞在させてもらい、ご家族の介護や生活の苦労話を聞くことができました。病院ではなかなかわからない患者さんの家庭環境を知る、良い機会であったと思います。
また、自分でX線撮影をしたり、休診日の診察で血液検査の機会を自分で操作したりと、診療所独特の体験もできました。

服をきたかかし

牛の形のかかし

休日には、リンゴ好きの後期研修医竹内先生と一緒にリンゴ狩りに行ったり、研修の最後には「かかし祭り」という村のイベント(まだ準備中でしたが)をみました。
いわゆる田んぼに立っている案山子が並んでいるかと思いきや、実物大の牛のかかしやアニメのキャラクターを模したかかしなど、たくさんのユニークなものがあって驚きました。

1か月と短い期間でしたが、地域の魅力や醍醐味をたくさん経験できた地域研修でした。
研修でお世話になった皆さん、どうもありがとうございました。

水戸協同病院初期研修医 東奈美

 

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〒305-8576
茨城県つくば市天久保2‐1‐1
筑波大学附属病院総合診療グループ

「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして