筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

指導医養成講習会に参加しました!

2016年7月28日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション

神栖地域医療教育センターの細井です。
7月9、10日の2日、茨城県指導医養成講習会@筑波大学に参加してきました。

これは初期研修医に対する指導を行うために必要な知識・技術・態度を学ぶための講習会で、今回の講習会主催責任者は前野哲博先生でした!
講習の時間は、厚労省の規定により16時間以上と決まっており、スケジュールはタイトでしたが、盛りだくさんな内容でした。

具体的には、研修医の指導において普段困っている事をグループ内で議論するところから始まり、研修の一般目標・個別目標の立て方、それを学ばせるための方略、その評価方法をグループで討論したりしました。また、フィードバック技法を学んだり、研修医のメンタルヘルスケアを学んだり、効果的なレクチャーの仕方も学ぶことができました。

内容は、まさに「明日から使える」ものばかりでした。
今後の教育の様々な場面で応用していきたいと思います!

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【日常の風景シリーズ】 外回り/今年度の目標(北茨城家庭医療センター)

2016年7月20日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション

北茨城家庭医療センターでは、開院時から毎朝5分ほどのミーティングを行っています。
今年度、朝のミーティングをより良くするための意見をスタッフに募ったところ、色々な案が挙がり、「ミーティングを屋外で行いたい」、「ラジオ体操がしたい」の2つを採用して
「0のつく日は外回り(ゴミ拾いや点検)」
「月の最初の営業日はラジオ体操」
を普段のミーティングに加えて行うこととしました。

160720_北茨城外回り

外回りの様子

7月20日は天気も良かったため、通常のミーティング後に皆で外回りをしました。普段からシルバースタッフさんが掃除をしてくれているので大きいゴミや汚れはありませんが、落ち葉拾いやクモの巣取り、植え込みの中の小さいゴミ拾いなどを行い、気持ち良い状態で本日の診療をスタートしました。

また、今年度は皆で家庭医療センターとしての目標を立ててみようということで募ったところたくさんの案が出て、その中で「KCF(北茨城市民病院附属家庭医療センターの略称)で目標を立てる」というアイディアを採用しました。目標の内容も皆の意見を集約して、

K 気持ちよく過ごせる環境を整えよう
C 地域の中の役割を意識しよう
F 普段から何でも話し合える職場でいよう

と決まり、さっそく師長が清書してスタッフ休憩室に貼りだしてくれました。

張り出された目標

張り出された目標

今日はさっそく「K」がしっかり実践できて、皆で考えた目標があって良かったと思いました。

北茨城市民病院附属家庭医療センター 宮澤 麻子

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前野先生のお宅でのホームパーティー

2016年7月19日テーマ:筑波総合診療グループ

ホームパーティーでの集合写真

ホームパーティーでの集合写真

7月11日に、前野先生のお宅でホームパーティが開催されました。

今回初めての前野先生のお宅へあがらせていただきましたが、木のぬくもりが感じられる、とてもステキなお宅でした。
お料理も、秘書の谷さんや栗原先生、院生の男性陣、そして前野先生自ら腕を振るってくださり、餃子やカナッペ、芋もちなど、バラエティーにとんだメニューで、とてもおいしかったです。
普段は忙しくてなかなかゆっくりお話しできない先生方とも、おいしいお料理を食べながらたくさんお話が出来て、とても楽しませていただきました。

今回は、大学のメンバーが中心でしたが、是非また開催していただきたいです!

大学院生 松下 綾

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教育と医療のコラボレーション ~平成28年度教員免許状更新講習

2016年7月17日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学

6月25日(土)、茨城県の学校の先生を対象に、平成28年度教員免許状更新講習の選択授業(6時間)を前野貴美先生、横谷省治先生、春田淳志先生、大学院生の松下綾さんと5名で担当しました。

大学の総合診療メンバーで例年授業を行っていますが、今年はテーマを新しくし、学校の先生と我々医療者がどのように連携していけるのかの可能性を探る、という内容となりました。

午前中は「高齢者を理解する」「地域ケア・地域診断」のテーマでインタラクティブに学びを深め、午後は具体的な地域で起きた課題についてどのように対応するか、どのような資源を用いて協働していくかについてワークおよび議論を行いました。

参加者からは、
「自分たちの持っている情報を共有するだけでも、地域の方々に役立つと感じた」
「いろいろ地域資源を上げてみたが、そういえば全然関わったことがない場所・人も出てきて、新鮮だった」
「子供だけでなく、親や地域の方の課題をどのように解決するか、あまり考えてこなかったので、考えるきっかけになったのが良かった」
などの声が上がりました。

更新講習が10年に1回ということと、授業タイトルを見て積極的に申し込んできていただいた方々だったこともあり、地域でいろいろと取り組まれ、経験を積んだ先生方は地域の資源をよく知っておられ、我々が学ばせていただくことも非常に多かったです。

新しいテーマだったため、授業を作り上げていく過程はなかなか大変でしたが、地域全体が良くなるために我々自身に何ができ、周りの方々とどのような形で協働していけばいいのか、これからも考え続けていきたいと思います。

(スタッフ 吉本尚)

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【日常の風景シリーズ】 症例ビデオレビュー

2016年7月13日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学

160713_ビデオレビュー1

ビデオレビューの様子

筑波大学総合診療科では、基本的な医療面接技術向上を目的として、ビデオレビューを週2回程度行っています。
主に医学生が、筑波大学附属病院の外来で診察した患者さんの許可を得て、診察風景をビデオ収録します。それを指導教員、実習中の学生全員で閲覧します。

例えば、以下のようなやり取りがなされています。

学生A 「意外と緊張して自分のくせが出ている。直したい。」
学生B 「同席している家族が何か言いたそうにしていたが、診察中には気が付かなかった」
学生C 「もう少し情報をまとめて整理する時間が取れれば、自分も患者さんもすっきりしたと思う」

教員「机の上の紹介状とメモ、パソコン、自分の位置関係をみて、面接はやりやすかったかな?」
教員「この瞬間の患者さんの表情は、何を意味していると思う?」
教員「この瞬間に患者さんの緊張感がほぐれて、距離感が近くなったんだけどわかったかな?」

自分の外来診療風景を客観的に見る体験はなかなかできないため、貴重な気づきの機会になっていると思います。
専攻医に対するビデオレビューの機会も徐々に持ち始めているので、そちらも充実していきたいと思います。

(スタッフ 吉本尚)

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大和クリニック 多職種勉強会の紹介

2016年7月10日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 大和クリニック

今回は、私が所属している大和クリニックで行っている多職種勉強会について紹介させていただきます。この勉強会は、周辺地域の医療・介護スタッフに向けて「在宅医療に役立つ知識やスキルを学ぶこと」を目的として毎月1回開催されます。毎回、様々な事業所・病院・行政などから幅広い職種の方々に参加していただき、顔の見える関係を築く場となっています。

レクチャーの様子

レクチャーの様子

6月は、認知症患者さんに対するケアとして「ユマニチュード」の勉強会を行いました。「ユマニチュード(Humanitude)」とは、フランスで開発された、知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションに基づくケアの技法です、この技法は、認知症患者さん、そして全ての方へ「あなたは大切な存在です」というメッセージを伝えることに焦点を当てた方法です。勉強会の前半では、デモンストレーションとロールプレイを行い、「患者さんと目線を合わせること」や「触れるときは、つかむのではなく、支えるように」などの基本的なケア技法や考え方を学びました。そして後半は、実践的な食事・清潔・歩行の介助方法をDVDを用いて紹介しました。

デモンストレーションの様子

デモンストレーションの様子

当日は、訪問看護師、薬剤師、ヘルパー、ケアマネージャー、保健師など様々な職種の方が40名近く参加されました。特に盛り上がったのは、クリニックの看護師さんによるデモンストレーションで、食事の介助を拒否する患者さんに対し、「ユマニチュード」を導入することで心の交流が生まれ、患者さんとの関わりが劇的に変わる様子が再現された場面です。

今回の多職種勉強会を通して、「ユマニチュード」をキーワードに、これまでの日々の実践を振り返り、多様な視点からの意見を共有できました。今後も勉強会を通じて、職種の垣根を越えた関係性を築き、地域を支える在宅医療への取り組みを続けていきたいと思います。

後期研修医3年目 久野 遥加

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大学総診ローテーション修了式(その1)

2016年7月8日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学

修了証を受け取る劉先生(左)と春田先生(右)

修了証を受け取る劉先生(左)と春田先生(右)

4月~6月に大学総合診療科の研修を修了した、シニアレジデントの劉先生と坂倉先生の修了式が6月30日に行われました。
ローテートのシステムが4月から変わる中、お二人とも非常に熱心に研修に取り組まれていました。
劉先生よりコメントをいただきましたので、掲載いたします。

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大学でのローテートは初めてでしたが、総合診療科では主に外来およびレクチャーで、問診や患者中心の医療、医療倫理を学びました。
外来では1人の患者さんに長く時間をかけられるので、問診を徹底して突き詰めるトレーニングができました。フィードバックも受けることができ次の再診につなげることができました。
レクチャーでは今まで体系的に学ぶことができなかった医療倫理や患者中心の医療を学ぶことができ、大変有意義でした。
3か月間、忙しい日々でしたが良い経験となりました。ありがとうございました。
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指導医 片岡 義裕

 

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大学総診ローテーション修了式(その2)

2016年7月9日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学

修了証を受け取る坂倉先生(左)と春田先生(右)

修了証を受け取る坂倉先生(左)と春田先生(右)

4月~6月に大学総合診療科の研修を修了した、シニアレジデントの劉先生と坂倉先生の修了式が6月30日に行われました。
ローテートのシステムが4月から変わる中、お二人とも非常に熱心に研修に取り組まれていました。
坂倉先生からコメントをいただきましたので、掲載いたします。

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スタッフの先生方にサポートしていただき、学びの多い3か月となりました。
2つのフィールドを行き来してあまり腰を据えて医局に滞在できなかったにも関わらず、いつも的確なフィードバックや振り返りをしてくださる先生方に囲まれて、幸せな環境だなと毎日感じていました。
もっと先生方とディスカッションしたり、学生さんの指導に加わったり、一つひとつの症例についてさらに文献を調べたりと、深めてみたかったことはたくさんあり心残りもありますが、この3か月で向き合った学びや自分の課題も含めて、引き続き今後の研修で、謙虚に一歩一歩学んでいきたいと思います。
7月からは県外での短期研修となりますが、また先生方と診療させて頂く日を楽しみに、日々の研修に励みます。3か月間本当にありがとうございました。
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指導医 片岡 義裕

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吉本先生朝レクチャー 熊本被災地支援報告

2016年7月6日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学

レクチャーを聞くみなさん

レクチャーを聞くみなさん

レクチャーを行う吉本先生

レクチャーを行う吉本先生

吉本先生は6月8日から14日までの1週間、日本プライマリ・ケア連合学会の災害対策チームPCAT(Primary Care for All Team)の一員として、熊本県益城町へ被災地支援に行かれました。

今回のレクチャーでは、支援活動の報告だけでなく、吉本先生が直面した、メディアではあまり取り上げられない問題とその対策も聴くことができ、学ぶことが多くありました。

被災地で支援活動を行う上では、チームにおける自分の立ち位置・医療専門職だけでなく行政との関わり・地元の医療専門職とのバランスなど、戸惑うことも多くあると思います。また、「被災地で活動するチームは日によってメンバーが入れ変わるが、顔も性格も知らないメンバーが合流した直後でも業務を速やかに行わなければならない」という吉本先生のお話からも連携の難しさを感じました。

しかし、保健医療福祉チームのリーダーとして活動された吉本先生は、被災地で今起きている公衆衛生学的な問題の解決だけでなく、今後起こりうる問題に対してもいち早く予防的に対応されていました。これは吉本先生の柔軟な思考はもちろんのこと、医師としての経験・東日本大震災で支援活動をされた経験が活かされていることが伝わってきました。

今回の報告から学んだことを、「なるほど」で終えるのではなく、自分自身の活動にもしっかり活かしていきたいと思います。
益城町を始め、熊本地震で被害に遭われた方々のいち早い復興をお祈りいたします。

地域医療教育学 研究員 後藤亮平

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8月11日(木・祝) 第2回 つくば家庭医・病院総合医プログラム説明会のご案内

2016年7月5日テーマ:筑波総合診療グループ

8月11日(木)16時から、第2回つくば家庭医・病院総合医プログラム説明会を行います!

2016第2回説明会ポスター
興味がある方、第1回に参加できなかった方は、ぜひご参加ください!
新専門医制度の話もします。
ポスターもぜひご覧ください。

日時:2015年8月11日(木・祝)16時~
場所:筑波大学 地域医療システム研究棟2階オフィス
対象:研修医2年目、1年目、医学生、その他当グループで後期研修を考えている医師

内容
1 当グループ、研修プログラム概要、新専門医制度について
2 レジデントの声・各研修施設について
・筑波大学病院
・筑波メディカルセンター病院
・水戸協同病院
・診療所
3 質問タイム
4 懇親会 18時00分~ つくば駅近辺

カジュアルな服装で大丈夫です。
参加希望の方は、総合診療科(soshin★md.tsukuba.ac.jp)までご連絡ください!
★を@に変えてからメールしてください。

懇親会のみの参加もお待ちしています。
皆さまのご参加をお待ちしております!

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「一歩進んだアルコール問題への対応方法~SBIRT」講演

2016年7月4日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学

講演中の吉本先生

講演中の吉本先生

6月28日に、第183回保険・医療・福祉に関する勉強会において、地域医療教育学の吉本尚先生の講演がありました。

今回のテーマは、一歩進んだアルコール問題への対応方法~SBIRT~でした。

SBIRTとは、アルコール問題への対応を効果的に行うための枠組みのことで、具体的にどのように行うのかを含め、一から学ぶよい機会になりました。特にSBIRTのS(スクリーニング)について、CAGEクエスチョンとAUDITなどのツールについて学び、実際に聴衆が二人一組でワークを行いました。

実際にワークしてみると、私の場合、月1回程度の機会飲酒のため、全く問題にならないと思ったのに、意外と点数が高くなることに驚きを感じました。月1回でも飲んでいる量が多ければ、当然危険な飲酒に入ってくることが分かったので、今後気をつけないといけないなと思いました。

私は日頃、薬剤師をしていて、患者様で飲酒する人には、必ず頻度と一回量を聞くようにして薬歴に書き留めています。これからは、今回の講演で学んだことを活かして、スクリーニングをして、短時間の情報提供や患者様の現状の課題に寄り添えるようになっていきたいと思いました。

本日の内容は、日頃の私の業務にすぐ活かせる内容で、実際に体験できてとても有意義な時間を過ごせました。吉本先生のアルコールのレクチャーを聞いたことがない人も、次の機会はぜひ聞いてみてください!

大学院生・薬剤師 佐藤卓也

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文部科学省事業の中間評価で最高評価をいただきました

2016年7月3日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP

2013-2017年度の文部科学省補助事業として募集された「未来医療研究人材養成拠点形成事業」(通称 未来医療GP)に、筑波大学の取り組みである「次世代の地域医療を担うリーダーの養成」が採択され、4年目に入っております。
このたび、前半3年間(2013-2015年度)の評価が文部科学省によってなされ、結果が公開されました。

「未来医療研究人材養成拠点形成事業」全体で、のべ25大学が採択されておりますが、採択校で筑波大学は唯一、最上位のS評価をいただくことができました。
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/1373288.htm

この評価は、本事業にご協力・参加いただいた多くの皆さまのおかげであり、またこれまで筑波大学の総合診療医の教育システムを作り上げてきた先人たちの成果でもあります。
この評価に甘んじることなく、我が国の地域医療の未来を支える質の高い総合診療医を数多く世に送り出せるよう、日々精進を重ねてまいりたいと思います。

今後とも何卒ご指導のほどをよろしくお願い申し上げます。

(事業コーディネーター 吉本尚)

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総合診療7月号(特集:感染症ケアバンドル・チェックリスト)が出版されました

2016年6月28日テーマ:筑波総合診療グループ, 水戸

雑誌『総合診療』 7月号で「感染症ケアバンドル・チェックリスト」が特集されています。

160627_感染症ケアバンドル

上記引用元:http://www.igaku-shoin.co.jp/journalDetail.do?journal=89425

私はICU領域の”人工呼吸器関連肺炎VAPの予防”を執筆しました。
VAPの定義も曖昧、予防の決定打も曖昧の中、少ない字数に何を記述するかに苦心しました。

家庭医は、病気になる前から地域を診ていると言われます。
病院総合医も、病気にならないように予防に尽力しています。
感染症のケアバンドルはその一つ。

他にはワクチン接種、二次予防投薬の徹底(心不全、COPDなど)、ポリファーマシーの削減、癌スクリーニング、介護導入・視力聴力介入もあるでしょうか。

退院した患者さんの再入院を防ぐ意味でも役立つと思います。
ぜひ手に取って読んでみてください。

水戸協同病院 総合診療科 五十野博基

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大西先生の家庭医療レクチャー

2016年6月27日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学

レクチャーの様子

レクチャーの様子

先週1週間、アメリカのオレゴン健康科学大学の家庭医療科から、大西恵理子先生が筑波大学に来てくださり、6月20日(月)に毎回恒例の家庭医療レクチャーが行われました。

今回のテーマは、家庭医療の理念を表すACCCCの一つ、Coordination of  Careについてでした。日本語だと協調的ケアと訳されます。
他の専門医や他職種との連携についてや慢性疾患管理についてなど、色々な話を聞きました。

慢性疾患管理の例として、定期受診の患者さんが、これまで肺炎球菌ワクチンを打っていなかったり、糖尿病があるのに何か月かHbA1cをチェックしていなかったりすると、電子カルテにアラートのようなものが出る仕組みがあるということでした。

便利な仕組みだな!と感じるとともに、自分の診療を振り返る機会にもなりました。当たり前ですが、慢性疾患の患者さんのマネジメントは家庭医の大切な仕事の一つですね。
大西先生は話が面白くパワフルで、あっという間に時間が過ぎました。今までレクチャーに来たことがない人も、次の機会に是非来てみて下さい。

スタッフ 山本由布

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ホームページ 一部リニューアル

2016年6月26日テーマ:筑波総合診療グループ

すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、当グループのホームページで、
後期研修の紹介ページの顔写真が新しくなりました!

https://soshin.pcmed-tsukuba.jp/training/specialsite/

ぜひご覧ください。

スタッフ 片岡 義裕

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学会発表報告 その3

2016年6月19日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学

160620_佐藤さん発表

学会発表の様子

大学院生(修士2年)の佐藤です。

611日、12日の2日間で、東京・浅草にて第7回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会が開催され、そこで学会発表(口演)を行いましたのでご報告いたします。

私は薬剤師なのですが、会場にいらっしゃる方々の多くが医師という環境もあり、薬剤師の活動についてどんな反応があるのかとても心配で、非常に緊張して臨みました。

演題は、「ドラッグストアにおける症状を訴える来局者への薬剤師の対応や意識についての実態調査」です。ドラッグストアの薬剤師が、OTC薬を買い求めに来局する人に対して適切な対応をするために、臨床推論をどの程度実践して、自己評価をどう行っているかについて調査したものです。

初めての発表で緊張していましたので、用意した文章を聞き取りやすいように話そうということに注意を払って発表を行いました。会場の方や座長の先生方からは、どんなことを実際行っているのかとご質問をいただき、具体例を少し挙げながら説明させていただいたところ、とても関心を持っていただきました。

今回、発表に至るまで研究室の先生方、大学院の諸先輩方にはとても多くのアドバイスやご指導をいただきました。大変感謝しております。

また、世の中をよくしよう、まれな症例を共有しよう、地域での取り組みを紹介しようという多くの研究者の方の発表を聞くことができて、今後の活動に向けてとても多くの学びがありました。また機会をいただけたら、積極的に発表していきたいと思います。

大学院生 佐藤 卓也

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「医師のためのノンテク仕事術」が出版されました

2016年6月18日テーマ:筑波総合診療グループ, 水戸

手塩にかけた人材養成プログラムTEAMSが書籍化されました。
その他にも現場で働きやすくなるノンテクニカルスキルが詰まった一冊です。

ノンテク_カバー1-2(引用元:以下ホームページ)
https://www.yodosha.co.jp/medical/book/9784758117920/

TEAMSが始動したのは、2012年、私が水戸協同チーフレジデントの頃でした。業務改善に興味を持ち、日本産業訓練協会の研修プログラムTWI(仕事の教え方、改善の仕方、人への接し方) http://www.sankun.jp/seminar/?ca=3 を受講しました。
その有用性を肌で感じ、訓練指導者資格を取得し、前野先生ら大学のメンバーと共に医療版人材養成プログラムTEAMSの開発に取り組みました。2014年から筑波大学でその講習会を定期開催し、2015年には全国向けにも講習会を開催しました。

私個人では、TEAMSの効果を量的に証明するため、大学院で臨床研究を今年度まで実施しています。この手法を身につけたことで、問題の抽出から解決まで、自分の対応に一本芯が通り、迅速かつ的確になりました。

筑波大学総合診療グループ/水戸協同病院総合診療科 五十野博基

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【動画で紹介】総合診療医の専門性や守備範囲、活躍の様子について

2016年6月15日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

日本プライマリ・ケア連合学会 制作ビデオが、2016年6月11日に公開されました。
いま日本の医療で期待される専門医のひとつ「総合診療医」を解説、紹介する映像です。
総合診療医の専門性や守備範囲、活躍の様子をご覧ください。

日本専門医機構HP「総合診療専門医概要」より、抜粋・編集

国民に質の高い医療を提供するために、わが国のすべての専門医制度が大幅に変更され、
新しい専門医制度が2015年度医師国家試験合格者から適応されることになりました。
2017年度から日本専門医機構が認定する専門研修プログラムが開始されます。

新制度では「従来の基本診療領域に総合診療専門医を新たに加えることとする」という大きな制度改革がありました。
この総合診療専門医は様々な学会や組織の経験と知を統合しながら、新しい総合診療専門医像を
ある意味オールジャパンで創生していくことを目指し、
本機構内に新たに「総合診療専門医に関する委員会」を立ち上げ、十分かつ慎重に審議して参りました。

そして、総合診療専門医を「主に地域を支える診療所や病院において、他の領域別専門医、一般の医師、
歯科医師、医療や健康に関わるその他の職種などと連携し、
地域の医療、介護、保健など様々な分野でリーダーシップを発揮しつつ、
多様な医療サービスを包括的かつ柔軟に提供する医師」と定義し、
この総合診療専門医に求められるコアコンピテンシー(核となる能力)として、
①人間中心の医療・ケア、
②包括的統合アプローチ、
③連携重視のマネジメント、
④地域志向アプローチ、
⑤公益に資する職業規範、
⑥診療の場の多様性、
の6つを提示致しました。
この度ホームページに「総合診療専門医」に関するタブを追加し、
「総合診療専門医」に関する資料(総合診療専門研修プログラム整備基準、
総合診療専門医専門研修カリキュラム(案)、研修手帳(案)、
研修指導医マニュアル(案)など)を掲載する事になりました。

 

 

つくば総合診療グループ 指導医 阪本直人

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学会発表報告 その2

2016年6月14日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座

大学院生(修士2年)の松下です。

6月11日、12日の2日間、東京の浅草にて日本プライマリ・ケア連合学会学術大会が開催されました。そこで、人生初の学会発表(口演)を行ってきました。

普段あまり緊張することの無い私ですが、今回ばかりはとても緊張しました。
私の発表内容は多職種連携をテーマにしたもので、薬剤師が診察前に病歴聴取を行うことで、医師の診察時間を短縮できるか?というものです。

発表中は緊張していて、自分で何を話したかよく覚えていませんが、発表終了後に、聞いてくださった他の大学の先生から、「発表内容も斬新で、研究デザインもしっかりしていて素晴らしいですね!」と、この上ないお褒めの言葉を頂くことが出来ました。

このような発表ができるようになるまで、ゼロから私を指導して下さった先生方や大学院生の皆様に本当に感謝しています。

また、学会ではたくさんの医療機関での取り組みを見ることが出来て、多くの刺激をもらってきました。もっと感受性豊かに研究を進めていきたい、と心から思える経験でした。

大学院生 松下 綾

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学会発表報告 その1

2016年6月13日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション

チーフ1年の大澤さやかです。

2016年6月11日から12日に浅草で開催されました、第7回日本プライマリケア連合学会学術大会で発表をさせていただきましたので、報告します。

「Burdens of elderly care of the elderly at home by caregivers aged 65 or over」という題名で口演発表しました。大和クリニック研修中に行った老老介護負担度のアンケート調査結果を発表してきました。

International sessionということで、英語での口演発表でしたので、いつも以上に緊張しましたが、会場からの質問への返答も含め無事に終えることができてホッとしています。

英語でのプレゼンテーションの良い勉強の機会となりました。

発表内容についてご指導いただきました先生方、本当にありがとうございました!
今後の学会発表にこの経験を生かしていきたいと思います!

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