筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

PC学会in高松 発表報告

2017年5月22日テーマ:筑波総合診療グループ

発表の様子

5月13日、14日に香川県で開催されました第8回日本プライマリケア連合学会学術大会で発表の機会をいただきましたので、御報告致します。

今回は「うどんを食べて失神した椎骨脳底動脈循環不全の一例」という演題で症例報告を行いました。
日常のなかに臨床の奥深さはいくらでもあると、御指導くださった先生方のお陰で強く学べた発表となりました。

今回は業務のため1日でとんぼ返りしましたが、魅力的な演題がこれでもかこれでもかと多数あり、会場を早々と後にするのが非常に残念でした。次回はきちんと時間をとって参加したいです。

今回の発表をいかし、普段から感覚を研ぎすませていたいとおもいます。

シニアレジデント1年目 橋本恵太郎

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ヨーロッパ緩和医療学会で優秀ポスターに選ばれました

2017年5月21日テーマ:筑波総合診療グループ

今回選ばれた優秀ポスターとともに

2017年5月18日~20日にスペイン・マドリッドで開催された第15回ヨーロッパ緩和医療学会(http://www.eapc-2017.org/)で私が発表した「Trust in physicians, perceived continuity and coordination of care, and quality of death in patients with advanced cancer in home care (Japan Hospice and Palliative care Evaluation study 3 :J-HOPE3)」がプライマリ・ケア部門の優秀ポスターに選ばれました。

この研究は、在宅がん患者のQOLに関係する因子を探索するという目的で遺族を対象として行われ、結果として、在宅医、腫瘍医、訪問看護師への信頼感、在宅ケアチーム内で方針が一貫していることが関係しているということが明らかになりました。

以前より、在宅では訪問看護師さんに対する患者さん、ご家族の信頼感が重要であると同時に、多職種で情報を共有しているだけではなく、治療・ケアの方針が一貫していることが重要ではないかなと感じていたので、それを確かめてみようということが研究のきっかけでした。

在宅では、医師だけでなく訪問看護師さんの影響が大きいこと、そして、多職種連携が「情報共有」だけになってしまうことが多い中で、「多職種で治療・ケアの方針が一貫している」と患者さん、ご家族が認識していることがQOLに影響することは、臨床現場にも反映できるメッセージだと思います。

多くの皆さまにご支援・ご協力頂きましたこと、大変感謝しております。

指導医 浜野淳

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プライマリ・ケア学会での発表とこれからの抱負

2017年5月20日テーマ:筑波総合診療グループ

今回、高松で行われた第8回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会で一過性全健忘の発表をしました。

学会発表を通じて3点で振り返りました。
1)感想
2)総合診療グループのスタッフ先生からのご支援・ご指導
3)今後の抱負

1)
今回はJHospitalist networkにClinical question(以下CQ)として投稿した一過性全健忘の症例を、まとめ直して検査の意義・鑑別を再検討したことを症例報告として発表しました。CQ内容・読んだ論文だけで大丈夫だろうとタカを括っていましたが、CQの数倍原著論文やレビューを読むことになり見通しの甘さと日々の臨床に忙殺される毎日でした。
ただ、それ以上に症例を振り返ることで、自分が検討すべきだった病歴・所見、判断の良い学びへと繋がり、非常に強い達成感へと繋がりました。

2)サポート体制
今回は2人のスタッフの先生(五十野先生、小曽根先生)から熱心にご指導していただきました。総合診療グループの魅力として、熱心にサポートをしてくださるスタッフの先生の多さは大いに感じました。ポスター前のスライド・ポスターもそれぞれver 6までお2人の先生から修正・訂正を繰り返しご指導いただき、自信を持ってポスターは印刷することができました。発表終了後すぐに当日会場入りできなかった先生から「お疲れさまメールと今後に向けて激励メール」をいただいたのは心が熱くなるアフターフォローでした。

3)今後の抱負
今回ご指導いただいた先生方と一緒に多施設での症例集積研究を今後行い、さらなる発展につなげて行きます。

文責:チーフレジデント1年目 宮崎 賢治

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【日本健康教育学会 主催】2017年6月23日(金)、ナットビーム教授を囲んでの雑談会

2017年5月19日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 笠間, 未来医療GP, 地域包括ケア

一夜だけのスペシャル企画!
「ヘルスプロモーションの第一人者、Don Nutbeam

教授を囲んでの雑談会」

【主催】一般社団法人 日本健康教育学会(国際交流委員会企画)、
および 第26回 日本健康教育学会学術大会

■ 第Ⅱ部:Dr. Don Nutbeamを囲む交流会

【日時】  2017年6月23日(金)午後3時〜5時
【会場】  早稲田大学1号館4階
【参加費】 無料
【司会】  阪本 直人(筑波大学 総合診療科 講師)
                  /福田 洋(順天堂大学 総合診療科 准教授)

 

皆様、2017年6月24日(土)〜25日(日)に開催されます第26回 日本健康教育学会 学術大会関連の
特別企画のご案内です。

学術大会前日に、国際交流委員会共催企画として、アジアの若手研究者交流会「若手によるアジアの研究交流を目指して!」が開催されます。
ヘルスプロモーションの第一人者、ナットビーム教授とともに、アジアの若手研究者とも交流を深めることができる機会を設けました。

Don Nutbeam教授は、今世紀、世界のヘルスプロモーションに最も貢献した人物の一人であり、世界で初めてヘルスリテラシーの概念の提唱者(1998)でもあります。

ヘルスプロモーション界の巨匠 ナットビーム教授を迎え、2時間たっぷりと言語の壁を気にせず、トークショー形式で質問や雑談に参加できる機会を設けました。(通訳付き)

アットホームな雰囲気で、雑談のように意見交換ができるような場になるよう準備を進めておりますので、
どうぞお誘いあわせのうえ、お気軽にお越し下さい。

 

【おすすめの対象者】 保健活動を行う全ての実践家と若手研究者(自称含む)
【キーワード】    ヘルスプロモーション、ヘルスリテラシー、健康の社会的決定要因

【おすすめの予習資料(余裕のある方はどうぞ)】

  1. ヘルスリテラシー』福田洋・江口泰正編著、大修館書店. 2016.
    日本初のヘルスリテラシーのテキスト。Amazon Japanの該当ページにジャンプします。
  2. Don Nutbeam, Health literacy as a public health goal:
    a challenge for contemporary health education and communication strategies into the 21st century, Health Promot Int (2000) 15 (3): 259-267.
  3. Defining, measuring and improving health literacy」(スライドのPDF)
    Southampton大学でPublic Health教授時代にDon Nutbeam氏によって作られたもの

 

詳しくは、第26回 日本健康教育学会 学術大会ホームページより、
特別企画・前日6/23(金)企画案内ページをご覧ください。

 

 

 

(本文・ポスター:つくば総診 指導医・専門医/大学院 地域医療教育学 講師 阪本直人)

 

 

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大学総診 初期研修医ビデオレビュー

2017年5月18日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学

ビデオレビューの様子

筑波大学総合診療科で研修中の、初期研修医1年目の蔵野美夏です。

今回外来のビデオレビューをしていただきました。ビデオレビューとは、外来診察の様子をビデオに撮影し、主に患者さんとのコミュニケーションの様子を指導医と共に振り返る学習法です。

今回は同期の伊藤先生の外来診察の様子をレビューしました。この診察は実際の診察時に私も後ろで見学していたのですが、このように後からコミュニケーションに焦点を当てて振り返ると新たな発見も多く大変有意義でした。

話し方や相づちのタイミングなど、基本的なコミュニケーションはもちろんですが特に今回は患者さんとの距離感について深く考える機会になりました。

今回の患者さんはどちらかというと積極的なコミュニケーションをとる方ではなく、最初は視線があまり合わない様子でした。伊藤先生は、診察序盤は患者さんと体を向き合わせる体勢というよりは一緒にカルテを見て記録を確認しながら問診をすすめていました。

その後、最終的には患者さんの口数や視線の合う回数が増え表情は明るくなり、信頼関係が築かれたように感じました。教科書的にはななめ45°で向き合い視線を合わせての診察が正解ですが、患者さんの状況に合わせて距離感をはかっていくことの大切さについて考えられました。

指導についていただいた吉本先生には様々なアドバイスをいただき、これからの診療に役立てられることばかりで大変勉強になりました。

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【PC学会in高松】Young Investigator Award受賞のご報告

2017年5月14日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション

ポスター発表の様子

審査員の武田裕子先生と

後期研修医4年目の久野です。
Young Investigator Award受賞についてご報告いたします。

私は、これまでつくば総診の先生方が学会発表をされている姿をみて、自分もいつか同じように発表してみたいという思いから、研究活動を開始し、大和クリニックで行った在宅患者さんの栄養状態の実態について調査しました。その研究を第8回日本プライマリ・ケア連合学会(以下、JPCA)学術大会で下記の演題でポスター発表したところ、Young Investigator Awardに選んでいただきました。

演題名:Evaluation of nutritional status in Japanese home-care patients using The Mini Nutritional Assessment

Haruka Kuno, Kazuhiro Nakazawa, Yohsuke Kimura, Ryohei Goto, Maie Aramaki, Atsushi Ueda, Jun Hamano, Tetsuhiro Maeno

初めての研究活動であったため、研究テーマを考えるところから多くの壁にぶつかりました。けれども、たくさんの先生方に助けていただき、クリニックのスタッフの皆様にご協力いただいたおかげで形にすることができ、心から感謝しております。

Young Investigator Awardは、JPCA学術大会のInternational Sessionで発表した日本のプライマリ・ケアを担う若手研究者へ贈られる賞です。今回の報告が家庭医・総合診療医の後期研修医が研究へ一歩踏み出すエールとなれば幸いです。

まだまだ未熟者ですが、今回の賞を励みに、今後も一歩ずつ努力を続けていきたいと思います。

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笠間市での地域包括会議の取り組み 第3回

2017年5月17日テーマ:筑波総合診療グループ, 笠間, 地域包括ケア

笠間市立病院C2の稲葉です。

引き続き、前回お伝えした地域包括会議の第3回の様子をお届けします。
早速、笠間地域用のJPCATを用いた地域のプライマリ・ケアの質の評価を開始し、今回はその中間報告が行われました。
前回会議後、このような笠間版のJPCATアンケート用紙を作成し、市役所内や保健センターなどでアンケート回収を開始しました。

今のところ1000人を超える方にアンケート配布が終了しています。結果の分析などはこれからですが、果たしてどんな結果となるのでしょうか?楽しみです。
一方で、今回は各部署の言いたいことも色々出てきて、こんなこと言っても良いのかな~なんて思いながら、混沌とした雰囲気にもなりました。そんな中でも、医療・保健・福祉が重複する領域は何なのか?皆が未来に託せるわくわくするプロジェクトはどんな形になるのか?、という次回につながる話になったので、結果オーライです。
第4回はなんと特別ゲストが来るかもしれない…とのことです。ちょっと緊張しますが、少しずつ何かが動いているような気がしています。では、次回もお楽しみに!!

文責:C2 稲葉 崇

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「総合診療専門医マニュアル」の執筆

2017年5月16日テーマ:筑波総合診療グループ, 笠間

先日、「総合診療専門医マニュアル」という教科書が出来上がりました。
PC学会の書籍コーナーでも販売に先立って並んでいましたね。

今回、吉本先生のご指導のもと、私も「飲酒指導」の項目を書きました。

この本は、第1部が症候別診断、第2部が疾患別の各論、そして第3部が「患者中心の医療」、「家族志向ケア」などの、コア領域の知識が掲載されており、総合診療医に必要な知識が網羅されています。

興味がある方は是非手に取ってみて下さい。
良い経験をさせて頂き、ありがとうございました。

指導医 山本由布

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PC学会 発表報告

2017年5月13日テーマ:筑波総合診療グループ, 水戸

発表の様子

シニア1年目の木村紀志です。
2017年5月13日から14日に高松で開催されました、第8回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会で発表をさせていただきましたのでご報告いたします。

「当院における餅による食餌性腸閉塞の検討」というタイトルで口演発表しました。水戸協同病院で初期研修中に経験した餅イレウスの症例を中心に、8例を集め考察を行いました。

全国規模の学会では初めての発表でとても緊張しましたが、会場からもたくさんの質問をいただき活発な議論をすることが出来ました。

ご指導いただいた先生方、ありがとうございました!
これからも日頃の疑問や発見に想いを寄せながら診療していきたいと思います!

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はじめてのレジデントデイ

2017年5月12日テーマ:筑波総合診療グループ

レジデントデイの様子

後期研修医1年目の橋本恵太郎です。
水戸協同病院総合診療科で研修中です。

5月11日に、入局して初めての「レジデントデイ」がありました。
レジデントデイとは、同期の後期研修医で集まり、指導医のもとで振り返りを行う会です。
自分たちも同期5人で集まりました。

日々、目の前のことを乗り切るだけで精一杯の生活の中で、一瞬立ち止まり、4月からシニアレジデントとして生きている自分たちを見つめなおしました。

何ができたかできなかったか、何が嬉しく何が悲しく、何が頭と心に残ったか。それらをみんなで話し合いました。後期研修が始まったばかりとはいえ、きちんと学べていることが分かりました。

指導医の先生方からは、現場で感じている壁を乗り越えるためのたくさんのアドバイスを頂きました。同期みんなが同じようなことに悩んでいることも分かり、改めて自分は独りではないと感じました。大変貴重な時間でした。

とはいえ、今回は本当に余裕がない中での参加でした。次のレジデントデイにはもう少し余裕を持って、日々の記録を携えながら参加したいと思います。

たどたどしいながらも総合診療医として歩み始めていました。初めてのレジデントデイで、それを優しく教えて頂きました。そして、これからの歩みを力強く応援して頂きました。

どうかこれからもよろしくお願い致します。

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つくばのプログラム紹介動画,新作3本が完成! 公開中です.

2017年5月11日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 笠間, 未来医療GP

皆様
お待たせいたしました!

遂に,プログラム紹介動画 新作3本が完成し,先日公開いたしましたので,お知らせいたします.

前作では,皆様から多くの反響と応援メッセージをいただきまして,誠にありがとうございました.


本作では,つくば独自開発の組織運営に必要なノンテクニカルスキル・トレーニング・プログラムや
大学院,そして,つくば総診専攻医プログラムをさらに掘り下げてご紹介しております.

つくば総診グループのレジデントやスタッフ,そして大学院メンバーも沢山登場しています.
研修シーンも垣間見ることが出来ますので,ぜひご覧ください.

 

【筑波総合診療グループ:
総合診療医が専門研修につくばを選ぶ理由】

1.「組織を運営するための、ノンテクニカルスキル」
・筑波大学が独自に開発

https://youtu.be/s4h1SlJa1-0

 

2.「一から育て、自立させる指導体制」
・つくばならではのプログラム.専攻医数も全国トップクラス

 

3.「大学だからこそ選べる、研究(大学院)への道」
・おかげさまで全選定事業の内,唯一最高のS評価を頂きました.これからも邁進してまいります.

 

この動画は,文部科学省「未来医療研究人材養成拠点形成事業」採択プログラム
次世代の地域医療を担うリーダーの養成 ホームページからでもご覧いただけます.
(動画はページ一番下にあります)

 

〜超高齢化社会における地域医療をリードするリサーチマインドを持った総合診療医の養成〜

こちらもご覧ください.
本事業が目指すもの:丸山泉氏×前野哲博氏の対談

 

(総合診療グループ指導医/大学院 地域医療教育学 講師:阪本直人)

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PC連合学会学術大会@高松 総診グループ発表者一覧

2017年5月11日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 笠間, 未来医療GP

2017年5月13日から高松市で開催される、第9回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会において、つくば総診グループから多くの方が発表者やワークショップ講師を務められます。

研究員の後藤先生が一覧にまとめてくださったので、本ブログにリンクを張ります。

 

クリックでPDFが開きます(全2ページ)

 

これからも、ぜひアカデミックな活動を継続していきましょう!

編集:指導医 片岡 義裕

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WONCA rural health に参加して

2017年5月6日テーマ:筑波総合診療グループ

総診グループから参加したメンバー

ポスターの前で質問に答える大澤先生(後姿)

2017年4月29日から5月2日にかけてオーストラリアのケアンズにて開催されたWONCA rural healthに参加しました。前野先生、高木先生、小曽根先生、片岡先生もいらっしゃって、とても心強い中での国際学会参加でした。

ポスター発表という機会をもらい、大和クリニックでの研修中に行った、老々介護の負担についての研究を発表してきました。タイトルは、Burdens of Elderly Care of the Elderly at Home by Caregivers only aged 65 and over in a small Rural Clinicです。

国内の学会でのポスタープレゼンテーションのように、プレゼンテーションやディスカッションの時間は正式には設けられてはいませんでしたが、興味を持ってくれたオーストラリア、ニュージーランド、台湾等の家庭医の先生方とディスカッションができたことは有意義でした。国による親や配偶者の介護への価値観、研究を行う上での費用や協力者の工面の方法、日本の医療システム、後期研修医や専門医取得後の研究への姿勢の重要性など発表テーマとは異なる話題も含め、意見交換ができました。

今回の学会は、WONCAの中でもRural healthがテーマということで、遠隔医療について、医療資源や人材が限られる中での僻地での医療教育や救急について、医師のバーンアウトをどう防ぐか、先住民への医療などなど興味深いテーマが目白押しでした。

これからもぜひ積極的に学会にて発表していきたいと思います。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

後期研修医 大澤さやか

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笠間市での地域包括会議の取り組み 第2回

2017年5月5日テーマ:筑波総合診療グループ, 笠間, 地域包括ケア

4月から笠間市立病院で研修しているC2の稲葉です。

稲葉は第1回の「地域包括会議」に続き2回目の会議からスタッフの春田先生とともに会議に参加しました。

4月4日、年度が変わって初めての会議が行われ、私を含めたメンバー全員でブレインストーミングを行い、笠間市の医療・保健・福祉において、このプロジェクトチームで何ができるかを話し合いました。各部署から、「どんなことができるか」などそれぞれが抱える課題も含めて共有できましたが、私たちのやりたいことではなく、「地域住民は笠間の地域をどうとらえ、何を望んでいるのか?」から始めたほうが良いのでは?との声が出ました。そこで、JPCAT(参照:https://www.primary-care-quality.com/jpcat)を用いた地域のプライマリ・ケアの質の評価を実施することになりました。ここまで決まると、各部署でやってみよう!の声が高まり、笠間地域用にJPCATの質問紙を作成することが私の役割になりました。さて、次回以降はこの質問紙をつかった調査の報告が始まります。

今後、このような地域包括ケアにむけた取り組みをぜひつくば総診のグループの皆様、そしてブログをご覧の皆様に知っていただくために、今後会議の模様をブログで適宜発信していきたいと思います!

今回はここまでで終了ですが、今後の進展に乞うご期待ください!

 

文責:C2 稲葉 崇

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笠間市での地域包括会議の取り組み 第1回

2017年4月25日テーマ:筑波総合診療グループ, 笠間, 地域包括ケア

笠間市立病院の春田です。

私の勤務する笠間市立病院は平成30年4月に新病院への建て替え(移転)が予定されています。建て替えに際して、今までバラバラだった地域包括支援センター、保健センターが同じ建物になる予定です。

そこで、平成29年3月23日に病院・地域包括支援センター・保健センター・笠間市企画課が一体となって市民のために何か出来ないか?を考え、そしてそれを実行する会議「地域包括会議」(仮)を立ち上げました。

プロジェクト参加者メンバーは、これまで連携協働をしてきた選りすぐりのメンバーとして病院から医師、作業療法士、言語聴覚士、事務(行政)、地域包括支援センターから2-3名、保健センターから2名、市役所の企画課から1名が集まりました。4月からは稲葉先生を交えて、第1/第3火曜日午後13時30分-15時を定例の会として、30年度の公では珍しい保健医療福祉合同機関に向けて、建物のハード面だけでなく、ソフトの面でも未来あるプロジェクトを実施していく予定です。今回は各事業所の役割と今後の方針を共有し、4月からいよいよ本格プロジェクト開始です。

次回からは、稲葉先生がブログで発信していきたいと思います。稲葉先生、よろしく!!

文責:春田淳志

 

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小曽根先生の研究成果が,Essential Evidence Plusに!

2017年4月19日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座

赤で囲んだ部分が小曽根先生の研究成果の記事です

小曽根先生が,大学院での研究として行われた血圧測定方法に関する論文が,Essential Evidence Plus(世界的に使用されている,2次資料・エビデンス集)で取り上げられました!

Essential Evidence Plusは閲覧するのに会員登録が必要ですが,執筆された論文は,こちらから見ることができます.

つくばから発信されたエビデンスが,世界中で使われる大きなきっかけになるでしょう.
小曽根先生,おめでとうございます!

ブログ編集:片岡 義裕

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お花見をしました

2017年4月14日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学

花見の様子(これは編集者が撮りました…)

4月10日の夜、大学敷地内でお花見をしました。

当日は若干寒い中でのお花見でしたが、普段はなかなかできない話で盛り上がり、研修医の先生方とともに楽しく暖かい時間を過ごしました。

盛り上がったのは会話だけではありません。空を見上げると、偶然にも桜と月が重なっており、我こそはと真っ先に写真を撮っていたのは・・

やっぱり前野先生です!
スマホとは思えない程の撮影技術に、皆さんも感動していました!!

気がつけば、新年度が始まりあっという間に3週間近く経ちましたね。私自身、大学での2年目が始まりました。昨年度より一歩進めるよう頑張ろうと思います。

改めまして今年度もよろしくお願いします!

研究員 後藤亮平

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食事会のお知らせ

2017年4月18日テーマ:筑波総合診療グループ

昨年の食事会の様子

5月20日(土)に、研修医や学生対象の食事会を行います。
総合診療に興味のある方、後期研修や将来のキャリアについて知りたい方、以前総診で実習や研修をした方など、どなたでも参加可能です。

後期研修医が中心となって企画する会ですので、気軽に参加してください。
食事会ポスターはこちら

日時:5月20日(土) 18:00~
場所:肉ワインバル YUTAKA 研究学園店
https://r.gnavi.co.jp/r7zsa4ud0000/

場所は決まり次第お知らせします

参加希望の方は、総合診療科( soshin@md.tsukuba.ac.jp )までご連絡ください。

なお、6月24日(土)15:30頃から、筑波大学にて第1回の後期研修プログラム説明会も予定してます。
こちらでは詳しいプログラム内容や、レジデントの研修等をお話する予定です。今回できる方も出来ない方も、是非お待ちしています!

笠間市立病院・筑波大学総合診療グループ
山本由布

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ウェルカムセミナー 2017年度

2017年4月13日テーマ:筑波総合診療グループ

新しくレジデントになったみなさん

4月8日~9日、筑波山江戸屋に宿泊して私たち新レジデントのためのウェルカムセミナーを開催していただきました。

セミナーでは総合診療科のイロハを手取り足取り教えて頂きました。
前野教授による総合診療の理念と方向性、先輩レジデントによるポートフォリオディスカッションや、ローテション先の施設紹介などがあり、途中でゲームを挟むなど私たちを飽きさせない工夫が随所に凝らされていました。
またセミナー以外でも、美味しい宿の食事や温泉、宴会と、普段はなかなかお会いできない先生方との交流深めることができました。

筑波大学の総合診療グループに入ることができて本当に良かったと実感が沸いた素晴らしいセミナーでした。
来年は私たちが中心となって今年に負けないようなウェルカムセミナーを企画をしたいと思います。
4月からはグループの一員として名に恥じぬよう、新レジデント一同、日々精進していきたいと思います。

広川健信

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総診グループ ホームページ英語版 完成!

2017年4月12日テーマ:筑波総合診療グループ

このブログの記事も載っている、つくば総診グループのホームページに
英語版ができました!

トップページの右上に「JA/EN」のタブがあり、切り替えることができます。

すべてのページではありませんが、おおむねの内容はわかるようになっています。
もし海外の方と交流があった際などは、ぜひご紹介下されば幸いです。

よろしくお願いします!

広報担当・指導医 片岡 義裕

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