筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

永藤先生のGoポーズ

2017年4月11日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

つくば総診レジデント修了式のシーンが収録された作品を
永藤先生へプレゼントしましたら、すごく喜んでくれました。
プレゼントした私まで、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
とっても幸せですね。クリエイター冥利に尽きます。

 

感想を書いてくれましたので、皆様と共有します。

嬉しさのあまり、GOポーズ!

『皆で良い笑顔の集合写真でGO先生と同じポーズで一枚。
良い写真だけに、東端先生の欠席が悔やまれます・・・・笑
いつかこの写真を懐かしむ時が来るのを楽しみに、羽ばたいていきたいと思います。』
(コメント:今年度より指導医の永藤先生/編集:以前から指導医の阪本直人)

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【祝 発刊!】「患者にきちんと届く!届ける!予防医療プラクティス」羊土社Gノート2017年4月号

2017年4月6日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

 

◎ 待望の特集号 ついに発刊
総合診療のGノート(羊土社)より、
世の中の優れた科学的な知見を確実に患者さんへ届けるための概念である、【エビデンス-診療ギャップ】と【エビデンス・パイプライン】をテーマに徹底的に“How”にこだわり抜いて、実践的な内容を交えて紹介した特集号が、遂に発刊されました。

 

 

 

【目次】 を一部ご紹介(詳細はこちら

★「ヘルスリテラシーと患者さんの行動変容」をつくば総診の指導医 阪本直人氏が、執筆担当 (p.582-595)

 

◎ エビデンス-診療ギャップをいかに最小限に抑えるか

 

市民の皆さん、そして、医療者の皆さん、
患者さんのケアに役立つ優れた研究成果やガイドラインなどの知見*が世の中にあっても、
実際の患者さんのケアに反映されなければ、もったいないと思いませんか?

 

実は、日常の診療現場には、その優れた知見を患者さんに届ける過程に数多くの障壁があり、
実際にはその半分も届いていないと言われております。
患者さんのケアに役立つ優れた知見*が診療内容に反映されて届くまでの過程で、
「“パイプラインの水漏れ” により大幅に減衰し、患者さんにまで行き渡りにくくなること」を
【エビデンス-診療ギャップ】といいます。
      (*質の高いエビデンスに基づく実施されるべき医療。システマティックレビュー、メタ分析、ガイドラインなど)

 

◎エビデンス-診療ギャップ と エビデンス・パイプライン

 

この【エビデンス-診療ギャップ】の存在は、
世界の優れた研究者が汗水たらして世に出した研究成果を
研究のままで終わらせてしまうのか否かを左右するほど重要なことなのです。
この仕組みと解決策を理解するには、「エビデンス・パイプライン」という概念が役に立ちます。

 

◎どうすれば実践できるか?(“How”)にこだわり徹底解説

 

その為、岡田唯男氏率いる執筆陣で、この「エビデンス・パイプライン」からの水漏れをいかに最小限に抑え、パイプラインを強めるか をテーマに、
どうすれば実践できるか?(“How”)にこだわり徹底解説しました。
どの分担執筆者も各分野の第一人者が担当しており、編集長 岡田唯男氏の目が行き届いているため、
クオリティーの高さと現場に即した内容は、現存する書籍としては最高峰のレベルといってよいでしょう。(筆者の調査に基づく) 書籍化を強く望みます。
なお、今回の切り口は予防医療ですが、あらゆる医療分野に共有する概念です。

 

◎阪本おすすめの読者

 

プライマリ・ケア医(開業医、総合診療医など)をはじめ医師全般、薬剤師、看護師、保健師、医療系学生、そして健康記事を扱うメディカルライターも含め、あらゆる医療系関係者におすすめの特集です。

 

◎ご購入は、お早めに

 

早くもAmazonでは、1〜2ヶ月後の入荷待ちになっております。(Amazonでの購入はこちら
月刊誌(臨月刊)ですので、気になる方はお早めにゲットしておいてください。
なお、羊土社のホームページからでも購入可能です。
 
(本記事の写真は、いずれも羊土社ホームページで公開されている写真を用いました。お礼申し上げます)
 
寄稿:Naoto Sakamoto

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石丸直人先生より、レジデント修了生に向けたメッセージ

2017年4月2日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

特別講演「変化し学習する病院総合診療部門づくり」

2017年2月25日のつくば総診 卒業セミナーで特別講演をしてくれた、元つくば総診スタッフの石丸直人先生(現 明石医療センター 総合内科 医長)より、2016年度レジデント修了生に向けたメッセージを頂きましたので、ご紹介いたします。

研修医の先生方、
それぞれ歩む道は異なりますが、

いまの学びが

あとから

いいだしとして

にじみ出してくると思います。

そのときまで楽しみに。

かつての指導医メンバーで記念写真

(編集:つくば総診グループ指導医 Naoto Sakamoto)

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【動画で紹介】総合診療医の専門性や守備範囲、活躍の様子について

2016年6月15日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

日本プライマリ・ケア連合学会 制作ビデオが、2016年6月11日に公開されました。
いま日本の医療で期待される専門医のひとつ「総合診療医」を解説、紹介する映像です。
総合診療医の専門性や守備範囲、活躍の様子をご覧ください。

日本専門医機構HP「総合診療専門医概要」より、抜粋・編集

国民に質の高い医療を提供するために、わが国のすべての専門医制度が大幅に変更され、
新しい専門医制度が2015年度医師国家試験合格者から適応されることになりました。
2017年度から日本専門医機構が認定する専門研修プログラムが開始されます。

新制度では「従来の基本診療領域に総合診療専門医を新たに加えることとする」という大きな制度改革がありました。
この総合診療専門医は様々な学会や組織の経験と知を統合しながら、新しい総合診療専門医像を
ある意味オールジャパンで創生していくことを目指し、
本機構内に新たに「総合診療専門医に関する委員会」を立ち上げ、十分かつ慎重に審議して参りました。

そして、総合診療専門医を「主に地域を支える診療所や病院において、他の領域別専門医、一般の医師、
歯科医師、医療や健康に関わるその他の職種などと連携し、
地域の医療、介護、保健など様々な分野でリーダーシップを発揮しつつ、
多様な医療サービスを包括的かつ柔軟に提供する医師」と定義し、
この総合診療専門医に求められるコアコンピテンシー(核となる能力)として、
①人間中心の医療・ケア、
②包括的統合アプローチ、
③連携重視のマネジメント、
④地域志向アプローチ、
⑤公益に資する職業規範、
⑥診療の場の多様性、
の6つを提示致しました。
この度ホームページに「総合診療専門医」に関するタブを追加し、
「総合診療専門医」に関する資料(総合診療専門研修プログラム整備基準、
総合診療専門医専門研修カリキュラム(案)、研修手帳(案)、
研修指導医マニュアル(案)など)を掲載する事になりました。

 

 

つくば総合診療グループ 指導医 阪本直人

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筑波メディカルセンター病院 多職種カンファレンス

2016年6月5日テーマ:筑波総合診療グループ, 筑波メディカルセンター病院

カンファレンスの様子

カンファレンスの様子

筑波メディカルセンター病院総合診療科では,毎週月曜日の午後に多職種カンファレンスが開かれています。
担当医が,受け持っている入院患者さんのプレゼンを行い,患者さんの退院に向けて,病棟看護師,理学療法士,言語聴覚士,医療ソーシャルワーカーといった多職種の皆さんと協議します。

退院に向けて何が必要なのか,皆で考え共有するための大事なカンファレンスです。すぐに具体的な行動に移せるように、週のはじめに開催されているのがポイントです。
飲食自由で雰囲気もよく,毎回活発な議論が行われており,勉強になることが多いです。
ときには病院の枠を超えた連携が必要なときもあり,総合診療科らしさを感じることのできるイベントの一つだと思います。

医学的な知識・技術だけでなく,こうしたカンファレンスを通して他職種とのコミュニケーション能力も向上させていきたいです。

シニア1年  竹内優都

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2016年4月21日(木)開催!医学生のためのつくば総合診療塾 ~特別編~

2016年4月13日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

毎回ご好評を頂いております「医学生のためのつくば総合診療塾」。
これまでにも、総合診療の幅広い領域から様々なテーマを取り上げて参りまして、おかげさまで3年目になりました。

そこで今回は、3周年記念特別企画として、新進気鋭の産業医による「医学生のためのつくば総合診療塾」 “ 特別編 ” をご用意いたしました。
今年度も幸先のよいスタートになれば幸いです。

新日鐵住金(株) 鹿島製鐵所から現役産業医をお招きしての大変貴重な機会ですので、ぜひご参加下さい。

 

テーマ:「『働く』を考えることのできる医療人をめざそう」

クリックするとPDFで閲覧できます

クリックするとPDFで閲覧できます

皆さん、1日3回処方を、3交替勤務者はどのように飲んでいるか知っていますか?
職場に適応できていない人に、職場を変えるよう主治医が指示したら、職場では大変なことに・・・。
「働く」と治療を両立させるため、産業医は患者さんの職場や会社、ときに家族にまでアプローチし、「働く」をふまえた治療の実践を目指し、日々奮闘しています。

本セミナーでは、産業医が実際の現場で出会うことの多いケースを元にした事例を扱い、ケーススタディ方式で全人的医療の実践について学びます。
産業医が現場で何を考え、職場のリソースをどのように駆使して、全人的医療を実践しているのか?
ワークを通して「働く」ことを考える事のできる医療人を目指しましょう!

 

【担当講師】  新日鐵住金株式会社 鹿島製鐵所 安全環境防災部安全健康室 田中 完・井上 大輔
/ 総合診療科 阪本 直人

【  日   時   】  平成28年4月21日(木) 18:00~19:45
【 対 象 者 】  医学生全学年~研修医等(筑波大学以外も可)
/参加費無料・申込み先着順(空席がある場合に限り、当日参加可)

【  場   所   】  筑波大学附属病院 地域医療システム研究棟1階 遠隔教育討議室
(PDF裏面に地図を掲載しています)

 

 

※ お申込みは、開催日の1週間前までに以下にお知らせください。
筑波大学附属病院 総合診療医養成事業推進支援室
E-mail:mirai.iryo@un.tsukuba.ac.jp 電話:029-853-3339 (担当:早川)

文章:阪本直人

 

 

 

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日経メディカル2016年3月号に林先生のカンファで学ぶ臨床推論掲載!

2016年3月24日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

われらが筑波メディカルセンター病院総合診療科、林幹雄先生が登場の、日経メディカル(2016/3)「カンファで学ぶ臨床推論」。

今月号は【主訴:67歳男性。発熱と下痢】です。20160324_120840

医学生3名、研修医5名の8名が出席してのカンファレンスを林先生が司会進行する様子を、会話のやり取りを再現する形で掲載されています。

林先生が、医学生、研修医の質問にも丁寧にこたえている様子が伝わります。

ぜひ掲載誌、ご覧下さい!!!

 

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大学院 大送別会!!

2016年3月22日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

大学院生の松下です。

3月18日金曜日のリサーチセミナーの中で
修士課程をご卒業される川口さん
4月からリサーチから離れられる堤先生、中澤先生の送別会を開催しました。

修士課程の川口さんによる卒業プレゼンがあり、
「2年間の修士課程の中で、リサーチのノウハウだけでなく、社会人としてのお作法
もとても鍛えられた」とのことがよく伝わってくるプレゼンでした。
そして、川口さんの修士論文のテーマ決定のきっかけになったのは総診の阪本先生で
あり、その感謝が大変伝わってくるプレゼンでした。

送別会では「つくば3大スウィーツ」を
ご用意させていただき、みなさまと1年の振り返りをしながら楽しいティータイムを
過ごさせていただきました!

私自身も約1年間、地域医療教育学の研究室にお世話になっていますが、意識の高い
先輩方ばかりで、とても得るものの多い1年間だったと実感しています。

そう思えるもの、より良いリサーチミーティングを作り上げてきてくださった先生方
のおかげだと思います。

リサーチメンバーをまとめてきてくださった堤先生、中澤先生ご指導本当にありがと
うございました。

新天地でのご活躍をお祈り申し上げます!

修士1年 松下綾

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医学界新聞に対談が掲載されました

2016年3月15日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

週刊医学界新聞(第3166号 2016年3月14日)に、福岡 敏雄先生(倉敷中央病院)との対談が掲載されました。

【対談】研修医のメンタルサポート  早期発見と適切な対処で守る

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03166_01

臨床研修のコーディネートを経験してきて、メンタルヘルスケアがこのように取り上げられることは非常にありがたくうれしいことです。研修医が元気に研修を完遂できるよう、メンタルヘルケアに対する認識が広がるといいな、と感じています。

(前野 哲博)

 

 

 

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卒業セミナー初日の夜は、筑波山の麓にあるホテルで楽しい宴会

2016年1月26日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

後期研修1年目上田篤志です。
1月23日(土)・24日(日)は筑波総合診療グループの卒業セミナーでした。
23日の日中は大学で講演やワークショップが開催され、多くのスタッフの先生やレジデント、外部の先生が参加し、熱気があふれていました。
その後、夕方からはバス・車で、筑波山の温泉ホテルへ大移動。
冷え込みにより雪や路面の凍結が心配されましたが、無事到着し開催されました。
宴会場で美味しい料理に舌鼓を打ちまして、来年から入局予定で北海道から今回参加してくれた研修医の先生に自己紹介を頂きました。
みんなから質問攻めに・・・。写真やソフトテニスなど前野教授と共通の趣味を引き出すことに我々は成功しました。皆様お疲れ様でした。
その後、皆で大浴場・露天風呂にゆっくりつかり、それぞれの職場の話などを。
そして部屋で宴会の続きとなりました。日本酒やワイン、梅酒など持ち寄ってくださった先生方ありがとうございます。
翌日にも大きいイベントを控えていましたが、楽しく夜は更けていきました。
前野教授から我々レジデントまで茨城中の総診グループの先生方が集合し、筑波山温泉で宴会を行う本当に素晴らしい会だったと思います!来年も楽しみです。
24日は再度大学へ戻り、道具を使ったグループワークや模擬診察評価を行い、今の自分の診察に対する客観的な評価を頂き多くの学びとなりました。
詳細は今回の総コーディネーター春田先生のブログをご参照ください。
私は筑波山温泉担当ライターということで報告させていただきました笑
今回このような規模とクオリティーのイベントに参加することができ、改めてレジデントとして大学という指導医の多い教育機関で研修できているありがたさを感じることができました。
春田先生をはじめご準備くださった先生方、本当にありがとうございました。
今後ともご指導よろしくお願い致します。
S1 上田篤志

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卒業セミナーがありました!

2016年1月26日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

スタッフの春田です。

2015年4月から大学に所属するようになり、初めてのブログ投稿です。
今回は2016年1月23日~24日に筑波の卒業セミナーにスタッフやタスクとして関わった経験を一部共有させていただきます。

 

つくばの卒業セミナーは後期研修医の卒業記念を含んだつくば組の年1回のお祭りだと秘書さんから聞きました。
そんなざっくりした説明を受け、五十嵐先生をリーダーとして、廣瀬由美先生、小曽根先生、荻野先生、高橋先生、海老原先生、大澤さやか先生、
微力ながら私も運営スタッフとして準備を重ね当日を迎えました。

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23日は筑波全体の組織のプロジェクトグループの今年度の進捗と来年度にむけての共有、そしてポートフォリオを使った振り返り(Reflection)についてWS(ワークショップ)を行いました。
WSは高橋先生が2日間夜なべして作成した研修医が抱えるポートフォリオの「もやもや」を表現した爆笑映画パロディから開始しました。その後、大澤先生のポートフォリオを提示し、私と大澤先生とで振り返りのデモンストレーションをして、その後指導医と研修医に分かれてグループディスカッションを行いました。
振り返りはそのプロセスの中で事象の理解を深め、同時に視野を広げる経験になること、それを対話で働きかけていくことを感じてもらえていればよかったな~と思います。市川先生からは「患者さんのやり取りにも使えますね」とフィードバックを頂きました。

そして、筑波山の麓にあるホテルでの宴会に続きました。改めて研修医のエネルギーに圧倒され、もう若くないな(笑)と改めて感じました。
朝、初めて見る2峰の筑波山の美しさにもバスの中で見とれてしまいました。

 

24日はEgg fly gameというチームや組織を振り返るWSを行いました。
これは私がやってきた鉄板ネタで、山本先生と一緒にタスクを担いました。
2mの高さから卵を割らないように、風船やタコ糸などを使ってチームでどう動くか、それをビデオにとっておいてチームダイナミクスを振り返るというワークです。
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チームによっては皆が立ち上がって試行錯誤しながらすすめるチーム、作戦の意図を共有する絵コンテを作成するチーム、アイディアが次々とつながっていくチームなど個性が光っていました。
組織やチームは多様な役割が必要となります。それは個人の特性・役職だけでなく、関係性やそれまでの醸成された暗黙の了解なども全体のパフォーマンスに影響します。
振り返る時間が足りなかったのが反省点ですが、見ているようで見ていなかった他者の存在に気付いた上田先生のセンス、さすがでした!

 

昼は今年レジデント卒業の伊藤先生、稲津先生、細井先生の振り返りでした。
伊藤先生の秀逸な短歌から始まり、稲津先生の山本先生の誘いから始まった各ローテーションの思い出、細井先生の地域づくりへの思いなど各々の個性が垣間見える印象的なプレゼンテーションでした。
そして、前野先生から修了証を受け、現在チーフ1年目の東端先生、斉藤先生、荻野先生より先輩方に記念品を渡し、世代がつながっていく瞬間でした。

午後はCSA(Clinical Skill Assessment)という研修医の模擬患者(SP)さんを対象にした模擬診察の評価と、Key featureという臨床マネジメントで重要な要素を評価する知識領域のテストを実施しました。
特にCSAは小曽根先生と半年以上前から準備し、研修プログラム4年間での評価の青写真から作成し、多くの指導医にシナリオ作成を依頼し、つくばSPさんとの練習も重ねて本番に臨みました。
宮崎先生や久野先生からは自分の足りないところだけでなく、自分では気づきにくいいつも通りやっている良い面を認めてもらったことがとてもうれしかったという感想がもらえました。
高屋敷先生や廣瀬由美先生は研修医の成長を実感できたこと、そこに関わることができた喜びを共有してくれました。
また、高齢者のAdvanced planningという難しいシナリオで高いパフォーマンスを実践できた高橋聡子先生、任さやか先生が全体で表彰され、ともに具体的で見通しのある情報提供を患者との関係性を構築しながら実施できていたことが優れていたというフィードバックでした。

 

全体を通してですが、私自身も4月から大学に入ったものの、大学以外のことはほとんど知ることもなくすごしていたのでつくば組という組織を多くの人を介して知ることができたことが大きな収穫でした。
組織を知るということは、そこに在籍する人たちの特性や価値観、思い、歴史、そして内外の状況や今変化しようとしている制度、今後組織が抱える現状を共有することであり、そのことが組織へのコミットを高めることを実感しました。

 

準備は正直大変でした(笑)が、ワークに関して高橋弘樹先生や大澤先生夫妻、山本先生、CSAは小曽根先生・SPさんをはじめ多くの人たちと一緒に取り組むことができことで、私自身が主体的に参加でき、それを楽しむことができたのだと思います。
また、野田先生や浜野先生をはじめ多くの先生方にフィードバックを頂けたのも私自身のやりがいにつながりました。

 

改めて教育というのは学習者を知ることから始まり、学習者の成長を支援するために、指導者側は学習者の実践に注意を向け、それを互いに意味づけし、学習者の次につなげることを支援し、その結果が学習者の評価を通じて双方に感じられることで達成感がうまれ、次の動機づけが互いにうまれることを実感しました。
こうやって、筑波の組織全体が発展していけばうれしいな~と思います。

最後になりますが遠方より参加していただいた皆様、ご協力いただいた皆様、フィードバックを適宜与えてくれた皆様、本当にありがとうございました。

春田 淳志 (筑波大学附属病院 総合診療科スタッフ)

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ヘルスリテラシーは、もはや常識??

2016年1月6日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

本日の朝レクチャーは、阪本先生から「ヘルスリテラシー向上のための患者教育」についての講義でした。

ヘルスリテラシーとは、「健康情報を獲得し、理解し、評価し、活用するための知識、能力、意欲のこと」だそうです。

阪本先生からの「ヘルスリテラシーにも問題があると感じた、現場での経験を教えて下さい」と
いう質問に、現場の医療者からは、・・・
・糖尿病で食事を気を付ければ、まだ薬は必要ないのに、「先生、私、安心してたくさん食べたいから、
薬ください!!」とおっしゃる方がいます。
・「風邪薬を毎日飲んでると風邪をひかないから、健康のために毎日飲んでるよ!」と
自慢してくださるおじさまがいます。…

などなど意見が出てきて、みなさん現場でいろいろと経験されているようでした。

私もぼんやりと「問題じゃないかなぁ…」とは思っていても何が問題なのか、はっきりしないでいました。
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今日の朝レクチャーは、「ヘルスリテラシーが低いと、何が問題か?」と
いうことをすっきりさせ、
「ヘルスリテラシーが低い人へのアプローチ方法はどのようにするか?」
についてのエッセンスが詰まったレクチャーでした。

アプローチ方法の中で、私が現場で活かしたいと思ったのは、

「口頭だけでなく、図やキーワードを書きながら伝える」ということでした。
さっそく明日からやってみます。

 

ヘルスリテラシーについて、さらに詳しくお知りになりたい方は、
ジーニアス英和辞典で有名な大修館書店から、阪本先生らが書かれた「ヘルスリテラシーと健康教育」(仮名)という本が、近日中に発売になるそうですよ(^^)

私はヘルスリテラシーという概念を地域医療教育学へ来て、初めて知ったのですが、
なんと筑波大学では、今年から医学群3年生のカリキュラムに組み込まれるそうです。

今まで知らなかった自分が恥ずかしいですが、ヘルスリテラシーはもはや常識、
になっているのかもしれません。

現場の私たちも、患者さんのヘルスリテラシーを向上させるために、
まずは医療者の中でのヘルスリテラシーの概念を常識にしていきたいと思いました!

地域医療教育学 修士1年 松下綾

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今朝は、過去に経験したモヤモヤ症例の検討会を開催しました。

2015年11月18日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

今朝は、いつものモーニングレクチャーシリーズとは趣旨を変え、過去に経験したモヤモヤ症例の検討会を開催しました。

モヤモヤ症例検討会とは、
患者さんやその家族のケア、そして、社会的なアプローチに難渋し、「これでよかったのだろうか」と、あとになってもモヤモヤする症例をプレゼンテーションし、今後のよりよいマネージメントにつなげる視点でディスカッションする会のことです。

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【症例】

認知機能低下に伴い、車の運転に危険が伴うようになった高齢の患者さん。
家族は、安全のために(この患者さんには)、運転させられないと考えています。

しかし、その患者さんからしてみれば、これまで当然のように行えていた運転を家族から禁止され、大変反発していました。

この患者さんは、ご家族との関係性にも元来問題があったこともあり、この件をきっかけに家族内の関係性が、よりいっそう悪化しました。

ご本人の執拗な抗議や反発行動が続いたことから、ご家族の負担が、日に日に大きくなってゆき、家族のメンタルヘルスも心配される状況に陥ってゆきました。

というのが、今回カンファレンスで提示した症例の概要です。

カンファレンスに参加したメンバーからは、
ケアマネージャーに、本人だけではなく、家族のフォローをお願いしたり、家族の主治医にも繋ぎ、協力を要請すること。
また、全体像を把握しながら、医療・介護資源につなぐ人を維持すること。
を改めて指摘されました。

当時、私は半ば無意識に「ご本人を納得させる」ことに焦点を置いてしまっていました。
しかし、本当に重視すべきは「ご本人を支える家族」であり、家族のケアを手厚くすべきだった。
と、今回の話し合いで改めて気付かされました。

さらに、薬剤師の方からは、家族図を含めた情報が調剤薬局にあれば、少しは意識して関わることができたのではないか、と提案をいただきました。

患者さんにケアを提供する際には、かかりつけ医と家族だけが協力するのではなく、それに加え、地域住民やケアマネージャ、薬剤師など他職種に関わってもらうこと。
医療資源は、本人に対してだけではなく、その家族にもしっかりとサポートを提供する必要があること。
などが、今回の学びとなりました。

実際に患者さんを前にしてみると、どうしてもその方本人のことばかり考えてしまいますが、きちんと「誰をサポートするのか」というポイントを明確にしておく必要があること。

頭で理解していたつもりでも、実例を通して実行できていなかったことや具体的な改善点を整理することができ、大変有意義なカンファレンスになりました。

前野先生をはじめスタッフの先生方と薬剤師の方が、多くの貴重なご意見をくださいました。

本当にありがとうございました。

 

つくば総診 S1 任明夏/編集 スタッフ 阪本直人

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治療「ライフキャリア・サバイバル」に!

2015年12月15日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 未来医療GP

「女性医師が行きやすい社会を目指して」という副題のついた、治療(2015/12号  vol97)のライフキャリア・サバイバルの中に、高屋敷先生が2つ寄稿しました。

「女性医師としてのキャリアや、ロールモデルのこと、働き方のことなどを学生さんに聞かれること、多いんです」と、高屋敷先生。

今回の特集では、女性医師の離職を防ぎ、復職を促すことは、医師不足を解消し、意思の過重労働を軽減すると考えられることから、予期せぬ壁や人生の分岐点などを乗り越えた、たくさんの先輩女性医師のキャリアを紹介するというもの。その中で高屋敷先生は「大学病院勤務」、「女性医師の結婚と離婚」について、本音を赤裸々に書いています。

 

「大学病院勤務」のコラムでは、大学病院勤務のメリット、研究を身近に感じられること、また医学生とのかかわりの中で、何よりそれ自体が自分の勉強になり、若くて溌剌とした医学生とのやり取りで元気をもらえる、と語っています。

また「女性医師の結婚と離婚」の中では、女性医師の未婚率は35.9%と、看護師(11.9%)、研究者(12.2%)と比較しても高く、男性医師の未婚率はなんと2.8%と低く男女間での未婚率の開きがあることを指摘。また結婚しても、女性医師の離婚率は男性医師の1.5倍とのこと。なかなか難しい問題ではあるものの、親の病や死などのつらい出来事と同様に、離婚を乗り越える経験も、様々な立場への患者への配慮できる力になる、とまとめています。

 

仕事はこうあるべき、家庭はこうあるべき、親としてはこうあるべき、妻としてはこうあるべき・・・いろいろな「型」や「周囲の期待」に惑わされず、多様性をもちつつ、社会や組織とうまく付き合いながら、認め合いながら、仕事ができるといいな、と個人的には思っています。あとは、自分がいろいろな制約をもちながら働くことについて、「仕方ないでしょう!?」というムードではなく、「皆さんのおかげです、ありがとうございます」という感謝の気持ちを表すことは何よりも大事だなーと実感しています。

「イクメン」という言葉がブームになりましたが、男性が子育てに関わるのが珍しいからこういう言葉ができた背景を鑑みると、「イクメン」も「ケアメン」も、特別じゃない、あたりまえという時代が、早く来ますように・・

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(スタッフ 堤 円香)

 

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土浦市の多職種連携研修会に参加しました

2015年12月24日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院

12月19日(土)に、土浦市在宅医療・介護連携拠点事業である、地域リーダー研修会に講師として参加してきました。
この研修会はその名の通り、土浦市が主催する、在宅医療に関わる地域リーダー養成のための多職種連携の研修会です。
参加者は約40人で、皆さん在宅医療の現場で活躍している多職種の方々でした。
当グループの吉本先生、春田先生が中心となり、「連携を推進するためのグループワーク」をテーマにして準備を進めていました。
そして今年は、私山本と春田先生が勤務している笠間市立病院や、そのご縁から笠間市の地域包括ケアセンター、ケアマネ会から合計12人の多職種講師を招き、グループワークに協力してもらいました。当日は医師、看護師、薬剤師、作業療法士、言語聴覚士、ケアマネージャー、社会福祉士などたくさんの職種がずらり。普段から活気のある笠間のメンバーですが、今回もこのワークショップから学ぼう!という意欲に溢れており、開始前の控室は異様な熱気に包まれていました。
前半のグループワークは、他職種のことを知るという目的で、各班に1人ずつ異なる職種を割り振り、その職種の仕事内容や視点、背景などについて、班でディスカッションをしながらポスターを作成する作業を行いました。そして完成した7つの職種ポスターを皆で見て回りました。
知っているようで知らなかった仕事内容や、普段どのようなことを意識して仕事をしているかなど、新たな発見があったようです。また、実はこんな事困っているんだよね、他の職種の人にここを分かってほしい、などの小さな裏話?をしているグループもありました。
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後半は、まず自分がどの様な連携に関わっているかを再確認してもらい、その後笠間市での連携に関わる3事業の紹介を聞きました。その1つ、ケアマネ会では、テーマごとに集まって話すことが出来るワールドカフェ形式の「ケアカフェ」という企画を考えているようです。まもなく始動との事で、楽しみですね~。
そのような話を聞いたうえで、今後に生かせる連携の工夫をグループごとにさらに考えてもらいました。皆さんそれぞれが困難に感じていることをたくさん抱えており、どうすれば問題解決できるか、議論は盛り上がっておりました。
印象的だったのは、このようなワークショップの場で感じた「もっと連携しよう!」という気持ちも、職場に帰ると日常に埋もれてしまいそうだけれど、まずはこの研修会の話題を出して同じ思いの仲間を増やしていこう、と言う意見でした。なるほど、自分も院内外関わらず、人との対話を大事にしよう、と思いました。
皆さん3時間の長丁場、お疲れ様でした。
異なる市の現状を知ることが出来て、お互いにとても刺激になったようです。
このような機会をいただいた土浦市の皆さま、そして協力してくれた笠間の皆さま、ありがとうございました。

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(スタッフ  山本由布)

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総合診療塾「高齢者へのアプローチ」

2015年12月7日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 未来医療GP

2015年12月4日に総合診療塾として「高齢者へのアプローチ」をテーマに90分のセッションをしました。
準備段階から春田先生に具体的かつ的確なアドバイスをいただきながら、作らせていただきました。自分の中でこういうことを伝えたい!と思うぼんやりとしたことをミーティングを繰り返し行っていただく中で、言語化し、セッションという形に仕上げるという経験もすることができ私として学ぶことがとても多くありました。
セッション内容は、①身体的疑似体験 ②事例検討 ③認知的疑似体験の三本立てです。
①では高齢者体験セットを用い、関節可動域や視力、聴力、筋力が低下した状態を疑似的に作り、「2階にあるお薬を取ってこよう!」という課題に取り組んでいただきました。身体的に疑似体験した方もその方を介助した方にも、身体的機能低下した状態で普段の生活を営むということの大変さや生活場所に潜む転倒などのリスク、現在の自分の状況との違いなどを感じていただけたのではないかと思います。
②では、内服1剤のみで血圧コントロール良好だと思い込んでいた80歳男性が、半年前に転倒した後から外出しなくなったという家族からの訴えという事例をもとに、なぜ外出しなくなったのかを一緒に考えていきました。その背景には、身体的機能低下だけではなく、認知機能の低下や心理的、社会的背景が絡んだ本人独自の物語があるということ、高齢者の虚弱性という概念を共有できたのではないかと思います。
③では、「振り子」という、ある夫婦を描いた動画を視聴していただきました。
ライフサイクルの中での高齢者として捉えることの大切さや各世代が抱える発達課題(エリクソンの発達課題)を題材の春田先生にお話しいただきました。その中の老年期が抱える統合性と絶望という課題を医療者が、「人生の聞き手」になることで少しサポートできるのではないかということを感じました。
参加者は身内も含め6名でしたが、学生から初期・後期研修医、ベテラン医師、家族の看取り経験のある非医療者の方とバラエティに富んでおり、いろんな視点や経験からの意見が出てディスカッションが盛り上がったように思います。
さらに今後もこういう機会があれば、リハビリ側や高齢者の方々の意見も交えながらセッションを行うともっと深みのあるセッションになるなと思いました。
これからもっともっと社会的ニーズが増えるということのみではなく、高齢者医療という魅力ある分野に関われるということに感謝し、今後の研修に励んでいきたいと思います。
貴重な機会をいただきありがとうございました。
(後期研修医 大澤さやか)

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家庭医という選択 19番目の専門医

2015年12月4日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

「家庭医という選択 19番目の専門医」(舟見恭子 (著)・エイチエス)が2015年5月に出版されました。
http://www.amazon.co.jp/dp/490370758X

プライマリ・ケアの領域では、「超」がつくほど有名な先生がた7名が登場します。
岡田唯男先生、藤沼康樹先生、西村真紀先生、臺野巧先生、丸山泉先生、草場鉄周先生、そして、我らが前野哲博先生です。

この本は、家庭医療の第一線で活躍している5人の医師へのインタビューを通じて、家庭医とはどんな医師か、家庭医療とは何か、をそれぞれの地域でそれぞれの実践をしている様子をつづっています。

特に印象だったのは、立場や仕事内容は違えど、「こういう医者になりたい」とイメージをものすごく強く持ち続けて、当時はまだその道がなかった所を、切り開いて行かれていたことが、この5人に共通しているところでした。

僕の前に道はない。僕の後ろに道は出来る。

高村光太郎の「道程」です。
まさにこの感じ・・これを体現してきた人たちの意志の強さ!
また、前野先生の登場する「大学で家庭医を育てる」という章には、
スキルミックスの話や、ノンテクニカルスキルの話、そして大学が教育資源を地域に提供する話が総括されていました。
・・うんうん、いつもこういう話、してくれてるよな。。と思いながら読み進めていくと
とても意外だった事が。

いつかフラリと田舎へ移って診療所を開くかも」という言葉がインタビューの中で何度も出てきた、という一文。

医学教育で大きなうねりを作ってきている前野先生のイメージとのギャップを感じましたが、先生の原点はここなのだ・・・と。

ぜひご一読いただければ幸いです。

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(スタッフ 堤 円香)

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第二回総合診療・家庭医療セミナーinつくば

2015年12月3日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

はじめまして。
筑波大学医学群医学類4年の重光章鈞と申します。初めてここのブログに投稿させていただきます。
11/21に筑波大学で行われた、第二回総合診療・家庭医療セミナーinつくばについて書かせていただきます。
今年も昨年に引き続きスタッフをやらせていただきました!
今年度はセッション5の「看護理論を知って家庭医療を考えてみよう ナースの頭の中を大解明!」のスタッフをして、先生方とともにセッションを作るお手伝いをさせていただきました。
そして、学生側の全体管理を立派にこなしてくれたM2三石君のサポートに入っていました。
あまりに立派に三石君が仕事をしてくれたので、僕はサポートはやることがほとんどありませんでした(うれしい悲鳴ですね)
後輩が立派に仕事をしてくれているのを受けて、筑波大学内で先生方と学生が一緒にセミナーを作りあげる姿勢が僕が卒業後も続いてくれるだろうと安心しています。
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今年も学生、先生方ともに多くの方がこのセミナーのためにはるばるつくば市まで来てくださり、本当にありがとうございました。
遠方からは福岡県 、徳島県、広島県、兵庫県などから来てくださいました!
またもちろん、筑波大学生の参加も多く、学内にもこんなにもやる気がある学生がいると学内からも刺激を受けることができました。
今年のセミナーも無事成功し、来年度も引き続きつくば市でセミナーが開催されることを願っています。
また来年つくば市でセミナーが開催される場合は、皆様ぜひご参加ください。
来年度つくば市でお会い出来るのを楽しみにしています。
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(筑波大学医学群医学類4年  重光章鈞)

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電子書籍化決定!阪本ら分担執筆の書籍『総合診療専門医のカルテ』

2015年11月14日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

阪本が、分担執筆をしました『総合診療専門医のカルテ - プロブレムリストに基づく診療の実際』が、
多くの読者から好評をいただいているそうです。ありがとうございます。

画像クリックで、中山書店の本書紹介ページにジャンプ

なか見 紹介>(上記ホームページより)

 

電子書籍化の強い要望を受け、電子書籍版の刊行が決定しましたと、出版社より連絡がありました。

おめでとうございます!

電子書籍化により、検索機能などの利便性が向上し、本書をさらに広く活用できるようになります。

これは、2ページ見開きで再現された総合診療専門医の診療録(カルテ)を紹介しながら、Common diseaseのマネージメントをはじめ、患者・家族のケアなど、
ライフサイクルに応じた包括的なケアを実践するためのアプローチをていねいに解説した、おそらく唯一の画期的な書籍だと思います。

初学者にも分かりやすく、読みやすいよう要点が絞られております。

なお、筑波大学総診グループでは、阪本 直人の他に、吉本 尚、浜野 淳、中澤 一弘 らが分担執筆しております。
この調子だと、『帰してはいけない外来患者』のように、
そのうち、韓国語版に翻訳されて、アジア進出を果たすかもしれません。

『帰してはいけない外来患者』 編集:前野 哲博(筑波大学 総合診療グループ) 他 (医学書院)

書籍紹介ページ

 

阪本 直人(筑波大学 総合診療グループ、日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医・指導医/日本内科学会 内科認定医・指導医)

 

 

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「地域で次世代の医師を育てる」リーフレット完成

2015年10月7日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

筑波大学 医学類の学生(医学生)は、多くの方のご理解、ご協力のもと、
茨城県の各地の医療機関で実習させていただいております。

 

このたび、
地域クリニカル・クラークシップ実習の協力医療機関に配布するリーフレット
『地域で次世代の医師を育てる』が完成いたしました。
このリーフレットは、
通院中の患者さんやご家族に向けて、
医学教育へのご理解、ご協力の呼びかけと共に、
地域で未来の医師を育ててゆくことの意義をご説明したものです。
このリーフレットを通じて、
住民たちも協力して、皆で医療者(医学生、レジデント)を育ててゆくことの
意味と重要性を理解し、それが当たり前の文化へと育ってゆくといいですね。

 

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製作委員会メンバー

 

筑波大学 医学類教員/総合診療グループ指導医 阪本直人

 

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