今季のレジデント研究支援活動進めています
2019年12月22日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP
(研究とは スライドタイトル)
(抄録の書き方 スライドタイトル)
つくばでのレジデント研究支援活動は、今年で3年目を迎えました。
今年も、専攻医3年目の先生方に向けて研究発表支援活動を進めています。
今年はこれまでに以下のようなミーティングを行いました。
第1回:「研究とは」
9月の終わりに、指導スタッフの後藤亮平先生より、「研究とは」のレクチャーを行いました。
<項目>
・学術研究とは何か?
・学術研究を実施するプロセス
・今後の研究支援スケジュール
第2回:研究発表内容の確認、抄録の書き方
12月のレジデントデイに合わせて、春田淳志先生、後藤先生より研究発表する内容についての確認と共有と、小曽根より「抄録の書き方」のミニレクチャーを行いました。
<ミニレクチャー項目>
・抄録の目的
・タイトルのつけ方
・抄録の構造とそれぞれに記載すべき項目
・その他Tips
(参考資料:酒井聡樹.これから学会発表をする若者のために第2版-ポスターと高等のプレゼン技術-.2018年.共立出版株式会社.)
今後はそれぞれ、来年5月の日本プライマリ・ケア連合学会学術集会やその他の学会での研究発表に向けて、データ収集や抄録の作成を進めていく予定です。
直近では、来年1月の日本プライマリ・ケア連合学会学術集会への演題登録を目指し、抄録作成を進めることを確認しました。
来年中には全員がしっかりと発表できるよう、引き続き研究支援活動を行っていく予定です。
文責:小曽根早知子
初めてのビジネスマナー~第9回つくセミのご報告その2~
2019年12月21日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育
つくば総合診療グループが全国の医学生さんに向けてお送りする「つくセミ」今年も開催しました!
それぞれのセッションスタッフからの報告をお送りします!
「やってみよう!はじめてのビジネスマナー講習」の講師として参加しました。
このセッションでは、はじめにビジネスメールの型についてレクチャーした後、グループごとに「アポイントをとる」「見学のお礼を伝える」「行事への参加を断る」という3つのテーマで実際にメールを作成してもらいました。
まとめのレクチャーでは、各グループで作成したメールを振り返りながら、メール作成中に悩んだことや疑問点について話し合い、参加者の皆さんが同じようなポイントで悩んでいることがわかったり、状況により使い分けると便利なフレーズについて学んだりすることができました。
ビジネスマナーを身につけて、もっとコミュニケーションを楽しもう!ということを目標にしていたので、今回のセッションがそのきっかけとなれば幸いです。
最後に、企画やメールの例文作成にご協力いただいた先生方に心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。
鈴木李理
第9回 つくセミのご報告 その1
2019年12月21日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 医学教育
(参加者のみなさんありがとうございました!)
第6回つくセミで学生スタッフを務めました、筑波大学医学群医学類2年の古田奈々子です。
私は昨年参加者としてつくセミに来て、今年は初めてスタッフとして携わらせて頂きました。
今年も2セッション同時進行の3部構成となりました。
総合診療医のキャリア、終末期医療、アルコール、ビジネスマナー、医療費…など興味を引く内容が盛りだくさんでした。
私がスタッフとして参加させて頂いた風邪セッションでは、授業でなかなか習う機会のない風邪診療について、症例クイズを通して実践的に学ぶことができました。
全体交流セッションのテーマは「あなたの生きがいは何ですか?」でした。初めに学生2名、先生1名が自分の生きがいについてユニークなプレゼンテーションを披露して下さいました。人は「身近にこんなにすごい人がいるんだ!」と思うと、自分も頑張れるような気がして来るものだと思います。私も自分の学生生活について見つめ直す良いきっかけとなりました。
今年のつくセミはスタッフになったことで、一つのイベントに対していかに多くの人たちの労力や手間がかかっているのかを知ることができました。
まだまだ新米スタッフですが、来年以降もつくセミを盛り上げていけるようこれからも頑張りたいです!
最後になりますが、来てくださった参加者の皆さま、そしてお忙しいなか準備をして下さった先生方とスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
筑波大学医学群医学類2年 古田奈々子
APSAAR2019での研究発表のご報告
2019年12月6日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP
(APSAAR2019で発表しました!)
(発表の様子)
今回、マレーシアで開催されたASIA PACIFIC SOCIETY FOR ALCOHOL AND ADDICTION RESARCH 2019にて、大学院での研究内容である「The relationship between excessive drinking and depression in Japanese college students」を発表してきましたのでご報告させていただきます。
マレーシアは日本から約7時間のフライトで行くことができる、常夏の親日国の一つです。学会会場はやや郊外に位置したホテル内で行われ、日本人からのポスター発表は私だけでした。評価者からはPositiveな評価と意見をいただき、研究内容をアピールできたのではないかと思います。
日本・マレーシアを始め、アジア全体がアルコール依存症に対しての研究が進んでいないのが現状です。今後も日本からアルコール依存症に対するエビデンスが出せるように、また論文化することによって学会に参加できなかった方々にも情報の共有や利用をしてもらえるように頑張っていこうと思います。
大学院のリサーチミーティングでご意見をくださった方々には、この機会にお礼をさせていただきます。ありがとうございました。
余談ですが、発表終了後のお祝いとして吉本先生から、名店「Dragon i」での小籠包をご馳走になり、経験もお腹も満足のいった学会でした。
斉藤 剛
開催報告『終活フェス 〜神栖ココでずっと暮らすために〜』
2019年12月3日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP
2019年11月30日(土)に神栖市 かみす防災アリーナで、
人生会議をテーマにした「終活フェス」を開催しましたので、ご報告します。
神栖市の在宅医療・介護連携推進事業を神栖市から委託され、今年の春から企画を練り始めました。
昨年の経験も活かし、「演劇」をメインにした方が参加者に伝わるだろうと思い、
今回は地元の清真学園の演劇部の中・高生に協力を依頼しました。
アドバンス・ケア・プランニングに関して中高生に伝わるように夏頃に講義をした後、
一緒に少しずつ台本を書いていきました。
構成としては、バッドエンドとして「人生会議」を行わなかった場合と
ハッピーエンドとして「人生会議」を行った場合の2場面を作ることとし、いざ本番を迎えました。
当日は約270名の参加者が集まり、最初にバッドエンド編の演劇と解説を行い、問題提起を行いました。
その後、3つのブース(終活をテーマとしたトークイベント(高橋先生企画)、
もしバナゲーム(海老原先生企画)、落語、認知症VRコーナー)に別れて
各企画を通じて自分の大切にしている価値観などを考えてもらいました。
そして最後に、もう一度参加者全員で一か所に集まり、ハッピーエンド編と人生会議に関する講演を行いました。
各会場での満足度も高く、特に、一生懸命演じてくれた演劇部の作品に関しては、
「演劇に感動し、人生会議に関し非常に深く理解できた」
「これを契機に自分の思いを子供に伝えていきたいと思う」など、
多くの声が寄せられました。
中高生達にも「人生会議」を学ぶ良い機会になったようで、家族と話をしたという子もいました。
今回、家庭医・総合診療医として、「地域を変えていく」ために
「地域の子どもたち」と協力することの楽しさ、そしてその力の大きさに改めて気づきました。
大きなイベントを開催するにあたって様々な苦労もありましたが、
多くの人の協力のおかげで、無事、満足いただける市民公開講座を開催する事ができました。
この場を借りて協力いただいた皆さまに御礼させて頂きます。
地域を少しずつ変えていく楽しさを実感しています。
社会が大きく変化しており、そのデザインには医療者も関わっていくべき時代です。
家庭医・総合診療医として、より良い街づくりのための企画を行政等と協力して考えていきたいと思います。
細井 崇弘(神栖地域医療教育センター)
関連記事:
『終活フェス開催報告 第3弾「終活って、何をすればいいの?」』(投稿日:2019年12月26日)
『終活フェス「対話企画 〜人生において大切なこと あなたも話してみませんか?〜」の企画・運営を経験して』(投稿日:2019年12月9日)
『2019年11月30日(土) 人生の最終段階における医療・ケアについて考えるイベントのお知らせ』(投稿日:2019年10月23日)
・終活フェスの内容について紹介されています。
・当日のポスター、チラシをフルサイズで閲覧できます。
飲酒低減外来とは
2019年11月4日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 北茨城, 未来医療GP
つくば総合診療グループで取り組んでいる
アルコール問題への活動をご紹介します。
3回目となる今回は
「あなたの健康百科」に掲載された記事のご紹介です。
お酒との上手な付き合い方を
総合診療科が始めた「飲酒量低減外来」とは
https://kenko100.jp/articles/190325004805/
一般の方向けに、記事を掲載いただきました。
記事をお読みいただき、お酒と上手く付き合っていただければ
うれしいと思います。
前回はこちら:
2019年11月30日(土) 人生の最終段階における医療・ケアについて考えるイベントのお知らせ
2019年10月23日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア
市民の皆様、そして医療従事者の皆様へ、お知らせです。
2019年11月30日(土)に神栖市(茨城県)で、
市民公開講座『終活フェス 神栖ココでずっと暮らすために』~人生の最終段階における医療・ケアについて考える~ というイベントを開催します。
自分らしく最期まで生きて、逝ききるための活動である終活が、いま日本でも拡がりをみせています。
しかし、人生の終末期において約70%
誰もが迎える人生の最終段階に向けて、何を考え、どのような準備が必要なのかを、様々な企画を通じて考えることができるイベントが、この『終活フェス 神栖ココでずっと暮らすために』です。
この企画は、神栖市介護長寿課と筑波大学・神栖市済生会病院の総合診療科医師とのコラボによって実現しました。
どなたでもご参加いただけるイベントで、参加費無料、予約不要です。
なんと、当日は波崎~会場の専用往復バスを貸切でご用意します。
(ご注意:予約必須で先着順です。予約の詳細は、神栖市長寿介護課へお問い合わせください)
では、当日のイベントでのスケジュールについて、ご紹介いたします。
9時00分~9時30分:
冒頭には、鹿嶋の清真学園、演劇部による中高生らの劇を交え、つくば総診/神栖済生会病院の細井医師による分かりやすい解説で幕を開けます。
「人生の終末期において医療・介護の現場では一体何が起きているのか、それに向けてどのような準備をしていけば良いのか」などをテーマにお話しします。
9時50分~10時50分:
この時間以降、最後のまとめの講演までは、各ブースで同時開催されるイベントにご参加いただけます。
4つのイベントコーナーの解説をしてゆきましょう。
<市民と医療者との対話企画>
~あなたが大切にしたいことを話してみませんか?~
人生の最期に大切にしたいこと、価値観などを気軽に話し合えるように工夫された「もしバナゲーム」というカードをご存知でしょうか。
カードに記載されたテーマで、現役の医師や看護師などの医療者とともに参加者・ご家族を交え、自分の価値観や参加者間の価値観について語り合います。
当日はおひとりでも、ご家族単位でも、ご友人とでも気軽に参加できます。見学だけのご参加でも結構です。
これを機会に、自分が大切にしたいと思っている価値観をあらためて整理してみませんか。
<落語家による漫談>
『どうせ死ぬなら楽に楽しく~仏教と落語に見る生き方と死に方』
高名な住職兼落語家である神栖亭南夢明が人生を最期まで楽しく生き(逝き)きる方法を伝授します。
<トークイベント>
『終活って何をすればいいの?』
在宅での看取りを経験されたご家族と、高橋医師(つくば総診/神栖済生会病院)、弁護士の3者が登壇し、それぞれの視点で思いを語り合います。
そして互いの語りを通じて、終活において大切なことを住民の皆さんと共に考えてゆきます。
<認知症VR体験ブース>
茨城県作業療法士会による VR(仮想現実)体験ゴーグルを用いた認知症への理解を深めるコーナーです。
※ 機器の都合上、先着36名とさせて頂きます。予めご了承ください。
そして、各企画の後、11:05~11:50には、
もしもの時の話をしよう
~アドバンス・ケア・プランニング「人生会議」~
と題して、まとめの講演が行われます。
「もしも」の時の話は“いつ、誰と、どんなことを話せばいいのか…”。
清真学園 演劇部による劇とともに、筑波大学附属神栖地域医療教育センター・神栖済生会病院
内科医長 細井崇弘 医師が、分かりやすく解説します。
このように様々な企画が用意されています。
普段であれば、「縁起でもない」と「話することをためらってしまう」ものかもしれませんが、人生の最期は必ず全員に訪れます。
是非この機会に、ぜひ大切な家族やご友人もお連れになり、自分の大切にしたい価値観や、希望する療養・ケアについて考えてみませんか。
一人でも多くの市民が、自分の望む最期を迎えられるようになることを願っています。
関連記事:
『終活フェス開催報告 第3弾「終活って、何をすればいいの?」』(投稿日:2019年12月26日)
『終活フェス「対話企画 〜人生において大切なこと あなたも話してみませんか?〜」の企画・運営を経験して』(投稿日:2019年12月9日)
『開催報告「終活フェス〜神栖ココでずっと暮らすために〜」』(投稿日:2019年12月3日)
<昨年(2018年)の開催内容についてはこちら>
・『人生の最終段階における医療を考える~自分の生き方(逝き方)は自分で決める~
神栖市民公開講座を行いました』(神栖市平泉コミュニティセンターにて2018年10月6日(土)に開催)
産業医交流会&勉強会 in 鹿島製鉄所
2019年9月6日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 北茨城, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア, 医学教育
北茨城市民病院で勤務中の宮﨑です。
8/31(土)-9/1(日)に、日本製鉄(株)鹿島製鉄所主催(つくば総診等協力)で行われた、
『交流会を兼ねたリアル版 産業医勉強会(第2弾)』に参加しました。
非常に素晴らしい企画でしたので、参加した感想を皆さんと共有します。
交流会&勉強会には、「産業医って実際にどう働いているの?」と関心のある私の様な初学者や、
「産業医経験がない医師や産業医経験が少ない医師」、「日々の産業医業務における疑問を意見交換したいベテラン産業医」まで幅広く参加されていました。
私が参加した理由ですが、外来では、禁煙指導の際に会社での喫煙環境が妨げとなっている患者さんや、
適応障害・抑うつで職場環境の調整を要する患者さんを担当しており、以前より産業医との連携の必要性をしばしば感じていました。
しかし、患者さんから「嘱託の先生で普段いないから、、、」と言われることも多く、連携方法が分からずにいました。
そのため、産業医の役割・業務内容について知ることで、より良い連携をとりたいと思っていましたので、それが参加のきっかけでした。
勉強会の内容ですが、
初日は鹿島製鉄(従業員は3,000人、出入りしている関連会社含めて1万2千人、東京ドーム220個分の敷地)の工場見学を田中 完先生(鹿島製鉄 安全健康室主幹 産業医 指導医)にご案内いただき、
2日目は外部講師の福田 洋先生(順天堂大学 総合診療科 先任准教授、さんぽ会(産業保健研究会)会長、産業医 指導医としてもご活躍)をお招きしての講演があり、国際学会での産業医の動き、日本での健康経営・ヘルスリテラシーについてのお話がありました。
また、懇親会では、参加者と自由にお話できる時間が多く取られており、産業医との連携などで疑問に感じたことを質問しました。
勉強会を通して、1)工場見学の面白さ、2)総合診療の幅が広がる「産業医」の可能性を感じました。
- 工場見学の面白さ:
工場見学は「銑鉄(Iron)」を「鉄鋼(Steel)」にするための鉄鋼工場、鉄鋼の板を引き延ばして板にする熱延工場を見学しました。
大規模な機械が動いている様子を間近に見学でき、大人の社会科見学の様な楽しい見学でした。
見学中も田中先生が解説をされ、会社の概要や、業務内容、各業務で注意している点など、
業務の全てを把握されていることを感じました。
- 総合診療の幅が広がる「産業医」の可能性:
総合診療医の幅が広がる理由は、外来で問題となる会社での喫煙問題、熱中症、飲酒について、
産業医も企業と連携しながら従業員の健康意識の改善への取り組みなどを行っている点を学べること。
また、企業に勤務している世代では糖尿病や高血圧の半数以上は診療所・病院に受診していないという衝撃的な事実や、そうした世帯の健康を守る産業医の重要性を強く感じました。
地域を診るために、産業医との連携の重要性を感じました。
非常に刺激を受けた交流会&勉強会であり、「産業医って普段どう働いているの?」という人や、
「認定産業医の資格はあるけど、どうしたら良いの?」という人には、気軽に参加出来る会ですので、
おすすめしたいと思いました。
参考情報:
『交流会を兼ねたリアル版 産業医勉強会(第2弾)』イベントページ
https://www.facebook.com/
文責 つくば総診スタッフ医師 宮﨑 賢治
第2回プログラム説明会のご報告 その2
2019年8月18日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学, 未来医療GP
(説明会の様子。パノラマ写真です!!)
連日の猛暑が続いておりますが、その真っ只中、当総合診療グループの第2回プログラム説明会・懇親会が開催されました。
総勢10名の方にお越しいただき、盛況のうちに会を終えることができました。ご参加の皆様、誠にありがとうございました。
説明会の前半では、筑波大学の総合診療プログラムの詳細だけでなく、総合診療の総論や新専門医制度について、教授からレクチャーがありました。後半は、研修をより具体的にイメージしていただくため、3名の後期研修プログラム経験者より実際の研修で感じたことを中心に後期研修プログラムのプレゼンテーションが行われました。参加者の皆様のご参考になったでしょうか。
今年度のプログラム説明会は今回で終了となりますが、プログラムの説明をご希望される方には随時個別で対応しております。
下記までご連絡いただけますと幸いです。
筑波大学附属病院 総合診療グループ soshin@md.tsukuba.ac.jp
東端 拝
第2回プログラム説明会のご報告 その1
2019年8月18日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学, 未来医療GP
(まずは前野先生からお話)
後期研修3年目の橋本恵太郎です。
8月10日に本年度2回目となるプログラム説明会を開催しました。
総合診療に興味のある沢山の初期研修医や医学生にご参加いただきました。
前野教授よりプログラムの概要を最新情報を含めお話いただき、ついで後期研修医、指導医からプログラムを受けての「生の声」をお話しました。
参加者の皆さんからは積極的な質問もいただき、会は盛り上がりました。
(次に橋本先生の体験談)
フリートークの時間には参加者とグループメンバーで自由に話をしましたが、話題は尽きることなく時間が過ぎました。
総合診療は扱う分野が広い分、参加者の皆さんの興味のある分野も多様です。
多様性があってこその総合診療科。
ぜひ沢山の方々と一緒に働けたらとおもいます。
(3番目が久野先生でした!)
筑波大学附属病院総合診療グループは見学、プログラム説明をいつでも歓迎しています。
ご興味のある方は気軽にご連絡くださいね。
後期研修医3年目 橋本恵太郎
つくば家庭医・病院総合医プログラムでは、産業医の研修も受けられます。
2019年8月9日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア
産業医にご興味のある皆様へ お知らせです。
つくば総診では、神栖市にある地域密着型病院である神栖済生会病院で、
総合診療医のトレーニングを積みながら、産業医の研修も受けられるコースを用意しました。
産業医のトレーニングは、日本有数の鹿島臨海工業地帯で勤務する
産業衛生学会の指導医が行い、実際の産業医業務も経験できます。
<追加情報>
2020年度より、地元産業医らと協働し(地元産業医のご尽力が大きい)、
日医認定産業医の資格を取得できる講習会(新規・更新両方に対応)を神栖市で開催します。
本講習会の講師に、産業医資格を有するつくば総診のスタッフも複数名協力しています。
また、神栖市で研修中のシニアレジデントに対して、講習会に確実に参加できるよう現場指導医と協働して業務調整をはじめとした支援を行っています。
シニアレジデントの方も、スタッフクラスの医師も合わせて募集中です。
詳しくは、本画面上部にある【お問い合わせ】よりご連絡下さい。
つくば総診 指導医/地域医療教育学 講師
産業医、家庭医療専門医
阪本 直人
今年度最後のプログラム説明会/懇親会のお知らせ
2019年8月4日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 大学
さて、第1回のプラグラム説明会/懇親会が盛況のうちに終了し、次回が今年最後のプログラム説明会/懇親会になりました。
第1回に参加できなかった医学生さん、研修医の先生方、もしくは卒後3年目以上の先生方はどなたでも、当総合診療グループのプログラムに興味がございましたら、ぜひお越しください。説明会のみ、懇親会のみのご参加も大歓迎です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
参加希望のお申し込みは、soshin@md.tsukuba.ac.jp までお願いいたします。当日はカジュアルな服装でお越しください。
◎第2回プログラム説明会/懇親会
8月10日(土) 15時00分~17時30分 プログラム説明会@筑波大学イノベーション棟1階105号
18時00分~ 懇親会
筑波大学総合診療グループ 東端 孝博
幸田先生 大学総診研修報告
2019年7月31日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学
シニアレジデント1年目の幸田千佳です。2019年4月からつくば家庭医・総合診療医プログラムで後期研修を開始し、私は4月から6月までの3か月間を筑波大学総合診療科で研修させていただきました。
大学総診の特徴は、入院病床を持っていないことです。これまで初期研修2年間はほぼ入院患者さんの診療しか行わず、すでに診断や治療の手順が決まっている患者さんのマネジメントが主な業務でしたが、大学総診で初めて、外来で1日1~2人の初診の患者さんをじっくり診察し、アセスメント・鑑別診断を挙げて検査を進め、診断・再診まで、自分がメインで考え実行していくという経験をしました。大学の総合診療科を受診する患者さんはほとんど他院や他科から紹介されてくるため、病態が複雑だったり原因不明だったりする方ばかりでアセスメントが難しく、正直に言うと大変だと感じる症例が多かったです。しかし必ず上級医の先生からアドバイスを受ける制度になっており、毎日症例の振り返りの時間もあるため、安心して診療することができました。自分で知識を集めて考える時間もありつつ、周りの先生方に正しい方向へ導いていただくことで独りよがりになることなく研修を進めることができる環境でした。
外来診療だけでなく、院内検査科での腹部エコー研修や、地域のクリニックでの皮膚科研修など、総合診療医として今後必要となる技術・知識も得ることができました。
また、毎週金曜日午後は業務予定を入れず、担当の先生とともに1週間の振り返りをしたり、コアレクチャーとして総合診療の基本領域等の分野についてマンツーマンで指導を受けたりする時間が設けられていました。これまでは病棟業務をこなすのに精いっぱいで、症例などに関して日々感じることについてじっくり考える機会も余裕もありませんでしたが、振り返りの時間で自分のもやもやした感情を言語化することで、解決策や今後の目標をはっきり認識することができました。コアレクチャーは、臨床倫理や行動変容、リハビリなど、教員の先生方から直にレクチャーしていただき、総合診療医として必要な知識を学ぶことができました。
3カ月という比較的短い期間でしたが、充実した研修と楽しい時間を過ごせました。身につけた知識や診療技術を、今後の研修の基礎としていきたいと思います。
【冊子】熱中症に関するまとめ~産業医の視点から~
2019年7月25日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP
職域における熱中症予防、勤務環境の管理方法や就労判断について
初学者向けにまとめた冊子『熱中症に関するまとめ~産業医の視点から~第6版』を
皆様と共有いたします。
より具体的な産業医業務を想像
4.職場巡視の際に、実務的な参考書にもなります。(P.7-
ぜひご活用下さい。(開発秘話は文末をお読み下さい)
↓ 下記をクリックするとPDFが開きます。
【PDF】『熱中症に関するまとめ~産業医の視点から~ 第6版』
【目次】
Q.職域における熱中症の予防のポイント(概要)について教えてください。.. 3
Q.暑熱環境を計測する機器があるのですか?.. 4
Q.熱中症発症に関与する因子には、どのようなものがあるのですか?.. 5
Q.熱中症の予防や管理方法、教育項目について教えてください.. 8
・塩分・水分の取り方のコツ.. 8
・健康診断、個人の疾病・治療薬等による影響を考慮した就労判断(配置も含む).. 9
・労働衛生教育(具体的な内容は適宜別項目に).. 10
・身体状況の確認.. 10
・作業環境管理.. 11
・身体作業強度(代謝レベル).. 13
・衣服の種類.. 13
・作業開始前・作業中の巡視.. 14
・救急処置に関する教育と普段からの訓練.. 14
Q.リスクアセスメントのための指標を教えてください(まとめとして掲載).. 15
Q.どんな順番でリスクアセスメントしてゆけばよいですか?.. 15
Q.複数あるリスク評価基準のうち、どれを優先すればよいの?.. 16
Q.WBGT(湿球黒球温度)について、詳しく教えてください。.. 16
Q.WBGTはなぜ重要なの? 気温だけではダメなのですか?.. 18
Q.身体作業強度などに応じたWBGT基準値について教えてください.. 19
Q.肥満が熱中症発症リスクなのは、なぜですか?.. 20
Q.黒球がない簡易熱中症計も販売されていますが、大丈夫ですか?.. 21
Q.WBGTの購入時に注意する点を教えて下さい.. 22
Q.JIS B 7922「電子式湿球黒球温度(WBGT)指数計」で、精度が担保されるとする風速範囲を0.3–3 m/s、実用上使用しうる風速範囲を0.3 m/s以上となっているが具体的にどのくらい?.. 23
【コンテンツを抜粋してご紹介(順不同)】
<開発秘話について>
これは、私が産業医科大学産業医学ディプロマを取得する際、
知識を整理するためにまとめた自分用のメモがベースとなっております。
その後、日本製鉄(株)鹿島製鉄所での勤務経験を踏まえ、より多くの方のお役に立てるようにと
製作いたしました。ぜひご活用下さい。
カイゼン案などがございましたら、遠慮なくご連絡いただければ幸いです。(naoto.sakamoto@md.tsukuba.ac.jp)
最後に、ピアレビューを引き受けて下さいました日本製鉄(株)鹿島製鉄所 安全環境防災部 安全健康室 統括産業医の田中 完 先生、つくば総診の福田 幸寛 先生に、心よりお礼申し上げます。
つくば総診 指導医 阪本直人 拝
総合診療科 選択CC 学生発表
2019年7月24日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学
去る7月2日に筑波大学医学類6年生によるCC(Clinical Clerkship)発表会が行われました。
6年生全員が、4年次からの1年半以上に渡る実習の中から、印象に残った症例や学びを題材にして学会のポスター発表形式で報告するもので、総合診療科からは5名の学生が発表をしました。
発表した6年生からコメントの紹介とブログでのポスター掲載の許可をいただきましたので一部紹介致します。
伊東 優さん
発表タイトル 貧困の問題に対する医療者側の介入
「総合診療科の選択実習を通して、大学では習う機会の少ない人を診ることの大切さを目の当たりにし、発表のテーマにしました。いざ言葉にしてみるととても当たり前のようなことばかりですが、それを臨床の場で行うことの難しさを感じました。
どのような構成にすれば良いか、迷うこともたくさんありましたが、先生方に何度もご指導いただき、発表までたどり着くことができました。ありがとうございました。」
萩原 理彩子さん
発表タイトル
人が死を目前にしたときにもつスピリチュアルペインについて~医療者としての向き合い方~
「初めてのポスター発表であったため、ポスターを作製する前は書き方や伝え方もわからずに不安でした。
テーマ決めにも悩みました。多くの学生が症例発表をする中で、「緩和ケア」「スピリチュアルケア」といった数値では評価しにくいテーマを選んでいいものかと心配でした。しかし臨床実習の締めくくりでもあるポスター発表では、臨床実習で最も印象に残った経験をポスターにしたいという気持ちが強かったた め、総合診療科の高屋敷先生に相談させていただきました。
先生には伝えたい内容がしっかりとしていれば、ポスターにすることができると背中を押していただきました。
アガペ会(沖縄県北中城村)でのチャプレンの先生方の教えとスピリチュアルケア、緩和ケアに関する文献を基に医療におけるスピリチュアルケアの重要性をポスターにまとめました。どのような配置にしたら、自分が一番伝えたいことが見てくれた学生の目に入るか、説得力のある内容にするために追加すべき情報など、先生には丁寧に一から教えていただきました。自分が納得するポスターを作り、発表することができました。臨床実習の締めくくりに実りのある経験をさせていただきました。ありがとうございました。」
伊東さん、萩原さんはもちろんのこと5名の学生皆、生き生きとそして堂々と自身が学んだことを発表してくれました。
これから今年度の5年生の選択CCが始まります。
必修の実習では、茨城県内の 施設での実習になりますが、選択実習では学生の興味にあわせて国内の様々な地域医療、家庭医療の現場で学ぶことができるプログラムを提供しています。やる気のある学生が来てくれることを楽しみにしつつ、各実習施設の皆様に熱心にご指導を下さいましたことをこの場をお借りして心から御礼を申し上げます。
高屋敷明由美
第6回つぽたの開催報告
2019年7月1日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 大学
後期研修医4年目の竹内です。
先日開催しました第6回つぽたの(つくば式ポートフォリオを100倍楽しむ方法)の報告です。
(過去の実施報告はこちら)
今回はレジデントの事例3つ(テーマ:終末期ケア,業務改善,行動変容),指導医の事例1つ(テーマ:患者中心の医療)を皆で振り返りました。
事例に基づき理論を学び明日の診療に活かすという目的のため,企画担当からの要望として,3・4年目のレジデントと指導医の先生方には実践の理論に関するレクチャーをお願いさせて頂きました。2年目のレジデントの先生には現在進行中のモヤモヤ事例を共有して頂きました。
どの事例も発表者の素晴らしい実践が感じられるものでした。時間をかけて1つ1つの事例を振り返り実践の意味を改めて考えることは,個別性が高く複雑・不確実なケースを担当することの多い家庭医・総合診療医が成長するのにとても重要です。
レジデントデイでポートフォリオ作成のアドバイスをもらうのとは少し違う学びをつぽたので実現できればと思っています。
そして,今回のランチョン(特別企画)では,医療経済ワークショップ「介護にまつわるおカネの話」を行って頂きました。
過去に,日本プライマリ・ケア連合学会の夏期セミナーや,総合診療・家庭医療全国公開セミナーin Tsukuba(つくセミ)でも実施されたワークショップのつぽたの出張バージョンです。毎回好評なのが頷ける,とても勉強になる楽しいワークでした。今後,どこかのセミナーで見かけたときは皆さんもぜひ参加してみてください。
さて,最後に,今回も利用させて頂きました『つくば文化郷』についてご紹介です。
実はつくば文化郷は国の登録有形文化財で,筑波地方の農家の佇まいを今に伝える古民家を改修した造りとなっています。
建物は非日常感がありながらもリラックスした雰囲気があります。古民家と言いつつ,スクリーンやプロジェクター,ホワイトボード,そしてWi-Fiまで利用可能となっており,一味違った雰囲気の学習会にはぴったりと思います。つくば中心部から車で10分程度とアクセスもよく駐車場も完備されています。近くにコンビニもあります。
展示ギャラリーや様々なイベントも開催されているようなので,興味のある方はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
レジデント研究支援活動
2019年6月14日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学
(川田先生・中野先生・坂倉先生と指導医のみなさん)
(竹内先生・坂倉先生と指導医のみなさん)
(高橋先生・坂倉先生と指導医のみなさん)
筑波大学総合診療グループではレジデント研究支援活動をしています。
先日の第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会では、後期研修最終年の先生方3名と、若手スタッフ2名が、地域の中小病院、および診療所にご協力いただいた多職種連携協働に関するアンケート調査の結果について、研究発表を行うことが出来ました!
・坂倉明恵:中小病院での職員の多職種連携を学ぶ準備状態に関連する要因の検討
・竹内優都:中小病院職員の多職種連携の認識に関連する要因の探索
・中野寛也:多職種連携を学ぶ準備状態を測るReadiness for Interprofessional Learning Scale (RIPLS)の検証的因子分析
・高橋聡子:小病院・診療所と病院の職員と多職種連携と仕事に関する認識の比較
・川田尚吾:中小病院の多職種を対象にしたコミュニティ感覚尺度の探索的因子分析
それぞれに忙しい日常業務の中で、調査依頼、データ入力、結果の考察、抄録作成、発表準備を進め、当日にはそれぞれの力を出し切るようなプレゼンテーションとなりました。間際までスライドを直したり、発表の予演を行ったり、今回も昨年に引き続き、ぎりぎりまで気を抜けない状況にはなりましたが、それでもこうして笑顔で終えられたこと、またそれぞれに研究について学びと経験を深められたことは本当に良かったと思いました。
レジデント研究支援活動は、大学院の指導にも当たっているスタッフが、専攻医、若手スタッフなどそれぞれの勤務状況や研究経験に合わせた研究活動への参加とその支援を行っています。昨年までの研究支援活動について、Educational case studyとして発表することが出来ました。
http://www.mededpublish.org/manuscripts/2391
今後もつくばの研究活動を盛り上げていきたいと思います。
(文責:小曽根早知子)
JPCA2019京都で発表してきました!
2019年5月23日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 地域包括ケア
現在利根町国保診療所で研修中の後期研修医4年目の竹内です。
先日行われました第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(JPCA)@京都に参加し発表してきましたので報告です。
私の発表演題は「中小病院職員の多職種連携の認識に関連する要因の探索」でした。
簡単に説明をすると,アンケート調査の結果,中小病院職員の多職種連携の自己評価は近隣施設との良い関係性と関連して高くなる傾向があり,院内連携を高めるために院外連携を,院外連携を高めるために院内連携を強化することの可能性について述べました。
この研究は,つくば総診におけるPBRN(Practice-Based Research Network)-Tsukubaプロジェクトという研究支援体制のもと行われました。アンケートの実施から学会発表まで,指導医の先生方の綿密な指導のもと,他の発表者の先生方とも議論しながら約1年かけて取り組ませて頂きました。定期的なミーティングやメーリングリストもあり,チームで取り組んだことが,研究初心者であった私にはとても心強く感じました。改めて,PBRN-Tsukubaの皆様,そして研究にご協力頂いた医療機関の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
戻って学会についてですが,WONCA APRとの合同開催ということもあり会場はとても活気があり,面白い企画・発表が多く大変勉強になりました(公式アプリがあり抄録を見ながらメモも取れるというのは便利でした)。つくば組の先生方の発表もたくさんありました。個人的な再会・近況報告もあり大いに刺激を受けた学会となりました。今後の日々の診療に還元していければと思います。
そして,少し先ですが,11月にはPC学会関東甲信越ブロック地方会がつくばで開催されます。皆で盛り上げていきましょう!!
第8回日本プライマリ・ケア連合学会関東甲信越ブロック地方会
【つくば家庭医・病院総合医プログラム説明会】開催のお知らせ
2019年4月26日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 北茨城, 笠間, 神栖, 未来医療GP
(開始時間を変更しました(2019年5月4日update))
スタッフ壮行会@前野教授宅
2019年4月7日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学
3月15日に長年総合診療科スタッフを務めていただいた荒牧先生の壮行会が前野先生宅にて開催され、参加させていただきました。
壮行会には荒牧先生ご夫妻の他、多くの先生とそのご家族方、初期研修医の亀田先生が参加され、終始にぎやかなものとなりました。また医局秘書の谷さんが手配してくださった御料理やケーキもとても素晴らしく、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。
実は、前野先生のご自宅にお伺いしたのは初期研修医1年目のホームパーティーの時が初でした。当時初期研修の4月であり、大学病院の総合診療科で右も左もわからない状態でしたが、総合診療科の先生方に支えていただきながら、医師としての第一歩を踏み出したことを覚えております。
荒牧先生とも何度も外来患者さんを一緒に担当させていただき、非常に多くのことを学ばせていただきました。今回後期研修医として再び大学病院総合診療科で研修させていただいた際、また荒牧先生と患者さんを診ることができ、本当に嬉しく感じました。
この度荒牧先生がご栄転される旨をお聞きした際、まだ先生から学びたいと寂しく感じる気持ちもありましたが、先生に教えていただいたことを今後も活かし、先生のように新たなレジデントに指導をしていこうと思います。
この場をお借りして荒牧先生の、今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。また前野哲弘先生、前野貴美先生、今回の壮行会を準備していただいた後藤先生、谷さん、参加していただいた諸先生方に御礼申し上げます。
筑波大学附属病院総合診療科
シニアレジデント2年 植松洋