「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして

筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

総合診療7月号(特集:感染症ケアバンドル・チェックリスト)が出版されました

2016年6月28日テーマ:筑波総合診療グループ, 水戸

雑誌『総合診療』 7月号で「感染症ケアバンドル・チェックリスト」が特集されています。

160627_感染症ケアバンドル

上記引用元:http://www.igaku-shoin.co.jp/journalDetail.do?journal=89425

私はICU領域の”人工呼吸器関連肺炎VAPの予防”を執筆しました。
VAPの定義も曖昧、予防の決定打も曖昧の中、少ない字数に何を記述するかに苦心しました。

家庭医は、病気になる前から地域を診ていると言われます。
病院総合医も、病気にならないように予防に尽力しています。
感染症のケアバンドルはその一つ。

他にはワクチン接種、二次予防投薬の徹底(心不全、COPDなど)、ポリファーマシーの削減、癌スクリーニング、介護導入・視力聴力介入もあるでしょうか。

退院した患者さんの再入院を防ぐ意味でも役立つと思います。
ぜひ手に取って読んでみてください。

水戸協同病院 総合診療科 五十野博基

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「医師のためのノンテク仕事術」が出版されました

2016年6月18日テーマ:筑波総合診療グループ, 水戸

手塩にかけた人材養成プログラムTEAMSが書籍化されました。
その他にも現場で働きやすくなるノンテクニカルスキルが詰まった一冊です。

ノンテク_カバー1-2(引用元:以下ホームページ)
https://www.yodosha.co.jp/medical/book/9784758117920/

TEAMSが始動したのは、2012年、私が水戸協同チーフレジデントの頃でした。業務改善に興味を持ち、日本産業訓練協会の研修プログラムTWI(仕事の教え方、改善の仕方、人への接し方) http://www.sankun.jp/seminar/?ca=3 を受講しました。
その有用性を肌で感じ、訓練指導者資格を取得し、前野先生ら大学のメンバーと共に医療版人材養成プログラムTEAMSの開発に取り組みました。2014年から筑波大学でその講習会を定期開催し、2015年には全国向けにも講習会を開催しました。

私個人では、TEAMSの効果を量的に証明するため、大学院で臨床研究を今年度まで実施しています。この手法を身につけたことで、問題の抽出から解決まで、自分の対応に一本芯が通り、迅速かつ的確になりました。

筑波大学総合診療グループ/水戸協同病院総合診療科 五十野博基

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【動画で紹介】総合診療医の専門性や守備範囲、活躍の様子について

2016年6月15日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

日本プライマリ・ケア連合学会 制作ビデオが、2016年6月11日に公開されました。
いま日本の医療で期待される専門医のひとつ「総合診療医」を解説、紹介する映像です。
総合診療医の専門性や守備範囲、活躍の様子をご覧ください。

日本専門医機構HP「総合診療専門医概要」より、抜粋・編集

国民に質の高い医療を提供するために、わが国のすべての専門医制度が大幅に変更され、
新しい専門医制度が2015年度医師国家試験合格者から適応されることになりました。
2017年度から日本専門医機構が認定する専門研修プログラムが開始されます。

新制度では「従来の基本診療領域に総合診療専門医を新たに加えることとする」という大きな制度改革がありました。
この総合診療専門医は様々な学会や組織の経験と知を統合しながら、新しい総合診療専門医像を
ある意味オールジャパンで創生していくことを目指し、
本機構内に新たに「総合診療専門医に関する委員会」を立ち上げ、十分かつ慎重に審議して参りました。

そして、総合診療専門医を「主に地域を支える診療所や病院において、他の領域別専門医、一般の医師、
歯科医師、医療や健康に関わるその他の職種などと連携し、
地域の医療、介護、保健など様々な分野でリーダーシップを発揮しつつ、
多様な医療サービスを包括的かつ柔軟に提供する医師」と定義し、
この総合診療専門医に求められるコアコンピテンシー(核となる能力)として、
①人間中心の医療・ケア、
②包括的統合アプローチ、
③連携重視のマネジメント、
④地域志向アプローチ、
⑤公益に資する職業規範、
⑥診療の場の多様性、
の6つを提示致しました。
この度ホームページに「総合診療専門医」に関するタブを追加し、
「総合診療専門医」に関する資料(総合診療専門研修プログラム整備基準、
総合診療専門医専門研修カリキュラム(案)、研修手帳(案)、
研修指導医マニュアル(案)など)を掲載する事になりました。

 

 

つくば総合診療グループ 指導医 阪本直人

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レジデントノート増刊号「内科の視点で診る 手術前後の入院患者管理」

2016年6月2日テーマ:筑波総合診療グループ, 水戸, 未来医療GP

レジデントノート増刊号「内科の視点で診る 手術前後の入院患者管理」を共同で編集・執筆しました。

スクリーンショット 2016-06-02 09.25.18

 

https://www.yodosha.co.jp/medical/book/9784758115704/index.html

水戸協同病院総合診療科でいつも行っている手術前後の患者管理を、エビデンスと経験を織り交ぜてエキスパートに執筆していただきました。編集作業として全ての原稿に眼を通し、短期間で自身の知識の整理もさせてもらいました。

以下、内容を簡単に紹介します。

手術を受ける患者も高齢化し、複数の内科的基礎疾患を抱えている。病院の総合医は、外来受診を契機に悪性腫瘍など手術適応の疾患を見つけ、病期を診断し、外科へ手術依頼する。外科からの術前コンサルトを受ける。そして、予定された手術までに体を最適化して、手術しやすい状態に置き、合併症を予防する。心臓など追加検査が必要かもしれない。検査のやりすぎも手術の遅延を招くので害である。薬剤は一定期間休薬が必要なものがあれば、増量するものもある。ときには手術の延期や、手術をしないという選択肢も考えなければならない。

また、予想外に起きた術後合併症に対して、発生した段階からコンサルタントとして介入する。主科に対して、迅速に具体的で簡潔なアドバイスをし、ときには全身管理を引き継ぐ。

管理は、普段どおりの病歴聴取、診察で開始し、これまでの検査データ・治療歴・生活についても包括的レビューを行い、患者の全てを把握する。そして、周術期のエビデンスに照らし合わせて、ICUのようにシステムごとの管理方法を漏れなく計画する。

これが1冊に凝縮されています。
自信をもってオススメできる1冊です。

(筑波大学総合診療グループ/水戸協同病院総合診療科 五十野博基)

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「船中泊を伴う自然教室」の帯同医を経験しました

2016年6月1日テーマ:筑波総合診療グループ, 水戸, 未来医療GP

5月16から20日まで、中学生の船中泊を伴う自然教室に帯同医として行ってきました。


これは水戸市全校の2年生が毎年いくつかのグループに分かれて行っている行事で、私は4校合同、約300名の旅に1人で同行しました。

船中泊の名の通り、大洗—苫小牧間を18時間かけて、商船三井フェリー「さんふらわあ」で移動します。北海道では水戸市立常澄中学校のグループに同行し、日高、旭川、札幌を旅しました。
道内では病院もあるため、私の主な仕事は往復の船中での生徒の症状対応でした。解熱剤、酔い止め、抗生剤、ブドウ糖、ステロイド、エピネフリン、ジアゼパム、プロカテロールなどの薬剤や針とシリンジなどの物品をカバンに詰めて、始めての長距離フェリーに乗り込みました。

幸い波は穏やかで、生徒さんは元気で、大きな事象はなく船旅を終えました。船中では医師について職業講話も行いました。

病院のみで働いてきた総合内科医が、限られた物品をもとに一人で診療を行うことに緊張感を覚えるとともに、普段マンパワーや設備の揃った総合病院の中で働くありがたさを感じました。このような地域貢献を経験できたことも有意義でした。

(筑波大学総合診療グループ/水戸協同病院総合診療科 五十野博基)

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ワークショップ実施報告(The 1st International General Medicine Festival)

2016年5月31日テーマ:筑波総合診療グループ, 水戸

水戸協同WS_160530

5月28-29日にThe 1st International General Medicine Festival (IGMF)が開催されました。

イベントのホームページはこちら

2日目にワークショップを担当された、水戸協同病院総合診療科の五十野先生より感想をいただきましたので、ご紹介します。

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著名な指導医陣が15分毎のレクチャーや、30-40分以内のハンズオンセミナー、ワークショップを怒濤のごとく繋いでいく、まさに祭りの二日間でした。
そんな祭りで我々は、内科身体診察シミュレーションを行う機会に恵まれ、32名を対象に「検眼鏡ワークショップ」を行いました。

短い時間の中で全員が眼底を見られるようになるか不安がありましたが、スムーズな運営や十分な準備のおかげで、全員がパンオプティックで眼底を観察することができたようです。
水戸協同病院のメンバー(小林・熊谷・児玉・梶)と、徳田先生、ウェルチアレンジャパン株式会社4名の協力があって、それぞれのアイデアも取り入れた指導がなされたことで、成功させることができました。

我々以外のワークショップでも、キャリア成功やタイムマネジメントに関するものなど、心に響く話が聞けました。これまでのワークショップやプレゼンテーションの経験、また他施設での研修で得たつながりがあったからこそ、今回のワークショップ開催につながったと感じています。

これからもどんどんワークショップに参加して経験を積み、自分たちでも開催していきたいと思います。

筑波大学総合診療グループ/水戸協同病院総合診療科 五十野博基

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2016年4月21日(木)開催!医学生のためのつくば総合診療塾 ~特別編~

2016年4月13日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

毎回ご好評を頂いております「医学生のためのつくば総合診療塾」。
これまでにも、総合診療の幅広い領域から様々なテーマを取り上げて参りまして、おかげさまで3年目になりました。

そこで今回は、3周年記念特別企画として、新進気鋭の産業医による「医学生のためのつくば総合診療塾」 “ 特別編 ” をご用意いたしました。
今年度も幸先のよいスタートになれば幸いです。

新日鐵住金(株) 鹿島製鐵所から現役産業医をお招きしての大変貴重な機会ですので、ぜひご参加下さい。

 

テーマ:「『働く』を考えることのできる医療人をめざそう」

クリックするとPDFで閲覧できます

クリックするとPDFで閲覧できます

皆さん、1日3回処方を、3交替勤務者はどのように飲んでいるか知っていますか?
職場に適応できていない人に、職場を変えるよう主治医が指示したら、職場では大変なことに・・・。
「働く」と治療を両立させるため、産業医は患者さんの職場や会社、ときに家族にまでアプローチし、「働く」をふまえた治療の実践を目指し、日々奮闘しています。

本セミナーでは、産業医が実際の現場で出会うことの多いケースを元にした事例を扱い、ケーススタディ方式で全人的医療の実践について学びます。
産業医が現場で何を考え、職場のリソースをどのように駆使して、全人的医療を実践しているのか?
ワークを通して「働く」ことを考える事のできる医療人を目指しましょう!

 

【担当講師】  新日鐵住金株式会社 鹿島製鐵所 安全環境防災部安全健康室 田中 完・井上 大輔
/ 総合診療科 阪本 直人

【  日   時   】  平成28年4月21日(木) 18:00~19:45
【 対 象 者 】  医学生全学年~研修医等(筑波大学以外も可)
/参加費無料・申込み先着順(空席がある場合に限り、当日参加可)

【  場   所   】  筑波大学附属病院 地域医療システム研究棟1階 遠隔教育討議室
(PDF裏面に地図を掲載しています)

 

 

※ お申込みは、開催日の1週間前までに以下にお知らせください。
筑波大学附属病院 総合診療医養成事業推進支援室
E-mail:mirai.iryo@un.tsukuba.ac.jp 電話:029-853-3339 (担当:早川)

文章:阪本直人

 

 

 

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日経メディカル2016年3月号に林先生のカンファで学ぶ臨床推論掲載!

2016年3月24日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

われらが筑波メディカルセンター病院総合診療科、林幹雄先生が登場の、日経メディカル(2016/3)「カンファで学ぶ臨床推論」。

今月号は【主訴:67歳男性。発熱と下痢】です。20160324_120840

医学生3名、研修医5名の8名が出席してのカンファレンスを林先生が司会進行する様子を、会話のやり取りを再現する形で掲載されています。

林先生が、医学生、研修医の質問にも丁寧にこたえている様子が伝わります。

ぜひ掲載誌、ご覧下さい!!!

 

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第11回家庭医療学冬期セミナー ワークショップ『できていますか?総合診療医/家庭医らしいEnd of life care』の報告

2016年3月23日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 水戸, 未来医療GP

後期研修医2年目の久野です。今回、私たちレジデントで『できていますか?総合診療医/家庭医らしいEnd of life care』というワークショップ(WS)を行いました。今回のWSは、2月20日、東京大学本郷キャンパスで開催された第11回家庭医療学冬期セミナーのWSの1つとして行われたものです。WSの企画・運営は、筑波大学総合診療科と筑波メディカルセンター病院緩和医療科のレジデントが中心となって行いました。そこで、当日の様子やWSの運営を通して学んだことについてご報告します。

写真1 ワークショップのタイトルスライド

ワークショップのタイトルスライド。デザインは「あたたかさ」をイメージしたオリジナルです。

 

・ワークショップの概要、当日の様子
今回のWSは、「緩和ケアの視点を学び、患者さんにとってより良い死とは何かを考えてみよう。」という目標のもと、患者さんの喪失を体験するワークをしたり、シナリオを通してEnd of lifeの患者さんの問題点や緩和ケア的なアプローチを学ぶディスカッションを行いました。まず、アイスブレイキングで自分の宝物を話すことから始め、「じゃんけんに負けると、自分の大切なものを失う」というゲームを通して患者さんの気持ちを疑似体験し、徐々に臨床現場の話に深めていきました。WSの後半では、「予後が月単位のがん患者さんが、病気の進行を受け入れられず、家族も医療者へ怒りを示したため、治療介入が進まない」というケースをもとに、「よりより良い死とは何か」を考えていくためのヒントを学ぶレクチャーを行いました。

レクチャーでは、緩和ケアの視点として「否認」という喪失に対する反応を取り上げ、そのような反応自体がケアの対象であることについて触れました。「否認」は、家庭医療ではあまり馴染みのない言葉ですが、「受け入れがたい感情を拒否する」という喪失に対する防衛規制のひとつです。基本的には支持的な介入を行っていきますが、「否認」によって意思決定や治療介入が阻害される場合は介入が必要となります。WSのまとめでは、緩和ケアの「喪失」や「否認」という概念が、『患者中心の医療の方法』の「健康観」に当たり、それらをケアすることで、患者さん一人ひとりの「より良い死」について考えていく糸口となるのではないかというメッセージを伝えました。

参加者の方から、「ワークを通して患者さんに喪失の感情があることを実感できた」「学んだことを診療に活かしていきたい」などの感想をいただ、スタッフ一同嬉しく思いました。

参加者の皆様には、当日のディスカッションで活発に意見を出してもらい、事前・事後アンケートにも丁寧に回答していただき、一緒にWSを作って下さったことに心より感謝いたします。

写真2

ディスカッションの様子

・ワークショップの運営を通して学んだこと
今回、私自身が3か月の緩和ケア研修を行った経験を活かして、主体的に準備に関わりました。特に悩んだことは、「WSで何を伝えたいか」についてであり、メンバー全員で「このWSだからこそ、伝えられること」について納得するまで話し合いました。また、これまで総合診療科のレジデントで行っていた教育勉強会で学んだ「ガニエの9教授事象」いう学習モデルにもとづいた構成にするなど効果的な教育手法を意識しながら内容を練り、さらに事後アンケートでWSの改善点を振り返る過程が、より良いWS作りに重要であることを学びました。

緩和ケア病棟では、病状の変化の中で起こる、患者さん、ご家族の揺れ動く心情を一つひとつ汲み取り、スタッフ全員で細やかにケアしていくプロセスを大事にします。その一方で、長い治療経過の中で、今回のシナリオのように「否認」が強かったり、怒りが強く、時に対応困難となる患者さん・ご家族と遭遇することもありました。そのようなとき、患者中心の医療や家族志向ケアなどの「システムで捉える」家庭医療の知識を使って、「この患者さんはBPSモデルで考えてみよう」という頭に切り替え、家庭医療をうまく取り入れながら診療を行うことができました。このように「システムで捉える」家庭医療に、「個に焦点をあてる」緩和ケアの視点を取り入れると、「終末期でも、患者さんにできるケアはまだまだある」という気付きを得ました。

 

まとめのプレゼンの様子

まとめのプレゼンの様子

最後に、準備・運営を一緒に行ったスタッフの感想をご紹介します。

大北先生:「今回の経験で家庭医の先生方の考え方に触れられて大変勉強になりました。機会があればまた是非参加させていただけると幸いです。」

川島先生:「緩和医療の視点を、家庭医療の先生たちに知ってもらう機会になれたかなと思います。久野先生を中心に、教育手法に基づいて計画的にWSを作り上げたことで、目的通りに実施することができ、私たちもとても勉強になりました。」

東端先生:「クラスデザインシートは全体の把握やバランス調整にオススメです。セッションでは、伝えたいことを伝える難しさを改めて感じました。」

浜野先生:「家庭医療×緩和医療について深く、そして楽しく考えることができました。また、皆さんと一緒にWS作りたいです~」

以上です。
どこかでまた、このワークショップをできればという願いも持ちつつ、緩和ケアを実践できる家庭医になれるよう、学び続けていきたいと思います。ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

(筑波大学総合診療科 後期研修医 久野 遥加)

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大学院 大送別会!!

2016年3月22日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

大学院生の松下です。

3月18日金曜日のリサーチセミナーの中で
修士課程をご卒業される川口さん
4月からリサーチから離れられる堤先生、中澤先生の送別会を開催しました。

修士課程の川口さんによる卒業プレゼンがあり、
「2年間の修士課程の中で、リサーチのノウハウだけでなく、社会人としてのお作法
もとても鍛えられた」とのことがよく伝わってくるプレゼンでした。
そして、川口さんの修士論文のテーマ決定のきっかけになったのは総診の阪本先生で
あり、その感謝が大変伝わってくるプレゼンでした。

送別会では「つくば3大スウィーツ」を
ご用意させていただき、みなさまと1年の振り返りをしながら楽しいティータイムを
過ごさせていただきました!

私自身も約1年間、地域医療教育学の研究室にお世話になっていますが、意識の高い
先輩方ばかりで、とても得るものの多い1年間だったと実感しています。

そう思えるもの、より良いリサーチミーティングを作り上げてきてくださった先生方
のおかげだと思います。

リサーチメンバーをまとめてきてくださった堤先生、中澤先生ご指導本当にありがと
うございました。

新天地でのご活躍をお祈り申し上げます!

修士1年 松下綾

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超大作企画【スーパー総合医シリーズ】の分担執筆を経験して

2016年3月19日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 水戸, 未来医療GP

978-4-521-73905-2

全10巻シリーズの1冊 『コモンディジーズ診療指針』の1節を担当/中山書店

『永藤先生、分担執筆しませんか?』 一通のメールを阪本先生から戴いたのは、丁度一年程前のことである。
当時、2ヵ月後に結婚式を控えた身として不安を覚えつつも、一度でも執筆作業を経験してみたいという思いが勝ち、大学での後期研修中、阪本先生ご支援のもと、執筆作業に取り掛かることとなった。

テーマは「糖尿病」。
プライマリケア医向けに、見開き4ページで、診断から治療までを分かりやすく図表を用いて纏めるというもの。
果たして上手くまとめることが出来るだろうか…不安に駆られながら作業を開始した。

診断・治療の大まかな流れを意識しながら、掲載する内容や図表を取捨選択してゆく。
たった数ページの労力を思うと、今まで何気なく捲っていた書物の1ページが愛おしくなった。

グループの先生方は多くの執筆業務をこなし、執筆本が週ペースで医局中央テーブルに飾られる。
普段の診療業務に加えて執筆作業を抱え、後輩を育成し…先生方のバイタリティはすごい。

阪本先生に丁寧なチェックをいただき、なんとか初稿を提出。

初校

初校段階での紙面より

 

その後、産休・出産へ。初めての育児に四苦八苦していると、年が明けた。
お食い初めを終え、一息ついたところで出版社から校正確認の連絡をいただいた。 (当時、連絡の行き違いがあり、ご迷惑をおかけいたしました)

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届いた編集後のページは自分が作成したものと大きく外観が異なっていた。
半年以上前の作業であったこともあり、記憶を手繰り寄せながら、初見に近い形での校正作業となった。
阪本先生にも迅速に対応していただき、晴れて献本が到着したのが、水戸の梅が咲き始めた先月末のことだった。

Amazon.co.jpにジャンプします。

Amazon.co.jpにジャンプします。 専門編集:草場鉄周(北海道家庭医療学センター)/編集協力:中村琢弥(弓削メディカルクリニック)/270頁 写真・図・表:250点/中山書店

 

B5サイズのハードカバーの1冊。
担当したページは面映ゆく、総そうたる執筆者の中に混じって自分の名前があることが、不思議な感覚だった。
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最初のメールから約1年。1冊の本が出来るまでの過程を経験させていただいた。

こうした機会を与え、丁寧な指導をしてくださった阪本先生、
業務連絡を含め、本に至るまで素晴らしい編集作業をしてくださった担当者さん、本当に有難うございました!

 

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中山書店にジャンプします。

文章・写真:つくば総合診療グループ 永藤瑞穂/編集:阪本直人

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医学界新聞に対談が掲載されました

2016年3月15日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

週刊医学界新聞(第3166号 2016年3月14日)に、福岡 敏雄先生(倉敷中央病院)との対談が掲載されました。

【対談】研修医のメンタルサポート  早期発見と適切な対処で守る

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03166_01

臨床研修のコーディネートを経験してきて、メンタルヘルスケアがこのように取り上げられることは非常にありがたくうれしいことです。研修医が元気に研修を完遂できるよう、メンタルヘルケアに対する認識が広がるといいな、と感じています。

(前野 哲博)

 

 

 

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ポートフォリオ勉強会を開催しました

2016年3月3日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 水戸, 未来医療GP

2月28日(日)にS2レジデントデイを兼ねて、ポートフォリオ勉強会を開催しました。

これまでも、レジデントデイの中で予め担当に割り当てられた2人のS2の先生が独自のポートフォリオを作成して提示してそれについて皆で議論し、スタッフの先生からアドバイスをいただくということは行っていましたが、今回はS2レジデントデイを兼ねて、S2の7人全員が1本ずつポートフォリオを持ち寄って1日かけて勉強会を開催するということを初めて試みました。

 

諏訪中央病院のポートフォリオ合宿を意識して、その名も「つくば式ポートフォリオを100倍楽しむ方法(仮)」(略して「つぽたの」)とし、くだけた雰囲気で皆がざっくばらんに意見を言い合い、楽しみながらポートフォリオを勉強することを目指して、S2一同で企画したものです。この勉強会のゆるキャラを「つぽたん」と名付け、キャラクターデザインも皆さんから募集することになりました。絵心のある方がいらっしゃいましたら、是非、積極的なご提供をよろしくお願い致します。

 

参加者はレジデントではS2全員:一ノ瀬先生、稲葉先生、大澤亮先生、大澤さやか先生、久野先生、高橋弘樹先生、海老原と、遠隔中継でC1高橋聡子先生の8人でした。

スタッフからは横谷先生、浜野先生、春田先生、吉本先生、宮澤先生、高木先生、山本先生の7人の先生方が参加して下さいました。

また今回、ポートフォリオを「PF」を略してみようという話で一致し、S2では早速PFと呼ぶことにしました。

 

今回のPF勉強会の日程は下記の通りでした。

<場所>大学総合診療科オフィス2階 会議室

<スケジュール>

2月28日9時30分から17時
9:00  S2集合
9:30 開会イントロダクション(この集まりの意味:高橋弘樹先生) 10分
9:40  春田先生レクチャー

10:00-10:30 ポートフォリオ① 高橋弘樹先生 (司会:久野先生)コメンテーター※春田先生、山本先生
10:30-11:00 ポートフォリオ② 大澤亮先生 (司会:高橋弘樹先生) ※浜野先生、吉本先生

11:00-11:30 来年度レジデントデイ・ポートフォリオ作成支援について

11:30-11:40 休憩
11:40-12:10 ポートフォリオ③ 大澤さやか先生(司会:大澤亮先生) ※横谷先生、宮澤先生
12:10-12:40 ポートフォリオ④ 一ノ瀬先生(司会:大澤さやか先生)※高木先生、春田先生
12:40- ランチョンセミナー (昼食+教育勉強会 反転授業は久野先生レクチャー)
15:10-15:40 ポートフォリオ⑤ 海老原(司会:一ノ瀬先生)※山本先生、浜野先生
15:40-16:10 ポートフォリオ⑥ 稲葉先生(司会:海老原)※吉本先生、横谷先生
16:10-16:40 ポートフォリオ⑦ 久野先生(司会:稲葉先生)※宮澤先生、高木先生

16:40-16:50 休憩
16:50-17:10 振り返り(稲葉先生) グループディスカッション 「今回の企画をやってみてどうだったか」
17:10-    今後について(久野先生)

 

参考までにS2のメンバーのポートフォリオの領域と表題を以下に記載します。

 

高橋弘樹先生:

プロフェッショナル:医療倫理カンファレンスを経て経管栄養の中止を決断した脳梗塞患者の一例

大澤亮先生:

行動変容:動機づけ面接が適切に行え、患者の定期通院が継続できている症例

大澤さやか先生:

終末期:終末期の療養方針のズレを患者・家族の思いの共有、情報提供しながら解消していった症例

一ノ瀬先生:

家族:表題未定:(家族カンファレンスの有効性:反応に乏しく理解力に乏しい難しい家族に対するアプローチ)

海老原

地域ヘルスプロモーション:地域住民に対して生活習慣病に関する講演を行い予防医学への貢献を実感した1例

稲葉先生

Bio-psycho-social:表題未定(時間外頻回受診(主訴・動機)の患者への適切な対応により時間外受診が著明に減った)

久野先生

終末期:家族の悲嘆に寄り添い、看取りの体制を整えることができた1例

 

S2の皆さんが日々の診療の中で患者本人・家族、その他の医療従事者と真摯に向き合い、悩みながらもそれぞれの持てる力を発揮して問題解決していくプロセスと、そこから得られた学びを言語化していくプロセスがそれぞれのポートフォリオに記録されていて、それぞれの苦労の跡とそこから新たな学びを得て成長していくプロセスがよく分かる内容になっていると思いました。

スタッフの先生方からも、さらによいポートフォリオにしていくこと、そこからさらに一段高いレベルに到達するための具体的なアドバイスをして下さり、大変勉強になる一日になったと思います。

 

諏訪中央病院のポートフォリオ合宿のような、ざっくばらんでくだけた雰囲気で皆が気軽に意見を言い合えて盛り上がる場にしたいというS2全体の目標があり(私は参加していないので、どのような雰囲気なのかは具体的には分からないのですが)、今回はまだまだ雰囲気が固いとS2の皆さんは言っていましたが、初回としては成功だったのではないかと思いました。

 

S2に限らずレジデントの皆さんは、ポートフォリオの各分野でどのような症例を選んで、どのような内容のポートフォリオを書けばよいのか分からず思い悩んでいる方もいるのではないかと思いますが、今回の企画は、それぞれ異なる領域の異なるケースのポートフォリオを皆で一例ずつ持ち寄り、共有することにより、たくさんのポートフォリオに触れる、つまり「数の暴露」をして、ポートフォリオを書く際の経験値を一気に引き上げようという狙いもありました。また各ポートフォリオに対して、参加者の皆さんが持つ疑問や意見、指導医の先生方のコメントやアドバイス、質問などを通して、ポートフォリオを書く際、そしてそのための診療の質の向上にどのように向き合うべきか、どのような点に注意して診療を行い、ポートフォリオを記載すればよいのかという指針がさらにはっきりしてくるように感じました。それぞれが異なる視点、様々な角度から質問し、意見を出し合うことで、新たな視点を得る機会にもなったと思います。ポートフォリオを書く際の「経験値」を1日でここまで引き上げられるのは、この機会以外にないだろうとも思いました。

 

是非、今後も「つくば式ポートフォリオを100倍楽しむ方法(仮)」を続けていけたらと思いますし、他の学年のレジデントも積極的に参加していただいて、さらに充実させていけたらとS2一同考えています。

今回参加して下さったスタッフの先生方、ありがとうございました。今後もよろしくお願い致します。

 

(S2 海老原 稔)

 

 

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PFを100倍楽しむ会

2016年3月1日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 水戸, 未来医療GP

先日、つくばで新たな試みの会を始めました。その名は、「つくば式ポートフォリオを100倍楽しむ方法(仮)」です。今回はS2を中心に開催となり、多くの指導医の先生方にもご協力いただきました。本当にありがとうございました。

つぽたの

まずは、春田先生から家庭医的思考やポートフォリオをどう作っていくのかといったレクチャーをしていただきました。「指導医との対話の中からステップアップしていく」ということ…実感。

 

そして高橋先生の今回の主旨の説明、いろんな提案がありました。

ポートフォリオの呼び方をPFと呼ぼう!

つくば式ポートフォリオを100倍楽しむ方法(仮)→通称「つぽたの」にしよう!

「つぽたの」のロゴ、キャラ作ろう!

 

などなど、PFを楽しく作るために色々提案してくれました。

「つぽたの」のロゴ&キャラを作ってくれる、ぜひ我こそはと思う方、あの人は上手いと知っている方!自薦他薦問いません!お願いします。

 

で、本題ですが今回の会は、硬い雰囲気ではなく、ざっくばらんに話し合う会にしよう。理論も必要だけど、もっと症例を掘り下げていけるようにしよう、という事が主旨でした。

そして大きな目標は

「TEAM TSUKUBA で学び合おう」

「研修医と指導医がお互い学び合えるように」

「PFといえばつくば!と言われるように」

です。

 

今回は、1日でS2みんながPFを発表し、その症例に対してみんなで問いかけをしたり、疑問を投げかけたり、指導医からのフィードバックをもらったりしました。その中で、自分で気づかなかったことに改めて気づくことが出来ました。さらに、週明けからあれやってみよう!と思えるようなモチベーションアップにもつながりました。

そして、7症例のPFを聞くことが出来て、それだけでも非常に学びの多いものになりました。

 

お昼には、高橋先生が用意してくれた美味しい食事をみんなで食べながらおしゃべりして、それもまた楽しく出来てよかったです。

PFの発表だけではなく、久野先生の教育勉強会、反転授業もあり、朝から夕方まででしたがあっという間に楽しく過ぎた1日でした。

 

今後も年に1-2回は「つぽたの」を開き、同期を越えてみんなが参加して盛り上がれるような会になっていけばいいなと思います。次回はみなさんぜひご参加を~!

(後期研修医 一ノ瀬 大地)

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卒業セミナー初日の夜は、筑波山の麓にあるホテルで楽しい宴会

2016年1月26日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

後期研修1年目上田篤志です。
1月23日(土)・24日(日)は筑波総合診療グループの卒業セミナーでした。
23日の日中は大学で講演やワークショップが開催され、多くのスタッフの先生やレジデント、外部の先生が参加し、熱気があふれていました。
その後、夕方からはバス・車で、筑波山の温泉ホテルへ大移動。
冷え込みにより雪や路面の凍結が心配されましたが、無事到着し開催されました。
宴会場で美味しい料理に舌鼓を打ちまして、来年から入局予定で北海道から今回参加してくれた研修医の先生に自己紹介を頂きました。
みんなから質問攻めに・・・。写真やソフトテニスなど前野教授と共通の趣味を引き出すことに我々は成功しました。皆様お疲れ様でした。
その後、皆で大浴場・露天風呂にゆっくりつかり、それぞれの職場の話などを。
そして部屋で宴会の続きとなりました。日本酒やワイン、梅酒など持ち寄ってくださった先生方ありがとうございます。
翌日にも大きいイベントを控えていましたが、楽しく夜は更けていきました。
前野教授から我々レジデントまで茨城中の総診グループの先生方が集合し、筑波山温泉で宴会を行う本当に素晴らしい会だったと思います!来年も楽しみです。
24日は再度大学へ戻り、道具を使ったグループワークや模擬診察評価を行い、今の自分の診察に対する客観的な評価を頂き多くの学びとなりました。
詳細は今回の総コーディネーター春田先生のブログをご参照ください。
私は筑波山温泉担当ライターということで報告させていただきました笑
今回このような規模とクオリティーのイベントに参加することができ、改めてレジデントとして大学という指導医の多い教育機関で研修できているありがたさを感じることができました。
春田先生をはじめご準備くださった先生方、本当にありがとうございました。
今後ともご指導よろしくお願い致します。
S1 上田篤志

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卒業セミナーがありました!

2016年1月26日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

スタッフの春田です。

2015年4月から大学に所属するようになり、初めてのブログ投稿です。
今回は2016年1月23日~24日に筑波の卒業セミナーにスタッフやタスクとして関わった経験を一部共有させていただきます。

 

つくばの卒業セミナーは後期研修医の卒業記念を含んだつくば組の年1回のお祭りだと秘書さんから聞きました。
そんなざっくりした説明を受け、五十嵐先生をリーダーとして、廣瀬由美先生、小曽根先生、荻野先生、高橋先生、海老原先生、大澤さやか先生、
微力ながら私も運営スタッフとして準備を重ね当日を迎えました。

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23日は筑波全体の組織のプロジェクトグループの今年度の進捗と来年度にむけての共有、そしてポートフォリオを使った振り返り(Reflection)についてWS(ワークショップ)を行いました。
WSは高橋先生が2日間夜なべして作成した研修医が抱えるポートフォリオの「もやもや」を表現した爆笑映画パロディから開始しました。その後、大澤先生のポートフォリオを提示し、私と大澤先生とで振り返りのデモンストレーションをして、その後指導医と研修医に分かれてグループディスカッションを行いました。
振り返りはそのプロセスの中で事象の理解を深め、同時に視野を広げる経験になること、それを対話で働きかけていくことを感じてもらえていればよかったな~と思います。市川先生からは「患者さんのやり取りにも使えますね」とフィードバックを頂きました。

そして、筑波山の麓にあるホテルでの宴会に続きました。改めて研修医のエネルギーに圧倒され、もう若くないな(笑)と改めて感じました。
朝、初めて見る2峰の筑波山の美しさにもバスの中で見とれてしまいました。

 

24日はEgg fly gameというチームや組織を振り返るWSを行いました。
これは私がやってきた鉄板ネタで、山本先生と一緒にタスクを担いました。
2mの高さから卵を割らないように、風船やタコ糸などを使ってチームでどう動くか、それをビデオにとっておいてチームダイナミクスを振り返るというワークです。
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チームによっては皆が立ち上がって試行錯誤しながらすすめるチーム、作戦の意図を共有する絵コンテを作成するチーム、アイディアが次々とつながっていくチームなど個性が光っていました。
組織やチームは多様な役割が必要となります。それは個人の特性・役職だけでなく、関係性やそれまでの醸成された暗黙の了解なども全体のパフォーマンスに影響します。
振り返る時間が足りなかったのが反省点ですが、見ているようで見ていなかった他者の存在に気付いた上田先生のセンス、さすがでした!

 

昼は今年レジデント卒業の伊藤先生、稲津先生、細井先生の振り返りでした。
伊藤先生の秀逸な短歌から始まり、稲津先生の山本先生の誘いから始まった各ローテーションの思い出、細井先生の地域づくりへの思いなど各々の個性が垣間見える印象的なプレゼンテーションでした。
そして、前野先生から修了証を受け、現在チーフ1年目の東端先生、斉藤先生、荻野先生より先輩方に記念品を渡し、世代がつながっていく瞬間でした。

午後はCSA(Clinical Skill Assessment)という研修医の模擬患者(SP)さんを対象にした模擬診察の評価と、Key featureという臨床マネジメントで重要な要素を評価する知識領域のテストを実施しました。
特にCSAは小曽根先生と半年以上前から準備し、研修プログラム4年間での評価の青写真から作成し、多くの指導医にシナリオ作成を依頼し、つくばSPさんとの練習も重ねて本番に臨みました。
宮崎先生や久野先生からは自分の足りないところだけでなく、自分では気づきにくいいつも通りやっている良い面を認めてもらったことがとてもうれしかったという感想がもらえました。
高屋敷先生や廣瀬由美先生は研修医の成長を実感できたこと、そこに関わることができた喜びを共有してくれました。
また、高齢者のAdvanced planningという難しいシナリオで高いパフォーマンスを実践できた高橋聡子先生、任さやか先生が全体で表彰され、ともに具体的で見通しのある情報提供を患者との関係性を構築しながら実施できていたことが優れていたというフィードバックでした。

 

全体を通してですが、私自身も4月から大学に入ったものの、大学以外のことはほとんど知ることもなくすごしていたのでつくば組という組織を多くの人を介して知ることができたことが大きな収穫でした。
組織を知るということは、そこに在籍する人たちの特性や価値観、思い、歴史、そして内外の状況や今変化しようとしている制度、今後組織が抱える現状を共有することであり、そのことが組織へのコミットを高めることを実感しました。

 

準備は正直大変でした(笑)が、ワークに関して高橋弘樹先生や大澤先生夫妻、山本先生、CSAは小曽根先生・SPさんをはじめ多くの人たちと一緒に取り組むことができことで、私自身が主体的に参加でき、それを楽しむことができたのだと思います。
また、野田先生や浜野先生をはじめ多くの先生方にフィードバックを頂けたのも私自身のやりがいにつながりました。

 

改めて教育というのは学習者を知ることから始まり、学習者の成長を支援するために、指導者側は学習者の実践に注意を向け、それを互いに意味づけし、学習者の次につなげることを支援し、その結果が学習者の評価を通じて双方に感じられることで達成感がうまれ、次の動機づけが互いにうまれることを実感しました。
こうやって、筑波の組織全体が発展していけばうれしいな~と思います。

最後になりますが遠方より参加していただいた皆様、ご協力いただいた皆様、フィードバックを適宜与えてくれた皆様、本当にありがとうございました。

春田 淳志 (筑波大学附属病院 総合診療科スタッフ)

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大和クリニックで研修しました

2016年1月19日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 水戸, 大和クリニック, 未来医療GP

1月4日~15日まで、大和クリニックで訪問診療を中心に研修させていただきました。

在宅医療は自分のとても好きな分野ですが、初期研修期間中は、病棟での仕事がほとんどです.自分の担当した患者さんが退院した後、自宅でどのように生活しているか、どのような介護サービスを利用しているか、家族はどんなことで困っているかなど、知りたいと思ってもなかなか直接目にする機会はありませんでした。

 

今回の訪問診療を通して、それらのことを実際に目で確かめ、耳で聞き、これまで想像しかできなかった在宅医療の実際を知ることができました。訪問

なかでも、在宅医療にかかわる多職種(ケアマネージャー、薬剤師、看護師、リハビリスタッフ、訪問入浴に関わる介護スタッフ)の仕事を、それぞれの職種の視点で見学し、さらに、それぞれの立場から医師に求めることは何かを直接伺えた、ということが自分にとっては大変大きな収穫でした。

医局

全体を通して、在宅医療は生活の中に医療・介護を当てはめていくための良い意味での「落とし所」を探す作業がとても重要だと感じました。そのために、生活に寄り添う具体的なアドバイスができるDrになりたいと改めて思いました。

 

今後の病院内での研修でも、今回得た「退院後の家での生活」のイメージを活かして、一つひとつの症例を大切に勉強していきたいと思います。

 

大和クリニックの先生方やスタッフの皆さんと離れるのはとてもさみしいですが、今回の経験を活かして研修を重ねて、また在宅の現場に戻ってこられたらと思います.2週間、本当にありがとうございました。

かまや

大澤さやか先生(左)と一緒に

(J2 坂倉)

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学生さんの見学をみんなで歓迎!!

2016年1月16日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 水戸, 未来医療GP

こんにちは S1上田です。
現在慶応大学医学部6年生の二川真子さんが総合診療科関連施設の見学に来てくれています。
後期研修先として考えてくれているようです。
初日の1月13日は大学病院総合診療科の見学でした。
外来やカンファレンスも一緒に参加してもらい、興味のある分野の話も聞いてもらいました。
夜は大学近くのダイニングバーで歓迎会を開きました。
筑波総診グループの特長からキャリアパス、参加者1人1人の将来の夢、なぜかプロポーズの仕方まで(!)みんなの話は尽きません!
明日からもハードな見学スケジュールが続くためほどほどの所で、休んでいただくこととし、お開きとしました。
学びたいことをしっかりと持った素晴らしい学生さんでした!
いつか一緒に働ける時が来ればと思います。
今後は大和クリニック・筑波メディカルセンター病院・北茨城市民病院・水戸協同病院を回る予定のようです。
写真
(S1 上田)

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気ままに、他施設見学@水戸協同病院

2016年1月15日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 水戸, 未来医療GP

1月13日、水戸協同にお邪魔してきました。
総合診療科がほぼすべての内科の病棟管理を任せられており、総診のスタッフを中心に水戸の初期研修医と後期研修医が頑張っていました。
それにしても、圧倒的な症例経験数ですね。

ちょこっとチーム回診につかせてもらったところ、我らが宮崎先生は、同じく筑波総診の五十野桃子先生に手厚く指導を受けておられました。
宮崎先生は、一人一人の患者さんの話をよく聞いていて、「やっぱり総診の医者はデキルな~!」と感心いたしました。(ややひいき目かも?)

水戸協同1

 

 

 

 

 

 

 

スタッフの桃子先生は、ちょうど先生がレジデントの頃に一緒だったのですが、さらに成長されたようです。
宮崎先生をはじめレジデント全員のことを本当によく考えていて、全体を見渡す能力があり、さらに気配りができていてとても頼りがいがある指導医だなあと感じました。
マネージメントする力、見習いたいです。

現在、水戸にいるレジデントの先生(宮崎・稲葉・斎藤先生)に会って、なんだか元気をもらいました。
帰りに弘道館によってみたら、梅がもう咲き始めておりました。
まだ満開にはなりません、春はまだもう少し先のようです。
桃子先生、宮崎先生をはじめ、水戸の先生方、お忙しいところありがとうございました。

(大和クリニック 高木博)

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日本人はヘルスリテラシーが低い??

2016年1月6日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 水戸, 未来医療GP

本日の朝レクチャーは、阪本先生より、「ヘルスリテラシー」についてでした。
そもそも、聞き慣れないヘルスリテラシーという言葉ですが、
「健康情報を獲得し、理解し、評価し、活用するための知識、意欲、能力」とのことです。

そのヘルスリテラシーですが、低いと どんなことが起きるのか?

・ 医療機関の受診回数や入院回数が増える
・ 病気、治療、薬などの知識が少なく、正しい行動が起こせない
・ 医療専門職に自分の心配を伝えられない
など、様々な悪影響がでるそうです。

全米では、なんとそのヘルスリテラシーの低さにより、年間11~25兆円相当の経済的ダメージがあるそうです。
先進国のアメリカでそうなのだから、他の国は、想像に難くないですよね。

 

日本人はどうなのか?

阪本先生の質問に、半数くらいが、「ヘルスリテラシーは高いと思う」に手を挙げていました。
だって、そうですよね。これだけ長寿の国で、医療も充実していて、健康にはみなさん気を配っていて、健康をテーマにしたテレビ番組は軒並み高視聴率で。
ところが、答えは逆で日本人は、ヘルスリテラシーは欧米に比べてかなり低いようです。

具体的には、処方薬の服用方法を理解することが難しいと感じる人の割合は、
EUでは6.5%に対し、日本では25.6%もいるとのこと。
薬局で働く身として、確かに実感するところではあります。

さらに、アメリカ人の感覚では信じられないんだそうですが、
自分に処方された薬の名前、服薬目的、服用タイミングを答えられない人がたくさんいるということ。
実感としては、ほとんど全てじゃないかって思います。

 

では、どうしたらいいのか?

一つは、【Ask Me 3】 という方法が有用とのことです。
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・ 「私のおもな問題は何ですか?」
・ 「私は何をする必要がありますか?」
・ 「それをすることがなぜ重要なのですか?」
を患者家族から医療者に質問してもらい、患者自身の病気とセルフケアに
関する理解を深めることが可能になるとのことです。

伝える側としても当然、情報の伝え方のトレーニングを習慣化させる必要があるな~と感じました。

 

あと、家でも仕事場でもよく使ってしまっているこの言葉「分かりましたか?」、
たいていの人が「はい」と答えてしまうため、理解の確認にはならない不必要な質問とのことです。
確かにそうですよね。

 

では、どうすればいいのか?

推奨されているのは、『teach-back法』です。
医療者から受けた説明を患者さんの言葉で再現してもらう方法で、このプロセスを通して、伝わった内容を確認します。
具体的には、こんな聞き方が答えやすいそうです。

「私が説明した内容をご家族にも伝えるとしたら、どのようにお話しされますか?」
確かに、これならテストされている感じはしないな~。

吸入薬の使用など、新しく伝える手技や手順については、患者に実際にやって見せてもらう
『Show me法』がいいそうです。
それから、家族という資源を最大限活用することも重要とのことでした。

仮に、本人がヘルスリテラシーが低くても、家族が質問を促してくれることも多くありますし、
親が子供に医療者の言葉をさらに分かりやすく翻訳してくれるケースもあります。
また、例えば、A、B、Cの説明をした際に、本人はAしか覚えていなかったとしても、
同席した家族が、B、Cの内容を本人に再度伝えるといった家族内サポートをしてくれるかもしれません。

今日のレクチャーを聞いて、自分ならどんなアプローチができるのか?

なかなか一元的に知識を提供したり、住民教育したりというのは、ハードルが高いので、
まずは、家族を巻き込んで、今日教わったAsk Me 3を推奨して言いやすい環境を整えたり、
重要なポイントは『teach-back法』で確認することを実践していきたいと思います。

また、一つ同僚に伝えたいことが増えました。ありがとうございました。

以上

 

地域医療教育学 佐藤 卓也

なお、ヘルスリテラシーを扱った医療従事者(学生含む)向けテキスト
『ヘルスリテラシーと健康教育』(仮名)が、あのジーニアス英和辞典の大修館書店より、
近日発売予定です。

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「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして