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筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

笠間市での地域包括会議の取り組み 第11回

2017年10月16日テーマ:筑波総合診療グループ, 笠間, 地域包括ケア

笠間での地域包括会議第11回をお伝えします。

 

前回の会議でファミリー健診について話し合いました。既存の健診とは別に新たな健診を新規に行うのはハードルが高いため、夏休みや冬休みに子供が楽しめるようなイベントを行って、そこに来た親世代を既存の健診につなげられるイベントにするということが決まりました。今回は、そのイベントの中身を具体的に考えていくことになりました。

 

まず、この企画の目的は、市民にからだに対する興味を持たせること、そして健診に繋げること、を再確認しました。次に、参加する子供の対象を考えました。子供だけで遊ぶ時間(親と離れる時間)が必要になる可能性が高いため、親と離れても一人でも遊べる子が対象として現実的との意見が出され、小学生以上の子供を対象にすることにしました。

では、一緒に参加した大人に対する具体的なアプローチは何をするのか、をその次に考えました。

地域包括、保健センター、病院、それぞれの施行可能なチェック項目を持ち寄り、

・血管年齢を調べる。(無料だが機械のリースが必要)

・煙草の害がわかるもの。子供と喫煙者のCOを比較する。

・血糖迅速測定

・血圧測定

・身長体重腹囲

・体脂肪率

などが挙げられました。

身長や体重などは、親の値を子供に測らせるのも良いかもしれないとの意見も出されました。それなら、子供も楽しみながらイベントに参加できそうです。

また、地域の商工会がショッピングセンターでキッザニアのような子供向け職業体験を行っており、そこに市立病院もだいぶ前から毎年参加していることがわかりました。子供に対する医療従事者コスプレのノウハウが蓄積されていることもわかり、そのノウハウも活用できそうです。次回はコンテンツ内容やタイムスケジュール、必要物品、宣伝方法などを更に具体的に決めていくことになりました。

 

2つ目の議題は、前回話し合えなかった地域包括支援センターからの企画提案、メディカルカフェについてです。毎月1回新病院で市民向けの講話を行い、その後に医師も交えてのトークカフェを行うという企画です。講話は、3者がそれぞれ持ち回りで行い、市民に知ってほしい様々なテーマを行うという構想です。

私自身、既に保健センターからの依頼で生活習慣病に関する講話などを地域住民に対して行っていますが、この企画を行うことで更に多くのコンテンツを市民に提供でき、トークカフェに医師も参加させてもらうことで市民との距離が縮まりそうな気がして、非常に良い企画だと思いました。

その後の議論では、講話のテーマ決めが難しいという話になりました。そこで、市民の聞きたいテーマをニーズ調査できないかということになり、地域包括支援センターから民生委員を対象にニーズ調査をすることに。そのためにも、次回の会議までに提供可能な講話のテーマを提出することになりました。また、高齢者にとってはメディカルカフェという名称は内容が想起しにくいという指摘もでました。次回の会議では内容に加え、新たな名称も考えることになりました。

 

ここまで10回を超える会議で、段々と企画が現実的なものになってきました。自分の半年の笠間勤務がもう少しで終わろうとしていますが、より良い企画になるようにもう少し頑張りたいと思います。

文責:C2 稲葉 崇

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筑波大学附属病院総合診療科

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