雨引小学校での健康教育授業
2017年8月7日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション
シニアレジデントの坂倉@大和クリニックです。
クリニックの診療圏内にある雨引小学校で、6年生を対象に健康教育の出前授業をさせていただきましたのでご報告します。
今回のテーマは、「薬物乱用防止」。レクチャーとグループワークを織り交ぜ、計45分の授業でした。当初は緊張もありましたが、始まってみると子供たちの生き生きした眼差しや積極的な発言にこちらが引き込まれてしまうくらいで、緊張もいつしか吹き飛び子供たちの笑顔に背中を押されながらあっという間の45分間でした。
前半のレクチャーではパワーポイントを使って、ドラッグの定義や心と体への影響について、幻覚、依存、フラッシュバッグなどの用語を説明し、後半のグループワークでは、「ドラッグを断ろう!」をテーマに児童にセリフを考えてもらい、ロールプレイ形式でドラッグの誘いを断る練習をしました。担任の先生が、ドラッグを誘う不審者に扮して熱演してくださり、児童への熱い思いを感じました。
今回は担任の先生、養護教諭の先生、クリニック院長の木村先生と看護師さんにも協力いただき、準備段階で意見をいただいたり、当日のグループワークの進行やロールプレイを手伝っていただいたりしました。出前授業を通して養護教諭の先生から、普段の子供たちの様子や健康問題、健康教育のニーズについて色々と直接教えていただくことができ、貴重な経験となりました。
また、学生時代に取り組んでいた健康教育サークルの資料を引き出してきたこともあり、現在の後輩たちの活動やミーティングの様子に触れ、熱心に議論しながら授業作りをしている後輩たちの姿に背すぎが伸びる思いがし、また当時の自分たちの熱意や勢いを懐かしく思い出す機会となりました。
反省点を次に生かしつつ、出前授業を通じて地域の顔の見える関係が広がっていくといいなと願います。ますます親しみのわいた大和の地域で、残りの2ヶ月の研修に励みたいと思います。