筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

つくば総診秋季セミナーを開催

2014年11月7日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座

10月25日、筑波大学附属病院でつくば総診秋季セミナーを開催しました。
今回のセミナーは2つのワークショップとワールドカフェ。
ワークショップは筑波メディカルセンー病院の林幹雄先生が「一歩先をいくサマリーの書き方・教え方」、吉本尚先生が「プライマリケアにおけるアルコール問題の対応」についてレクチャーしてくださいました。
 林先生のワークショップでは、「なぜサマリーなのか?」という疑問から始まり、サマリーの意義や書き方のコツを数々の論文を交えて紹介。
臨床能力の向上や臨床経験を増やすことが良いサマリー作成に繋がるというmessageが印象的でした。

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 吉本先生のワークショップは、ご自身が政策などにも関わってらっしゃるアルコール問題についてレクチャー。
意外にもプライマリケア医を対象としたレクチャーは初めてとのことです。
様々なエビデンスを交えながら、プライマリケアの現場で扱いやすい「SBIRT」という枠組みを紹介してくださいました。
アルコール問題は我々の日常診療でも遭遇する機会が多いのですが、対処方法に苦慮することが多いのが実情です。
そのためなのか、レクチャーの途中でメンバーから質問が殺到!!
なかなかレクチャーが先に進まないというハプニングはありましたが、それだけメンバーの関心が高いということですね。
ぜひ第2弾もお願いします。

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 最後はワールドカフェ。「こんなことがたまらなく好き!」というテーマで日々の研修・仕事のやりがいを語ってもらいました。
ワールドカフェは4、5人のグループでのディスカッションを3回繰り返します。4月のウェルカムセミナーで初めて行い、好評だったのですが、今回も多いに盛り上がりました。全体共有では、「大事なことは全て小学校で学んだ」「D(出会い)K(こっそり覗き見)A(あいさつ)サイクルを回そう」といったユーモア溢れるメッセージが多くあり、会場は笑いの渦に。全員が楽しんでいた様子が伝わりました。

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 つくば総診では定期的に全体セミナーを行っており、普段離れた場所で仕事をしているメンバー同士が直接顔を合わせる貴重な機会になっています。仕事やキャリアの悩みを同僚や上司と共有できるのもいいですね!
 次回は2月の教育セミナーです。

 

(スタッフ 大塚 貴博