筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

医学教育学会 学生セッション 発表報告

2016年8月10日テーマ:筑波総合診療グループ

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ポスターを前に発表している川越さん

総合診療科の指導医とともに

総合診療科の指導医とともに

7月末に大阪医科大学で行われた第48回日本医学教育学会の学生セッションにおいて、筑波大学医学類6年生の川越亮承さんが、「離島における医師の研修と生涯教育」のタイトルでポスター発表をされました。

これは、昨年9月に、総合診療科選択クリニカル・クラークシップにおいて沖縄県立宮古病院および附属多良間診療所で計2週間の実習をさせていただいた経験をもとに発表されたものです。川越さんは実習後の振り返りを通して気づいたことから、医師の研修、日々学んでいくプロセスについて更に学びを深め、ポスターを作成しました。

当日は、堂々とした姿で、熱く自分の言葉で聴衆に語りかけるようにして発表されました。

指導にあたった、総合診療科スタッフの春田淳志先生からは、「自らの学びを、自分の言葉でとてもわかりやすく表現した素晴らしい発表だった。実習中から川越さんを見ていて、疑問に思ったことを素直に言葉にして、そして彼の言葉で疑問を解決していくプロセスを言語化できたことにとても感動しました。」とコメントをいただきました。

川越さんは、「学会発表を経験して、自分の経験をまとめて発表する機会となり、思い切ってチャレンジしてよかった。発表されていた他大学の学生からもいい刺激を受けた」とのコメントを下さいました。

川越さんはこれから8月末から始まる卒業にむけての総合試験に臨みます。今回の発表の経験を糧に、更に成長されていく姿をスタッフ一同楽しみにそしてご活躍を期待しています!

指導医 高屋敷明由美