企業のファミリーデーでタバコの話をしてきました
2014年9月10日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
8月下旬、テルモ(株)様のファミリーデーのイベントで、健康の話をさせていただきました。
実は、「禁煙施策が進まないがどうしたらいいだろう」というご相談を受け、 「子供から伝えてもらうと、効果がありますよ、お手紙なんてどうでしょう?企業ではよくあるファミリーデーなんかに便乗できるといいと思いますよ」 という提案を。ついでに、私の論文を引用して。(笑) https://www.jstage.jst.go.jp/article/generalist/36/4/36_291/_pdf
ファミリーデーとは、会社の取組として、従業員の家族の職場訪問を受け入れ、日々従業員を支えてくれる家族に職場に対する理解を深めてもらうとともに、同僚との交流を図り、それぞれの従業員にも大事な家庭があるということを社内全体で再認識する取組のこと(「TOKYO はたらくねっと」http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/equal/tsd/familyday/index.html ) 夏休みや土日を利用して、実施している企業がこの2,3年増えています。
おりしも、ご相談いただいた3週間後が、ファミリーデー当日とのこと!これを逃す手はないと思い、「健康の話をきいて、お手紙を書こう」というコンテンツを入れていただくことに。
当日お伺いすると、 「先生のお生をお呼びするので、入ってきてくださいね!」との急遽演出指示が(笑)。
司会 「じゃあみんなで、“つつみせんせーい!”って呼びましょうね」
会場 つつみせんせーい!
司会 「あれ?みんな声が小さいぞ。もう一回!」
会場 つーつーみーせんせーーーーーーい!!!
ここまでされたら、私の女優魂(笑)に火が付き、まるで歌のお姉さんのごとく、白衣の私は「はーーーーーい!こんにちはぁぁぁー」と甲高い声で会場に走りこみました。
心筋梗塞の話から、たばこ、メタボ、減塩に絞っての話。私自身、とても楽しく「あーーこれ天職かも」と思えました(笑)
さらに先日こんなアンケート結果を頂きました。うれしかったです!しかも、なんとこの1か月で3名の社員が禁煙をスタートさせたとのこと!!!結果につながり、本当にうれしく思います!
<頂いたアンケート>
■帰ったら5歳の娘に、「げんえんのごはんをたべてね」と手紙をもらったので分かりやすく説明された
■引率者も耐屈することなく、絶賛
■子供(小一)にはわからないと思ったが、意外に覚えていてふとした時に煙草ってよくないよね、と話ていた
■先生が素晴らしい。 一方的ではなく ちびっこにも分かるように噛み砕いた表現だった
■しっかりとメモを取っていました。手紙も親にではなく長生きしてほしいおじいちゃんに書いていたところに驚いた
■飽きやすい子供の興味をひきつけるよう、先生は短く話をまとめうまく話していた。内容も健康に関する内容でよかった
■子供の目線で興味をひくような話し方が素晴らしかった
■帰りに早速子供から体に気を付けるようにと言われた
■たとえ話が子供にもすごくよくわかって、しっかりと覚えてる
(スタッフ 堤 円香)