日本在宅医学会もりおか大会でポスター発表しました
2015年5月4日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学
2015年4月25日、26日と盛岡で開催された「第17回 日本在宅医学会もりおか大会」に参加し、初めての臨床研究「在宅高齢polypharmacy患者の薬剤理解度調査」のポスター発表を行ってまいりました。
2014年1月~12月の1年間、桜川市の大和クリニックにて在宅医療の研修を行っていました。学会発表は毎年行っていましたが全て1例報告のみで、そろそろ研究もやってみたいなと思っていたところ、同じくクリニック勤務の高木先生の全面バックアップのもと研修中に臨床研究を行うことになりました。
テーマはもともと漠然と抱いていた「薬をたくさん飲んでいる患者さんって自分の薬のことよく分かってんのかな?」という疑問。そこからリサーチクエスチョンを考え、先行研究の調査、対象者の設定、方法を具体的に考えていきました。今回の調査には、大和クリニックがいつも訪問調剤でお世話になっている協和調剤との合同研究という形を取りました。顔の見える連携を毎日していますので研究の打ち合わせもとてもスムーズ。時に近くのラーメン屋でミーティング・・など地域での研修の良さを改めて感じていました。
そうしてようやく形にできた「在宅高齢polypharmacy患者の薬剤理解度調査」。当日の発表もそれなりに盛り上がりをみせ、とてもよい経験となりました。
今回は横断研究でしたが自分で計画を立て、形にできたことで、今まで遠い存在と感じていた「臨床研究への道」がとても身近に感じられたのは高木先生はじめ皆様のご指導のおかげです。
忙しい臨床の中ですが日々の疑問を大切に、今後も経験豊富な指導医の先生方のご指導を仰ぎながら研究をやってみたいなと思っています!
(神栖済生会病院 内科 C2 細井)