ウェルカムセミナー開催です!
2018年5月9日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学
(後期研修医1年目のみなさん、よろしくお願いします!)
(新しいスタッフの先生方もよろしくお願いします!)
(つくば総診全員集合!)
4/21(土)22(日)の2日間、総合診療科ウェルカムセミナーが開催されました!とても楽しかったです!!
まさに至れり尽くせりの内容でした。まずは筑波総合診療グループの目指す医師像や研修の進み方のオリエンテーションに始まり、自己紹介とやや込み入った(!?)クイズ大会、熱い話が繰り広げられた二次会が行われ、2日目はポートフォリオや予防医学を体験するセミナー、病院・診療所紹介と続き、診療グループの運営を垣間見て、あっという間に1泊2日は終わってしまいました。
終わったあとの率直な感想は、
・諸先輩方の只者ではない雰囲気に圧倒された。
・諸先輩方の視点の多様さや深さ、それを自在に扱う力に圧倒された。
・けれども、これだけトレーニングを積む機会があったら当然だろうとも思った。
・後期研修の全体像をおおまかに把握することができ、先々への不安が減った。
といったところでしょうか。(良い意味で)とんでもない組織に入ってしまいました。
御多忙の中参加をして下さった皆様、準備をして下さった皆様、差し入れをして下さった皆様、本当にありがとうございました。後期研修医1年目一同、先生方の胸を借りながら一歩一歩前進して参りたいと思いますので、今後とも御指導のほどお願い申し上げます。
後期研修医1年目 伊藤有理
地域医療センターかさまでの研修が始まりました
2018年5月4日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 笠間, 地域包括ケア
(地域医療センターかさま)
4月より笠間で研修している後期研修医3年目の竹内です。
研修のメインフィールドである市立病院は,ちょうど今年4月に「地域医療センターかさま」として移転オープンしたばかりです。
地域医療センターかさまは医療・保健・福祉の3分野が集まった複合施設で,市立病院と同じ建物の中に保健センターと地域包括支援センターが併設されています。
地域の多機能型病院として,多職種による予防・治療・介護の切れ目のない連携を目指しています。よろしければ,過去に当ブログで連載された「笠間市での地域包括会議の取り組み」もぜひご覧ください。
まだまだ慣れないことが多く,皆様に支えて頂きながら外来や病棟,在宅の診療を何とかこなしている毎日ですが,自分もこのセッティングを活かした笠間ならではの経験を積めたらなと思います。
最寄りのJR友部駅から徒歩圏内で,(当たり前ですが)ピカピカの新しい病院ですので,皆さんもぜひ一度お越しください!
後期研修医3年目 竹内 優都
はじめてのレジデントデイ
2018年4月25日テーマ:筑波総合診療グループ
(レジデントデイの様子)
はじめまして、後期研修医1年目の海老澤由香と申します。
現在筑波メディカルセンター病院で勤務しております。
4月13日、初めてのレジデントデイでした。
レジデントデイは、2か月に1回、普段他の施設で研修している同期が集まり、研修の振り返りを行うものです。実際に参加してみると、直接同期の話を聞き、またお互いに悩みを相談しあえることができてとてもよかったと思います。
今年度から研修を開始した後期研修医は全員、出身大学は違えど同じ筑波大学で初期研修を行って参りました。2年間同じ職場で働いていても、まだまだお互いのことは知らないことがたくさんあったことに気づきました。いつでも相談できる仲間がいてくれることはとても心強いと思っております。
これからも仲間と協力し合いながら頑張りたいと思っております。
未熟者ではございますが、頑張っていきたいと思います。ご指導の程どうぞよろしくお願いいたします。
海老澤 由香
地域総合診療医学 記念講演会
2018年4月23日テーマ:筑波総合診療グループ
大子町で寄附講座のキックオフイベントが開かれました
(講演会の様子)
今年度から始まった寄附講座「地域総合診療医学」に関連して、寄付講座に出資していただいている大子町にて、4月8日に記念講演会が行われました。
本学からは、前野教授と私の2名が参加し、前野先生からは「県北の地域医療のあり方について」というお話があり、私からはアドバンス・ケア・プランニング(ACP)について地域の住民の皆さんにお話をさせていただきました。
(前野教授)
当日は約200名の住民の方々にお集まりいただき、皆さんとても熱心に聴講しておられました。質疑では、総合診療の診療範囲やACPに関して具体的な事例も交えて活発にご質問いただきました。
(片岡医師)
これから、大子町の医療機関で週1回私が勤務するほか、健康教室も行う予定です。町の健康を支える手助けとなれるよう、頑張りたいと思います。
片岡 義裕
大学総診歓迎会
2018年4月15日テーマ:筑波総合診療グループ
(大学総診歓迎会の様子。お弁当が美味しそうです。)
大学総合診療科で新入職員の歓迎会が行われました
4月はじめは桜もあっという間に散ってしまうほどの陽気でした。
いろいろな施設で新入職員の方を迎えているかと思いますが、大学総合診療科でも新しいレジデントやスタッフの先生方を迎え、恒例の歓迎昼食会が4月6日(金)に開かれました。
自己紹介では個性豊かなエピソードが飛び出し、とても盛り上がりました。中には自己紹介のスライドを用意してくれた先生もおり、とても楽しい会でした。
これから新しい仲間とともに、頑張っていきたいと気持ちを新たにできた一日でした。
スタッフ 片岡 義裕
大学院2018年度スタート!
2018年4月13日テーマ:筑波総合診療グループ
新年度がスタートし、大学院でも2018年度初回のリサーチセミナーが行われました。
リサーチセミナーとは、地域医療教育学の大学院生がそれぞれの研究テーマについて
発表し、他の大学院生や指導医の皆様とディスカッションをするセミナーで、2週に1回程度行っています。今回は初回ということでオリエンテーションが行われ、大学院での4年間のスケジュールや学ぶべきことなどを教えていただきました。
私も昨年度で後期研修を修了し、今年度から大学院に入学させていただきました。中山元先生、太田龍一先生も大学院に入学され、大学院1年生は3名でスタートとなりました。研究という新たなフィールドを学ぶことにワクワク半分、不安半分といったところですが、皆様に御指導いただきながら頑張っていきたいと思います!
文責:稲葉 崇
高校生1日実習@北茨城家庭医療センター
2018年4月12日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 北茨城, 地域包括ケア
北茨城市民病院附属家庭医療センターにて高校生の1日実習を受け入れました!!
4月から家庭医療センターにて勤務をしている大澤です。
4月から、北茨城市民病院には、C2レジデントの宮崎先生や、五十野桃子先生も五十野博基先生もご勤務されるようになり、北茨城がどんどんパワーアップしてきています!!
ぜひ、みなさん北茨城へお越しください^^
さて、今回は2018年3月28日から4月5日までの計5日間に8名の水戸葵陵高校の医歯薬コースの高校生の方が、家庭医療センターにて実習をにきてくれたことを報告します!みなさん、医療系に将来進みたいと考えている高校生のみなさんです。
看護師や医師になりたい高校生やまだ職種は決まらないけど、人に役立つ仕事として医療系を目指したい、など様々な思いを持って見学に来てくれました。
将来有望です。
家庭医療センターで医師の仕事だけに限らず、看護師さんや事務さんの仕事内容も見ていただきました。外来見学や、予診のお手伝い、訪問診療などにも同行してもらいました。また、筑波大学の医学部の学生さんも実習にきて高校生の方といろいろとお話をしていたので、高校生のみなさんにとってより近い将来の姿が見れたことは刺激的であったのではないかと思います。新しい経験や視点を得ていただけたのではないかと思います。
高校から大学や専門学校等に進学され、様々な医療分野のことを学んだ後に、茨城県内で活躍してくれることを期待しています〜!!
文責:大澤
感謝の会 その2
2018年3月31日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学
(その1はこちら)
大学総診で感謝の会が行われました
3月19日(月)のお昼に、来年度からつくばセントラル病院に異動される山本由布先生へ、感謝の気持ちを伝える会を行いました。
山本先生は、実際には4月からも大学での勤務日があるのですが、所属としてはいったん大学を離れられるということで、今回の会が開催されました。
会の中で感謝状と記念品が手渡され、ご本人や前野先生、吉本先生からのご挨拶がありました。
私はまだ山本先生とご一緒に仕事させていただくようになって2年ですが、後期研修でつくばにいらした2010年から、さまざまな現場で活躍されてきたことが、いろいろな先生のお話から伝わってきました。これからもますます活躍の場を広げられることと思います!
天気もよく、春らしいお弁当もおいしく、とても和やかな会となりました。
片岡 義裕
感謝の会 その1
2018年3月31日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学
(感謝の会の様子)
先日、大学内で「感謝の会」が行われました。
これは、今年度でご退職される方へ感謝する会、また一定期間大学に勤務され学生や研修等の教育・研究に尽力されてきた方々への労いの会です。
秘書さんたちがセッティングしてくださった素晴らしい空間で、おいしいお弁当をいただきました。
あっという間の時間でしたが、みんなでこれまでを振り返り、懐かしい話や写真をみて盛り上がりました。
感謝状やプレゼントの贈呈では、送る側・送られる側ともに感極まってしまうこともあり、これまでご尽力いただいたことへの深い感謝とご退職される寂しさでいっぱいでした。
この時期は別れ、そして新たな出会いの時期でもあります。
これまで関わってくださった方々への恩を忘れず、新たなステージへ進んでいきたい。
そう思える素敵な会でした!
後藤亮平
(その2もあります)
『ヘルスリテラシー向上のための患者教育』のレクチャーに参加して
2018年3月8日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア
今日のモーニングレクチャー(学生とレジデント向けに行われる朝の勉強会)では
阪本先生より『ヘルスリテラシー(※)』について勉強しました!
今回のレクチャーでは、
ヘルスリテラシーの定義や社会に与えるインパクトについて、阪本先生が解説した後、
実際に遭遇した事例を共有しながら、レジデントの先生方、学生でディスカッションしました。
実際の患者さんを見てきたレジデントの先生方ならではの経験事例から、学生が実際に見聞きした事例まで次々と挙がりました。
その中には、次のような事例があり、驚きました。
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【経験事例】
意識障害、低血糖症で救急搬送された患者さん。
救急対応をした医師が、詳しく状況を確認したところ、下記の状況が判明。
自己注射するインスリンの量を忘れてしまった患者さんが、ふと注射製剤の容器を見ると
30Rと書いてあったので、30単位を自己注射してしまっていた。
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あくまで30分の『モーニングレクチャー』なので残念ながら
ヘルスリテラシーの全てを話し合うことは出来ませんでしたが、
実際の医療者の対応、その後の経過も非常に聞き応えがありました。
ケースレビューの様にヘルスリテラシー関連ケースレビューがあれば、とても勉強になると思います。
今回のレクチャーでは、ヘルスリテラシーを学んだ後、それをどう臨床に活かすかという
事についても話が及びました。
具体的には、実際の臨床の現場で患者さんに『分かりましたか?』と聞いても、
大抵の人は『はい』と頷いてしまうという事、それを回避するために
teach-back法(詳しくはこちらの記事を参照)があるという事を学びました。
医師になったら是非実践したいです。
私はまだ医学生ですが、ヘルスリテラシーに関わる事例はいくつも体験しています。
病院で処方される薬を全く飲んでくれない患者さん、誤った情報を強く信じ込んでしまってい
る患者さん・・・・ 『日本人のヘルスリテラシーは意外に低い』事は、
既に証明されていますが、未だ医療者としての経験の浅い私の実感にも即していると思います。
今日学んだ事を意識しながら、日々の臨床の場面でも公衆衛生的な視点でも勉強していきたいと思います。
(※)ヘルスリテラシーとは『健康情報を獲得し、理解し、評価し、活用するための知識
、意欲、能力であり、それによって、日常生活におけるヘルスケア、疾病予防、ヘルスプ
ロモーションについて、判断したり意思決定をしたりして、生涯を通じて生活の質を維持
、向上させることができるもの』というかなり広範な領域に及ぶ概念である。
医学生5年 S. U.
利根町国保診療所X利根消防署「いつ呼ぶの?救急車」
2018年3月8日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 利根町
(市民向け講座「いつ呼ぶの?救急車」)
こんにちは、利根町国保診療所で研修中の孫です。
先日、市民向けの救急車の適正利用についての講座「いつ呼ぶの?救急車」を開催しました。
昨年6月に、前任の高橋先生が利根消防署とコラボレーションして1回目を開催し、今回は2回目の開催となります。1回目の会で「困った時はどこに相談すればいいのか?」という質問もあったため、今回は準備段階から保健師にも関わっていただき、休日夜間診療所、Q助のアプリ、救急医療情報コントロールセンター、介護タクシーの案内なども含めて行いました。
一般的に救急車の適正利用というと「常識外の救急要請をやめましょう」となりますが、1回目で行った事前事後アンケートの結果と、利根町での実際にあった救急要請のデータを分析すると、常識外の救急要請は実際かなり少なく、症状に対しての判断が難しいため軽症例の救急要請が半数以上になってしまっていることがわかりました。そこで今回は、利根町で実際にあった軽症例をいくつか提示し、どういう場合に救急要請が必要なのかを皆さんと一緒に考えていく形式にしました。途中で、心筋梗塞の症例で、救急要請してから病院に搬送されるまでの流れを救急隊にデモンストレーションもしていただきました。
当日の参加者は全員救急車を要請したことがあり、関心が高い人が集まったため積極的に質問が出ていました。今後も利根消防署と保健師と協力し、第3回、第4回・・・と引き続き開催を続けていく予定ですが、今後はもっと多くの人に参加してもらうため、どの場でどういう人を対象にやっていくか、が課題になってきます(民生委員の集まり、シルバーリハビリ体操の集まりで少し時間をもらってやっていくなど)。
利根町は比較的小さい町だからこそ、他職種と連携して地域のヘルスプロモーション活動が行いやすく、とても勉強になりました。私自身もうすぐ利根町での研修は終わってしまいますが、他の場所へ行ってもこのような活動を続けていけたらいいな、と思っています。
孫 瑜
家庭医療学冬期セミナーで「ヘルスリテラシー」の紹介をしました
2018年2月24日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 神栖, 未来医療GP, 地域包括ケア
(冬期セミナーでプレゼンしてきました)
(Teach backは患者さんに説明を復唱してもらう方法、Ask Me 3は3つの質問を患者さんから医療者へ尋ねてもらう方法です)
S1木村です。
2月10日・11日に行われた第13回家庭医療学冬期セミナーで、後期研修プログラム紹介とヘルスリテラシーについてのプレゼンを行ったのでご報告します。
今回の企画は「全国プログラム見える化大作戦」という特別セッションで、全国各地の後期研修プログラムの強みと、日常診療で実際に役に立つTipsを持ち寄って共有しようというものでした。
つくば総診を含む8施設から専攻医が集まり、各々6分40秒間のプレゼンを行いました。
私のテーマは「ヘルスリテラシー」。
ヘルスリテラシーを短い言葉で説明するのは難しいですが、私達の診療でストレートに問題になるのは患者さんが自分の病状をどのぐらい理解しているか?ということ。それに対するアプローチとしてAsk Me 3、Teach backという2つの手法を紹介しました。
短い時間にエッセンスを詰め込んでお話した…つもりですが、はたして伝わったかどうか。
今回のプレゼンの内容が「Gノート」の連載になるそうなので、掲載されるときにはまたこちらでご報告します!
後期研修医1年目 木村紀志
【関連記事】
第4回 『患者の理解をぐっと深めるコツとヘルスリテラシー ~その説明,わかってもらえていますか?~』 (つくば総診 木村先生執筆/阪本指導、千葉大 鋪野先生監修)
本イベントでの内容をさらに深めたコンテンツが、羊土社のホームページにて公開(2018年6月28日)
卒業セミナー2018のご報告
2018年2月13日テーマ:筑波総合診療グループ
(卒業生8人と前野先生)
筑波大学附属病院総合診療科 緩和ケアチームで研修中のC2 久野 遥加です。
筑波大学附属病院総合診療グループでは、毎年2月頃に最終学年のレジデントが研修発表を行う場として卒業セミナーを行っています。
今年は、2月3日(土)、4日(日)に開催され、8名のレジデントが卒業となり、レジデントと指導医あわせて40名近くが参加しました。私も卒業生の1人として参加させていただきましたので、当日の様子についてご報告します。
1日目は、後期研修の卒業生である髙木 博先生からキャリアについての講演などがありました。
高木先生は、総合診療の後期研修での学びを活かし、救急診療から診療所の経営、大学院での研究まで多方面に活躍され、「型を知り、型をくずせる」というスタンスで学び続けているというお話が印象的でした。
この日は、夜は筑波温泉で懇親会も行われ、普段は遠方にいる先生方とも交流し、和気あいあいと話が盛り上がりました。
2日目は、卒業生によるポートフォリオ発表会や専門医試験で行われるCSA(Clinical Skills Assessment)が行われました。
ポートフォリオ発表会は、今年はブース形式で行われ、卒業するレジデントは後期研修での学びを思い思い語り、現役レジデントと指導医からの熱いコメントが飛び交いました。
また、2日目のお昼には、卒業証書と記念品の名前入りネームホルダーの贈呈が行われました。
この2日間を通して、いつもあたたかく背中を押してくれる筑波総診で研修できて本当によかったと心から感じました。本当にありがとうございました。
卒業するレジデント一同、後期研修で培った学びを糧に、家庭医・総合診療医として地域医療を支えていけるよう、これからも成長していきたいと思います。
後期研修医4年目 久野 遥加
エキスパートナース2018年2月号「”意識障害”の患者で見たい検査値」
2018年2月5日テーマ:筑波総合診療グループ
(劉先生とエキスパートナース2月号)
PGY6の劉@大和クリニックです。この度、獨協医科大学総合診療科志水太郎先生のお誘いで、エキスパートナース2018年2月号に「”意識障害”の患者で見たい検査値」を執筆させていただきました。雑誌への投稿は初めてで大変でしたが、とても勉強になりました。
今回はわかりやすさ・覚えやすさを重視して「血糖」「Na」「Ca」の3項目に絞りました(本当は腎不全、肝不全もあるのですが…)。ナース向けですが、よろしければ手にとってお読みいただければ幸いです。
改めてお声掛けいただきました志水先生、原稿をチェック頂いた堺市立総合医療センターの大武先生、妻鹿先生に感謝申し上げます。ありがとうございました。
(劉 彦伯)
茨城県神栖市 第1回多職種教育研修会「効果的な退院前カンファレンスとは」 その2
2018年2月2日テーマ:筑波総合診療グループ, 神栖
その1はこちら!
教育研修会は神栖市保健管理センターで2018年1月25日午後6時45分から9時頃までの時間で行いました。
病院・診療所の医師、歯科医師、薬剤師、病院看護師、訪問看護師、理学療法士、ソーシャルワーカー、ケアマネージャー、事務員、ヘルパーなど様々な職種、約60人が参加して下さいました。
今回の研修会では事前事後のアンケートを行いました。感想のなかには、「他の職種の役割・できることについて新たな気づきや学びが得られた」、「自分だけでは気が付かないような様々で意外な情報(例えば要介護の有効期限、保険の種類、家屋構造など)が必要になることに驚いた」という感想も多数寄せられました。また普段、在宅医療に関わっていない病院看護師からは、「多職種で情報を共有することの重要性や退院前カンファレンスの意義が理解できた」という感想が寄せられました。また「患者さんの性格や信念、自宅退院して何をしたいかによって、提供するサービスも変わってくることを意識する必要があることを改めて実感した」という声も多数寄せられました。これら研修会のアンケートを集計し、今後の研修会の改善につなげていきたいと思います。
こうしてスタッフ・ファシリテーターとして準備に関わると、参加者側として研修会に参加するだけの場合よりも、多職種間で様々な意見に触れて議論を深めることができ、深い学びや知識の定着が得られることが実感できました。
今回の研修会をきっかけに、様々なテーマについて研修会を企画・実施することで、よりよい在宅医療を提供できるように自ら研鑽に励んでいきたいという気持ちを新たにしました。
海老原 稔
茨城県神栖市 第1回多職種教育研修会「効果的な退院前カンファレンスとは」 その1
2018年2月2日テーマ:筑波総合診療グループ, 神栖
研修会の様子
茨城県神栖市 第1回多職種教育研修会「効果的な退院前カンファレンスとは」を開催しました。
神栖済生会病院内科 チーフレジデント2年の海老原です。茨城県神栖市の在宅医療の推進・普及のための取り組みの1つとして、細井先生と私とで神栖市の多職種連携に関する研修会を企画し、先日2018年1月25日に第1回目を行いました。
この教育研修会は、今年から新たに神栖市で取り組む活動の一つで、年に4回、3か月ごとにワークショップ形式で行う予定です。事前に済生会病院に隣接する訪問看護ステーション管理者、他の訪問看護ステーションの訪問看護師、近隣病院の社会福祉士、理学療法士などに協力を依頼し、多職種で構成される研修会ワーキンググループを結成しました。WGでの話し合いでは、研修会で扱うテーマとして「認知症」、「誤嚥性肺炎」、「緩和ケア」、「看取り」、「神経難病」、「リハビリテーション」、「退院前カンファレンス」等、在宅医療に携わる上で必要不可欠なテーマが挙がりました。その中で第1回目のテーマとして「効果的な退院前カンファレンスとは」を選びました。これは、カミス「ココ」でずっと会議(多職種連携会議)で今後の神栖市の在宅医療推進の解決策の一つとして提案されたテーマでもあることからテーマとして選出しました。
教育研修会本番に向けて2017年11月28日、12月19日、2018年1月16日の3回に渡って、教育研修会の進め方、提示症例の内容についてWGで話し合い、ブラッシュアップしました。多職種の役割を理解し、他の職種が欲する情報とはどのようなものなのかを参加者が自然に理解できるように内容を工夫していきました。
続きは報告 その2で!
雪の日の風景
2018年1月30日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 大森医院
1月22日(月)の夜にかけて、関東は大雪でした。
つくばをはじめ県内の様々なところで積雪が多く、道路や鉄道など混乱をきたし、大変だった方もいらっしゃるかと存じます。
私が週1回勤務している大森医院の周辺は、標高が高いこともあり、東北や北海道かと見紛うほどの雪景色でした。ちょうど実習に来ていた学生も、寒さと雪に驚いていました。
長靴を履いて訪問診療に行きましたが、ご近所のみなさんが声を掛け合って雪かきをしたりと、寒さや雪で大変な時だからこそ、地域のつながりを感じるところもありました。
片岡 義裕
APMECでのワークショップ実施報告
2018年1月20日テーマ:筑波総合診療グループ
APMEC(Asia Pacific Medical Education Conference)という国際学会で、多職種連携・協働のEvidenceをアジアあるいは異文化で適応することの意義を考えるワークショップを開催しました。
4時間のワークショップは、イントロ(春田)、IPEレビュー(後藤)、Culture Map(小曽根)、日本の多職種カンファレンス(春田)で構成し、それぞれにワークを挟み、参加者とディスカッションしながら進めました。
参加者は、主にシンガポールの医師や看護をはじめ、PT、OTなど多職種でした。ワークの中では、各国の文化の違いだけでなく、制度や組織の問題等、多方面のディスカッションが行われました。特に、最後に実施した日本の多職種カンファレンスのビデオと評価票を使用した連携評価に関するワークが好評で、まだ専門職種が十分に分化しておらず連携が想像できないというラオスの方にとっては、多職種でのカンファレンスがどのようなものか理解しやすかったとフィードバックをもらいました。また、シンガポールの方からは、評価票をシンガポールでも使ってみたいという声をいただきました。
このワークショップを契機に、文化の相違のもとでEvidenceを援用するには限界があることを実感し、文化が似ているアジア諸国内で連携教育のEvidenceを発信していくことの必要性を共有できました。
ワークショップ終了後には3人で振り返りを行いました。準備は決して楽でなく反省点もありましたが、無事終了したことの安心感とちょっとした達成感がありました。
今後も国内外問わず、より多くの方と連携教育のEvidence構築の必要性を共有していくとともに、私達自身も研究に取り組んでいきたいと思います。
春田 / 小曽根 / 後藤
河野大輔先生 大学総合診療科での研修報告
2018年1月19日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学
後期研修医の河野大輔です。2017年10月から12月まで大学で研修をさせていただきました。
アカデミックな環境で3か月間研修できて、非常に良い経験が出来たと思います。
無事に3か月間研修出来たのも、指導医の先生方、秘書のみなさん、一緒にローテーションしていた広川先生、佐藤拓也先生、佐藤瑠美先生のサポートがあったからだとつくづく思いました。この場を借りて感謝申し上げます。
さて、今回は2017年12月15日に送別会を行っていただいた時の様子を少しだけご報告します。
午前中の外来も時間押すことなく終了し、みんなそろって会食が始まりました。
広川先生がリクエストしたお店のお弁当は、ほんとにおいしかったです。
会食中に「2017年はどんな年だったか」のテーマで1人づつ発表しましたが、みなさん色々あった1年だったんだなと感じました。
自分の1年を振り返っても、色んな事があり記憶に残る一年だったと思います。
最後まで和気藹々とした感じで、最後に阪本先生のカメラで記念撮影して頂き送別会は終わりました。
楽しい時間でした。有難うございました。
2018年も皆様宜しくお願い致します。
2017年 大忘年会
2017年12月17日テーマ:筑波総合診療グループ
12月1日につくば総診グループ毎年恒例の忘年会を行いました。
総診メンバーに加えてご家族の方々も含めて30人以上の方にお集まりいただきました。
小さなお子さんもたくさんいらっしゃって、賑やかな楽しい会となりました。
つくば総診の忘年会では参加者の仮装が恒例となっていますが、今年も気合の入った仮装と余興の数々、楽しませていただきました!
今年の仮装大賞は事前に入念な準備をされたという、K先生のブルゾンちえみ。
素晴らしい余興もいっしょに披露していただきました。
私自身はルパン三世の格好をして、子どもたちの「飴つかみ取りゲーム」の司会をさせていただきました。小さなお子さんたちと触れ合う機会というものは、実に心なごむものでございますね。
幹事の先生方、参加してくださった皆様、ありがとうございました!
どうか、良いお年を!
後期研修医1年目 木村紀志