筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

「産業医 交流会&勉強会2023」学生レポート~前編~

2023年12月27日テーマ:筑波総合診療グループ, 神栖, 未来医療GP

筑波大学 医学類M4の山本さんが、2023年11月25日(土)~26日(日)の二日間に渡って開催された「第5回 交流会を兼ねたリアル産業医勉強会」に参加して、感じたことをレポートしてくれました。3回に渡って、お送りいたします。

 

初日の勉強会は、鹿島港からはじまりました。

花王(株)やDIC(株)、AGC(株)などの有名企業が立ち並ぶ鹿島臨海工業地帯のコンビナートを田中産業医、阪本産業医(総合診療医)による解説付きで、ユーリカ号でクルージングしながら一望しました。

普段、道路や街側からしか見ない工場の景色は、一部に過ぎず、港側から工場の景色を眺めることで、その規模の大きさを実感しました。

原油などの原料を運ぶ船はオーストラリアや中国など様々な国からやってきており、国際色豊かな現場を目にしました。

また、山のような形で90万トンもの岩塩が保管されている様子も見ることができ、生活とは異なる工場独特のスケールを実感しました。

それぞれの規模が大きく、もはや一つの街のように見えました。


特に印象に残った一コマは、多くの船舶上の設備に「NO SMOKING」や「SAFETY」と書かれていたことです。

安全はどんな職場においても最優先されることですが、特にこのような場所では、一瞬の油断が大きな事故につながることもあります。全員で、安全と健康を守る努力が常に行われているのだろうかと考えを巡らせずにはいられませんでした。

 

クルージングの様子は【動画】でもご覧いただけます。

中編につづく

【目次】
 中編
 後編

 

 

 

【産業医のトレーニングを受けたい方へ】
神栖産業医トレーニングセンター(茨城県神栖市)では、鹿島臨海工業地帯で活躍する日本産業衛生学会の指導医らが在籍し、産業医業務を通して、実地トレーニングが受けられます。
特徴:鉄鋼業をはじめ、多様な業種の企業があることから、ほぼ全領域の有害業務の管理などが経験できる極めて貴重なセッティングです。

https://www.kohp-tc.com/doctors.html

筑波大学総診チームが神栖済生会病院に、常勤で多数勤務しております。そのため、総診のスキルを維持しつつ、産業医の資格取得・産業医研修を受けることができ、同時に在宅医療専門医も取得できるコースをご用意しています。

つくば総診公式ホームページより、将来のキャリアパス「産業医」
https://soshin.pcmed-tsukuba.jp/training/careerpath/

【交流会を兼ねたリアル産業医勉強会】とは・・・
神栖産業医トレーニングセンター × つくば総診による協働企画。2016年から活動。詳細は下記をご覧下さい。
https://meet-sangyoui.peatix.com/?lang=ja