筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

プライマリ・ケア学会での発表とこれからの抱負

2017年5月20日テーマ:筑波総合診療グループ

今回、高松で行われた第8回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会で一過性全健忘の発表をしました。

学会発表を通じて3点で振り返りました。
1)感想
2)総合診療グループのスタッフ先生からのご支援・ご指導
3)今後の抱負

1)
今回はJHospitalist networkにClinical question(以下CQ)として投稿した一過性全健忘の症例を、まとめ直して検査の意義・鑑別を再検討したことを症例報告として発表しました。CQ内容・読んだ論文だけで大丈夫だろうとタカを括っていましたが、CQの数倍原著論文やレビューを読むことになり見通しの甘さと日々の臨床に忙殺される毎日でした。
ただ、それ以上に症例を振り返ることで、自分が検討すべきだった病歴・所見、判断の良い学びへと繋がり、非常に強い達成感へと繋がりました。

2)サポート体制
今回は2人のスタッフの先生(五十野先生、小曽根先生)から熱心にご指導していただきました。総合診療グループの魅力として、熱心にサポートをしてくださるスタッフの先生の多さは大いに感じました。ポスター前のスライド・ポスターもそれぞれver 6までお2人の先生から修正・訂正を繰り返しご指導いただき、自信を持ってポスターは印刷することができました。発表終了後すぐに当日会場入りできなかった先生から「お疲れさまメールと今後に向けて激励メール」をいただいたのは心が熱くなるアフターフォローでした。

3)今後の抱負
今回ご指導いただいた先生方と一緒に多施設での症例集積研究を今後行い、さらなる発展につなげて行きます。

文責:チーフレジデント1年目 宮崎 賢治