WONCA rural health に参加して
2017年5月6日テーマ:筑波総合診療グループ
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総診グループから参加したメンバー
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ポスターの前で質問に答える大澤先生(後姿)
2017年4月29日から5月2日にかけてオーストラリアのケアンズにて開催されたWONCA rural healthに参加しました。前野先生、高木先生、小曽根先生、片岡先生もいらっしゃって、とても心強い中での国際学会参加でした。
ポスター発表という機会をもらい、大和クリニックでの研修中に行った、老々介護の負担についての研究を発表してきました。タイトルは、Burdens of Elderly Care of the Elderly at Home by Caregivers only aged 65 and over in a small Rural Clinicです。
国内の学会でのポスタープレゼンテーションのように、プレゼンテーションやディスカッションの時間は正式には設けられてはいませんでしたが、興味を持ってくれたオーストラリア、ニュージーランド、台湾等の家庭医の先生方とディスカッションができたことは有意義でした。国による親や配偶者の介護への価値観、研究を行う上での費用や協力者の工面の方法、日本の医療システム、後期研修医や専門医取得後の研究への姿勢の重要性など発表テーマとは異なる話題も含め、意見交換ができました。
今回の学会は、WONCAの中でもRural healthがテーマということで、遠隔医療について、医療資源や人材が限られる中での僻地での医療教育や救急について、医師のバーンアウトをどう防ぐか、先住民への医療などなど興味深いテーマが目白押しでした。
これからもぜひ積極的に学会にて発表していきたいと思います。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
後期研修医 大澤さやか