「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして

筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

平成28年度第3回総合診療塾「家庭医のワークライフバランスを考える会」を開催しました。

2016年10月31日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP

吉本先生ご講演の様子

吉本先生ご講演の様子

2016年10月17日(月)に、「文部科学省未来医療研究人材養成拠点形成事業・筑波大学『次世代の地域医療を担うリーダーの養成』・総合診療塾」と「女性医師のキャリア形成を考える会(※)」のコラボイベントである、「家庭医のワークライフバランス を考える会」が開催しました。

本イベントでは筑波大学附属病院総合診療科の吉本尚先生と小曽根早知子先生にご講演いただきました。
医学類1年生から6年生までの男女学生が参加し、講演後の質疑応答では多くの質問が出て、大変盛り上がりました。

最初は吉本先生のご講演でした。学生時代に描いていた未来、今までのキャリアとライフ、現在の生活(平日の流れと一週間の流れ)、同僚(先輩、後輩)の女性医師をみて日々感じていること、の4つのテーマに基づいてお話いただきました。吉本先生は第三回「明日の象徴」医師部門を受賞され、医師としてご活躍されている傍ら、休日は3人のお子さんと一緒に、”戦いごっこ”や公園で遊ぶなどして、父親としての役割もしっかりと果たされており、ワーク(仕事)とライフ(家庭生活)を両立されていることがわかりました。

小曾根先生の講演の様子

小曾根先生の講演の様子

次に小曽根先生にご講演いただきました。 学生時代に描いた将来、キャリア・ライフヒストリー、現在の生活(平日と一週間の流れ)の3つのテーマに基づいてお話いただきました。小曽根先生は3人のお子さんの母親であり、産休や育休を取りながら、お仕事を続けていらっしゃいます。小曽根先生はワークとライフの相互作用の大切さについてお話されました。仕事により身に付いた”手順を考える作業”や体力が家事や育児に生かされ、また逆に、家事や育児により身に付いた優先順位付けや時間管理能力、子どもの成長・発達の経験、人間関係の広がりなどが家庭医としての仕事に生かされるそうです。

お二人ともご講演の最後にキャリア形成についてお話くださいました。人生ではいつどのようなことが起きるか予想がつかないため、先のことを 心配しすぎず、その都度の経験を大切にすると良いということを教えていただきました。
質疑応答の時間では、参加者がそれぞれ抱える悩みや気になることを質問し、先生方が丁寧にお答えくださり、参加者にとって実りのある会になったと思います。

本イベントの運営にあたり、吉本先生、小曽根先生、未来医療人GP事務局の横谷さま、早川さまに心よりお礼を申し上げたいと思います。

※「女性医師のキャリア形成を考える会」は、医学類5年(筑波大学医学類39回生)有志による、ワークライフバランスをテーマにした企画をしている団体です。女性にとって医師として一人前になるためのキャリアアップの時期と、出産・育児に携わる時期が重なるため、多くの女子医学生がキャリア形成に関する不安を抱えていると思いました。そのような不安を少しでも解消する機会を作りたいという思いから、当団体を今年の6月に設立しました。今回で3回目の開催となりました。当団体の活動として、筑波大学附属病院で勤務される医師を毎回2名講師 としてお呼びして、ご自身のワークライフについてご講演いただいております。

(筑波大学医学類5年 田中碧)

企画準備、広報から当日の運営まで、忙しいClinical Clerkshipの中、精力的に取り組んでくださった田中碧さん、どうもありがとうございました。

次回の総合診療塾は、年明けにコミュニケーション応用編として”How to tell bad bews?”および昨年度に引き続き「臨床推論トレーニングセッション復刻 総合診療ドクターGT」を予定しています。どうぞご期待下さい。

(総合診療科スタッフ 高屋敷明由美)

〒305-8576
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筑波大学附属病院総合診療科

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