夏期セミナー「つくば式診断学」報告
2016年8月16日テーマ:筑波総合診療グループ
学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナーで毎年行われている「つくば式診断学」。
今年は水戸協同在籍レジデント7名(上田、稲葉、佐久間、福田ら)で行いました。
LQQTSFAを使って的確な問診を行い、VINDICATE-Pに沿って鑑別を挙げ、漏れのない鑑別診断を目指すという内容のレクチャーを学生対象に120分行いました。
症例提示、LQQTSFAやVINDICATE-Pレクチャー、各グループでのファシリテート、寸劇症例提示、タイムマネジメントといずれも素晴らしいものでした。
終わった直後にその場で振り返りと来年に向けて話し合っていたのも良かったです。
特にリーダーを務めたS2の上田先生は、苦労された分、掛け替えのないマネジメント経験が得られたと思います。
複数名が関わるプロジェクト(ワークショップ)のリーダーは、リーダーシップやマネジメントを実地で学ぶ良い機会です。
私も夏期セミナーを皮切りに、鹿島GIM、JHN、TEAMS、IGMFなど担当する度に得るものが必ずあり、個人で振り返りをしています。
つくばレジデントにとって夏期セミナーは、WS運営の道場であり、その責任者を務めることはリーダーの登竜門です。
かなりの回数を重ねてきたつくば式診断学。
来年があるのか、はたまた新しい方向性のWSが作られるのか、期待しています。
↑寸劇による症例提示の様子。
佐久間先生の演じる医師役が場の雰囲気を盛り上げていました。
(スタッフ 五十野博基)