大西先生の家庭医療レクチャー
2016年6月27日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学
先週1週間、アメリカのオレゴン健康科学大学の家庭医療科から、大西恵理子先生が筑波大学に来てくださり、6月20日(月)に毎回恒例の家庭医療レクチャーが行われました。
今回のテーマは、家庭医療の理念を表すACCCCの一つ、Coordination of Careについてでした。日本語だと協調的ケアと訳されます。
他の専門医や他職種との連携についてや慢性疾患管理についてなど、色々な話を聞きました。
慢性疾患管理の例として、定期受診の患者さんが、これまで肺炎球菌ワクチンを打っていなかったり、糖尿病があるのに何か月かHbA1cをチェックしていなかったりすると、電子カルテにアラートのようなものが出る仕組みがあるということでした。
便利な仕組みだな!と感じるとともに、自分の診療を振り返る機会にもなりました。当たり前ですが、慢性疾患の患者さんのマネジメントは家庭医の大切な仕事の一つですね。
大西先生は話が面白くパワフルで、あっという間に時間が過ぎました。今までレクチャーに来たことがない人も、次の機会に是非来てみて下さい。
スタッフ 山本由布