【日常の風景シリーズ】利根町国保診療所
2016年5月29日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 利根町
地域医療教育ステーションのひとつである利根町国保診療所には、赤ちゃんから100歳まで、幅広い方々が受診します。
受診理由も様々で、ある日の午前外来の患者さんは、以下のような感じでした(一部抜粋)。
「いつもの便秘の薬をください」
「健診でコレステロールが高いと言われた」
「認知症で通院中、数日前に処方した定期薬がもうなくなった」
「保育園の健診で湿疹を指摘され、受診を勧められた」
「睡眠薬をどうしても毎日飲まないと眠れない」
外来の診療内容はどちらかといえば地味なのですが、改めて見返すと、バラエティに富んでいることに気がつきます。
私がこちらで診療するようになってもうすぐ7年ですが、その間に顔なじみになった人たちも増えてきました。
上記の受診理由の幅広さの上に、診療の「継続性」が加わると、何とも言えない面白さ、やりがいが出てくることを感じます。
小さなお子さんの予防接種も毎週行っています。
絆創膏に、診療所職員で持ち寄ったシールを貼付けたり、診察室をキャラクターの折り紙、おもちゃや、イラストで飾ったりといった工夫も看護師さんがしてくれています。
この診察室は普段の外来でも使用しています。
成人の患者さんにとってはやや可愛すぎる感もありますが、患者さんの中には「あらかわいいねえ」「うちの孫もこのキャラクターが好きでね」など、喜んでくれる方もいます。
診療所の外に出ると、訪問診療、乳児健診、行政・施設との関わりなど、さらに色々面白いところもあるのですが・・それはまた別の機会にご紹介させていただきます。
(スタッフ 小曽根早知子)