「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして

筑波大学附属病院総合診療グループ ブログ

利根町国保診療所X利根消防署「いつ呼ぶの?救急車」

2018年3月8日テーマ:筑波総合診療グループ

(市民向け講座「いつ呼ぶの?救急車」)

 こんにちは、利根町国保診療所で研修中の孫です。
先日、市民向けの救急車の適正利用についての講座「いつ呼ぶの?救急車」を開催しました。
昨年6月に、前任の高橋先生が利根消防署とコラボレーションして1回目を開催し、今回は2回目の開催となります。1回目の会で「困った時はどこに相談すればいいのか?」という質問もあったため、今回は準備段階から保健師にも関わっていただき、休日夜間診療所、Q助のアプリ、救急医療情報コントロールセンター、介護タクシーの案内なども含めて行いました。

 一般的に救急車の適正利用というと「常識外の救急要請をやめましょう」となりますが、1回目で行った事前事後アンケートの結果と、利根町での実際にあった救急要請のデータを分析すると、常識外の救急要請は実際かなり少なく、症状に対しての判断が難しいため軽症例の救急要請が半数以上になってしまっていることがわかりました。そこで今回は、利根町で実際にあった軽症例をいくつか提示し、どういう場合に救急要請が必要なのかを皆さんと一緒に考えていく形式にしました。途中で、心筋梗塞の症例で、救急要請してから病院に搬送されるまでの流れを救急隊にデモンストレーションもしていただきました。

 当日の参加者は全員救急車を要請したことがあり、関心が高い人が集まったため積極的に質問が出ていました。今後も利根消防署と保健師と協力し、第3回、第4回・・・と引き続き開催を続けていく予定ですが、今後はもっと多くの人に参加してもらうため、どの場でどういう人を対象にやっていくか、が課題になってきます(民生委員の集まり、シルバーリハビリ体操の集まりで少し時間をもらってやっていくなど)。

 利根町は比較的小さい町だからこそ、他職種と連携して地域のヘルスプロモーション活動が行いやすく、とても勉強になりました。私自身もうすぐ利根町での研修は終わってしまいますが、他の場所へ行ってもこのような活動を続けていけたらいいな、と思っています。

 孫 瑜

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