筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

つくば教育セミナー 1日目夜 ~筑波山温泉 宴会編~

2015年3月9日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP

つくば教育セミナー1日目の夜は、筑波山温泉の江戸屋に宿泊しました。
昨年は大雪のため中止となりましたが、例年行われているこのイベントはメンバー間の貴重な交流の場として毎年盛り上がります。


1日目のレクチャーが終わると、各々旅館へ。そして着いて早々、温泉へ。つくばにも立派な温泉があるんですね!温泉の後は宴会場でお夕食。全員浴衣姿で、もはやプチ医局旅行といった感じですね。


宴会


夕食が終わると、今回のメインイベント( ?)の2次会です。
お酒とつまみを持ち込んで(旅館の許可を得ています)、前野教授からS1の若手までみんな一緒に夜遅くまで盛り上がります。

宴会2


今回はS1高橋先生の誕生日が近かったことと、内科認定医の症例要約の提出期限当日であったこともあり、誕生日と内科認定医申請おめでとうをケーキで祝ってもらいました。(実は、お祝いの前に高橋先生の車の鍵が無くなるというハプニングもあったのですが、みんなで鍵を探してようやく見つけることができました!)

 

車 誕生会 レジデント

 

 

 

 

 

 

 

 

 


途中からは今回の教育セミナーのエグゼクティブマネージャーを務めた五十嵐先生によるマッサージが始まりました。五十嵐先生は今回のセミナーにお手製のマドレーヌを用意してきており、マドレーヌが作れてマッサージもできるマネージャーであることが判明しました。素敵です。



宴会3


今年も大盛況に終わった筑波山温泉の宿泊。来年も更なる盛り上がりが期待でき そうです。



S1 稲葉 崇/スタッフ 中澤 一弘

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分担執筆した『レジデント3月号』 好評発売中!

2015年3月5日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

私が執筆した月刊誌『レジデント』が、現在発売中です。

レジデント3月号(2015年2月発売) 特集●地域で学び,地域に学ぶ 地域医療のノウハウ 企画編集/井上真智子

レジデント3月号(2015年2月発売)
特集●地域で学び,地域に学ぶ 地域医療のノウハウ
企画編集/井上真智子

私が担当した章は、
大きくヘルスメンテナンスと行動変容の2つで構成されています。

 

    • ・USPSTFなどに基づいたヘルスメンテナンスのコツ
    • 禁煙支援を例にあげ、行動変容ステージに合わせた介入のコツ

 

地域医療の現場で、患者さんやご家族の健康を守るための
ヘルスメンテナンス項目(スクリーニング、カウンセリング、予防接種など)をどのように適応してゆくか、その具体的な方法について、解説しています。

ヘルスメンテナンスのガイドラインとして広く知られるUSPSTF(US Preventive Services Task Force)、そして、癌のスクリーニングについては、国立がんセンターによる科学的な根拠に基づいた推奨項目にも言及し、その内容を見やすく一覧表にしました。

 

次に、行動変容では、相手の(行動変容)ステージに合わせた的確な介入ポイントを
禁煙支援を例に上げ、具体的なコツについて解説しています。

 

これまで、学生・レジデント教育に適した教材が、このジャンルには、ほとんどなかっただけに
今回、自らが欲しい教材を創るという貴重な機会をいただくことになりました。
出版に関わった皆様に感謝申し上げます。

 

この執筆にあたり、カラフルな図表を駆使し、分かりやすく・ぎっしり・コンパクト(10ページ)に
納めました。
他の章も実力派医師による執筆ですので、指導医の皆様は教材として、
そして、学生・レジデントの皆さんも、売り切れになる前にゲットして、ご活用下さい。

 

 

【本章の学習目標】

Point ❶  ヘルスメンテナンスについて説明できる.
Point ❷ “#. ヘルスメンテナンス”と,診療録のプロブレムリストに列挙できる.
Point ❸  科学的根拠にもとづいたスクリーニング,アドバイスを提供できる.
Point ❹  相手の行動変容ステージに合わせたアプローチを行える.

1

学習目標は、上記参照

ライフステージ合わせたヘルスメンテナンスの全体像

 

 

 

うつ病、アルコール依存のスクリーニングなど

行動変容ステージに合わせた介入・支援ポイントを図で分かりやすく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【特集の目次】

特集地域で学び,地域に学ぶ 地域医療のノウハウ

【Ⅰ. 患者ケアを通してプライマリ・ケアの専門性を学ぶ】
1. プライマリ・ケアの専門性とは何か/井上真智子
コラム:地域医療研修を終えて/太田竜右
2. Common diseaseへの対応-EBMを活用して/青木拓也
3. 何でも診るための医療面接と身体診察のスキル/児玉和彦
4. 生物心理社会(BPS)モデルと患者中心の医療の技法/大塚亮平
5. 予防・ヘルスメンテナンス・患者教育/阪本直人
6. 高齢者ケアに習熟する-老年症候群と高齢者総合機能評価/津田修治
7. プライマリ・ケアにおけるリハビリテーションと退院調整,多職種連携
~入院したその日から始めよう~/平山陽子
8. 在宅医療の実際/一戸由美子

【Ⅱ. 地域集団をケアする】
1. 保健所って何するところ? 医師に必要な公衆衛生的視点/長坂裕二
2. 若手公衆衛生医師が地域をつなぐ~ピンチをチャンスに!健康なまちづくり運動~/矢野亮佑
3. プライマリ・ケア医が行う地域ケアと連携/中川久理子
4. 地域診断,地域包括ケアからまちづくりについて考える/中野智紀

【Ⅲ. 教育研修体制を充実させるために】
1. 研修を受け入れる指導医とスタッフ向け-効果的なプログラムの作り方/吉村

 

 

文章・構成:筑波大学 総合診療グループ/地域医療教育学 講師 阪本直人

 

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日本プライマリ・ケア連合学会ホームページ、閲覧性さらに向上

2015年3月4日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

私 阪本は、日本プライマリ・ケア連合学会 ICT委員会の一員としても活動しております。

その活動内容に、学会ホームページのユーザー・インターフェースの改良や
情報公開の仕組みづくり、コンテンツの拡充などがあります。

 

2015年2月25日に学会ホームページをバージョンアップし、大幅な閲覧性の向上※を実現しました!
これは、2013年5月2日の学会ホームページの完全リニューアル以来、最大のバージョンアップです。

※【お知らせ】の視認性向上。さらに、スクロールをほとんど行わずに情報把握ができるように。

 

ぜひ、ご覧ください。
http://www.primary-care.or.jp

 

【新ホームページ】

 

【リニューアルされた学会ホームページ】 スクロールをほとんど行わずに情報把握ができるように

 

【旧ホームページ】

1/2

【旧ホームページ】 すごく縦長でした。ページは更に下へと続きます。

 

 

診療・教育・研究など本業の傍ら、委員全員が力を合わせ、
限られた時間と予算で、ここまで大幅なバージョンアップを実現させられたのは、
正副理事長、大会長をはじめ、事務局スタッフなど多くの方々のご協力とご支援の
たまものだと思っております。

 

ここ半年間だけでも、数多くの改良を重ねてきましたが、主なものをご紹介いたしましますと、

・支部情報の閲覧性の向上

地図上に各ブロックごとにマッピング など

・カレンダーの追加

学会の行事を閲覧できるようになりました。
さらに、Googleカレンダーをお使いの方は、1クリックで、ご自身のスケジュールに取り込むことができます。

<掲載(予定含む)スケジュール>

1.学術大会と春夏秋冬のセミナー
2.専門医試験・認定医試験、プログラム責任者会議
3.支部総会
4.認定薬剤師研修会
5.WONCA、日本医学会総会、病院総合医学会

 

・WONCA ASIA Pasific region Conferenceへのリンク

 

・若手医師部会との連携とページの改訂

今後、さらなる学会情報システムのバージョンアップに向け、ICT委員会として
尽力してゆきたいと思います。
皆様のフィードバック、ご支援に心より感謝いたします。

【日本プライマリ・ケア連合学会 ICT委員会メンバー】
委 員 長  :高柳 亮
副委員長:井村 洋
委     員   :菅家 智史、喜瀬 守人、阪本 直人、佐藤 健太、茂木 恒俊

 

(文章:筑波大学 総合診療グループ/大学院 地域医療教育学 講師 阪本直人 2015年3月4日)

 

過去の類似の記事へ

 

 

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取組ホームページの更新回数 ダントツ1位!

2015年3月4日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

文部科学省の平成25年度未来医療研究人材養成拠点形成事業として、「リサーチマインドを持った総合診療医の養成」をテーマに、新規性・独創性の高い特色ある取組にチャレンジする大学の事業を選定し支援する事業が導入されました。筑波大学は、応募59大学の中から優れた取組として選定された15大学の一つとして、5年間(予定)にわたる事業を展開していくことになっています。

先日、フォーラムが開かれ、「取組ホームページの更新回数」というグラフが表示されました!

筑波、ダントツの更新回数!

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これも、関わる皆さんがブログを投稿し、この1年間、発信をし続けた成果。嬉しい限りです。

引き続き、来年度も、ブログ、FB等を活用しながら、未来医療GPの成果や実績をどんどん世の中に発信していきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

(スタッフ 堤 円香)

 

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保健師ジャーナルへ寄稿したアルコールの記事が掲載されました

2015年3月3日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

医学書院から出版されている保健師ジャーナル。
その名の通り、保健師を主対象にした学術雑誌ですが、
その2015年3月号でアルコールと健康障害が特集されました。

もともと多量飲酒やアルコール依存は保健活動において常に身近な問題ですが、2014年6月にアルコール健康障害対策基本法が施行されたこともあり、アルコール健康障害に関する最新知見,日本における状況と重要課題を明らかにし、対策を考えていこうという特集です。

その中で、
「アルコールと健康障害についてわかっていること 知っておきたい基礎知識」
という内容を寄稿させていただきました。

「地域を診る」ことを重視している総合診療領域の医師にとって、地域のことを非常によく知っている保健師との連携は非常に重要であり、こういった記事を通して保健師の皆様と関わりが深められれば、と期待しています。
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(スタッフ 吉本 尚)

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2月教育セミナーの運営に関わって

2015年3月2日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 未来医療GP

教育セミナー 1日目(2015年2月28日(土))

 

毎年恒例「教育セミナー」

 

2月に各施設のレジデント、スタッフの先生方が大学に集まり、勉強会・交流会、来年度の運営の
方針の決定等を行っていく場です。
去年はあいにくの大雪だったため、参加者自体が少なかったですが、今回は天気にもめぐまれ?
無事開催することができました。

 

今回は微力ながら、運営委員の一員として参加させていただきました。
1日目は、
・前野先生講演
・委員会活動
・3月1週目にある国際学会WONCAに関して
でした。
2017年度から開始予定の総合診療専門医制度について

総合診療専門医制度について

前野先生の講演では、総合診療専門医UPDATEということで、今後の総診の展望、専門医制度がどう変わっていくか等についてお話をいただきました。
節目節目でこのような講演をしていただけると、自分が入職したときとは総合診療に対する周りの評価、環境が変化してきているのが実感でき励みになります。
科全体としてのゴールを設定し、それを目指して動くべきなのか広い視点で講演して頂けるので大所帯となっているグループの方向性を改めて把握するのに良い機会となりました。
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委員会活動では、各委員会に分かれて今年度の運営状況・情報共有と、今後の改善点を話しあう時間をもうけました。今回の続きは、4月のウェルカムセミナーで時間をもうける方針です。

最後は、WONCA経験者の小曽根先生を中心として国際学会に参加した体験についての講演でした。
楽しい観光写真を交えて、英語能力の大切さもさることながら、参加する目的を明確にして臨むことの
意義をお話していただきました。
参加へのハードルを下げていただき、レジデントが参加しやすいイメージを与えて頂けたので、
WONCA直前のタイムリーな講演はありがたかったです。
豪華な昼食を囲んで

豪華な昼食を囲んで

今回、運営係としては、反省すべき点も多々ありますが、スタッフの先生方と参加させていただき、
大人数を動かすことの難しさを学ばせていただきました。

 

また、教育セミナーもウェルカムセミナーもしかり、レジデントの意見を
反映させていただけることが多いです。
「折角やるならこれをやりたい」という主体的な意見が比較的通ります。

 

今後もS1、S2が担当することになりうるので、運営する視点で参加するのも面白いかと思います。
次は4月のウェルカムセミナーですが、今回の体験をもとに実りのある会にできたらと思います。
2日目シニアレジデント修了セレモニー後

シニアレジデント修了セレモニー後に

文章:シニアレジデント S. Takahashi
編集:N. Sakamoto

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2月教育セミナー(2日目)に参加して

2015年3月1日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 未来医療GP

教育セミナーの2日目は、
「排尿障害、消化器疾患、生活習慣病総ざらい」というテーマでレクチャーがあり、
非常に実臨床に沿った内容でためになる内容でした。

また、CSAでは、訪問診療の導入面談のセクションを体験しました。

症例ごとにブースが分かれています

症例ごとにブースが分かれています

CSA「家庭医専門医模擬試験」の様子

CSA「家庭医専門医模擬試験」の様子

 

 

 

 

 

 

 

バックボーンとしての設定は非常に細かく、実際の患者様の家族と接する際に
気をつけるべき点等を学ぶことができました。

体験するだけでなく、それを使用しての主治医意見書作成を行うことで、
いかにして介護を必要とする患者様のためになるように情報をまとめるかも考えることができ、
振り返りをすることで今後の臨床に活かしていきたいと思います。

—————–【スケジュール】————————
2015年3月1日(日)2日目
10:00~12:10  レクチャー「排尿障害、消化器疾患、生活習慣病総ざらい」
12:10~13:10  昼食(ケータリング)&レジデント修了セレモニー
13:10~15:40  CSA「家庭医専門医模擬試験」(3症例CSA+主治医意見書作成)
15:40~16:00  レクチャー「主治医意見書の書き方」
16:00~16:30  まとめ
———————————————————-

筑波大学附属病院 研修医2年目 任 瑞

編集:阪本 直人

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2月19日波崎西小学校(喫煙予防教室)

2015年2月19日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 未来医療GP

2月19日 波崎西小学校に「たばこの話」をしにいってきました。

今回2回目です。
つくばから約二時間、利根川沿いを車で運転しながらいきました。
前回大雨だったのと運転とセミナーに対する緊張で景色をみる余裕はなかったですが、
今回は晴れていて2回目だったのもあり川沿いの景色を楽しみながら向かいました。

木造のあたたかみのある校舎で話をさせていただきました。
この学校は震災の時に避難所として使用されていたようで「自分の命は自分で守る」と大きくかかれた
張り紙が張ってあるのが印象的でした。

対象者は6年生で人数は前回の3分の1程度の約35人、場所も体育館から教室と
こじんまりとした規模で行いました。
内容は前回と同様、喫煙の害・依存・ピアプレッシャーについて話ました。
今回は前回のスライドを少し改訂し、中学生用の内容で小学生の学習要項にあてはまるものを
ピックアップしおりまぜました。

人数が小規模だったこともあり、比較的集中して話をきいてくれている印象と、織り交ぜた動画
(実際のタバコの煙がどの程度広がり、健康被害を受けないためにはどの程度の距離まで離れたほうが
よいか、等)に素直に驚いた反応してくれている姿をみて今日のことが少しでも記憶に残ってくれるといいな、と感じました。

聴いている学生・場内が盛り上がることと、知識を持ち帰ってくれるかどうかは
必ずしもイコールではないので、話す内容にどんな反応を示しているか、興味を持って
聴いてくれているか、観察する技術が必要で、リアクションを見ながら流動的に話す側も
変化させていかなければならない難しさを体感しました。

元来、人前で話をするのは、苦手な方ですが貴重な体験をさせていただきました。
回数を重ねると少し冷静にまわりの反応をみれる実感がわき、楽しむことができました。

今後もなんらかの形でセミナーやレクチャー等ありますが準備をしっかりするのはもちろん、
今回の経験をいかし、どう伝えるかを考える余裕をもてるように学んでいきたいと思います。

ご指導していただいた先生方ありがとうございました。

 

 

S. Takahashi(シニアレジデント2年)

編集:N. Sakamoto

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土浦在宅医療・介護連携拠点事業 地域リーダー研修会に講師として参加しました!

2015年2月16日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP

2月15日に土浦在宅医療・介護連携拠点事業の一つである地域リーダー研修会に講師として参加してきました。この事業には吉本先生が昨年から関わっており、今回は在宅医療に関わる多職種の方々を対象に、地域リーダーを養成するという目的での研修会でした。この中で「連携力をUPする」目的のグループワークが予定されており、中澤先生と共に企画からお手伝いさせていただきました。
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ところで、最近、未来医療GP事業であるノンテクニカルスキル研修の一環で「問題解決トレーニング」が開催されたのですが、これに3人とも参加していました。その中で、問題が発生した際はすぐに解決策を考えるのではなく、事実の正しい認識や理由を詳しく考える事が重要、と学びました。今回のグループワークでも、そもそも皆が何を問題と捉えているのか、その原因は何か、を考えてもらうことに重きを置こうということになりました。実際には、始めにワールドカフェ方式でまずは同職種同士、次に多職種が混ざった班で問題点を話し合ってもらい、その後班ごとに取り組むべき課題を選び、最後に少しだけ解決策について考えてもらいました。
あちらこちらで活発な意見交換がされており、たくさんの解決策が挙がった班もあり ました。連携の問題点も地域によって同じ点、異っている事があり、聞いていてとても興味深かったです。また、企画の段階から関わることで、グループワークにはニーズの把握や目標の設定が大切だと言う事を改めて学びました。そして、ノンテクニカルスキル研修もとても役立ちました!
グループワークの前には吉本先生による「多職種連携に必要な能力」のレクチャーがありました。多職種連携コンピテンシーが6つの領域に分けて言語化されており、具体的事例を交えながらのとても分かりやすい、眠くならないレクチャーでした。ぜひ今後のつくばグループでもお願いしたいです!
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笠間市立病院 山本由布

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第1回 J Hospitalist Network

2015年2月9日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 未来医療GP

第1回J Hospitalist Networkに参加してきました。

70名を超えるHospitalistの先生方が全国各地から集まっていました。
会場内は熱気と活気でいっぱいでした。

今回は、「生活歴ですが、飲酒は焼酎●合/日で・・・・。 じゃあどうしよう?
アルコール介入はじめの一歩」というテーマで、
五十野先生、山本先生、浜野先生、水戸協同病院の小林先生、梶先生、片山先生、
上村先生、大澤のメンバーでワークショップをさせていただきました!

20-30名ほどの初期研修医から指導医の先生方が参加して下さいました。
水戸協同病院の先生方からは、アルコールの害や健康問題、
アルコール依存症と危険飲酒の違いなどについてレクチャーがありました。
その後に、危険飲酒というカテゴリーの人たちが、今後アルコール依存症になるのを
未然に防ぐため節酒を目指す動機づけ面接が出来るようになりましょう、
というお話をさせていただくのが今回の私の役目でした。

飲みたい or お酒減らしたいという2つの対立する気持ちで揺れている(両価性)患者さんに
以下の5つのポイントに気をつけて面接を行い、節酒につなげていこう!というものです。

  1. 飲みたい/やめたい 理由を聞く (患者さんの背景をさぐる)
  2. 患者さんとけんかをしない (相手を否定しない。)
  3. 患者さんからのアルコール問題への「抵抗」を受け入れる(けんか別れはせずに、
    継続的に外来を続ける事を目指す)
  4. 共感・思いやりの言葉をしっかりと表現する (信頼関係を築く)
  5. 患者さん自身の言葉から節酒へ繋げる  (患者さん自身の心の変化をサポートする)

 

入院の方も外来の方も「主訴」のみに対応するのではなく、必要であればアルコールについても
Problem listにあげ、しっかりと対応出来る医師になりたいと思います。

 

(レジデント 大澤さやか)

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第4回 S1レジデントDay

2015年2月8日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 未来医療GP

第4回S1レジデントDayを行いました。

今回は神栖や水戸で研修しているS1も集まり、久々の全員8名参加となりました!

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忙しい日々にも関わらず、一人一人が地域毎、病院毎に新しい学びを得ており、
各自刺激を受けたのではないでしょうか。

 

今回のレジデントDayは、ポートフォリオ検討会と内科認定医試験についての2本立てでした。

ポートフォリオ検討会は全員が発表し、同期や指導医の先生方からフィードバックをいただきました。
継続性、医師患者関係の構築、MCAM、CGA、具体性、一般化とキーワードが沢山でました。

また、指導医の先生とのやり取りの中で、「どうして患者さんはそう言ったのか、
なぜ自分はそうすると良いと思ったのか」と、自分の中に一瞬芽生える<なぜ><どうして>に、
いかに気付き考えるのか、そういう大切さを実感しました。

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ポートフォリオ検討会:同期・指導医からフィードバック

 

検討会の後は、内科認定医についての対策と注意点についてS2の永藤先生から教えていただきました。

提出サマリーを各自頑張って書き上げている最中だと思いますが、期限まで後3週間がんばりましょう!

 

 

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内科認定医試験に向け、S2の先輩からアドバイスも

 

終了後はS1全員で食事に行ってきました。

4月にあるTsukuba総診のwelcomeセミナーや次回レジデントDayの話を、
おいしいイタリアンを食べながらできました。

同期が多いのでこうやって近況や今後を話し合っているだけで、いつの間にか
お互いのモチベーションが上がっている事に気づかされます。

 

 

さて最後に、今回のレジデントDayで個人的に印象に残った言葉です。

「この医者には病気以外のこと何でも話してよいんだ と患者さんに思われるようにしたい」です。
患者さんを知り患者中心の医療を行うには、医師の考える枠組みの外に目を向け、
それを承認する姿勢から始まるのではと思いました。

 

S1 大澤 亮

編集:阪本直人

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植松小学校での喫煙予防教室(2015年1月22日)

2015年1月22日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 未来医療GP

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1月22日 神栖市の植松小学校の6年生に「たばこ」の話をしてきました。

前回の久野先生のブログ同様、タバコの害と依存性、そして、ピアプレッシャーについて話をしました。
1学年が100人以上だったので体育館にて行いました。

あいにくの雨で寒い中で尚かつパソコンの不具合もあり、始まる前はどうなることかと思いましたが、
元気に質問に答えてくれ、手伝ってくれた筑波大学の学生さん2人も盛り上げてくれたので、
私も緊張がとけ、楽しむことができました。

 

今回は、たまたま、同行してくださった神栖市の方が海外のたばこを持ってきてくださいました。
生徒さん達にとっては、グロテスクなタバコのパッケージがとても衝撃的だったようで興味津々でした。

クイズを交えながら、遊びながら、身体を動かしながら学んでもらいましたが、
彼らが今日の話を自分なりに理解し、まわりの人にアウトプットしてくれればいいなと感じました。

 

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植松小学校前で、医学生と

今回、このような講演を初めて行いましたが、話し方・テンポ・抑揚の付け方など、
学ぶ点が多くありました。

幸いもう1度行う機会があるため、内容も含め次回は自分なりの工夫ができたらと思います。
貴重な機会をありがとうございました。

 

 

つくば総合診療グループ 後期専門研修医 高橋

編集:阪本直人

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軽野東小学校での喫煙予防教育(2014年12月11日)

2014年12月31日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 未来医療GP

12月11日、神栖にある軽野東小学校で、タバコをテーマとした健康教室を行いました。

20141211_喫煙予防教育2 (2)

「どうして吸ってはいけないの? タバコの話」と題して、
タバコのイメージやタバコが体に与える影響について、クイズ形式でお話しました。

約60名の6年生の皆さんは、寒い中でも活発に発言して、元気良くクイズに答えてくれました。
また、神栖で地域実習を行っている筑波大学医学部5年生の学生さん4名が一緒に参加してくれ、
「もし、友人にタバコを吸うのを誘われたらどうするか?」という場面の寸劇をしてもらいました。

 

今回の健康教室を通して、「禁煙」のことを自分のこととして考え、
「断る勇気」を持ってもらえればいいなと思います。

つくば総合診療グループ 後期研修1年目 久野

編集:阪本直人

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MKSAP@水戸協同病院

2014年9月1日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 未来医療GP

水戸協同病院総合診療科では、毎週木曜日にMKSAP勉強会を開催しています。
参加者はレジデントで、5問15分で解答し、PGY4の担当者が45分でuptodateなど交えて解説。8月28日は病理とのコラボ。病理の先生方の協力で、心臓の病理を併せて勉強しました。
小さな心筋生検検体、肉厚のHCM、心筋ずたずたの巨細胞性心筋炎、心臓腫瘍など、興味深いものばかりでした。

*MKSAP:ACP(米国内科学会)の自己学習教材Medical Knowledge Self-Assessment Program付属の問題集    (PGY7 五十野博基)

 

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