筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

笠間市で多職種連携のワークショップを行いました

2015年9月29日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

シルバーウィークの最終日、9月23日に、「健康都市かさま」の礎となる医療保険福祉のネットワークを構築するワークショップ、を開催しました。簡単に言うと、多職種連携のためのワークショップです。発起人はこの春から笠間市立病院に非常勤として勤める春田先生と、今や笠間市民であるわたくし山本もお手伝いさせていただきました。
なぜこのワークショップが企画されたかというと、春田先生が笠間市内の様々な施設(市役所の各課や保健センター、近隣の病院など)を視察した際、どこの施設も素晴らしい活動をしているのに、お互い知らないでいるのは勿体ない!と感じたのがきっかけだそうです。
お互いを知ること、そして顔の見える関係を作る第一歩とすること、そしてあわよくば今後同じような会が定期的に開催されるきっかけとなること、それが今回のワークショップの目的でした。
事前に参加者を募ったところ、詳しい内容が公表されないままだったにも関わらず50人以上の方が参加してくれました。笠間市は、もともと月に1回の地域包括ケア会議に多職種が集まり事例検討会を行うなど、連携に対して熱心な方が多いのです。
始まりのアイスブレイクは、風船や糸などの与えられた道具を使って卵を2mの高さから落とし、いかに割らずに的の中心に落とすかを競うEgg Flying Gameを行いました。奇抜なアイデアが出た班、すぐに方針が決まりいち早く終えた班、風船を2個も割った班など、各班の個性が出ていました。実は、患者さんを守りながらいかにチームで動くかというメッセージが隠れており、各々自分の役割について振り返っていたようでした。春田先生の進行が絶妙で、会場は終始笑いっぱなしでした。
場が和んだところで、各施設の紹介を事前にポスターにまとめてもらったものを発表し、その後それらのポスターを張って自由に見て回る、施設紹介&ポスターツアーを行いました。今まであまり知らなかった市役所各課の活動内容や、病院での取り組みなど、新たな発見がたくさんありました。個人的には、保健センターが取り組んでいる「女子力アップ教室」に大注目でした。(気になる人は調べてみてください!)顔を合わせて質問し合うことで互いへの理解も深まったようで、そこここで談笑する姿が見られました。
力作!笠間市立病院のポスターです

力作!笠間市立病院のポスターです

最後は、全員参加でのワールドカフェです。ワールドカフェとは、カフェのようなリラックスした空間でメンバーを変えながらテーマについて話し合い、自由な発想を広げていこう、というものです。テーマは笠間市が今抱えている問題、10年後抱えるであろう問題、そして、それらを踏まえて笠間市のために私たちが明日からできること、の3つにしました。
ワールドカフェ。話しているうちに白熱していきました

ワールドカフェ。話しているうちに白熱していきました

お菓子をつまみながら皆さん熱心に話合いに参加していただき、本当にたくさんの意見が広がりました。高齢化問題や少子化問題、就労支援については多くの班で意見が出ていました。さらに市民の健康観や死生観にどうアプローチするか、若い世代を笠間に呼び込むにはどうしたらよいか、など、ここでも班によっ て個性が出ており、聞いていてとても興味深かったです。
少し時間が長かったですが、多くの収穫があった一日でした。
反省点もたくさんあったので、ここで終わるのではなく、これを一歩として今後も笠間市の連携について考えていければ良いと感じました。
懇親会でのお酒がおいしかったのは言うまでもありません!
みなさん、お疲れ様でした。ありがとうございました。
文責:笠間市立病院 山本由布

 

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「ヘルスプロモーション」について

2015年9月9日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

朝から、とてもすばらしい講義を聞けたので、アップします。

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病院の診療って、どこか不調があるから来るわけですが、
その前に、車でも、家でも、家の庭でも、やっぱり定期的に点検とか
メンテナンスが必要なわけで・・。

今日は、人間も人生のおのおののライフステージに応じて、エビデンスに基づい
てメンテナンスをしましょう。ということを医療者としてしっかり広めることの
大切さについて学びました。

 

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私は薬剤師なのですが、ドラッグストアとか、まさにそういう場じゃないかと
思うんです。

ePSSって、聞きなれない響きですが、それぞれの年齢、性別や喫煙など
条件を設定すると、今その人に必要なスクリーニング項目など
ヘルスメンテナンスとして推奨される事項が、一瞬で出る優れものです。
しかも推奨度に分類されて表示されるし、専用アプリも出ています。

ScreenClip

 

← クリックで【http://epss.ahrq.gov/PDA/index.jsp】に
ジャンプします

 

講義では、50代の女性と80代の女性にあなたなら何ができるかについて
思いつく限り、挙げる作業をしたのですが、これが意外と思いつかない・・・。

日頃患者さんのためにって思っているのに・・・。

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ドラックストアは、本当に気兼ねなく、オムツ(赤ちゃん)からオムツ(高齢)
までを一緒に歩むことにできる数少ない場所なので、今日の講義を基に、
整理して体系的なケアができるようにしていきたいと思います。

それから薬歴に、プロブレムリストを作るっていう取り組みが
進んできたところなので、
ヘルスメンテナンスの項目を常に入れていく取り組みもしたいです。

 

 

文章:筑波大学大学院 地域医療教育学(総合診療) 修士1年 佐藤 卓也
編集:筑波大学大学院 地域医療教育学(総合診療) 講師 阪本直人

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「ヘルスメンテナンス」という考え方

2015年9月9日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

私、朝から感動しました。

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本日の朝レクチャーで阪本先生より、
ヘルスメンテナンスの考え方についてのレクチャーがありました!

「2歳児と、その母21歳、子供は喘息」
こんな方が受診しました。
この方の健康のために、どんな介入ができますか?

こんな問題から始まりました。
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私は薬剤師という立場なので、場所を薬局に置き換えて考えていたのですが、
予防についてできる介入、って…意外とスラスラとは思いつかない!!
これがやりたいと思って薬局で働いているのに…

やっとのことで、何点か、出来る介入を列挙しました。

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阪本先生からの講義の中で、
大切なことは、目先の問題にだけ着目するのではなく、
ヘルスメンテナンスという考え方を常に持つこと。
科学的根拠に基づいたスクリーニングとアドバイスができること。
と教えていただきました。

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この考え方は、医師の皆様にももちろん大切なのだと思いますが、
診察券がなくてもフリーで入れる「地域の薬局」という場所にいる薬剤師にも、すごく大切な考え方だと思いました。

阪本先生の資料をもう一度復習し、薬局で行うと効果的なアドバイスについてエビデンスを調べて、
この内容は是非、他の薬剤師たちにも広げたいと思います!!

文章:筑波大学大学院 地域医療教育学(総合診療) 修士1年 松下綾

編集:筑波大学大学院 地域医療教育学(総合診療) 講師 阪本直人

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未来の家庭医が ここで育ちます~北茨城市民病院附属 家庭医療センター

2015年9月4日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

北茨城家庭医療センター リーフレットを作りました!

6月1日にオープンした北茨城市民病院附属 家庭医療センターのリーフレットを、8月始めに作りました。
診療案内のほか、家庭医療ってどんな医療なのか、そして家庭医養成教育について、利用される皆さんに伝えられるような紙面構成にしてみました。

未来の家庭医が
ここで育ちます

北茨城家庭医療センターは、筑波大学北茨城地域医療教育ステーションとして、医学生、研修医、家庭医療専攻医の教育を行いつつ、地域の健康づくりを目指して、元気に活動しています。

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(スタッフ 横谷省治)

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論文がBMC Family Practiceに掲載されました

2015年8月20日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

昨年3月まで本学にいらっしゃいました釋文雄先生(現:日本大学医学部附属板橋病院)を筆頭に

かぜチームで調査に行った研究が今月、BMC Family Practice(インパクトファクター1.67)に掲載されました。

釋先生からは「みなさんのご協力が形になり嬉しく思います」とのメッセージを頂いております。

タイトル:Self-care behavior when suffering from the common cold and health-related quality of life in individuals attending an annual checkup in Japan: a cross-sectional study

著者:Fumio Shaku1*, Madoka Tsutsumi2, Asako Miyazawa3, Hiroshi Takagi4 and Tetsuhiro Maeno2

 

本論文では、2012年に笠間での健診に来た方を対象として、ちょっとした風邪をひいたとき、

セルフメディケーションをするか、医療機関を受診するか、またその方たちのQOLはどうか、をSF-8を使って調査した結果を公開。

結果としては、セルフメディケーション群の方が、医療機関を受診する群に比べQOLが高い(SF-8のいくつかの指標が高くでています)ことが。

BMC Family Practice.2015, 16:91
DOI: 10.1186/s12875-015-0300-3
URL: http://www.biomedcentral.com/1471-2296/16/91

 

ご興味のある皆様は、ぜひアクセスしてみてください。

外来、病棟の傍ら、次々と論文をアプライしている釋先生。素晴らしいご活躍です。

私たちも、しっかりみならわねば!!!!

 

(スタッフ 堤 円香)

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全国医学ゼミナールでの多職種連携ワークショップ

2015年8月19日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

8月16日に、全国医学ゼミナールin千葉で、多職種連携のワークショップを行ってきました。
今回も吉本先生に声をかけていただき、春田先生と共に企画段階から関わらせてもらいました。
当日集まった講師陣の職種は、看護師、薬剤師、OT、PT、MSWと、医師も合わせて実に6職種でした。
そして学生さんの専門も医学だけでなく、看護、リハビリ、栄養、臨床工学技士、医療事務と実に多岐にわたっていました。
しかしこの一日は今の専門は関係なく、先ほどの6職種の一つになりきって過ごしてもらうという企画です。
前半は、なりきり職種の仕事内容を各講師から学び、ポスターにまとめました。
そして、それを順番に見て回り、他職種への理解を深めました。プレゼンテーションは皆さんとても堂々としていましたよ!
ポスター作りの様子

ポスター作りの様子

後半は、ある退院直前の患者さんについて、家に帰る上での問題点や解決策を皆で話し合いました。
そのうえで、講師が模擬退院前カンファレンスを行い、実際どのように患者さんの情報共有をし、今後の方針決定を行っていくかを見てもらいました。
私は外からカンファレンスを見ていましたが、前半ファシリテーターを行っているときの雰囲気から変わり、気さくな部分は残しつつも、プロとしてカンファレンスに参加している凛とした姿がとても印象的でした。
真剣!模擬退院前カンファレンス

真剣!模擬退院前カンファレンス

最後の振り返りでは、こちらが事前に学んでもらいたいと思っていたこと以上のことを学んでいたことがとても伝わり、皆さんの観察力や感じ取る力に驚かされました。また、連携の重要性や難しさを感想として挙げた学生さんがいた一方で、多職種連携って当たり前ですよね、と言った学生さんもいました。当たり前という感覚をいかに損なわせずに、臨床現場に繋いでいくかを考える必要があるなあと、私も気の引き締まる思いでした。
とても勉強になった一日でした。この日のビールはとても美味しかったです。
(笠間市立病院 山本由布)

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教員免許更新講習の講座を担当しました

2015年8月17日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

8月7日、猛暑日。

教員免許更新講習で、「臨床医が語る!心と体の健康~予防からケアまで~」の講義が行われました。

教員免許更新講習というのは、文科省が定めた教員免許を持ったすべての教員(幼・小・中・高・養護・特別支援学級すべて)を対象に、その時々で教員として必要な資質能力が保持されるよう、定期的に最新の知識技能を身に付けることで、教員が自信と誇りを持って教壇に立ち、社会の尊敬と信頼を得ることを目指すもの、なのだそうです。(文科省HPより )

3年前から当教室でその講座の1つをお引き受けしており、全国から現役の先生がたが、生徒として着席し、講義を聞いていただいています。
今年は受講者は100%女性!
・・・男性の先生方はひとことしゃべっただけで笑いがおこる大人気ぶりでした。

グループディスカッションの発表DSC_0139

午前中は上手な医療の使い方(横谷先生)、健診結果のみかた(阪本先生)、私たちが知らされていないタバコの真実(堤先生)、アルコールの害について(吉本先生)の講義でした。どの先生もとってもパワフルな講義でした!

先生方はみなさま話がとても分かりやすく、受講者の心をがっちりつかんでいて、受講者と先生との一体感がある講義でした。
午後は小曽根先生・山本先生の「心のケア」。グループディスカッションでした。
午前中からグループ席になっていて座っていたため良い雰囲気が出来ており、活発に意見が出ていました。テーマの中で出てきた過敏性腸症候群については、医師に質問できるチャンスとあって、たくさん質問が出ていました。

私は…総診の先生方の講義をお聞きするのは初めてで、TAでしたが純粋に後ろの席で講義を楽しませていただいていました。講義の構成や、話し方など、とても勉強になりました。
私もこんな風に受講者を惹きつける講義がしたいですっ!

修士1年 松下綾

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コアレクチャー「臨床倫理」

2015年7月30日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

コアレクチャーに「臨床倫理」に参加しました。

臨床倫理というと、延命治療や胃瘻造設などが浮かびやすいのかもしれませんが、
「医学的にはこうすべきなんだけど、患者さんは別の方法がいいって言っているし・・」
と、現場には”もやもや”させられることがたくさんあふれています。

その倫理的な問題を共有、整理、分析し、解決を試みようとするための方法として「臨床倫理4分割法」を学びました。
「医学的意向」「患者の意向」「QOL」「周囲の状況」の4つの項目について検討を行うものです。

 

臨床経験は1年4ヶ月でしかない自分でも、もやもやを感じることは多くあります。
もやもやを感じることが臨床の面白みの1つでもあると思っているのですが、解決、とはいかないまでも思考を整理するツールは欲しいものです。
そういったときに、こういったツールを使って多職種で議論できるといいだろなと感じました。

他病院所属の身分で1ヶ月間ローテート中なのですが、コアレクチャーは計3回開催していただきました。
残りのテーマも聞きたい・・!!のですが、それは後期研修のお楽しみ、なのでしょう。

J2 梶川奈月

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2015年度 食育教室(筑波大学 無料出前教室)一般募集開始

2015年7月23日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

2010年からはじまりました、つくば市小学校向け食育教育プログラム『おやつについて考えよう』は、
毎年好評を頂き、徐々に実施校を拡大しております。

今年で6年目を迎える2015年度は、これまでの実施校に加えて、2015年7月23日より
つくば市内の小学校を対象に、広く一般募集を開始いたしました。

希望される小学校のご関係者様は、お早めにお申し込み下さい。
(先行募集、優先募集は、締め切りました)
なお、2014年度より、ご要望を頂いて、児童館での開催にも対応いたしました。
また、つくば市以外の近隣の小学校も可能限り対応させていただきます。一度ご相談ください。

 

【実施日程(予定)】

実 施 時 期 : 2015年9月頃〜2016年2月頃(土曜日も実施可能)。(お申込み後、個別に日程調整)
対 象    : 4~6年生。  1回45分程度を予定         (学年に合わせ内容を調整)

 

【お申込み】
一般募集は、2015年8月11日(第1期)、9月8日(第2期)をもって終了致しました。皆様、ご応募ありがとうございました。(9月3日、9月11日:上記2行を更新)

・FAX:029-853-3101(当講座オフィス)
・E-mail:sakamoto.naoto.ft★u.tsukuba.ac.jp(★を@に変えて)

※ 連絡先(学校名(施設名)、ご担当者、電話番号、メールアドレス)をお忘れなく

教室風景png
スライド抜粋

【コンセプト】
成長期である小学生高学年にとって、鉄分、カルシウム、食物繊維は、三度の食事では1日必要量を摂取しきれない現状があるため、間食は、避けるべきものではなく、むしろいかに適切にとるかが重要である。
しかし、糖尿病や高血圧を引き起こす生活習慣病が社会的な問題となっているなか、適切なカロリーや塩分などに配慮しながら食事を選択してゆくことが、重要である。
この重要な食習慣こそが、学童期からのライフスキルとして獲得されているべきものである。

そこで、本プログラムでは、間食を切り口に小学生が、カロリー、塩分、および、鉄分、カルシウム、食物繊維の意味と重要性が理解できるよう授業を進めてゆきます。
児童自らの判断で、カロリー、塩分の過剰摂取を避け、かつ、必要な栄養素である鉄分、カルシウム、食物繊維を上手に摂ることができる能力が獲得できるよう、教室内で実践できるよう工夫されています。
そのことにより、児童が食を通して心身の健康と豊かな人間形成の基盤を育むことが期待されています。
【食育教室プログラムの概要】
医師である教員や栄養士による指導の下で、医学生を中心に小学校高学年向け食育プログラムを実施。本プログラムでは、生徒が教室内で普段の食生活を再現し、医療専門職、医学生らから直接かつインタラクティブなフィードバックを受けながら実践し、より適切な食事を選択する能力を獲得できるよう設計されている。プログラム紹介

 

【過去の実施小学校(実施年度順。ほとんどの小学校は、複数年度実施)】

<小学校>
東小学校 、葛城小学校 、柳橋小学校 、吉沼小学校、柳橋小学校、前野小学校、松代小学校、大曽根小学校、今鹿島小学校など。

<児童館>あおぞら児童クラブ

 

【その他資料】

1.本プログラム自体のご紹介 『平成 23 年度社会貢献プロジェクト実績報告書』(http://pcmed-tsukuba.jp/pdf/area_H23syokuiku.pdf)
1.小学校高学年向け食育プログラム
2.医学生向け健康教育企画・実践力養成プログラム について紹介

2.事業報告書の『ヘルスプロモーション(健康教育・講演)> 小学校対象 食育教室』)にも記載がございます。
下記をクリックしてください。

2013年度 事業報告書2012年度 事業報告書

2009-11年度 事業報告書

 

つくば市小学校食育教室 プログラムディレクター

筑波大学 医学医療系 地域医療教育学 講師/

筑波大学附属病院 総合診療グループ(家庭医療専門医・指導医/内科認定医・指導医)

阪本直人より

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祝!初掲載「歯科医院のための内科学講座」補綴臨床7月号

2015年7月23日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

こんにちは。後期研修医2年目の大澤亮です。
今回は『祝!初掲載』についてです。

補綴臨床7月号の「歯科医院のための内科学講座」の一部を担当し、骨粗鬆症について記事を書かせていただきました。初めての商業誌への寄稿でした。


記事を書くにあたり、一番の不安は自分の記載内容に間違いがないかでした。
ですが、指導医の先生のバックアップのおかげで、無事書き終える事ができました。
ありがとうございます!読者のみなさんにとって、満足いくものになっていれば幸いです。


そして、記事を書く経験は、骨粗鬆症についてのみならず、読者にとって分かりやすく文章を書くという点で、とってもとっても勉強になりました。


Tsukuba総診グループでは、臨床、教育、研究のみならず執筆なども含め、
色々な経験を積無ことができます!幅広く学びたい・経験したい研修医の方、
つくばをノゾキに来てくださいね♪

 

 

後期研修医2年目 大澤 亮)

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GP Team TSUKUBA ロゴ入りグッズ、新たな仲間が増えました

2015年7月22日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

これまでに、チーム力のつくば総診では、
オリジナルロゴ【GP Team TSUKUBA】の入ったスクラブや白衣*を制作し、
日々の臨床に役立てて来ました。つくば総診ノベルティ、付箋

今回は、つくば家庭医・病院総合医プログラム研修で身につく4つの力
(チーム力、診断力、決断力、人間力)について、
全国の医学生、総合診療のスペシャリストを目指す医師に
広く知ってもらうべく、ロゴ入り付箋を制作しました。

この付箋を片手に医師国家試験、ガイドライン、論文に
しおりをつけながら日々の研鑽に役立てていただければ、幸いです。

 

 

*GP Team TSUKUBA ロゴの入った スクラブ、白衣についてご紹介
<スクラブ>『GP Team Tsukubaロゴ入りスクラブ、ポスターが完成しました!
< 白 衣 >『教育セミナーを開催しました
(3人のプログラム修了生が、GP Team Tsukuba ロゴ入り白衣を着て記念撮影。ページ後半)

 

 

指導医: Naoto Sakamoto

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9月19日 第2回つくば家庭医・病院総合医プログラム説明会を行います!

2015年7月14日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

9月19日(土)16時から、第2回つくば家庭医・病院総合医プログラム説明会を行います!

第1回に参加できなかった方、ぜひご参加ください!

ポスターも出来上がりましたので、ぜひご覧ください。

2015説明会ポスター(9月)v1

★pdf版ポスターはコチラ★

 

日時:2015年9月19日(土)16時~
場所:筑波大学 地域医療システム研究棟2階オフィス
対象:研修医2年目、1年目、医学生、その他当グループで後期研修を考えている医師

内容
1 当グループ、研修プログラム概要について
2 レジデントの声・各研修施設について
・筑波大学病院
・筑波メディカルセンター病院
・水戸協同病院
・診療所
3 質問タイム
4 懇親会 18時00分~ 研究学園駅周辺

カジュアルな服装で大丈夫です。
参加希望の方は、総合診療科(soshin★md.tsukuba.ac.jp)までご連絡ください!

★を@に変えてからメールしてください。
皆さまのご参加をお待ちしております!

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コアレクチャー「テーマ 教育技法」に参加

2015年7月8日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

コアレクチャー「テーマ 教育技法」 に参加しました。
今回は上記のテーマでレクチャーをしていただきました。
ここ最近、後続の先生たちも徐々に増えてきて、まだまだ若輩者の私も、無視はできないテーマです。
「教育」とは、単に教えるという行為だけで無く、学習者の行動に変化をもたらすものだという冒頭から耳が痛くなります…。
 フィードバックの原則として、聴くこと、できたことを認めること、そして次に生かせるようにすることが大切だということを教わりました。
実際にロールプレイをしてみると、相手の考えを聞きながら指導していくのは限られた短い時間のなかでなかなか大変でした。
 また、人に教えるという行為、実は自分の知識の定着にもとても効果があるとのこと。
これからはもっと後輩を育て、併せて自分も成長していきたいと思えるレクチャーでした。
C1 荻野利紗

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神栖市立土合小学校にて喫煙予防教室開催

2015年7月6日テーマ:ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

6月9日 神栖市の土合小学校に、指導医の阪本先生とご一緒に喫煙予防教室を行ってきました。大学の総合診療科を回っている後期研修医に参加機会を設けているものです。

 

1時間の講義は初めてだな…と予行練習をしながら、つくばから2時間程車を走らせた、土手沿いの長閑な道の先に目的地はありました。

午前診をおえ、ばたばたと到着した私を出迎えてくれたのは6年生40名。PCの配線トラブルもあり、開始に少し手間取りましたが、その後は約1時間、元気に参加してくれました。

 

タバコのイメージやタバコが体に与える影響、依存性、ピアプレッシャーなどについてクイズ形式や実践練習で体を動かしながら講義をしてきました。

 

クイズの正解率が思いのほか高く、やや盛り上がりに欠けましたが(笑)、タバコの勧めを断る実践練習ではかなり盛り上がり、若いエネルギーと小学生らしさを感じることができました。講義中にも真剣な表情をかいま見ることが出来、彼らになにかしらのメッセージが残ってくれればと思います。

 

今回の講義は、メッセージの伝え方をいつも以上に意識しながら行いました。興味の引き方、メッセージの伝え方…阪本先生にご指導いただきましたが、ならではのコツ・ポイントが沢山あり、また機会があれば講義経験を積ませていただきたいと思います。

 

(レジデント 永藤瑞穂)

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JHN Clinical question「アルコール離脱症候群」に掲載!

2015年7月3日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 筑波メディカルセンター病院, 水戸, 未来医療GP

このたび、五十野先生、五十嵐先生監修のもと作成しましたClinical questionが
JHospitalist Networkにアップロードされました。
テーマは、「アルコール離脱症候群の早期発見とマネージメント」です。
アルコール診療に関わる際、お役立ていただけましたら幸いに存じます。
メディカルセンター病院の先生方には、作成にご協力いただき、心より感謝申し上げます。
筑波メディカルセンター病院総合診療科
S2 久野 遥加 拝

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プライマリ・ケア学会の雑誌に掲載されました

2015年6月30日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

昨夏、テルモ株式会社さまからお声掛けを頂き、会社内で企画するファミリーデーで子供を対象として(後ろに控える保護者を狙って)タバコの話をさせていただきました。
子供の言葉で親が変わるか、という副題で、以前論文(1)出したこともあり、今回の企画では、子供から保護者あてにお手紙を書いてもらうこともやってみました。
その後、社員の禁煙の成功例があったため、「こんなことがあったんですぅー」とお話ししたところ、せっかくうれしい実績が出たのだから、「活動報告」でいいから、投稿してみたら?と高屋敷先生からアドバイスを頂き、ある意味、研究論文とは異なり、気構えせずに、さらっと書いて、投稿したところ、すんなり査読も終わり、修正もなく、アクセプト頂くことができました。

 

#ちなみに、当初、「医療機器メーカT社」と書いたのですが、あまりにもわかりやすすぎる、と指摘されて、「医療系メーカA社」に変えたのは、ここだけの話です。

下記掲載されています、是非ご覧ください!

「職場における禁煙推進へのファミリーデーの活用の試み」
日本プライマリ・ケア連合学会誌2015,38(2),p145-147
論文を書くにはハードルが高い、とお思いの皆様も、活動報告から始める、というのもありかもしれません。
日々の活動を形に残す、ということを、これからも実践するぞ、と気を引き締めした。

先日、今年もテルモさんで社員向けですが、禁煙のお話をさせていただいてきました。またいい結果につながると嬉しいな、と思っています。

(スタッフ 堤円香)

——
(1)小中学生への喫煙予防教育と父母の行動変容との関連─ 子供の言葉は親を変えるか,日本プライマリ・ケア連合学会誌Vol. 36 (2013) No. 4 p. 291-296

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医学の本屋さんに!

2015年6月23日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 水戸, 未来医療GP

大学の医学エリアの本屋さんにふらっと立ち寄りました。

すると・・・な、なんと!

本屋さんに「総合診療・家庭医療」のコーナーが新設!しかもこんなに!!

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ちょうど6/11-12でプライマリ・ケア連合学会学術大会もあり、その日程の前後に出版された総合診療系の本が数多くありました。

世の中のニーズがあるということ、さらに、必要だと思われるからこそ出版されるニーズも。うれしいですね!

 

(スタッフ 堤 円香)

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埼玉医大6年生院外実習受け入れ

2015年6月22日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

今年も、埼玉医大の6年生院外実習(クリニカルクラークシップ)に来てくれました。
なんと今年は3名で、そのほかにも自分のいる診療所に短期で実習に来てくれたり、1日だけ見学の学生さんもいました。
今回も筑波メディカルセンター総合診療科、筑波大学附属病院総合診療科、大和クリニックとローテーションしても らいました。
病院から在宅まで、総合診療の幅の広さや多様性を実感してもらえたと思います。
母校の学生さんが来るのはとてもうれしいですね。いつもより頑張ってしまいました。
今後も在宅医療を中心に、プライマリケアの学生教育には取り組んでいきたいです。
筑波大学総合診療グループでは、医学生の見学・実習を随時受け付けております。
個々の要望に合わせて、期間や場所(病院か診療所か)など実習内容を決めています。
お気軽にご相談ください。
最終日には診療所スタッフの前で実習のまとめをプレゼンしてもらいました。

最終日には診療所スタッフの前で実習のまとめをプレゼンしてもらいました。

大和クリニック 高木

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「総合診療専門医のカルテ」が出版されます!

2015年6月15日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

中山書店から、草場鉄周先生、横林賢一先生編集のもと、「総合診療専門医のカルテ-プロブレムリストに基づく診療の実際(総合診療医専門医シリーズ)」が6月17日に出版されます。

私はアルコールと喫煙の2テーマについて、吉本尚先生のお力をお借りしながら執筆しました。特筆すべき点として、喫煙のテーマでは、禁煙外来に紹介せずに禁煙に導くという内容にしています。これは、専門の禁煙外来でなくとも、かかりつけ医が積極的に喫煙者に禁煙へのアプローチを試みる意義があると考えたからです。

なお、こちらの本については、当グループの阪本先生、浜野先生も執筆されています。

一度、手にとって眺めてみて頂ければ幸いです。

お世話になった吉本尚先生とともに

お世話になった吉本尚先生とともに

 

スタッフ 中澤

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家庭医療センターにテレビ会議システム開通

2015年6月12日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 未来医療GP

北茨城市民病院附属家庭医療センター長の宮澤です。


本日は、このセンターの目玉の一つでもある、筑波大学や水戸協同病院といった筑波総合診療グループの各拠点を結び、勉強会や振り返りなどに利用できるテレビ会議システムの接続作業が行われました。
作業のために大学の総合臨床教育センターから讃岐先生がいらしてくださり、ものの1時間少々ですぐに接続ができるようになりました。


来週のOHSU大西先生のDecision makingとACPのレクチャーが北茨城市民病院附属家庭医療センター初の中継となる予定です。

開通記念の一枚。
この写真、実は撮影者の吉本先生もばっちり写っています。

IMG_1292


 2015年6月11日 宮澤 麻子

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