第6回つぽたの開催報告
2019年7月1日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 大学
後期研修医4年目の竹内です。
先日開催しました第6回つぽたの(つくば式ポートフォリオを100倍楽しむ方法)の報告です。
(過去の実施報告はこちら)
今回はレジデントの事例3つ(テーマ:終末期ケア,業務改善,行動変容),指導医の事例1つ(テーマ:患者中心の医療)を皆で振り返りました。
事例に基づき理論を学び明日の診療に活かすという目的のため,企画担当からの要望として,3・4年目のレジデントと指導医の先生方には実践の理論に関するレクチャーをお願いさせて頂きました。2年目のレジデントの先生には現在進行中のモヤモヤ事例を共有して頂きました。
どの事例も発表者の素晴らしい実践が感じられるものでした。時間をかけて1つ1つの事例を振り返り実践の意味を改めて考えることは,個別性が高く複雑・不確実なケースを担当することの多い家庭医・総合診療医が成長するのにとても重要です。
レジデントデイでポートフォリオ作成のアドバイスをもらうのとは少し違う学びをつぽたので実現できればと思っています。
そして,今回のランチョン(特別企画)では,医療経済ワークショップ「介護にまつわるおカネの話」を行って頂きました。
過去に,日本プライマリ・ケア連合学会の夏期セミナーや,総合診療・家庭医療全国公開セミナーin Tsukuba(つくセミ)でも実施されたワークショップのつぽたの出張バージョンです。毎回好評なのが頷ける,とても勉強になる楽しいワークでした。今後,どこかのセミナーで見かけたときは皆さんもぜひ参加してみてください。
さて,最後に,今回も利用させて頂きました『つくば文化郷』についてご紹介です。
実はつくば文化郷は国の登録有形文化財で,筑波地方の農家の佇まいを今に伝える古民家を改修した造りとなっています。
建物は非日常感がありながらもリラックスした雰囲気があります。古民家と言いつつ,スクリーンやプロジェクター,ホワイトボード,そしてWi-Fiまで利用可能となっており,一味違った雰囲気の学習会にはぴったりと思います。つくば中心部から車で10分程度とアクセスもよく駐車場も完備されています。近くにコンビニもあります。
展示ギャラリーや様々なイベントも開催されているようなので,興味のある方はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。