筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

WONCA World Cnferenceに参加しました

2018年11月6日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座

(プレゼンテーションの様子)

筑波大学地域総合診療医学講座(セントラル総合クリニック総合診療科)の舛本です。

平成30年10月18日から10月21日の計4日間、韓国のソウルで開催されたWONCA World Conferenceに参加してきました。世界各国から家庭医が一同に会し、自らの研究の成果や実践を発表し交流する学術大会です。
今回、自らの発表として、“Factors associated with the use of Dietary Supplements and Over-the-counter Medications in Japanese Elderly Patients”というタイトルで口演発表を行いました。内容はプライマリ・ケア外来に慢性疾患で通院する高齢者のサプリメントや市販薬の使用状況と使用に関わる因子について分析した研究結果です。

私自身、国際学会で発表するのは始めてだったので、とてもプレッシャーを感じていました。2ヶ月前から準備を始め、大学院でも予演をさせて頂き、自分としては入念に準備をして、本番に望みました。発表自体は時間もぴったりで、質問にも適切に答えることができ、良い発表ができたと感じています。ただ、部屋が狭く聴衆が少なかったことは残念でした(国際学会なのですが…)。
つくばグループからも浜野先生、春田先生が口演発表をされており、国内だけでなく世界に発信していくことも重要だな、と改めて感じました。

世界の学会といっても、内容はまさに玉石混合でした。多くの出席者がいるはずなのに、セッションにいる人はそれほどでもなかったです(皆さん観光に出かけてしまうのかもしれません)。来年は京都でWONCA Asia Pacific Regional Conferenceが開かれるので、つくばグループからもたくさん研究成果を発表できると良いですね!

筑波大学地域総合診療医学講座
セントラル総合クリニック総合診療科 舛本祥一