薬剤師向けの身体診察研修会を
2014年10月31日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
10/5に薬剤師向けの身体診察研修会が開催され、講師としてお話ししてきました。
薬剤師さんは、少し前まで「患者の体には一切触れてはいけない」とみんな思っていたそうです。
最近厚生労働省からの通知で、薬剤師が身体診察するのは何ら差し支えないというお墨付きが出て、やっと「自分たちも診察していいんだ!」と思うようになったそうで、今、薬剤師のフィジカルアセスメントが一つのブームになっているそうです。
参加者は40名ちょっと。血圧計や聴診器などの機材を使い、講義→実習を繰り返す形で進めました。私ひとりではこれだけの人数に対応しきれないので、一ノ瀬先生、久野先生にも手伝ってもらいました。
バイタルサインを除けば、実際に薬剤師さんがこまかく所見をとる機会はあまりないと思うので、所見が出る病態生理と、医師がカルテに記載している所見の意義に重点を置いて話しました。
皆さん本当に熱心に、楽しそうに取り組んでいました。一ノ瀬先生、久野先生も大活躍でした。
わずか半日のセッションでしたが、こんなところから、少しずつでも多職種連携が進んでいけば、と思います。
(スタッフ 前野哲博)