アルコール関連問題学会で、学会賞(河野裕明記念賞)受賞!
2014年10月8日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座
アルコール健康障害対策基本法推進ネットワーク(アル法ネット)。
アルコールの有害な使用を低減させ、個人およびその家族への身体的、精神的、社会的な問題を防ぐため、これらの問題に関わる人々の連携の強化、法律制定を推進して行くための団体です。
2012年5月に正式発足し、私もプライマリケアの担当者として、設立時から幹事を務めています。
詳しい経緯に関しては以下に記載されていますので、興味のある方はチェックいただければと思います。 http://alhonet.jp/#index-3
多くの方々の賛同・協力を受け、この基本法は無事衆・参両議院で可決され、2013年12月に成立、2014年6月から執行されています。
この基本法制定に関する功績により、アル法ネットは10/3-4に行われた平成26年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会にて、アルコール関連問題学会の学会賞である第4回河野裕明記念賞を受賞いたしました。
故・河野先生は、国のアルコールセンターである久里浜病院(現・久里浜医療センター)の院長としてWHOのアルコール専門委員を務められ、厚生省(当時)を予防に向けて動かした方です。その河野先生のお名前を冠した賞をいただけたこと、アル法ネット幹事会の一員として光栄に思います。
外来や入院などで一人一人の患者さんの診断・治療・予防に当たることだけでなく、地域全体の疾病の根本的な原因を解決するため、こういった法律制定などにも関与する総合診療医の活動に、これからも関心を持っていただき、参加、協力、応援いただければ幸いです。
(スタッフ 吉本尚)